2010年代の狙撃サスペンス2本立ての解説◆2025.10.11(土)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
◆2010年代以降の特徴。スクリーンプロセスからデジタル合成へ。
◆2010年代にもなるとデジタル合成が普通になって全く合成感がない自然な仕上がりになりました。昔はスクリーンプロセスで合成丸わかりだったのがデジタル合成になっていくら目を凝らしても全く合成だとわからくなりました。進歩したものです。
◆そんな感じでデジタル合成とCGを組み合わせるとまさに何でも出来る状態で映像表現が飛躍的に進歩してます。
◆これもデジタル合成とCGを使いこなせるか?と低予算CGは普通の2Dアニメになってしまうのがこまったものですが。
◆2010年代以降の特徴。空撮=俯瞰シーン撮影の劇的な進歩。
◆昔は俯瞰シーンを撮るとなるとヘリコプターに巨大なフィルムカメラを積んで撮るしかないので予算が巨額になって簡単に撮れませんでした。それが2010年代にもなるとドローンとデジタルカメラの組み合わせで低予算作品でも俯瞰シーンが撮れるようになりました。凄い進歩だと思える。俯瞰シーンをちゃんと使える監督でないとムダな技術ですが。
◆色違いのタイトル部分をクリックする私の感想にジャンプ出来ます。
◆『シャドウ・スナイパー』(2015年)
◆この作品は、ダビ・R・ロサダ監督、ウナイ・ガルシア、ミリアム・カベサ、ミケル・マルティネス、アルフォンソ・トレグロサ主演の謎の狙撃サスペンスのようです。
◆2015年 Lepantstrit Produce/Shoreline Entertainment スペイン作品
ランニング・タイム◆84分
原題◆La noche del ratón
プロット◆謎の狙撃者に狙われて悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆オスカル・アビラ・カルボ
◆全体的に不条理サスペンスになってます。
◆何気なくガソリンスタンドに寄ったら狙撃される展開になってます。
◆キャストは低予算のB級スペイン映画なので全く知りませんが熱演してます。
◆そんなわけで不条理に始まり不条理に終わっています。これはビックリ。
◆『ザ・ウォール』(2017年)
◆この作品は、ダグ・リーマン監督、アーロン・テイラー=ジョンソン、ジョン・シナ、ライト・ナクリ(声のみ)主演の狙撃サスペンスドラマのようです。
◆2017年 Amazon Studios/Filmnation Entertainment アメリカ作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆The Wall
プロット◆謎の狙撃手に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ありません。
◆全体的にワンシーン限定サスペンスになってます。
◆砂漠で唐突に狙撃され色々とある展開になってます。
◆キャストはアーロン・テイラー=ジョンソンは普通に好演。全編1人芝居で熱演してます。
◆共演のWWFプロレスラーのジョン・シナは普通に映画に馴染んでます。プロレスラーは喋りが出来て、段取り通りにプロレスを進めることが出来て、段取り通りにならないケースでも瞬時にアドリブで反応をすることが出来ます。それから肝心のプロレスが出来ないといけません。これは表現者の達人でないと出来ません。そんなわけでプロレスラーは映画に出ても普通に対応出来ます。
◆そんなわけで無線会話と狙撃で映画が出来てしまいます。佳作です。
◆ダグ・リーマン監督といえば変則な青春ドラマ『go』(1999年)が傑作なのでお勧めです。
お勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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