『泳ぐひと』(1968年)
この風変わりなシリアス映画の感想はネタバレ全開になっています。
フランク・ペリー、シドニー・ポラック(クレジットなし)監督、バート・ランカスター主演の風変わりなシリアスドラマのようです。
1968年 Horizon Pictures production/Columbia Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆The Swimmer
プロット◆プールを泳いで色々とあり過ぎる話しのようです。
音楽◆マーヴィン・ハムリッシュ
キャスト
バート・ランカスター→泳ぐ人 ネッド・メリル
トニー・ビッケリー→旦那のドナルド・ウエスタハジー
ダイアナ・バンダービルズ→夫人のヘレン・ウエスタハジー (as Diana Van Der Vlis)
リチャード・マクマレー→ネッドの知人スチュ・フォースバーグ
マージ・チャンピオン→夫人のペギー・フォースバーグ
チャールズ・ドレイク→旦那のハワード・鞍は無
キム・ハンター→夫人のベティ・グラハム
コーネリア・オーティス・スキナー→ネッドを非難するハマー夫人
ジャネット・ランドガード→ビキニのジュリー・ハーパー
ケリー・オルソン→弟のバーノン・ハーパー
マリリン・ラングナー→夫人のエニッド・バンカー
ダイアナ・モルダー→ネッドの知人シンシア
ハウス・ジェームソン→ヌーディストのハローラン氏
ナンシー・キャッシュマン→ヌーディストのハローラン夫人
バーニー・ハミルトン→運転手
マイケル・キアニー→ギルマーティン家の少年
ドルフ・スウィート→プールパーティのヘンリー・ビズワンガー
ルイーズ・トロイ→夫人のグレース・ビズワンガー
ジョーン・リヴァーズ→金髪のジョーン
ジャニス・ルール→ネッドの愛人だったシャーリー・アボット
ジョン・ガーフィールド・Jr.→市営プールの切符売り
フランク・ペリー、シドニー・ポラック(クレジットなし)監督の演出はよいと思います。
全体的に風変わりなドラマになってます。
監督の担当ですが、
幻想的芸術的なシーンはフランク・ペリー。
会話や話しのつじつま合わせはシドニー・ポラック。
そんな感じです。
(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売のDVDにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右に少し黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
著作権のアラート
Columbia Pictures
タイトル
Columbia Pictures and Horizon Pictures present
森にて
Burt Lancaster Ned Merrill
in
The Swimmer
鹿がいます。
featuring
Marge Champion Peggy Forsburgh
Nancy Cushman Mrs. Halloran
Charles Drake Howard Graham
David Garfield Ticket Seller (as John Garfield Jr.)
Bernie Hamilton Chauffeur
Kim Hunter Betty Graham
House Jameson Mr. Halloran
Richard McMurray Stu Forsburgh
Diana Muldaur Cynthia
Joan Rivers Joan
Cornelia Otis Skinner Mrs. Hammar
Dolph Sweet Henry Biswanger
Louise Troy Grace Biswanger
Diana Van der Vlis Helen Westerhazy (as Diana Van Der Vlis)
introducing
Janet Landgard
as
Julie Hooper
Janice Rule Shirley Abbott
スタッフの紹介。
directed by Frank Perryのみでシドニー・ポラックの名前はない。
タイトルバックは森です。
本編にて。
主観ショットで移動しているようです。
それから俯瞰で主人公のネッド・メリルが登場。海パンのみの水着姿です。
森を歩いて移動のネッド。別荘地みたい感じもする。
ウエスターハジー家にて。
そのままプールに飛び込むネッド。
飲物をもらうネッド。旦那と会話になります。
ヘレンに挨拶しなよとなります。
このへんの演技は何だかわざとらしい。
土曜の夜の話しをしてるので日曜のようです。
ストゥーと言うオッサンが登場。ネッドと親しい関係です。
君は変わらんねと言われてるネッド。
ストゥーの夫人も登場。名前はわからん。
昔に泳いだ思い出話をするネッド。
ルシンダという名前が出てます。ネッドの夫人です。娘2人がいる。
グラハム家のプールの話題になります。
ビスワンガーの名前が出てます。何だかわからん。
青い瞳のクローズアップから回想になるネッド。
何故か夕陽が出ています。
速攻で回想から戻る。出来ると言い出すネッド。
プール伝いに郡境を越えて家に帰れる。
グラハム
リア
バンカー
丘を越えてパスターンの馬場
ハローラン
ギルマーティン
エールワイブズローを下ってビスワンガー。
隣りは誰だ?と聞くネッド。隣りはアボットよと教えてもらう。
公道を渡って公営プールへ
それから丘を越えたら家だ。ネッドの自宅です。
これは名案だと自分で盛り上がってます。泳いで帰る。大丈夫なのか。
川を辿るようにプール伝いを家に帰る。家内の名を取ってルンシダ川。
ネッド・メリルは郡を横断すると1人で盛り上がる。
ネッドはプールに飛び込んでそのまま泳いでプールを出て行ったしまった。
何だかわからん残りの面々。クルマでグラハム家に行きましょうとなってます。
グラハム家にて。
女性にコンタクトするネッド。ダンの家から来た。
ここに来るはずなのにと言ってるのでここはグラハム家です。
ブールを褒めるネッド。
夫人は自慢のプールなのよと言ってます。強力な濾過装置がある・・・
また泳いで帰ると主張するネッド。
会話から旦那の名前がハワードです。そのハワードがカートに乗って来ます。
カートのエンジンの回転数が低いと勝手に調整してるネッド。
ハワードから何故プールを持たない?と聞かれてるネッド。
プール付きの家は売れば儲かると主張するハワード。
ネッドは夫人と娘2人のために家は大切にしたいと言ってます。
そんなとこに来客です。
ハワードと夫人がいなくなってプールに飛び込むネッド。
プールから出て次に移動となるとおばさんがいます。
息子さんの友人ですとネッド。しかしおばさんはネッドに好意的ではない。
そんな感じで邪険に扱われるネッド。二度と来ないでと言われて追っ払われる。
ネッドの主観ショットで移動になってます。
途中で立ち止まり考え込んでいるネッド。
回想になります。
砂漠だか草原に馬がいます。
回想から戻ります。
現実にも馬がいます。ここは牧場なのか。
柵越しに馬と競争なるネッド。思い切り走ってます。
フーパー家にて。
女の子がいます。両親はクラブに行ってるとか。
女の子の名前はジュリー。弟のバーノン。
招待しようと言い出すネッド。エレンと兄。誰なんだ?
家までプール伝いで行くんだとネッド。
バンカー。馬場を抜けてハロラン。道順は決まってる。
ジュリーに一緒に来ないかと言い出すネッド。何だか行く気のジュリー。
マジでネッドと一緒に森を移動するジュリー。
何だかキラキラとするシーンが入ります。芸術的なシーンです。
ネッドとジュリー。
ジュリーが子供の頃の話しをするネッド。君は内気な子だったね。
ネッドのことが好きだったと言い出すジュリー。子守のついでにシャツを盗んだとか。
私は変わった子供だったのよとジュリー。
そんな感じでとりとめのない会話が続いてます。
バンカー家にて。
ここに来てるネッドとジュリー。プールには大勢います。
エニド夫人にジュリーを紹介するネッド。旦那はロジャー。
ネッドは知人達にあいさつをしてます。顔は広いようです。
シャンパンを飲むネッドとジュリー。
知人のシンシアにあいさつするネッド。
オッサンがネッドに仕事を紹介すると言い出す。ネッドにその気はない。
サンダルを脱いでプールに飛び込むネッドとジュリー。
プールを出たら次に移動になるようです。
馬場にて。
障害コースを走るネッドとジュリー。スローモーションで延々と続く。
張り切り過ぎて少し休んでるネッド。片方の脚も痛めたようです。
森を移動するネッドとジュリー。
仕事での危ない話しをするジュリー。
全裸男に覗かれたとか、届け物をしたらキスをされたとか。
ネッドは通勤や仕事の面倒みると言い出す。これはさすがに断られています。
ボーイフレンドはコンピューターで3人ぐらい出ると話すジュリー。
そうなると自分とは違うとなるネッド。
ジュリーを口説き始めるネッド。それでどうなる。
そんなこんなでジュリーは逃げてしまった。文字通り走り去った。
しょうがないので1人で移動になるネッド。脚を引きずってます。
広大なお屋敷にて。ハローラン家。
スティーブと呼ぶが人違いの運転手でした。
クルマに乗せてもらうネッド。スティーブはどこに行ったと聞くが知らないらしい。
屋敷付近でクルマを降りるネッド。配達されて新聞を持っていく。
庭にて。
オッサンとおばさんがいます。ヌーディストのようです。
電話をしてるオッサン。
そんなとこにネッドが来ます。水着を脱いで新聞を持ってくる。
会話からスティーブはまた別の人物らしい。
そうなるとこのオッサンとおばさんの名前がわからん。→ハローラン氏でした。
ネッドがカネを貸してくれと言い出すのを警戒してます。
そのネッドはプールで一泳ぎしてから水着を着て移動になってます。
広大なお屋敷にて。ギルマーティン家。
門の前で少年がリコーダーを吹いています。
会話からギルマーティンの息子だとわかる。レモネードを10セントで売ってます。
カネはないのでツケでレモネードを買ってるネッド。
会話から息子の母親は新婚旅行。父親は美容師と・・・
そんな感じで普通の家庭ではないようです。息子と家政婦はいる。
息子を招待しようと言い出すネッド。
プールで泳ぐなら合計20セントだと言い出す息子。商売人だ。
息子を引っ張ってプールに来たネッド。
肝心のプールですが水が抜いてあった。これでは泳げない。
息子は泳げないのでプールの水は抜いたとか。
泳げなくていい。チームに入らない方がいいんだよとネッド。
チームのキャプテンにならないと意味がないし・・・
空のプールで泳ぐ真似をしようと言い出すネッド。
正しいフォームを少年に指導するネッド。
水がないとごまかしだねと少年。あると思えば本当にあるんだとネッド。
それでももう1回とリクエストする少年ですがネッドは断ってまた移動する。
と思ったら少年は飛び込み板に乗っていたりします。落ちたら痛いじゃすまない。
これはビックリのネッド。戻って少年を止めるネッド。
水がないのに飛び込むわけがないじゃないと少年。お別れになります。
ビスワンガー家にて。
またにぎやかなプールに来たネッド。大勢の人がいます。プールパーティです。
招待されていないので扱いが悪いネッド。グレース夫人も無愛想です。
金髪のおばさんから声をかけられるネッド。これがジョーン・リバースみたい。
ビスワンガーの友達?あなた何なの?と言われてるネッド。
僕は探検家だとネッド。泳いで帰る。大丈夫なのか。
そんな感じでおばさんに一緒に来ないかと口説いてる。そんなところにおばさんの旦那が来て中断となります。
プールに飛び込むネッド。ムダに注目を集めています。
プールから出て屋台を見てこれは自分のだと主張するネッド。そうなの?
グレース夫人は慈善市で買ったと主張する。多分本当でしょう。それなら問題はない。
それはともかく屋台が元は自分の物なのも間違いないみたい。それでどうなる。
ネッドは屋台を買うと主張する。小切手を出す。
そんなこんなで旦那にたたき出されるネッド。面目丸つぶれです。
明日弁護士を連れて来ると負け惜しみで引き上げるネッド。ムダに注目されています。
森を移動するネッド。
また芸術的なシーンが入ってます。
シャーリー・アボットの自宅にて。
プールにご婦人がいます。名前がわからん。→シャーリー・アボットです。
ネッドは歓迎されていまん。しかし知人ではあるみたい。
相変わらず変なことをしてると言われてるネッド。
ご婦人の脚に刺さったトゲを抜いてるネッド。
ビスワンガーの家ではみんなに冷笑されたと愚痴が出ています。
屋台の話もしてます。
疲れたので1杯くれと言うがご婦人は作る気はない。
しょうがないので自分で作ってるネッド。
ご婦人から嫌味を言われてるネッド。どういう関係なんだ?
会話からネッドの夫人は慈善活動に熱心らしい。そうなると家庭は冷えきっていた?
トロントで君の初日を見に行ったと言い出すネッド。
ご婦人はトロントには行っていない言う。
太陽が冷たい。寒いと言い出すネッド。
時の流れは速いと哲学的な会話になってます。
あんたは私と逢引したあと1時間で他人の振りをして慈善家になっていたと皮肉を言うご婦人。
そんなこんなでご婦人から酒をを浴びせられるネッド。
そうなるとこのご婦人は昔の愛人なのか?そんな感じ。
別れ話がもつれたのが現在の状況といった感じ。
やらせてくれとご婦人の背中にサンオイルを塗るネッド。
一緒に旅行に行かないかと誘うネッド。
そんなんこんなでご婦人は泣いて自宅内に行ってしまった。ドアを閉める音が響く。
寒そうにしてるネッド。身も心も寒いといった感じ。
それからクルマで送ると言い出すご婦人ですがネッドは泳ぐことに執着する。
妻が待ってる。娘2人はテニスだとネッド。何だかホントなのか怪しくなってます。
ご婦人をプールに引っ張り込むネッド。
アンタなんてがまんして付き合っていただけよとネッドを罵倒するご婦人。
お互いに好き合っていたと思っていたとネッド。
ネッドですがハシゴを使わないとプールから出れなくなってます。体力が落ちている。
道路にて。
相当な交通量で信号も横断歩道もない。
ここを横断する水着のネッド。もう挙動不審な怪しい人物です。
そんなわけで変態だと思われて通過するクルマから物を投げられてる。
ようやく横断しました。それでどうなる。
公営プールにて。入場料大人50セント。
当然カネはないネッド。何とか入れてくれとお願いするがダメです。
家は丘の上なんだと主張するネッドですがダメです。
しょうがないの次の客に50セントをたかるネッド。親子連れで息子が出してくれた。
いよいよプールへ突入するネッドですが係員のオッサンに止められる。
遊泳前にはシャワーを使うのが規則だ。シャワーを使うネッド。
今度は足を洗えと言われるネッド。言いがかりというわけではなぐ実際にネッドの足は泥まみれでキズだらけなんです。
シャワールームで足を洗うネッド。それからブール手前の足を洗うとこも使う。
ようやくプールに突入したネッドですが激混みです。
無理やり泳いでるネッド。それでどうなる。
プールを出たとこで知人の夫婦2組と遭遇するネッド。
2組ともネッドに好意的でない。そんなわけで絡まれています。
付き合いが悪いじゃないかから始まって金銭トラブルになってます。借りはいつ払う?。
小切手で払うと主張するネッドですが全く信用されていません。
次は娘のしつけが悪いとこき下ろされるネッド。親が悪いのよ。
そんなことはない否定するネッドですが実際はそうでもないみたい。
娘たちは君を笑っていたぞと言われる。君はとんだまぬけだ。
いきなりプール脇の坂と言うか丘を登り始めるネッド。
ようやく登ってます。ここはスタント無しでやってます。さすが肉体派のバート・ランカスターです。
徒歩で移動になるネッド。
それはいいけどいきなりロケからセットになってます。結構違和感がある。
ようやく自宅にたどり着くネッド。
何だか荒れ果てている庭です。門は錆びついているし。
ようやく門を開けて庭に入るネッド。マジで荒れ果ててます。
この辺から雷雨になってます。雨に打たれるネッド。
荒れ果てたテニスコートがあります。ネットがだらしなく下がってる。
ようやく自宅玄関にたどり着くネッド。
しかし玄関ドアを鍵がかかっていて開かない。そのへんに鍵が隠してあるわけではない。
ドアを叩いてるけど誰も出てこない。
それはいいけど窓ガラスが割れて穴が空いてます。
その穴からカメラが入り込むと室内は何もなくあるのはゴミだけ。
カメラは穴から外に出ています。
相変わらず玄関先でドアを開けようとしてるネッド。
雨がネッドに吹きつけています。ドアを開かずネッドは座り込む。
カメラはネッドから引いて行く。
何故か静止画になってエンドとなります。
cast of charactersがスクロールしてます。
A Columbia Release
黒味になっても音楽が続いてます。
そんなわけで風変わりなシリアスドラマのよい作品でした。
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