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2022.01.01

『地獄の対決』(1953年)

この映画の感想はネタバレ全開になっています。
ロイ・ウォード・ベイカー監督、ロバート・ライアン、ロンダ・フレミング、ウィリアム・ランディガン主演の置き去りサスペンスのようです。


1953年 Twentieth Century Fox アメリカ作品
ランニング・タイム◆80分
原題◆Inferno
プロット◆荒野に置き去りにされ色々とある話しのようです。
音楽監督◆ライオネル・ニューマン
音楽◆ポール・ソーテル

キャスト
ロバート・ライアン→置き去りにされたドナルド・カールソン
ロンダ・フレミング→置き去りにしたジェリー夫人
ウィリアム・ランディガン→置き去りにしたジョー・ダンカン

ヘンリー・ハル→探鉱者のサム・エルビー
ラリー・キーティング→カーソン商事取締役デビッド・エモリー

カール・ベッツ→保安官代理のマイク
ロバート・バートン→保安官のパークス。

バーバラ・ペッパー→Waitress (uncredited)
ダン・ホワイト→Lee - Ranch Hand (uncredited)

ロイ・ウォード・ベイカー監督の演出はよいと思います。
全体的に置き去りサスペンスになってます。

コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。カラーは色褪せてる。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch

cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面

『地獄の対決』
Inferno
バックには20世紀フォックスのファンファーレが鳴ってます。何だか音が割れている。

プロローグ
『警告この先水や燃料の供給無し』の立て札があります。
荒野の道路のシーンになります。
馬が3頭。カントリーワゴンでトレーラーを引いてます。

タイトル
Twentieth Century Fox presents
Inferno

starring
Robert Ryan Donald Whitley Carson III
Rhonda Fleming Geraldine Carson
William Lundigan Joseph Duncan

with
Larry Keating Dave Emory
Henry Hull Sam Elby
Carl Betz Lt. Mike Platt
Robert Burton Sheriff
スタッフの紹介 1部にマスクがかかる。
カラーですがテクニカラーです。デラックスカラーではない。
タイトルバックはもう本編が始まってます。

カントリーワゴンは後輪空転でスタックしてしまう。
で、馬3頭で移動になってます。
殺すのとは違う。助けないだけよと言ってるのはジェリー夫人。
男の方はジョー・ダンカン。夫人の浮気相手です。どの道死ぬと言ってます。
今からヘリコプターを出せば助かるとジェリー夫人。

牧場にて。
馬を返しに来てるジェリー夫人とジョー。
旦那のドン・カールソンは先に帰ったと言ってます。

飛行場にて。
ジェリー夫人とジョー。
ジョーが地図を出してジェリー夫人に説明してます。
ドンのいる場所から180キロ離れている。

砂漠というか岩石地帯にて。
日除けの下にいるドン。足を骨折して動けない。
リボルバーで空き瓶を撃ってます。
モノローグです。骨折の手当は出来ない。あの2人は戻って来ない。酒も足りない。
ジェリーを当てにしたのが間違いだった。
どうやら救援ヘリコプターを待っているようです。

ロサンゼルス・グランドセントラル空港にて。
小型双発プロペラ機で戻っているジェリー夫人とジョー。

自宅にて。屋敷です。
タクシーで帰宅してるジェリー夫人。それにジョー。

会社にて。
カーソン商事取締役デビッド・エモリーとドアに書かれています。
会社幹部のデイブが登場。ドンから連絡は?ジョーのクルマでいなくなった。
自分は砂漠で置き去りにされて馬で戻ったと主張してるジェリー夫人。

自宅にて。
ジェリー夫人とジョー。
これで用意は出来たとなってます。それでどうなる。
相談して溶暗となります。

砂漠にて。
パトカーが移動してます。小型飛行機も出ています。
ジェリー夫人。ジョー。それにデイブ。パトカーで来ています。

現場検証になってます。
保安官代理のパークス。
保安官代理のマイク
サム・エルビーは探鉱者で人探しの名人。
ハゲワシの話しになってます。下には死体がある。
ジープに無線で酒の瓶を発見したと入ってます。

砂漠の岩石地帯にて。
まだ動けないドン。モノローグで絶対に生還すると意気込む。
カバンの中身をぶちまけて使えるものがないかチェックする。
リボルバーはちゃんとカバンに入っていたりします。さすがアメリカだ。
水筒のチェックをしてます。4リットルは残ってる。1ガロンと言ってるけど。
骨折した足を伸ばして整形しようとするドン。思い切りやったら激痛で気絶する。

サークルT農場ホテルにて。
パトカーで送られたジェリー夫人。ジョー。それにデイブ。
焚き火して見つかったら大変だと話し込んでるジェリー夫人とジョー。

砂漠の岩石地帯にて。
気絶していたドンが気がつきます。
骨折の骨の具合がによくなってるので添え木を当てて縛ります。ここはていねいにやってます。
手製ロープも作ってます。

サークルT農場ホテルにて。
保安官が来てジェリー夫人とジョーに説明してます。
ついでに事情聴取にもなってます。自分達に都合のいい話しをするジェリー夫人とジョー。
デイブに行方不明のカーソン氏はカネは持っているかと聞く保安官。
夫婦仲はよくないと言ってるデイブ。

ジェリー夫人とジョーは怪しまれているのか?と疑心暗鬼になってます。

デイブのドン・カーソン氏の評価です。
気まぐれで短気。その上執念深い。金にならない相手とは付き合おうとしない。
そんな感じで散々な評価になってます。もう死んでると思ってるのかもしれない。
保安官は友達が少なそうで気難しいタイプなんだなという評価です。

砂漠の岩石地帯にて。
散々な評価をされていることは知らないドン。
革を切って手のひらを保護するプロテクターみたいな物を作ってます。お尻を保護する革製プロテクターも作ってます。何しろ歩けないのでそうなる。

崖を降りるドン。大丈夫なのか。
まず荷物をまとめてロープに下ろしてます。
崖の途中にガラガラ蛇がいたりします。これは大変。
いよいよ自分が降りるドン。石を落としたらちょうどガラガラ蛇に当たった。
そんなわけでガラガラ蛇と接近のドン。これは大変。
ここは一気に降りてガラガラ蛇をやり過ごす。助かった。
降りたとこで鳥がいます。リボルバーで狙うドン。撃ったが外れました。

サークルT農場ホテルにて。
プールのジェリー夫人とジョー。それにデイブ。
デイブは明日ドンの失踪届を出すと言う。

岩石地帯にて。
まだ崖を降りているドン。ようやく崖を降り切りました。
砂漠ではなく荒野といった感じ。
ロープを回収しようと引っ張ったら石まで落ちてきます。これは大変。
肝心のロープが回収出来ずこれはこまったなとなってます。

当局の電信タイプライターです。
失踪者ドナルド・カーソン・・・

サークルT農場ホテルにて。
会社に戻るデイブを見送るジェリー夫人とジョー。
その場でマスコミ対策等の打ち合わせもやってます。

保安官2人から事情説明を聞くジェリー夫人とジョー。
砂漠は厳しいですか?と聞いたりします。厳しい方がよかったりする。

荒野にて。
ロープは何とか回収したか?そうでないとまた作成したみたい。
今度はロープを引っ張って外れやすいようにしてます。
これもこれで大変そう。降りている最中に外れたら死にます。

また崖を降りてるドン。マジでロープが外れそうになってます。
マジでロープが外れました。あと少しのとこで外れて落下するドン。そんなに高さはなかったけど足を骨折してるドンには大変。
水筒が傾いて水が流れ出ています。これも大変。

サークルT農場ホテルにて。
カントリーワゴンで出かけるジェリー夫人とジョー。
もう死んでるだろうと話し込む。

荒野にて。
落ちたとこで倒れたままのドン。
モノローグでまた骨折したかもしれんと言ってます。
水筒に気が付くドン。中身はまだ少し残ってます。

街にて。
新聞の見出しです。百万長者依然として行方不明。
ラジオニュースでもやってます。すでに1週間経ち警察は彼の生存を不安視してる。
天気予報ですが雨は降らないとなってます。これも重要な条件になる。

荒野にて。
また日除けを作って休んでるドン。
缶詰を食べたり座ったまま移動したりしてます。移動に手製プロテクターが役に立つ。

移動して坑道が見えてきます。誰もいない廃坑です。
ウサギがいました。リボルバーで仕留めたがコヨーテが横取りしてズラかります。
返せとコヨーテを罵るドン。聞いてないコヨーテ。ガックリのドン。

ここはどこなんだ?夫人の自宅か?
食事のジェリー夫人とデイブ。当然ドンの話題になってます。

荒野にて。
坑道があるので人が来るかもとモノローグのドン。

墓碑の文を考えてます。
君が発見したのはドナルド・カーソンの墓だ。
妻ジェリーとジョセフ・ダンカンに殺された。
どこに書こうかと考え込んでるドン。すぐに消えてしまうのは避けたい。

今自分がいるこの場所は雨季だと池になるとこだと気が付くドン。
砂を掘るドン。

ホテルにて。
ジョーは飲み物を作って飲んでます。

荒野にて。
必死こいて砂を掘ったらマジで水が滲み出てきます。狂喜するドン。
シャツを切った布切れに水を浸ませて口に入れています。
鹿が接近してます。リボルバーで仕留めるドン。これで食料が出来た。

シーンが飛んでます。
もう鹿を解体して干し肉にしています。1950年代作品なので残虐描写には規制がかかる。
干し肉をカバンにしまってるドン。雨が降ってきました。荷物をまとめています。

ジェリー夫人の自宅にて。
ジョーがきました。さっそくキスになっています。
雨が降ったのでもう大丈夫となっている2人。タイヤ跡等の痕跡が消える。
それで盛り上がってる2人。溶暗になります。そうなるとどうなった。

荒野にて。
焚き火をおこしてるドン。これが目印になるはず。まだ昼間ですが。
夜間に焚けば目印になると確信してるドン。

夜にて。
焚き火を3つ並べて焚いています。SOSのつもり。
干し肉を食べながらどうやって仕返しすると考えてるドン。

夜が開けたが相変わらず誰もこない。
軽飛行機が飛んできます。救援かとなるドン。
しかし軽飛行機を操縦してるのはジョーです。それでどうなる。

あの軽飛行機は俺のいた場所に行くぞと気が付くドン。
そうなると操縦しているのはジョーだとなります。
慌てて焚き火を消すジョー。軽飛行機が接近したら隠れてます。

ジェリー夫人の自宅にて。
ジョーが来て2人で相談になってます。
軽飛行機での偵察の結果を話すジョー。生きている痕跡がある・・・
見つかる前に片付けようかとジョー。やる気満々です。
ジェリー夫人は助けなかったのはいいが。殺人はダメらしい。
そんな感じで何とも煮え切らない態度です。こまったものです。

荒野にて。
移動中のドン。隠れながら移動といった感じ。
遠くにクルマが見えています。これはビックリのドン。それでどうする。
焚き火をしてるドン。クルマは行ってしまった。
それでも道路があるのはわかったので道路まで行けば助けを求めることは出来る。

クルマで移動のジェリー夫人とジョー。
まずはドンを置き去りにした地点に来てます。

移動中のドン。
ジョーはあちこち調べています。
ジェリー夫人は双眼鏡であたりを伺ってます。

いよいよドンを見つけたジョー。リボルバーを出して接近してます。
リボルバーの狙いをつけたとこでドンが倒れて見えなくなる。

ドンにクルマが接近してます。
運転手はじいさんです。どうやらサム・エルビーのようです。
ドンに乗るか?と聞くサム。当然乗るドン。
これを見ているだけのジョー。それでどうする。

ドンを乗せたサムは街に行く前に自宅に寄ると言ってます。
このクルマですがとにかく古い。
ラジエーターに常に給水しないとオーバーヒートする。
後輪はベルト駆動というかベルトのキャタピラーになってます。
◆キャタピラーは商品名というか会社名なので正確には無限軌道=unlimited tracksと言います。そのままの直訳だ。

待っているジェリー夫人はクルマの向きを変えようとする。
しかし無理に動かそうとして岩石に衝突する。後輪も空転してスタックする。

クルマで移動中です。
ドンとサム。
見事な添え木ですと褒められているドン。
私はサム・エルビーと名乗るじいさん。人探しの名人でした。
俺はドナルド・カーソンだと名乗る。

爺さんの自宅にて。掘立て小屋です。
ここに到着してます。まずは休みます。

クルマに戻るジョー。
しかし車はスタックして動けない。
クルマの向きを変えようとしただけよとジェリー夫人。
状況ですがエンジンは壊れて直らない。それに例の探鉱者に先を越されたとジョー。
双眼鏡で見てたのかとジェリー夫人を責めるジョー。
俺はメキシコに行くと言い出すジョーは勝手に歩いてここを去る。
置いてかないでと後を追うジェリー夫人。

爺さんの自宅掘立て小屋にて。
ドンとサム。
俺は助かったとドン。

荒野にて。
徒歩で移動中のジョーとジェリー夫人。
今度はジェリー夫人が置き去りになってます。
水筒だけ置いてジョーは行ってしまった。

爺さんの自宅掘立て小屋にて。
ドンとサム。
サムからお褒めの言葉をもらうドン。
サムに財布から有り金を出してやるドン。
しかしサムは1枚だけでいいと言う。カネは街でなら役に立つ・・・

夜になって徒歩で移動中のジョー。
小屋が見えてきます。どうやらサムの自宅に接近してます。

サムは彼らに報復するつもりかとドンに聞く。
もうどうでもいいと言ってるドン。何やら心境の変化があったらしい。

そんなとこにジョーが接近してます。
井戸で水を汲もうとしているジョー。しかし音がしてしまう。
そんなとこにサムが水を汲みに来てしまう。
ジョーをサムを殴打してノックアウトする。
そうなると物音を聞いてドンが小屋から出て来る。

いきなり撃ってくるジョー。倒れるドン。
しかしドンは倒れただけで撃たれてはいない。そのままで待ち伏せになる。
ジョーが接近したとこで松葉杖代わりの木で殴りかかるドン。

そんな感じで格闘アクションになります。これが延々と続く。
ストーブを倒して小屋に火がついてます。それでも格闘アクション続く。

2人とも倒れています。
ようやく気がついたサムがドンを小屋の外に引きずり出してます。
気がついたジョーですが屋根が火事で燃え落ちて死に至ります。

燃える小屋を見ているドンとサム。井戸で水を飲む。
ジョーは?と聞くドン。死んだとサム。哀れな最後だ。

エピローグ。
荒野の道路にて。
徒歩で移動中のジェリー夫人。
そんなとこに古いクルマが通りがかります。ドンとサムです。
ドンは保安官を待つかそれとも乗るかとジェリー夫人に聞く。
クルマに荷台に乗るジェリー夫人。
再発進したクルマは街に向かう。
エンドとなります。

the end
produced and released by Twentieth Century Fox Film corporation


そんなわけで異色フィルムノワールのよい作品でした。


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