『脱獄者の叫び』(1953年)
このスワンプウォーター・サスペンス映画の感想はネタバレ全開になっています。
ジョセフ・H・ルイス監督、ヴィットリオ・ガスマン、バリー・サリヴァン主演の脱獄スワンプウォーター・サスペンスのようです。
1953年 Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) アメリカ作品
ランニング・タイム◆79分
原題◆Cry of the Hunted
プロット◆脱獄囚を追って色々とある話しのようです。
音楽◆Music Department
Rudolph G. Kopp musical director
Daniele Amfitheatrof. composer: stock music (uncredited)
Mario Castelnuovo-Tedesco composer: stock music (uncredited)
Carmen Dragon composer: stock music (uncredited)
Robert Franklyn composer: stock music (uncredited)
Bronislau Kaper composer: stock music (uncredited)
Rudolph G. Kopp composer: stock music (uncredited)
André Previn composer: stock music (uncredited)
Nathaniel Shilkret composer: stock music (uncredited)
David Snell composer: stock music (uncredited)
Herbert Stothart composer: stock music (uncredited)
Max Terr composer: stock music (uncredited)
Roy Webb composer: stock music (uncredited)
キャスト
ヴィットリオ・ガスマン→脱獄囚のジョリー
バリー・サリヴァン→追うトゥナー警部補
ポリー・バーゲン→トゥナー警部補の夫人 ジャネット
ロバート・バートン→キーリー刑務所長
ウィリアム・コンラッド→部下のグッドウィン刑事
ハリー・シャノン→地元のブラウン保安官
メアリー・ザビアン→ジョリー夫人のエラ
ジョセフ・H・ルイス監督の演出はよいと思います。
全体的にスワンプウォーター・サスペンスになってます。
コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面
『脱獄者の叫び』
Cry of the Hunted
バックに音楽が流れています。よく聞くとライオンの鳴き声も入ってる。
タイトル
Cry of the Hunted
produced Loew's Incorporated
copyright云々はわからん。
starring
Vittorio Gassman Jory
Barry Sullivan Lt. Tunner
Polly Bergen Janet Tunner
with
William Conrad Goodwin
Mary Zavian Ella
Robert Burton Warden Keeley
Harry Shannon Sheriff Brown
Jonathan Cott Deputy Davis
スタッフの紹介 1部にマスクがかかる。
タイトルバックは刑務所の格子の影のイラストです。
監督はJoseph H. Lewisなので大丈夫でしょう。
ブラッドビル州刑務所。
キーリー刑務所長のオフィスにて。
刑務所長と警備責任者のトゥナー警部補。Tunnerはnが2つだ・・・
ジョリーは山腹で捕まり3年服役中だ・・・
刑務所長はゴルフの練習に余念がない。それでいいのか。
独房にて。
ジョリーに面会の警部補。Tunnerはnが2つだとまたこのネタが入る。
そもそもTunnerの発音はタナーでもいいのでは?
どうやらジョリーに仲間の名前を言わせようとしてるが黙秘してる。
いきなり警部補を殴打するジョリー。警部補も相手になってやるとやる気満々。
そんな感じで殴り合いになってます。延々と続く。
殴り合いが一段落してタバコを吸う警部補とジョリー。
医務室にて。
殴り合いのケガの治療中の警部補。
そんなとこに部下のグッドウィンがやってきます。髭で太った男。
ジョリーは話していないと報告するグッドウィン。警部補とは不仲です。
警部補の自宅にて。
帰宅する警部補。ジャネット夫人とキスになる。
顔のキズはしっがりとバレています。夫人には情報源はあるとのこと。
ジョリーのことをしつこく聞くジャネット。
クルマで護送中のジョリー。
後席にはジョリーとグッドウィン。運転手の刑事はデイビス。
グッドウィンはジョリーに嫌味を言う。無視して黙秘のジョリー。
デイビスはグッドウィンにやり過ぎだと警告してます。まともだ。
簡易ケーブルカーが見えます。そうなるとここはロサンゼルスなのか?
トンネル内で追突事故となります。
この隙にジョリーは脱走する。ケーブルカーに乗り込む。
刑事2人も必死こいてケーブルカーを追跡してます。
このへんはロケの長回しになってます。ジョセフ・H・ルイス監督の得意な手法です。
ブラッドビル州刑務所にて。
刑務所長と警部補。
ジョリーは故郷のルイジアナに向うはずだ。
そんなわけで警部補にルイジアナに行けと刑務所長。警部補は乗り気ではない。
君の部下が逃がしたから責任があると指摘する刑務所長。
警部補はこの刑務所の警備責任者でした。
そんなわけで不満たらたらですが行くことになった警部補。
警部補の自宅にて。
帰宅する警部補。もうルイジアナ行きを知ってるジャネット。
1週間で帰るよと警部補。やたらキスになってます。夫婦仲はいいようです。
警部補は旅客機で移動中です。旅客機は映画でお馴染みのダグラスDC-3です。
ルイジアナにて。
警部補は当地のジープで移動中です。地元保安官が運転してる。
会話からここがチャッツバーグだとわかります。
保安官はジョリーは俺が捕まえてやるとやる気満々。大丈夫なのか。
チャッツバーグ群保安官事務所にて。
警部補と保安官。
電話を借りて刑務所長に電話する警部補。
ジョリーはクルマを盗んで貨物列車でルイジアナに来るだろうとなってます。
ゴルフの話しになる刑務所長。警部補を受話器を引き出しに入れてます。
何をしてるといった感じの保安官。
線路にて。
貨物列車が来るとこを張り込んでます。
警部補。保安官。保安官助手2人。そんな感じ。
貨物列車が来て止めます。それでどうなる。
機関士にコンタクトしてジョリー捜索となる警部補一行。
保安官は10分で終わると自信満々。
ジョリーは貨物車内から外を伺ってます。
隙を見て外に飛び出すが保安官助手が気がついて追ってくる。
貨物列車の反対側にいた警部補と保安官も気がついて追います。
橋にて。
ジョリーは川に飛び込んで逃げてしまった。
撃ちまくる保安官を非難する警部補。川を捜索しろと要求します。
保安官は川の主が始末するとやる気がない。川の主とはワニの一種アメリカアリゲーターのことです。
川にて。
泳いで岸に着いたジョリー。
猟犬が動員されています。これは大変。
そんなわけでまた川に入り猟犬を巻くジョリー。
岸辺の小屋にて。
ここに接近するジョリー。合図をしてます。
小屋に入り込むジョリー。ランプを点ける。夫婦の写真もあります。
そんなとこで声をかける警部補。もうここにいました。
君の女房は健在だと知らせる警部補。ジョリーに手錠をかける。
ボートでその女房と息子が接近してます。
そんなわけで女房と再会するジョリー。警部補は手錠を外して2人だけにしてくれる。
ジョリーと女房。
歓迎と言うわけでもない女房。そんな感じでもめてます。
警部補が怖いのかとジョリーを挑発する女房。それでどうなる。
逃げて一緒になろうとも言ってる女房。
息子の話しになります。どうやら息子のことは知らなかったジョリー。
その息子のアルバートと面会になります。
そうなると俺は先にジョシュの小屋に言ってると言い出すジョリー。
外に出て警部補と対峙するジョリー。
それでどうなると思ったら女房が後から警部補を殴打する。昏倒する警部補。
これで一家3人で逃げたしまったようです。
時間が経過してようやく気がつく警部。誰もいない。
とりあえず小屋の中を調べています。水を飲もうとしたが水がめは空っぽ。
外にで沼の水で顔や首筋を洗ってます。それから沼の水を飲んでます。大丈夫なのか。
ホテルにて。
シーンが飛んでベッドで寝込んでる警部補。やはりそうなるのか。
沼地の水を飲んで具合が悪くなったわけです。こまったものです。
あきれている医者と看護師。まあそう言う。
うなされて夢を見る警部補。
ジョリーが俺はここだと言われて行くがいなくなる。
捕まえてみろと挑発するジョリー。また戻ってる警部補。
大笑いのジョリー。右往左往してる警部補。
それからジョリーに首を締められる警部補。
夢から覚める警部補。
どうやらジャネットが来てるようです。
ここはルイジアナの古いホテルだと言われてます。
すぐにキスなってます。夫婦仲はいい。
グッドウィンが来ます。こっちは不仲です。文句を言いたそうにしてる。
収穫はゼロ。ジョリーは沼地に消えた。保安官は管轄外だと協力しない。
警部補はグッドウィンに一緒に旅をしようと言い出す。
ボートを借りて沼地を捜索となるわけです。
グッドウィンは刑務所長が帰ってこいと言ってると伝える。
警部補は聞いてない。人食い族はお前の肉は食わないと言ったりする。
グッドウィンがいなくなりジャネットに寝言で何を言ったと聞く警部補。
寝言はグッドウィンにも聞かれたと知り何故かやる気になってます。
チャッツバーグ群保安官事務所にて。
警部補。グッドウィン。保安官。
打ち合わせになる警部補とグッドウィン。
保安官はいずれ向こうから出てくるだろうと言ってます。
しかし警部補は聞く耳を持たない。
グッドウィンは警部補には非協力的。次は俺が命令を出すと主張する。
ボート桟橋にて。
ジャネットの弁当のバスケットを受けとる警部補。
ボートを借ります。さすがオールではなくエンジンが付いてます。
警部補とグッドウィンと出動となります。
ルイジアナ州と言えばスワンプウォーター。
そんなわけで沼地を移動するボート。
バスケットを開けて弁当のサンドイッチを紹介してる警部補。
岸辺の小屋にて
おばあさんに聞き込みをします。成果はない。
また移動になります。
2番目の岸辺の小屋にて
オッサンに聞き込みをします。知らないと言われて空振りです。
また移動になります。
夜になって野営になります。これは大変。
警部補とグッドウィン。
ここは墓地だと言い出す警部補。グッドウィンは怖がる。
次は変な鳴き声が聞こえてきます。鳥か動物みたい。怖がるグッドウィン。
2人で見に行きます。
鳴き声は『ラウール帰ってきて』とおばあさんが叫んでいました。
ラウールは鳥だとおばあさん。かつては人間だった。沼地へ行って死んだ。
あんたも死ぬと言われる警部補。
とりあえず聞き込みをするが知らないと言われる。
今度はカネを渡して聞くと答えるおばあさん。文字通り現金なものです。
ジョリーは食料を盗んだとおばあさん。
翌日にて。
またボートで移動の警部補とグッドウィン。
バスケットの水筒にはマティーニが入ってた。これは歓迎のグッドウィン。
また岸辺の小屋にて。
オッサンに聞き込みとなります。何しろ英語ではないので要領を得ない。
イライラした聞き込みのグッドウィンはオッサンを小屋の影に連れ込んで締めてます。
そんな方法でゲットした情報で移動してます。
それはいいけど先ほどのオッサンは猟銃を撃って合図を送ってます。大丈夫なのか。
ボートのジョリーは別の合図を聞いてます。それでどうする。
小屋にて。
戻ったジョリーは女房と相談する。
女房は警部補を殺す気満々です。ジョリーは止め役です。それでどうなる。
ポートで移動中の警部補とグッドウィン。
二手に分かれようと言い出す警部補。これはビックリのグッドウィン。
マジで警部補はボートから降りて徒歩で移動してます。
グッドウィンは帰りたがってます。大丈夫なのか。
徒歩で移動の警部補。延々と歩いてます。
何やら合図の音も聞いてます。
小さいボートを見つける警部補。手帳に地図を描いてる。
それらかこのボートで移動になります。
ジョリーはボートで移動中の警部補を発見する。
潜ってボートに接近したジョリーはボートをひっくり返す。
ようやく岸にあがった警部補。
ジョリーは追われるのはうんざりだと主張する。
また格闘アクションになります。延々と続く。
ジョリーは木の枝で左肩の後を刺してしまう。結構なケガです。
警部補の方は泥沼にはまって抜けなくなり沈んでいます。これは大変。
ジョリーは木の枝で警部補を助け出そうとしてます。
悪戦苦闘してようやち泥沼が脱出した警部補。ヨレヨレです。
時間が経過してジョリーに何故助けたと聞く警部補。
それで犯罪者になったのかと話しが飛躍する。
クルマを運転してくれたら100ドルやる。
俺は100ドル。奴らは50万ドル。
刑務所に入っても黙ってれば5000ドルくれる話しになってるとジョリー。
親玉のローガン。ジョー・ローガンと名前を出してるジョリー。
お前は騙されたんだとアッサリと言う警部補。
俺はあんたの囚人だった。今は逆だとジョリー。
何故ローガンを信じたと突っ込む警部補。
それからジョリーにパイプを吸わせて和解だと言い出す警部補。それでどうなる。
朝にて。
ジョリーですが具合が悪化してます。寝言も言ってます。これは大変。
警部補は水筒を出すが水はない。沼の水は当然飲めない。
それからボートで移動になります。
ジョリーは寝かせて警部補が漕ぐ。
また岸に着いて一休みになってます。
ジョリーの具合は悪化してます。それでどうする。
時間が経過してます。
寝ているジョリーはうわ言でローガンを呼んでます。
そんな感じでジョリーは錯乱してるようです。
介抱する警部補をローガンだと思い込んでるジョリー。
汚いカネはいらないといきなり走り出すジョリー。
これはビックリの警部補が追います。
何とかジョリーを取り押さえる警部補。
今度はワニが迫ってきます。これは大変。
ルイジアナ州はワニではくなアリゲーターと称するようです。
警部補をいかだを自作してます。ボートはもう使えないみたい。
いかだで移動になってます。
ジョリーを寝かせて警部補は棒でいかだを移動させる。
もうアリゲーターが接近してます。
ジョリーがいかだから落ちそうになる。何とかしようとする警部補。
しかしいかだが転覆して2人とも落ちる。
何とかジョリーを引っ張って岸にたどり着く警部補。
大きめのボートが接近してます。グッドウィンが警部補を呼んでる。
ボートには保安官とグッドウィンが乗ってます。
警部補はヨレヨレで救援の声も出ない。
そんなわけで虎の子のジッポのライターを取り出してそのへんの草に火を点ける。
煙が出れば目立つので呼べる。
ボートにて。
もうムダだろうと悲観的な保安官。
謎のやる気を出すグッドウィンはまだ探す気です。警部補を見つけないと奴の仕事が奪えないと主張するがそうでもないみたい。
保安官が謎の煙を発見します。ボートは接近する。
火を点けたのはいいけど延焼して自分達が危なくなってます。これは大変。
ようやくボートが到着してグッドウィンが助けに来ます。さすがに警部補は感謝してる。
まずはジョリーを担いで運ぶ。
警部補は置き去りなのかと思ったがグッドウィンが警部補を担いで運ぶ。
これで助かりました。
刑務所にて。
工房で働くジョリー。あと1年と言ってます。
時間が経過して警部補が来てあと1ヶ月となってます。
駅にて。
出所したジョリーはチャッツバーグ行きの切符を買う。
握手をしてお別れになる警部補とジョリー。
ジョリーのクローズアップでエンドとなります。
Cry of the Hunted
the end
made in Hollywood, U.S.A.
by
Metro-Goldwyn-Mayer (MGM)
キャスト表はあります。
そんなわけでスワンプウォーター・サスペンスのよい作品でした。
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