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2021.08.01

『アッシャー家の崩壊』(1948年)

この怪奇映画の感想はネタバレ全開になっています。
アイヴァン・バーネット監督、ケイ・テンデター、グウェン・ワトフォード主演の怪奇ドラマのようです。

1948年 G.I.B. Production 英国作品
ランニング・タイム◆68min.
原題◆The Fall of the House of Usher
プロット◆呪いで色々と大変な話しのようです。
音楽◆W.L. Trytel (uncredited)

キャスト
ケイ・テンデター→当主のロデリック・アッシャー
グウェン・ワトフォード→双子の妹マデリン・アッシャー

アービング・スティーン→友人のジョナサン
ヴァーノン・チャールズ→医師のコードウェル

ギャビン・リー→執事
コニー・グッドウィン→メイドのルイーズ
トニー・パウエル-ブリストウ→庭師のリチャード (as A. Powell-Bristow)
ルーシー・パベイ→発狂した母親

アイヴァン・バーネット監督の演出はよい思います。
全体的に普通のゴシックホラーになってます。
原作は読んだ?青空文庫で読んだか?完全に忘れています。
何だか昔ガキの頃に平日の午後にTVで見たような感じの作品です。

コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch

cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面

『アッシャー家の崩壊』
The Fall of the House of Usher
バックには音楽が流れています。

タイトル
The Fall of the House of Usher
adapted from the story by Edgar Allan Poe
要するに映画独自の話しというわけです。原作はどこかに行ってます。
made and recorded at the G.I.B studios Hastings

with
Gwen Watford Lady Madeline Usher (as Gwendoline Watford)
and
Kaye Tendeter Lord Roderick Usher
Irving Steen Jonathan

キャスト表になってます。
Vernon Charles Dr. Cordwell
Lucy Pavey The Hag
Gavin Lee Butler
Connie Goodwin Louise
Tony Powell-Bristow Richard (as A. Powell-Bristow)
Robert Woollard Greville
Keith Lorraine George
Frederick Meads
John Cantopher
John Clifton
主要な俳優の名前にasが付いてます。
スタッフの紹介
脚本が2人います。これで原作から話しを膨らませています。
撮影と監督は兼任してます。
a G.I.B. Production
タイトルバックはアッシャー家のイラストです。

プロローグ
夜にクルマが走ってクラブに到着する。
グレシャム・クラブにて。
グレビルはオッサンの1人。アーサーはウエーター。
恐ろしい物語はエドガー・アラン・ポーがいいとなります。
『アッシャー家の崩壊』が1番だ。
本棚から『謎と想像の物語集』が取り出されます。
これで本を読んで物語になる導入のようです。

陰鬱なロデリック・アッシャー。悲運の双子の妹マデリン。
そんなキャラ紹介になってます。
ロデリックの友人ジョナサン。まともな人物で物語の語り部である。

本編になります。
沼と草原が見えます。ジョナサンのナレーションが入る。
馬に乗って荒涼とした地方の旅をしていた。

このようなモノローグやセリフが原作のいいところだと思える。
それが映画になるとそれだけでは持たないで色々と付け加えるわけです。

アッシャー家の屋敷にて。
馬に乗ったジョナサンは到着します。
呼び鈴を鳴らすと執事が出迎える。
主治医のコードウェルも登場。さっそく立ち去るべきだと警告を与える。

ロデリックの書斎にて。
ジョナサンはロデリックと再会します。
実はロデリックの手紙が来てました。それで来たジョナサン。

私は病気だと主張するロデリック。
例外は弦楽器の音だと言ってます。
このシーンにはピアノの音楽が入ってます。クレジットにもピアノ担当がありました。

妹が唯一の親族。それが重い病気だ。
マデリンが死ねば私が最後の1人になる。

別室にて。
その妹のマデリンはピアノみたいな楽器が弾いてます。
グラスのミルクを飲んでいるマデリン。
楽器を弾くのはやめてロウソクを点けてます。それでどうなる。

書斎にて。
ロデリックとジョナサン。
病気の話をしてるロデリック。

夜にて。
ジョナサンのナレーションで部屋に案内されて寝たとなってます。

書斎にて。
ロデリックと医者が話し込んでます。
そんなとこにをマデリンがドア越しに盗み聞きしてます。

ロデリックに真実をお教えしようと言い出す医者。
病気はアッシャー家の呪いなんだ・・・
屋敷の南になる沼地と森には行ってはいけない。
沼地の向こうの礼拝堂には拷問部屋がある。
そんなわけで礼拝堂に出かけるロデリックと医者。
マデリンはドアから自室に戻ってます。
出かけるロデリックと医者。尾行するマデリンとなります。

森にて。
移動中のロデリックと医者。尾行するマデリン

礼拝堂にて。
ここに来たロデリックと医者。

医者が色々と喋り倒す。
母親は秘密の恋人と礼拝堂で会っていた・・・
激怒した旦那は母親を殴打して間男を拷問した。

ロデリックと地下の拷問部屋に案内する医者。
あなたも妹も30歳までしか生きられず。アッシャー家が途絶える呪いをかけられた。
発狂した母親はここにいると言ってます。マジ?
切断された間男の頭部は生き続けている。マジ?→そのようです。
溶暗になります。

屋敷にて。
ロデリックと医者。
どうしたらいいのか話し込んでます。
しかし呪いには医者は役に立たないとアッサリと言ってる医者。それでいいのか。
ロデリックですが来月で30歳になるとか。これは大変。

間男の頭部を燃やせばいいのでは?となります。
人手が3人必要なのでジョナサンではなく庭師のリチャードに手伝わせようとなります。

礼拝堂にて。
ロデリックと医者。それにリチャード。
2人が母親を押さえて1人が頭部を燃やす。そんな段取りです。

地下の拷問部屋に突入します。
ロデリックが母親を押さえてリチャードが頭部を燃やしに行く。医者はどうした。
しかしリチャードがトラバサミの罠にかかって動けなくなってます。これは大変。
そんなわけでリチャードを見捨てて転進するロデリックと医者。逃げるとも言う。
リチャードですが母親にやられたようです。まあそうなる。
そんな感じで絵に描いたような大失敗です。それでどうなる。
溶暗になります。

庭にて。
外に出ているマデリン。リチャードを呼んでます。当然いない。

屋敷内にて。
戻ったロデリックにリチャードのことを聞くマデリン。
リチャードと遠くにやって戻ってこないと冷たい返事のロデリック。

庭にて。
マデリンはリチャードを探してます。
そんなとこを医者が声を掛ける。ここは要領得ない会話になってます。

屋敷にて。
メイドのルイーズにリチャードのことを聞くマデリン。
夜にお兄様達と一緒に森に行ったとルイーズ。戻ったのは2人だけだった。
マデリンは今夜出かけるから手伝ってと言い始める。承知するルイーズ。

マデリンの自室にて。
刺繍をしてるマデリン。
そんなとこに執事が飲み物を持ってきて引き下がる。
それでいよいよ出かけるマデリン。まずはロウソクを点けてます。

ロウソクを持って階段を降りてるマデリン。
それから外に出ています。
外に出てるマデリンを医者が目撃してます。見てるだけ。

外にて。
マデリンとルイーズ。
マントを受けとるマデリン。一応危険ですよと言ってるルイーズ。
それでも礼拝堂に行くとマデリン。ルイーズにはここで待機してもらう。

森にて。
移動中のマデリン。

礼拝堂にて。
地下の拷問部屋に突入するマデリン。
しかしドアの影に母親がいたりします。これは大変。

そんなわけで母親と対峙するマデリン。
それからリチャードが死んでいるのを見てしまうマデリン。
ナイフを持って迫ってくる母親。
マデリンはかがり火を台ごと倒してここから逃げています。

森にて。
思い切り走って逃げてるマデリン。間男の頭部の幻影を見て倒れます。

屋敷にて。
伏せっているマデリン。飲み物を飲まさせています。
溶暗になります。

何故かそこら中の戸締りをしてる医者。

礼拝堂にて。
母親がここから飛び出しています。
森を移動して屋敷に向かうようです。

屋敷にて。
そんなわけで戸締りをしてるようです。

外にて。
母親は地下道に入り込んでます。ここから屋敷内に入るみたい。

屋敷にて。
秘密の本棚の隠し扉から入り込む母親。

マデリンの寝室にて。
寝込んでるマデリンに接近する母親。これは大変。
当然悲鳴をあげるマデリン。母親は何もせずに逃げた。
秘密の本棚の隠し扉から逃げる母親。

マデリンの寝室にて。
医者が来ても取り乱してるマデリン。まあそうなる。
女がいたと訴えるマデリン。ロデリックも来ました。
礼拝堂の女のことだとなります。医者は用心しなければと警告する。
溶暗になります。

ジョナサンが再登場します。まだいたんだ。
モノローグとなります。どうやら事情は全く知らないようです。
絵に描いたようなツンボ桟敷な状況のジョナサン。
ジョナサンは何をしていたかと言うとロデリックの気晴らしの趣味に付き合ってたようで役には立っていたわけです。

ロデリックが来てマデリンが死んだと伝える。
驚愕するジョナサン。何だかわからん状態です。

ロデリックの回想となります。
衰弱してるマデリン。深夜に息を引き取った。
私が死んだらアッシャー家が消えるとロデリック。
屋敷も崩れ。塵に還る。こんな感じのことを言ってます。
改めてマデリンは亡くなったと回想から戻ります。

マデリンの遺体は屋敷の地下に安置されるとロデリック。主治医が検死を行う。
そんなわけでジョナサンに手伝いを要請します。承知するジョナサン。

地下室にて。
ロウソクを持った医者が先導してロデリックとジョナサンが棺桶を運び込みます。
安置したとこでふたを開けて確認をしてからふたを釘で打ち付けるロデリック。
溶暗になります。

屋敷の全景が入ります。ここはミニチュアです。
ロデリックと棺桶がモンタージュされます。振り子が揺れて時間が経過する。

嵐の夜。屋敷にて。
ジョナサンのモノローグが入ります。安置してから8日ほど経った夜・・・
ロデリックは不安で目を覚ます。
振り子が揺れて時間が経過する。
引き出しから短銃を取り出すロデリック。リボルバーではない。

地下室の棺桶から泣き声が聞こえています。

ロデリックはドアに向けて短銃を向ける。
ドアノブが回ります。来たのは医者でした。
地下室から音が聞こえると訴えるロデリック。
ロデリックは部屋から出ていく。どこへ行くんだ?

玄関ホールにて。
医者も短銃を取り出して礼拝堂に行くようです。
そんなとこを階段上から短銃でホールドアップするロデリック。
医者を撃つロデリック。そんなわけで死に至る医者。退場となります。

ジョナサンの部屋にて。
ロデリックが来ました。眠れないと訴える。

地下室にて。
棺桶のふたが開いてます。それでどうなる。

ジョナサンの部屋にて。
ロデリックに本を朗読するジョナサン。
それはいいけど本の内容がこの状況に妙にシンクロしてます。
マジで音がしてます。本の通りだ。

地下室にて。
棺桶のふたが開いて手が出ています。

ジョナサンの部屋にて。
ロデリックに本を朗読するジョナサン。
恐ろしい金切声がと朗読したらマジで金切声がしてます。

地下室にて。
棺桶からマデリンが出てきます。生き返ったのか?

ジョナサンの部屋にて。
マデリンを看病したことを回想するロデリック。
亡くなったマデリン。棺桶のふたに釘を打つ。

ロウソクを大時計に投げつけるロデリック。
聞こえるとロデリック。妹は生きている。生きたまま埋葬したんだ。
妹は今扉の向こうに立っている・・・

マジで妹のマデリンがいました。それでどうなる。
短銃を出してマデリンを撃とうとするロデリック。何でそうなる。

階段にて。
マデリンを撃つロデリック。ダメージはない。
階段上にはあの母親がいたりします。
ロデリックと挟み撃ちにすると思ったらそうでもなく上に逃げたロデリックをマデリンが追ってます。
母親はその後をついて行きます。

ロデリックは短銃を連射してますが単発なのでは?となるがあまり気にしない。
上に逃げるロデリックは屋根裏に入る。
屋根裏から屋根の上に逃げるロデリック。嵐の中です。母親も追ってきます。

いよいよ屋根の端に来たロデリック。そのまま転落して死に至る。
マデリンは消えています。そうなるとロデリックの妄想だったのかもしれない。
地下室が映されるが棺桶のふたは開いてない。

落雷で屋敷に火が点いてます。火事になる屋敷。
ジョナサンは屋敷から脱出して見ているのみ。

崩壊するアッシャー邸を呆然と見ているジョナサン。
ここはミニチュアです。
溶暗になります。

エピローグ
グレシャム・クラブにて。
物語はこうして終わる。感想を述べるおっさん達。
皆さんの想像にお任せするとオッサンが締めてエンドとなります。
A G.I.B. Production


そんなわけで普通のホラーのよい作品でした。


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