『キラーカーズ パリを食べた車』(1974年)
この不条理映画の感想はネタバレ全開になっています。
ピーター・ウィアー監督、テリー・カミレッリ主演の不条理ドラマのようです。
1974年 Royce Smeal Film Productions/Australian Film Development Corporation オーストラリア作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆The Cars That Ate Paris
プロット◆クルマで暮らしてる町に来て色々とある話しのようです。
音楽◆ブルース・スミートン
キャスト
テリー・カミレッリ→やって来たアーサー・ウォルドー
ジョン・メイロン→レン・キーリー市長
メリッサ・ジャファー→市長夫人のベス
ケヴィン・マイルズ→ミッドランド医師
ブルース・スペンス→精薄のチャーリー
ダニー・アドコック→保安官
ケヴィン・グロスビー→保険業の男
マックス・ギリス→議員のメトカフ
不明→議員のスメドリー
不明→議員のニール
クリス・ヘイウッド→患者?のダリル
不明→患者のレスリー
ピーター・アームストロング→ゴーマン
ジョー・バーロウ→Ganger
リック・スカリー→アーサーの兄ジョージ・ウォルドー
ピーター・ウィアー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のドラマになってます。
プロデューサーからカーアクションがあれば話しは何でもいいと言われて作った感じ。
BS252 IMAGICA BSにて。
画質はよいです。これはビックリ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下に黒味あり。
音声は AAC 2/0ch
番組一覧
音声はわからん。
キラーカーズ パリを食べた車』(1974年)
The Cars That Ate Paris
プロローグ
オープンカーでドライブのカップルが登場。
クルマはダットサンSP311 1600です。これはビックリ。
オーストラリアなので右ハンドルです。
→1965 Datsun Fairlady 1600 [SP311]
羊の群れにストップしたり絵を買ったりと優雅な感じのカップル。
いきなり前タイヤが外れて道路から斜面に転落しています。
そんなわけでカップルは退場となります。主人公ではなかった。
タイトル
A Australian Film Development Corporation
and
Royce Smeal Film Productions
present
John Meillon The Mayor
Terry Camilleri Arthur Waldo
in
The Cars That Ate Paris
スタッフの紹介
タイトルバックはキャンピングカーを引いて移動のクルマです。男2人です。
→1961 Holden Special Hydramatic [EK]
他のクルマはトランクに狩猟の獲物を積んだりする風景が入る。
公共職業安定所に並ぶ男。しかし順番は回ってこなかった。
GSに寄る男2人のクルマ。やる気のないオヤジがドラム缶から手押しポンプで入れています。2ガロンのみでガソリン代はクーポンで払う。
道路標識があります。パリの表示が多い。そんわわけでそこへ向かいます。
夜道でいきなりクラッシュしてます。謎の光に目がくらんだみたい。
キャンピングカーはバラバラになってます。クルマは何とか無事みたい。
保安官事務所にて。
2人の男がこんな田舎道でスピードの出し過ぎだとミニカーを使って検証してます。
ミニカーはロータス・ヨーロッパです。
トレーラーが重過ぎてハンドルをとられたとか。運転手は即死。
帽子にサングラスの保安官と話してる背の高い男は保険会社の事故調査員といった感じ。
病院にて。
ぼくは寝ていたと話す男の名前はアーサー。運転していたは兄だった。
アーサーは光を見たと主張するが誰も信じない。
院長にオッサン2人が来て仕事が済みましたと意味深な会話になる。
彼はここの住人だと院長。
院長がアーサーに協力を求めます。
写真を見て反応するテストです。普通の写真に事故の写真が入る。
当然事故の写真に強い反応するアーサー。
会話から院長の名前はヘンダーソン。
退院するアーサー。
兄の葬式に町中の人達が出迎えてます。
レン・キーリー市長から黒いネクタイを渡されるアーサー。
霊柩車をあとを行進する人達。それから墓地で葬式になってます。
葬式を怪しい男が見ています。
町のホールにて。
会議になってます。守衛所を設けると言い出す市長。
町には暴走車が来てたりします。
アメリカの大統領の名前は?→ルーズベルトのニューデール政策。
そんなことを言ってる市長。次は訪問者の件になります。
市長の自宅にて。
ここに居候のアーサー。市長夫人がいます。
レンの贈り物のミンクコートを見せてる市長夫人。
女の子2人がいます。名前はヒラリー。もう1人はわからん。
市長とアーサー。
ビル・コッタはいい奴だとそんな話題になる。誰なんだ?
1年ほど前に老人をはねたと話すアーサー。それ以来運転は出来ない。
パブにて。
カーラジオを聞いてます。
保安官事務所にて。
帽子にサングラスの男が保安官なのかとわかる。
ガレージにて。
オッサンとチャーリーが登場。
チャーリーは精神薄弱な感じ。あとでキャスト表を見たらブルース・スペンスとわかりビックリしました。
市長の自宅にて。
寝るとこのアーサー。
病院にて。
重傷な患者がいます。ダリルとは誰なんだ?
クルマの主観ショットになります。
ランタンを持ってる男がいたりします。
警報が鳴ってパブから出動となります。
いきなり光に目がくらんでクルマがクラッシュしてます。
クラッシュしたクルマは町のガレージに運ばれる。
クルマはジャガーだと大騒ぎ。あっという間に解体される。
どうやら町をあげてクルマをクラッシュさせているらしい。
→1956 Jaguar Mk.I
ジャガーの運転手は病院送りになってます。
治療はされず身ぐるみ剥がされて金目の物は取られています。
解体されたジャガーは燃やされます。
これでルーティンの作業は完了です。
スクラップのクルマが並んでる風景が入る。
市長の自宅にて。
アーサーを荷物をまとめてここから出ていきます。市長夫人にあいさつする。
徒歩で移動するアーサー。
改造車2台に道路を封鎖されて町に戻ることになります。
バス停に来たアーサーですがバスは来ない。
議員のオッサンからウォルドーさんと言われています。アーサー・ウォルドー。
会議場までご同行をと言われる。
市長のオフィスにて。
君は病気だと言われてるアーサー。君の心には2人の死人が潜んでいる。
そんなわけで病院で雇ってやってもいいと言い出す市長。
外にて。
クルマを見ているアーサー。ドアを開けて入る。
エンジンをかけてクルマを運転しようすとするが気分が悪くなってます。
ドアが開かなくなってパニックになる。
そんなわけでトランクから荷物を出してます。クルマでの脱出は無理だ。
町の人達のモンタージュが入ります。
誰もがクルマに関係してるのは間違いないようです。
パリ病院にて。
仕事の説明を受けてるアーサー。夜間面会禁止。隔離病棟。
患者のレスリーはオッサンです。
君は運がいいと言われるアーサー。死んだ兄はバラバラだった。
市長の自宅にて。
ここに戻ってるアーサー。考え込んでいて市長夫人に心配されてる。
兄がバラバラ死体になったことを聞いて病院には行けなくなったアーサー。
会話からアーサーの兄の名前がジョージとわかる。
市長夫人は自分は子供が出来なくてヒラリーは孤児なのよと言ってます。
市長とアーサー。
住む所はどうする?と言われるアーサー。クライブのパブにするか?
まだ光を見たと主張するアーサー。市長は聞いてない。
ホールにて。
全員集合になってます。神父を待つ。
クルマが走ってきます。赤いミニです。
神父はこのクルマで通ってます。町専属の神父ではない。
→1965 Morris Mini Minor MkI [YDO4]
アーサーはまた徒歩で町から出ようとしてる。
そんなところに改造車が集まる。
ホールにて。
神父が来て歌になってます。
外にて。
暴走車がクラッシュして大騒ぎになってます。
チャーリーの自宅にて。クルマのスクラップで出来てます。
ここに来てるアーサー。チャーリーはジャガーのマスコット出来た風鈴を見せる。
ホールにて。
歌が終わって神父のお話になってます。
市長の話しになります。仮装舞踏会とかジムカーナの話しになる。
また徒歩で移動のアーサー。壊れたトラックのとこに来てます。
トラックのサイドミラーをいじるアーサー。光はこれが反射したのか?
→1949 Fordson Thames ET6
ホールにて。
集会が終わって帰りになってます。アーサーがここに来てます。
市長ではなく神父に話そうするがコンタクト出来ず。
そんなわけで森を徒歩で移動するアーサー。
そんなとこに市長のクルマが迫る。乗ってと言われて乗るアーサー。
→1958 De Soto Firesweep [LS1-L41]
町を見下ろす場所に来て話しになります。
アーサーを養子にしようと言い出す市長。そうなるのか。
会話から市長夫人の名前はベス。
よそ者の神父には相談するなと市長。
会議にて。
駐車係の仕事を提案する市長。この仕事はアーサーを任命する。
腕章を渡される儀式になります。
市長の自宅にて。
アーサーはここに戻ってます。
外では暴走車が走ってます。市長自宅のフェンスを破壊する。
チャーリーが徒歩で移動中。それだけ。何なんだ?。
外にて。
アーサーを腕章を付けて仕事に入る。
しかしこの町の人達には駐車違反という概念がないので相手にされない。
道路にはパリボウルの横断幕がでています。仮装舞踏会のことです。
アーサーは暴走族軍団に駐車違反の話しをするが当然無視される。
逆に絡まれるがさすがに保安官が止めに入る。
チャーリーですが例のトラックのところに来てます。
神父の赤いミニが接近します。そうなるとどうなる。
保安官事務所にて。
アーサーともめた2人が来てます。
そんなところに市長が来て外に出ろと言い出す。そうなるとどうなる。
外では町の住人が集合してます。
市長は見せしめで暴走車1台を燃やすと言い出す。マジで燃やしてます。
そうなると暴走族軍団の恨みを買うわけです。
神父の赤いミニがクラッシュしてルーティン作業になってます。
さすがに神父を事故らせたのはまずいといった感じになってます。
そんなわけで下手人のチャーリーを責める市長。チャーリーは聞いてない。
いかついマックスは市長の子分でトラックを使う。
→Studebaker US6 [G-630]
メトカフさんとは誰?→議員らしい。
神父殺しなので医者はかかわりたくないと言い出す。
とにかくチャーリーを病院に連行してます。
市長ですが道路は封鎖。舞踏会は決行する。死体とクルマは処分すると宣言してます。
パリ・ビクトリー・ホールにて。普通の倉庫ですがそうなってます。
かなり時間が経過してますがカーアクションにはなりません。
何しろカーアクションには全く興味がなさそうなピーター・ウィアー監督なのでそうなるみたい。
市長の自宅にて。
荷物をまとめてるアーサー。そんなところに市長が来ます。
衣装を来て舞踏会に出ろと命じる市長。
パリ・ビクトリー・ホールにて。
仮装舞踏会は始まってます。アーサーもいます。
ダンスになったと思ったら病院一行が来てダンスは中断になります。
議員の挨拶になります。名前がわからん。
途中から掛け声に変わって盛り上がっています。
夜、暴走族軍団が並んで集合してます。
いよいよ町を襲うようです。有名なトゲトゲなクルマがようやく登場します。
パリ・ビクトリー・ホールにて。
マックスのトラックが来て市長に奴らが来てると報告する。
いつも通りにしろと命じる市長。
マックスのトラックが引き上げたあとにトゲトゲクルマが来ています。
このベースになってるのはワーゲン・ビートルです。
→Volkswagen 'Beetle' [Typ 1]
マックスのトラックが暴走車に囲まれてしまう。降参してるマックス。
このへんは仮装舞踏会とカットバックされています。それに町の風景が入ったりする。
暴走族軍団が民家を壊し始めます。これは大変。市長の自宅も壊される。
さすがに仮装舞踏会でも何だかおかしい?となってます。
暴走族軍団は教会のパリタウンホールを壊す。舞踏会の会場の玄関張り出し部も壊す。
そんなわけで出入り口が開かなくなってます。
町はもうめちゃくちゃになってます。大混乱。
暴走車のボンネットには死体のマックスが乗せられています。これはオーストラリアのカーアクション映画には必ずあるシーンらしい。
町の住人も反撃して暴走車を壊したりしてます。
トゲトゲのクルマは窓が光ってるけど何か意味があるのか?わからん。
ニール議員はトゲトゲのクルマと対決して串刺しにされて退場になってます。
アーサーは追われて市長のクルマに逃げ込む。
市長に檄を飛ばされてバックで暴走車に何度も突っ込んでます。これで1台を片づける。
よくやったと市長に言われても上の空なアーサー。それでどうなる。
運転出来たと言ってるアーサー。それがオチかい。
市長は町は封鎖されていると言い出す。しかし町の人達は町から避難してます。
病院でも避難してます。
アーサーは自分のクルマに乗り込む。
市長が止めるがアーサーをクルマを発進させる。
夜の道でクルマを走らせるアーサー。まだ町から避難する人達が大勢います。
避難する人達を抜けてクルマを走らせるアーサー。
市長は町で1人で佇む。
誰もいない夜の道でクルマを走らせるアーサー。
このシーンは『わらの犬』(1971年)の引用みたい。
黒味になってエンドとなります。
後タイトル
キャスト
John Meillon The Mayor
Terry Camilleri Arthur Waldo
with
Kevin Miles Dr. Midland
Rick Scully George Waldo
Max Gillies Metcalfe
Danny Adcock Policeman
Bruce Spence Charlie
Kevin Golsby Insurance man
Chris Haywood Darryl
Peter Armstrong Gorman
Joe Burrow Ganger
Deryck Barnes Al Smedley
Edward Howell Tringham
Max Phipps Mulray
Melissa Jaffer Beth
Tim Robertson Les
Herbert Nelson Man in House (as Herbie Nelson)
他の出演者の面々
そんなわけで不条理映画のよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村
« 『キラー・メイズ』(2017年) | トップページ | Hollywood Expressの代わりに私的映画2本立てメモから »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1970年代」カテゴリの記事
- 『見えない恐怖』(1971年)(2021.11.27)
- 『危険な愛の季節』(1975年)(2021.06.19)
- 『サイコマニア』(1972年)(2020.06.07)
- 『殺人ブルドーザー』(1974年)(2020.06.06)
- 『キラーカーズ パリを食べた車』(1974年)(2020.04.05)
「カーアクション」カテゴリの記事
- 『キラーカーズ パリを食べた車』(1974年)(2020.04.05)
- 『スクランブル』(2017年) (2019.05.19)
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)(2016.08.13)
- 『激突!2015』(2015年)(2016.07.23)
- 『ゲッタウェイ スーパースネーク』(2013年)(2015.12.27)
« 『キラー・メイズ』(2017年) | トップページ | Hollywood Expressの代わりに私的映画2本立てメモから »
コメント