『ディリリとパリの時間旅行』(2018年)
この古き良き時代のフランスを描いた映画の感想はネタバレ全開になっています。
ミッシェル・オスロ監督、プリュネル・シャルル=アンブロンVCの古き良き時代のフランスを描いた映画のようです。
2018年 Wild Bunch/ARTE/Nord-Ouest présente他色々 フランス=ベルギー=ドイツ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆Dilili à Paris
プロット◆エッフェル塔が出来たばかりのパリで色々とある話しのようです。
音楽◆ガブリエル・ヤレド
キャスト
プリュネル・シャルル=アンブロン→ニューカレドニアから来たディリリ
エンゾ・ラツィト→ディリリの助けるオレル
ナタリー・デセイ→歌手のエマ・カルヴェ
ブルーノ・パビオ→運転手のルベフ
リリアン・ロベレ→ルイーズ・ミシェル先生
イザベル・ギアール→サラ・ベルナール
エリザベス・デューダ→キュリー夫人のマリー・キュリー
ミッシェル・オスロ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のファンタジーアニメになっていて誰でも知ってる当時の有名人が大勢出ています。
BS193 WOWOWにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無しのフルスクリーン。
音声は AAC 3/2.1ch
番組一覧
音声は5.1chです。フランス=ベルギー=ドイツなのに。
Wild Bunch
ARTE
Nord-Ouest présente
タイトル
Nord-Ouest Films studio
Arte France Cinéma
Mars Films
Wild Bunch
Artémis Productions
Senator Film Produktion
Mac Guff
他色々・・・
プロローグ
南海の孤島といった感じのところにて。
原住民の暮らしといった感じ。
Dilili à Paris
原住民の暮らしの続きです。
現地語なので日本語字幕が出ていない。
カメラが引くと南海の孤島は見せ物でここはパリです。
遠くにエッフェル塔が見えています。エッフェル塔が出来たばかりの時代設定らしい。
木の枝に白人の男がいてディリリをナンパしてます。あとで会おう。
溶暗になります。
街にて。
アルフォンソ・ミュシャ作のサラ・ベルナールのポスターがあります。
ディリリと若い男。
ミシェル先生に英語を習ったと言ってるディリリ。
会話からディリリは密航して途中で見つかったが伯爵夫人に気に入れられて無事だったようです。普通は海に放り込まれて殺されています。
先住民のカナックとは?
ディリリですが現地では白っぽい。パリでは黒人扱い。微妙に浮いた存在のようです。
先ほどから自転車の怪しい男が伺ってます。鼻ピアスをしてる。
号外です。男性支配団がまた少女を狙った。
馬車が来ます。ディリリを迎えに来ました。御者の名前はレオンさん。
若い男は三輪自転車を使った配達人で名前はオレル。
怪しい男はずっと伺ってます。馬車で迎えに来るのなら狙われます。
ディリリが居候してる伯爵夫人の自宅にて。
ベンチに座ってるのは歴史家のルナンさん。
やって来たオレルですが相手にされない。ようやくディリリが出てきます。
自転車で移動になります。
号外です。男性支配団が宝石店に強盗。
相変わらず街にはアルフォンソ・ミュシャ作のサラ・ベルナールのポスターがあります。
カンカンの踊り子や、ルイーズ・ミシェル講演会のチラシもあります。
会話からディリリはニューカレドニア出身とわかります。ミシェル先生に英語を習った。
そのミシェル先生の講演会が2週間後にある。
ディリリにコンタクトしてくる怪しい男。
危ないとこでオレルが戻ってきたので助かるディリリ。
売店の怪しいオッサンもいます。鼻ピアスなので仲間でしょう。
キュリー夫妻の話題になってるディリリとオレル。
子供のエイブを迎えに行くオレル。自宅まで送ります。
エイブを送った先でお茶になってるディリリとオレル。
母親に娘イレーヌがいます。それにエイブ。
話しを聞いてるとこの母親も有名人のような感じ。よくわからん。
洗濯船の話題になってます。何だかわからん。2人で向かいます。
会話から洗濯船は芸術家達の家の名前だとわかる。
画家達から話しを聞くディリリとオレル。
クルマは悪魔の風車に向った。男性支配団領地の入り口だ。
モデルの依頼は断って悪魔の風車に向うディリリ。それにオレル。
悪魔の風車付近はスラム街です。
松葉杖のオッサンに絡まれカツアゲされかけるディリリ。
それでも悪魔の風車に行くと聞くと恐れおののくオッサン。早く消えろとなる。
悪魔の風車にて。マジで古びた風車があります。
柵の中に入ると赤い犬が出てきます。オレルが足首を噛まれる。犬は死んだ。
この犬は狂犬病だとオレル。自分も笑って意地悪になって死ぬと言う。
パスツール研究所に血清があるので周囲の住人に助けを求めるオレルとディリリですが狂犬病と聞いて誰も協力しない。
しょうがないのでオレルが荷台に乗ってディリリが自転車を運転することになります。
ここからパスツール研究所まで下りなのでペダルを漕がずにハンドル操作とブレーキだけなのでディリリでも出来るはず。
そんな感じで自転車で暴走するディリリ。どうにも止まらない。
豪快に階段を下ってます。アニメだから。
とりあえずパスツール研究所に突入したディリリとオレル。
ワクチンは間に合ったようです。それでどうなる。
怪しい人間が農場にいるとか。そんな話題になります。
で、農場にワクチンを届ける仕事を請け負うオレル。足が悪いので地下水道の船を使う。
オペラ座の楽屋口にて。
友人エマ・カルヴェに会うオレル。世界有数の歌い手のエマ。
しかし運転手のルベフは無愛想です。
外のクルマにて。
運転手ルベフに怪しい男が伺ってます。
オペラ座にて。
ディリリとオレルは地下に降りる階段を使う。
エマが歌い聞いてるのがドビッシューです。ドビッシューはいなくなる。
白鳥のボートに乗って移動になるディリリとオレル。エマもいる。
ボートごとエレベーターで地下水道に降りてます。
地下水道にて。
ここを移動する白鳥ボート。
エマに抱きしめられるディリリ。幸せな気分になるディリリ。
それから歌うエマ。オレルも歌ってます。
他に怪しい黒いボートもいたりします。
地下水道から外に出て移動の白鳥ボート。
河辺で画家のオッサン2人とコンタクトしてます。
色彩のみのモネ。頭の中の幸福だけのルノアール。
ムーランルージュが男性支配団のたまり場になってるとか。
怪しい黒いボートが川を移動して目の前を通過してる。
ムーランルージュにて。
子供のディリリは正面から入れないので楽屋口から入ってます。
パントマイムのコレットさんに会うディリリとオレル。
コレットさんは旦那名義の本を書いてて今度は自分の名前で出すと意気込む。
男性支配団の話題になります。
それからオレルの友人ロートレックと会います。
これが見せ場のフレンチカンカンの出し物になってます。
絵を描いてるロートレックを見てるディリリ。私も描きたいと言ったら描けと言われて描くディリリ。
→『フレンチ・カンカン』(1954年)
→『ムーラン・ルージュ!』(2001年)
ディリリは怪しい男2人のテーブル下に潜入して30分後にアイリッシュ&アメリカンバーで会うと盗み聞きしてきます。
支配人に見つかったディリリ。子供が来るとこではないと非難される。
そんなわけでアイリッシュ&アメリカンバーに向かいます。
ムーランルージュ前にて。
画家のドガから褒められていい気分のロートレック。
自転車にロートレックも乗って3人で移動になってます。
で、ロートレックのリクエストで階段下りをやってます。
アイリッシュ&アメリカンバーにて。
サーカス団員のショコラと話すディリリ。
ビアノだか何だかを弾いてるのがサティ。
また怪しいオッサン2人のテーブル席の盗み聞きで植木鉢に入ってるディリリ。
サラ・ベルナール。地獄の門。宝石店。そんな情報をゲットしてます。
警察にて。
ディリリとオレルはこの件を訴えるが警察は相手にしない。
街中にて。
作家志望のプルーストに会いに行くようです。
プルーストの自宅アパートにて。
エレベーターを上がってます。マルセル。レイナルド・アーンは音楽家。
男性支配団が秘密兵器でサラ・ベルナールを狙ってる。そんな話しになってます。
この時代ですが電話があるようです。まだ高級品で普及をはしてないみたい。
ロダンのアトリエにて。
ここに来てるディリリとオレル。
ロダンがいて愛人のカミーユ・クロデールもいます。
地獄の門は庭にあると話すロダン。マジであります。見事な出来。
怪しいもみ上げのオッサンが出てきます。そのまま外に消えた。
今日は襲撃の日です。
伯爵夫人の自宅玄関でオレルを待ってるディリリ。
怪しい老人が来て倒れる。ディリリに助けてくれと訴える。
それはいいけど鼻ピアスをしてるのでバレバレです。
オレルが来たら怪しい老人は速攻で逃げてしまった。
宝石店にて。
ここを張ってるディリリとオレル。
怪しいもみ上げのオッサンが来てます。
そんなところに豪華馬車でサラ・ベルナールがやって来ます。男4人が付いてる。
怪しい馬車に接近するディリリ。縄跳び芸を見せて御者の注意を引く。
もみ上げのオッサンを縄跳びの縄で足止めするディリリ。
オレルは馬車に小細工して走行不能にしてました。
そんなわけで宝石店強盗は大失敗になった。オッサン2人は逮捕される。
目撃者の別のオッサンがディリリとオレルを褒める。
誰なんだ?と思ったらエリザベス女王の息子エドワードとわかる。
次期英国国王になるウェールズ公らしい。
それから記者に囲まれて取材攻めになってるディリリ。
号外です。男性支配団が初の失敗。
どの号外もディリリの名前のスペルが正確ではない。
エマが私のクルマでディリリを送り迎えすると言い出す。
しかし運転手のルベフは無愛想だ。
その頃運転手のルベフは怪しい男からコンタクトされてる。
どうやらルベフをスカウトしに来たようです。まずディリリを連れて来いというわけ。
次のシーンはいつまで経ってもルベフが帰ってこないとなってます。
心配してるエマとオレル。
オレルはルベフの自宅アパートに行きます。
ルベフは不在です。そんなとこにルベフのクルマが戻る。
オレルにこれまでのことを話すルベフ。
回想になります。
ディリリを連れ回すルベフ。怪しい倉庫に入る。
地価に降りると壁が開いて怪しいボートがあります。これに乗せられるディリリ。
たどり着いたとことで子供を人間イスにしていた。
回想から戻ります。
そんなわけでルベフは仲間に入らずに逃げてきた。鼻ピアスは嫌だし。
ディリリを助けに行きますと改心はしてるようです。
白鳥ボートで地下水道を移動中のオレル。
ここの作業員で知人のジャンから話しを聞く。流れて来たメモを見せられる。
ロートレック。キュリー夫人。ピカソ。パスツール。ドビッシュー。名前のメモです。
そうなるとディリリがこの先にいるようです。
メモが流れてきた方向に移動するオレル。
分かれ道にかかるがまたメモが流れてきてそこに向う。
今度は柵があってボートが通れない。それでどうする。
見当をつけてレンガ壁を崩すオレル。
中をのぞくと誘拐された子供達が人間イスになる訓練を受けています。
これはビックリのオレルをすぐに戻り知らせます。
オレル、エマ、ルベフが中をのぞいてます。
人間イスになる訓練に嫌気がさしたディリリは地下水道に飛び込んで逃げる。
どうせ逃げても柵に引っ掛かるだろうと余裕の怪しいオバサン。
柵に引っ掛かってガックリのディリリ。
そんなとこに白鳥ボートが反対側に来ています。オレル、エマ、ルベフが乗ってる。
柵の隙間に頭が通れば体も通れると励ましてディリリはようやく柵を突破する。
エマに抱きついて号泣をしてるディリリ。
エマの自宅アパートにて。
風呂に入って着替えるディリリ。何故か仮装になってます。
オレルやルベフも仮装してる。
それからミーティングになります。
夜はボイラーが停止してて排気用煙突が使えるとディリリ。
脱出に飛行船を使えば?となる。ブラジル人の何とかさんに交渉だ。
そのブラジル人と交渉にて。
煙突の位置はどこだ?なります。ヘビ型の風向計が付いていたとディリリ。
エッフェル塔にて。
エレベーターで登ってるディリリ、オレル、エマの3人。
塔のてっぺんにはエッフェルのオフィスがあるようです。便利なのか不便なのか。
エッフェルと話し込んでます。
エマは電話して飛行船に使う布地の手配をしてます。
私はカナックと呼ばれてよそ者扱いだとディリリ。
警視庁近くのオレルの自宅アパートに向かいます。
オレルの自宅アパートにて。
階段を延々と登って着いたのが屋根裏部屋のオレルの自宅です。
ここは7階の第七天国だといった感じ。
→『第七天国』(1927年)
屋根に上って屋根伝いを移動する一行。
ディリリ、オレル、エマ、それにルベフ。
警視総監の居間が見える場所にたどり着きます。警視総監は人間イスの愛好家だった。
そんなわけで警察はあてにならないとなる。警視総監とその一派が男性支配団だった。
サラ・ベルナールの自宅にて。
有名人女性が集まって相談になってます。
サラ・ベルナール。
マリー・キュリー。
ルイーズ・ミシェル。
それにエマ・カルヴェ。
ディリリはペットのチーターに乗って遊んでる。
ここはガス燈ではなく電気が通ってるようです。当時のハイテクです。
万博は元を辿れば建設されたばかりのエッフェル塔の披露から始まったようなものです。
それから当時のハイテクの電気を紹介したりしていたわけです。
もう現在になるとハイテクはもう結構といった感じで無駄です。
相談の方は大統領令で軍を出動させると話しが大きくなってます。
それでどうなる。
ポール・コワレ。有名デザイナーになる男から服装を直されるディリリ。
また屋根に登ってる面々。
ディリリ。オレル。ルベフ、それにエマ。
もう飛行船が来てます。これに乗って移動です。
ヘビの風向計がある煙突にて。
ここに付ける飛行船。縄ばしごを下ろして子供達の救出になります。
地下にて。
まずは見張りのおばさんを拘束する。
それから子供達を縄ばしごを登らせて救出作戦となります。
まだ子供達が残ってるとこに他のオッサン達が来て大騒ぎになります。
寝床代わりの干し草に火を点けて逃げます。
縄ばしごはもう登らずに飛行船が上昇して縄ばしごごと脱出してます。
移動中の飛行船にて。
プロペラ推進のペダルを漕ぎながら歌になってます。
ワイヤに電飾があってそれを点灯してます。重量増の過剰装備なのではとなるがフランスなので当たり前なのかもしれない。
エッフェル塔に接近する飛行船。
観覧席でディナーのお客達に飛行船を見せています。
サントス・デュモンが飛行船の設計者でした。運転もしてる。
エマの歌が入ります。これもをディナー客が見て聞いてるわけです。
飛行船は子供達の両親達が待つ地上に降ります。
感動の再会となる子供達と両親達。
何故か興行師が来てこれを毎晩やれば一財産出来るとエマに言う。
これは一度きりですと断るエマ。
迎えのいないディリリにオレル、ルベフ、エマの3人がいます。
まだ始まったばかりとディリリ。
FIN=エンドとなります。
この映画の制作スタッフは皆自分の娘達を思い浮かべていました。
後タイトル
スタッフ
キャスト
スタッフ
男性支配団がどうなったか説明が入ります。
それから歌が入ります。
そんなわけでレトロなパリのよい作品でした。
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