1940年代と1950年代のフィルムノワール2本立ての解説◆2024.06.22(土)

なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。

◆フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
◆語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
◆モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
◆サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
◆低予算なので派手なアクションはありません。
◆当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わない的エンドになります。
◆それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
◆何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。

◆色違いのタイトル部分をクリックする私の感想にジャンプ出来ます。

◆『夜の人々』(1948年)
◆この作品はニコラス・レイ監督、ファーリー・グレンジャー、キャシー・オドネル、ハワード・ダ・シルヴァ、ジェイ・C・フリッペン他主演の犯罪者カップルのフィルムノワールです。
◆1948年 RKO Radio Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆They Live by Night
プロット◆成り行きで強盗から逃避行になるボウイ&キーチのカップルの話しのようです。
音楽◆リー・ハーライン
◆主演のファーリー・グレンジャー、キャシー・オドネルはいかにも不幸になりそうな見た目です。このキャスティングがいい。
◆そんな感じで出来がいいフィルムノワールでお勧めです。

◆『アリバイなき男』(1952年)
◆この作品はフィル・カールソン監督、ジョン・ペイン、コリーン・グレイ、プレストン・フォスター、ジャック・イーラム、リー・ヴァン・クリーフ、ネヴィル・ブランド主演の巻き込まれフィルムノワールです。
◆1952年 Edward Small Production/Players & Producers/United Artists アメリカ作品
ランニング・タイム◆99分
原題◆Kansas City Confidential
プロット◆銀行強盗の容疑を晴らそうと悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆Paul Sawtell
◆ジョン・ペイン、コリーン・グレイの主演キャストがいい。ジョン・ペインはラッセル・クロウみたいで、コリーン・グレイはフィルムノワールではおなじみです。
◆犯罪常習者3人のキャスト、ジャック・イーラム、リー・ヴァン・クリーフ、ネヴィル・ブランドが素晴らしい。豪華キャストです。
◆そんな感じで出来がいいフィルムノワールでお勧めです。

そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。