映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『人妻の危機』(1953年) | トップページ | Hollywood Express #880◆2021.08.13(土) »

2021.08.15

『ダイヤル1119』(1950年)

この酒場ハイジャックサスペンス映画の感想はネタバレ全開になっています。
ジェラルド・メイヤー監督、マーシャル・トンプソン他主演の酒場ハイジャックサスペンスのようです。


1950年 Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) (controlled by Loew's Incorporated) アメリカ作品
ランニング・タイム◆75min.
原題◆Dial 1119
プロット◆酒場をハイジャックして色々とある話しのようです。
音楽◆André Previn

キャスト
マーシャル・トンプソン→脱走したガンサー・ワイコフ

ヴァージニア・フィールド→常連客のフレディ
アンドレア・キング→28歳のヘレン
レオン・エイムズ→中年のオッサン アール

ウィリアム・コンラッド→バーテンのチャックルズ
キーフ・ブラッセル→ウエーターのスキップ

リチャード・ローバー→ヘンリー・キーバー警部
サム・レヴェン→ジョン・ファロン医師

ジェラルド・メイヤー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の籠城サスペンスになってます。

コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch

cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面

『ダイヤル1119』
Dial 1119
バックには音楽とライオンの吠え声が入ってます。
そうなるとMGMです。

タイトル
まずは電話から入る。Dial 1119は警察へ通報の電話番号でした。まだ911ではない。

Dial 1119
produced by Low,s incorporated

Marshall Thompson Gunther Wyckoff

Virginia Field Freddy
Andrea King Helen
Sam Levene Dr. John Faron
Leon Ames Earl

Keefe Brasselle Skip
Richard Rober Captain Henry Keiver
James Bell Harrison D. Barnes
William Conrad Chuckles
スタッフの紹介 1部にマスクがかかる。
タイトルバックは夜の都会です。

本編です。
ラジオ局WKYLから放送です。
ヘイスティング宝石店が提供・・・
ラジオを聴いてる人々の描写が入ります。キャラ紹介です。

新聞社にて。
マンネリな記事を書くのはハリー記者。もう辞めると口走る。
ハリー記者は酒を飲んで夜中に編集長に電話すると言ってます。
同僚記者は本気にしていない。君は辞めないよと言う。

ヘレンの自宅にて。
28歳のヘレンは母親と同居している。
これからデートです。

酒場にて。
太ったバーテン チャックルズが登場。ここんとこよく見るウィリアム・コンラッド。
ここには壁に大画面TVがあります。これはビックリ。
ウエーターの男も登場。名前はスキップ。夫人のお産が気になる。
TVではプロレス放送から臨時ニュースです。犯人は27歳・・・

移動中の長距離バスにて。ターミナルシティ行き。
無愛想な男が登場。隣は移民のおばさん。サンドイッチをやっても無視してる男。
男ですが運転席上の備え付けのハンドガンに目がいってます。

バスは休憩で止まります。休憩時間は5分。
無愛想な男は席を離れない。そんなわけで1人だげ残ってます。
運転手から休憩ですにと言われても無視してします。

休憩が終わってまた移動です。
男はジャケットを脱いでいます。そうなるとどうなる。
隣席のおばさんはハンドガンが無くなったことに気が付く。

ターミナルシティにて。
到着したバス。
降りる際におばさんはハンドガンのことを運転手に知らせる。
そんなわけで最後に降りる男に銃を返しなさいと迫る運転手。
運転手を撃つ男。そのままズラかります。
後ろのバスの運転手がクラクションを鳴らすが反応がないので見に来てこれは大変だと大騒ぎになってます。

刑事裁判所にて。
ここに来てる男。ジョン・リー・ファロン医師のオフィスがあります。
ドアに鍵がかかってます。入れない男。それでどうする。

街にて。
また歩き回る男。
ジョン・リー・ファロンのアパートにて。
呼び鈴を押す男。しかし留守でした。それでどうする。

酒場オアシスのネオンサインが見え待てます。
そんなわけでオアシスに向かう男。

酒場オアシスにて。
ここに入る男。TVはプロレスを放映中q
客は中年のご婦人。名前はフレディ。
がたいのいいオッサン。名前はボイド。

バーテンが注文は?と男に聞く。

中年のオッサン アール。
28歳のヘレン
アールはヘレンを熱心に口説いてます。

ガタイのいいオッサンは帰ります。
ウエーターのスキップは公衆電話を使う。
またオッサンが来ます。ハリー記者です。
電話です。バスターミナルの殺人でハリー記者が呼ばれるが無視してます。

現場です。バスターミナルにて。
指紋をとってます。これで指紋が登録されていればすぐに容疑者が割れる。

バスターミナルのロビーにて。
警察。証人。マスコミの記者。大勢が集まってます。
指紋から容疑者はすぐに写真が出てきます。容疑者はガンサー・ワイコフ。
隣の席のおばさんが写真を見て判明する。おばさんは何語を喋ってるのかわからん。
容疑者が決まったことで記者たちが公衆電話に突撃してます。並んだ公衆電話に張り付く記者たち。
容疑者はガンサー・ワイコフは精神科病院から脱走。3年前のウエートレス殺人事件。

酒場オアシスにて。
まだアールから口説かれているヘレン。
あの男ワイコフは換気口のリボンに注目してます。空調でリボンがなびいてる。

TVでは警察からの緊急速報が流れてます。
バス運転手銃殺事件でガンサー・ワイコフを殺人容疑で捜査。
それはいいけどワイコフもTVを見ています。それでどうなる。
名前から顔写真まで出てます。バーテンは気がついてる。

ヘレンの方は延々とアールから口説かれています。
いよいよ挙動不審になってるワイコフ。外を気にしてます。
バーテンはカウンター裏にあるリボルバーに目がいってます。しかしワイコフの席の近くにあるのでとりにくい。

バーテンは公衆電話で通報しようとする。
しかしワイコフがそばにいたりします。いきなり撃つワイコフ。
そんなわけでバーテンは退場となります。
銃声がしたのでもう客はビックリ。ウエーターと合わせて5人。。

外にて。
外の中年カップルは何か音が聞こえたようだと通報してます。

酒場オアシスにて。
ワイコフは客4人とウエーターの5人をテーブル席に集める。
外にいた警官の足を撃つワイコフ。これで大騒ぎになります。


外にて。
撃たれた警官はマーティン。42区のマーティン。
通報した中年カップルにドラッグストアの公衆電話で警察に通報してくれ頼む。

酒場オアシスにて。
ハリー記者に聞かれてウエーターは2発撃ったのであと6発と勘定してます。
ハンドガンはコルト・ガバメントです。マガジンは7発。薬室に1発あれば8連発。
しかしマガジンを交換してるワイコフ。

外にて。
マーティンから事情を聴いてる他の警官。
説明が終わってタンカで運ばれるマーティン。
そんな感じでもう警察も野次馬も押し寄せてます。
刑事が来てます。

酒場オアシスにて。
電話してるワイコフ。番号案内にしてる。
リアルト薬局の電話番号を聞いてます。
目についたのでそこの電話機を使わせるようです。電話するワイコフ。

薬局の公衆電話にて。
警察の責任者に話があると言い出すワイコフ。ガンサー・ワイコフと名乗ってる。
ファロン先生に会いたくて戻ってきました。

ワイコフからヘレンが呼ばれてます。
この状況を警察に説明しろと言われるが錯乱して無理っぽい。
早く助けてよとヒステリーを起こしてる。
それで9時までにファロン先生を呼んでくれと要求するワイコフ。
あと25分しかありません。25分経ったら人質5人は殺すと言ってます。

外にて。
あと25分だと弱ってる警部。まずファロン医師を探すとなってます。

薬局の公衆電話にて。
アールはワイコフを説得しようとする。
フレディはお酒が惜しいと言ってます。アル中なのか?
ウエーターのスキップは妻が病院にいると泣き落としになってます。

外にて。
ファロン医師がいたりします。警部とは知り合いです。
WKYJ TVの中継車が来てます。1950年の作品ですでに現場からの実況中継があったようです。

トーリン。カーペンター。これが刑事の名前です。
ファロン医師が警部に話を付けようとする。
ワイコフだ。バーで人質をとっていると。そのまま伝える警部。
直接説得するから行かせてくれと言い出すファロン医師。電話ではだめだ。顔を突き合わせて話さないと・・・
警部はこの案には人質を増やすのかとダメ出ししてます。
野次馬に屋台のクルマが突撃してます。

酒場オアシスにて。
状況は変わらず。
通気口のなびくリボンが気になるワイコフ。
電話です。出ないワイコフ。電話は切れた。

ハリー記者がワイコフの話しかけます。
締め切りの話しから新聞記事の号外がどのようにして作られるか詳しく説明する。
で、3年前と同じだよとなってます。

常連客のフレディがワイコフに話しかます。
私はオープンカーを持っている。ガソリンは満タン。
警部と交渉して2人で逃げましょうと言ってます。マジ?
お酒を奢ってよと言ったのが余計だったのか顔を張られてテーブル席に戻る。

外にて。
警部は色々と検討してます。
ウルリッヒの名前で出ています。エアコン切ってダクトから通気口まで入り込みリボルバーでワイコフを仕留める段取りです。
ウルリッヒは小柄でダクト内を移動出来るとか。
もう号外が出ています。まだ事件は最中なのに。

酒場オアシスにて。
新聞に嘘を書かれたと主張するワイコフ。今回は違うと意気込む。

外にて。
ファロン医師が警部のダクト作戦を止めようとする。
警部は君のせいで死刑が無くなったと言いがかりをつける。
世間に馴染めない彼は云々と説明してるファロン医師。私には解決出来ると何故か自信満々です。その自信はどこから出てくる?
そんなわけで説得させに行かせくれと主張するファロン医師。
警部はもう手遅れだと相手にしない。もうダクト作戦は実行中です。

酒場オアシスにて。
ダクト作戦ですがまるでミッション・インポッシブルな感じです。
それはいいけどリボンがなびかなくなるとエアコンが切ったのがバレると思う。
『ミッション:インポッシブル』(1996年)

世の中をよくするとか悲しみに溢れていると自説を展開してるワイコフ。
戦争での上陸作戦の話になってます。上官たちは死んだとか・・・

ワイコフですが通風口の動かないリボンに気が付く。
そんなわけでハンドガンから2発で気の毒なウルリッヒは撃たれてしまった。生死不明。

あと8分になってます。それでどうする。
ヘレンがアンタのせいよとアールのせいにしてます。ヒステリーの一環です。
この痴話喧嘩を聞いて大笑いのフレディ。

外にて。
警部とファロン医師。
会話からダクト内のウルリッヒはロープで回収されたようです。

酒場オアシスにて。
ワイコフはスキップにTVを点けろと言い出す。
TVではここの実況中継になってます。何だか妙な感じ。
レポーターが野次馬にインタビューしてます。お気楽で無責任なことを言ってる野次馬。

キーバー警部とトールマン警部補。精神科のファロン医師。
実名を出して実況中継になってます。さすがに現在では無理な設定です。

ワイコフは実況中継を見てます。それでどうなる。
ファロン医師は来ない。まだ手はあるとワイコフ。

ハリー記者はマスコミが警察に圧力をかけてファロン医師を来させると力説する。
そんなわけでハリーに電話させてます。

新聞社にて。
秘書から編集長に電話ですと伝えられる。
しかしハリー記者の同僚が電話に出ないほうがいいと余計なアドバイスをする。
今は放っておきましょうと善意なのがこまったものです。
そんなわけで秘書がハリー記者の電話を切っています。まあそうなる。

酒場オアシスにて。
秘書のドロシーに待てと言ってるハリー記者ですがダメでした。
これはこまった感じのハリー記者。席に戻れと言われて戻る。
あと2分になってます。これは大変。

外にて。
主電源を切って正面から突入する作戦になってます。
RDX火薬でドアを爆破する。そんな感じで強行突入作戦になるようです。
当然ファロン医師は反対するが無視される。

そうなるとファロン医師は勝手に突撃する。
ようやく気がついた警部は止めたけど行ってしまった。
そんなわけで強行突入作戦は中止になってます。

酒場オアシスにて。
TVの実況中継でファロン医師が接近してるのが見えてます。
ワイコフはニヤリと笑って人質5人をテーブル席はかカウンター席に移動させる。
それからノックの音がします。ドアロックを外すワイコフ。

ファロン医師と対峙するワイコフ。それでどうなる。
まずは説得にかかるファロン医師。
殺すために呼んだととワイコフ。3年前のことを恨んでる。

ガンサーと呼びかけてるファロン医師。
ワイコフは戦場帰りのPTSDなのか。
人を殺してはいけない常識が戦場では全く逆になった。それで精神に異常になった。そんな感じなのかと思ったら・・・

ファロン医師ですが君は戦争に行っていないと言い出す。
君は適性検査に落ちていた。それで妄想の世界に入った・・・
いきなりファロン医師を撃つワイコフ。唯一の理解者を撃ってしまった。

外にて。
銃声を聞いて強行突入作戦開始になってます。

酒場オアシスにて。
ワイコフは人質5人をどうする?
フレディはカウンター内のリボルバーに目がいってます。
ワイコフですがファロン医師の話しはウソだと主張してます。お前たちは信じただろうと因縁をつける。

外にて。
まずはドアを爆破からです。プラスチック爆弾に電気点火の信管を差し込んでる。

酒場オアシスにて。
ハリー記者はファロン医師が死んだので我々は関係ないと言い始める。
ヘレンは死にたくないと錯乱してます。君は不幸だったんだろうと突っ込むアール。

そんなとこに電話です。スキップは相変わらず俺にかかってきたと主張する。
ヤケになったのかスキップはワイコフに突撃する。どさくさに紛れてリボルバーをゲットしたフレディがワイコフを撃つ。

撃たれたら今更僕を撃つなんてと動揺してるワイコフ。
そのまま外に出たとこを警察から一斉射撃を喰らって退場となります。

スキップは速攻で病院に電話する。赤ちゃんは3600gですと知らされる。
ハリーは電話を交代して新聞社にこの件を詳しく伝えてます。
警部が来ました。死んだファロン医師を頑固な男だったと評する。
家に帰るわとヘレン。母が心配する・・・
アールはフレディを口説き始める。全く懲りていません。
まだ電話で話してるハリー記者。45分間恐怖に包まれた・・・

外にて。
野次馬を追っ払ってる警察。

俯瞰になってエンドとなります。
マスクがかかってます。
made in Hollywood, U.S.A.
by
Metro-Goldwyn-Mayer
キャスト表はあります。


そんなわけで酒場ハイジャックサスペンスのよい作品でした。


映画フェイス - にほんブログ村

« 『人妻の危機』(1953年) | トップページ | Hollywood Express #880◆2021.08.13(土) »

映画」カテゴリの記事

1950年代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『人妻の危機』(1953年) | トップページ | Hollywood Express #880◆2021.08.13(土) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。