ジョン・ガーフィールド主演のフィルムノワール2本立ての解説◆2024.02.04(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
◆フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
◆語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
◆モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
◆サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
◆低予算なので派手なアクションはありません。
◆当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わない的エンドになります。
◆それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
◆何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
◆ジョン・ガーフィールドはマイケル・マドセンに似た感じのタフガイタイプです。
◆『悪の力』(1948年)
◆この作品はエイブラハム・ポロンスキー監督、ジョン・ガーフィールド、ビアトリス・ピアソン、トーマス・ゴメス、ロイ・ロバーツ、マリー・ウィンザー主演の弁護士が主人公のフィルム・ノワールのようです。
◆1948年 Enterprise studios/Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) アメリカ作品
ランニング・タイム◆79分
原題◆Force of Evil
プロット◆マフィアの争いに巻き込まれて悪戦苦闘する話しのようです。
音楽監督◆ルドルフ・ポルク
音楽◆デヴィッド・ラクシン
◆ジョン・ガーフィールドはいつものタフガイではなく弁護士役です。無難に演じてます。
◆全体的に地味な感じですが最後にアクションシーンは入ってます。
◆『破局』(1950年)
◆この作品はマイケル・カーティス監督、ジョン・ガーフィールド、フィリス・サクスター、パトリシア・ニール、エドモン・ライアン、ラルフ・デュムケ主演の船長が主役のフィルム・ノワールのようです。
◆1950年 Warner Bros.-first national アメリカ作品
ランニング・タイム◆97分
原題◆The Breaking Point
プロット◆不景気に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆レイ・ハインドーフ
音楽◆Max Steiner (uncredited)
◆原作がアーネスト・ヘミングウェイの『To Have and Have Not』(1937年)です。映画ではハワード・ホークス監督、ハンフリー・ボガート主演の『脱出』(1944年)の方が有名なのかも。
◆アクションの職人マイケル・カーティス監督なので全体的に勢いがあります。
◆ジョン・ガーフィールドはいつものタフガイ演技で無難にこなしてます。
◆パトリシア・ニールはいつもは真面目キャラですが、この作品ではいつもとは違ったイケイケなタイプで見てて面食らいます。これもこれでいいけど。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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