『プルガサリ 伝説の大怪獣』(1985年)
この北朝鮮怪獣映画の感想はネタバレ全開になっています。
シン・サンオク監督、チャン・ソニ、ハム・ギソプ主演の怪獣映画のようです。
1985年 朝鮮芸術映画撮影所 北朝鮮作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆Pulgasari
プロット◆怪獣プルガサリで色々とある話しのようです。
音楽◆ソ・ジョンゴン
キャスト
チャン・ソニ→鍛冶屋の娘アミ
ハム・ギソプ→鍛冶屋のインデ
リ・イングォン→アミの弟アナ
Gwon Ri →鍛冶屋の頭領 タクセ
ユ・ギョンエ→インデの母親
薩摩剣八郎→等身大から巨大化のプルガサリ
'Little Man'のマーチャン→小型のプルガサリ
シン・サンオク監督の演出はよいと思います。
特撮◆中野昭慶
全体的に普通の怪獣映画になってます。『大魔神』と『ゴジラ』といった感じ。
カナリオ企画/ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
ブロードウェイのタイトル。フィルム・ノワールではないけど。
著作権のアラート
produced カナリオ entertainment
『プルガサリ 伝説の大怪獣』
タイトル
字が全く読めないので何だかわからん。
ハングル文字とはまた違うみたい。ハングル文字も読めないけど。
キャストとスタッフの区別すらつかない。
多分『プルガサリ』だと思える文字が出てます。
あとはわからん。
本編です。
鍛冶屋にて。セット撮影。
井戸から水を汲む女性が登場。主人公のアミ。弟がアナ。
ボーイフレンドが鍛冶屋のインデ。
鍛冶屋の頭領がタクセ。アミの父親。
頭領はインデに草むらに何があると問い詰める。
そこにはインデが内緒で作った刀剣が大量にあるんです。
インデは友人に頼まれて一揆のために刀剣を製造横流ししをしていた。結構凄い。
そんなこんなで頭領はそんなには責めない。
インデは一揆のために山に入るみたい。そうなるとアミと一時別れることになる。
川にて。
アミとインデ。
一時的ですが別れ話になってます。私はどうなるの?とアミ。
鍛冶屋にて。
荷物を背負ったインデ一行は頭領にお別れの挨拶してます。
そんなとこに役人一行が来ます。隠れるインデ一行。
役人は頭領に武器を造れと命じる。頭領は材料の鉄がないと答える。
役人は鍋釜を徴発すればいいとうそぶく。これはまたベタな感じで話しは進む。
村にて。
マジで役人が鍋釜を徴発して大騒ぎになってます。
ぶち切れたインデが役人相手に格闘アクションになってます。
鍛冶屋にて。
インデが捕まったと知らせが届く。
村から少しは離れたとこに鍛冶屋があるようです。
シーンが飛んで鍛冶屋が村人に農具を配給してます。
これは役人には隠して農作業をしてくれと指示してます。
役所にて。
頭領が拷問されてます。鉄は何処に行った?と拷問されてる。
プルガサリですと答える頭領。役人はふざけるなと怒ってる。まあそうなる。
鍛冶屋にて。
頭領が捕まって拷問されてると村のおばさんが知らせる。
牢屋にて。
インデはハンストをやってます。頭領がハンストしてるので同じにしてる。
食え食わないとまた大騒ぎになってます。
アミと弟が面会に来てる看守に追い返される。看守も困ってる。
看守がいなくなって頭領がいる牢屋に食べ物を投げ込んでます。
この状況を嘆いてる頭領。何でこんなことになった・・・
食べ物を食べずに捏ねて何か作ってます。出来たのはプルガサリのミニチュアです。
人々を救ってくれと祈る頭領。これで頭領は死に至る。
頭領の遺体が運び出されてます。プルガサリのミニチュアはアミが持ってます。
鍛冶屋にて。
弟の着物を繕ってるアミ。裁縫箱にプルガサリが入ってます。
アミは針を刺してしまい血が流れてプルガサリにつきます。動き出すプルガサリ。
ここは裁縫箱の巨大セットに着ぐるみでプルガサリが動いてます。
針を食べてるプルガサリ。まだ小さいのでそんな感じ。
そんな感じで姉弟のペットになってるプルガサリ。
姉弟が寝てる隙に置きて戸の掛け金を食べて外に出るプルガサリ。
目を覚ました姉弟はプルガサリを探す。
シーンは飛んで。
プルガサリは集めた鉄を食って大きくなってます。
そんなとこに村のおばさんがインデがさらし首になると知らせる。
処刑場にて。
首を切られる直前のインデ。
そんなとこにプルガサリが処刑人の刀に噛みつく。刀は使えなくなる。
プルガサリは大暴れして大混乱になってます。この隙にインデは逃げる。
役所にて。
代官に怪物が出たと知らせが入る。信じない代官。
そんなわけで手下役人が確認に行きます。
処刑場にて。
手下役人が来てマジでプルガサリがいるのでビックリ。まだ等身大のプルガサリ。
武器庫で刀を食べてます。そんなわけで刀は全くプルガサリには効かない。
プルガサリは壁を破って逃げてしまった。
村にて。
プルガサリの話しで大騒ぎになってます。
刀はいいけど村の鍋釜も食べるので困るとなってます。
山にて。
アミと弟がプルガサリを探しに来て呼んでます。
川にプルガサリがいました。魚を獲ってるわけではない。
何故かそのへんにあった農具を抱えて森に消えるプルガサリ。
役所にて。
インデの母親が息子は何処に行ったと拷問されてます。インデの弟がそばにいる。
次は母親を拷問して弟に言わそうと脅迫してる。喋ったみたい。
山にて。
インデ一行が特訓してます。
そんなとこにアミが来ます。インデのおばさんと弟が捕まった知らせる。
助ける助けないともめてます。役人の部隊も来るとか。
牢屋にて。
ここに忍び込むインデ一行。結局助けに来たようです。
見つかってチャンバラアクションになってます。
それから役所に突撃するインデ一行。一揆どころでなく反乱軍といった感じ。
兵隊も出てきて白兵戦になってます。
郡守を探せと言ってるインデ。このへんで1番偉い役人のようです。
そんなわで郡守をブスリとやって仕留めます。定番描写でやられた郡守の手提げ金庫から金貨がこぼれ落ちる。たぶん私腹を肥やしたと思われます。
首都にて。
また親玉が出てきます。今度は皇帝のようです。
インデ一行を盗賊呼ばわりして盗賊征伐にファン将軍を呼ぶ。
出動するファン将軍一行。
インデ一行は対策会議になってます。
陣地を丸山に移そう。ろう城がしやすい。そんなわけで村から大移動になってます。
村にて。
将軍一行は来たけど誰もいない。山にろう城だと攻めるのが大変になる。
それでどうするとなります。一気に攻め込むと強気に出る。
山にて。
移動中の将軍一行。
そんなところに崖の上から木材を投入してるインデ一行。大騒ぎになる。
次に岩を投入してます。かなりのダメージを与えたみたい。
それから直接の白兵戦になってます。
多数の槍を装備した荷車で挟み撃ちにしてるインデ一行。効果はあった。
将軍一行にて。
対策会議になってます。速攻が失敗したので兵糧攻めになります。
インデ一行は準備も無しで山に入ったから食料はない。包囲して逃がすな。
ろう城のインデ一行にて。
もう馬を解体して食料にしてます。草をとり木の皮をはがして食料調達をやってます。
そんな感じで食料不足で大変になってます。
食料調達で3人ほどがろう城から出ています。しかし待ち伏せでやられてます。
最後の1人は粘ったがやられた。
アミもろう城から出ています。すぐに追われてます。これは大変。
あっさりと捕まってます。いきなりプルガサリが出てきます。これはビックリ。
まだ等身大ぐらいですが十分に脅威になってます。兵隊は逃げてます。
ろう城のインデ一行にて。
プルガサリを連れてアミが戻ってきたのでこっちもビックリ。
アミはプルガサリは味方なのよと言ってます。それでどうなる。
また白兵戦です。
プルガサリを先頭にしてるインデ一行。押してます。
白兵戦が終われば没収した刀剣をプルガサリに食わしてます。
プルガサリはどんどんと大きくなって等身大からスクリーンプロセスになる。
そんな感じで移動するインデ一行のバックに巨大化してるプルガサリ。
将軍一行にて。
プルガサリ対策会議になってます。
死んだ鍛冶屋が飯粒で作り娘アミの血を浴びて動き出しましたと妙に事情通なオッサンが説明してます。
プルガサリはアミには逆らえません。そんなわけでアミを捕まえろとなる。
インデ一行にて。
お祭りになってます。ここを伺ってるのが将軍側の3人。
森にて。
アミに薪を持ってきてと言われた弟とプルガサリを使って枝落としをやらせてます。
家畜並みになってるプルガサリ。それでいいのか。
川にて。
魚を獲ってる弟に姉のアミが捕まったと知らせが入る。これは大変。
プルガサリを先頭に移動中のインデ一行。
将軍一行はアミを人質してプルガサリを巨大檻に入れようとする。
跪けと言われてマジで跪いてるプルガサリは自ら巨大檻に入る。
入ったとこで火をつけられて炎上して溶け落ちるプルガサリ。
これで大笑いの将軍一行。それでどうなる。
インデ一行は逃げてます。まあそうする。
そんなとこで巨大檻付近が大爆発。復活してるプルガサリ。何だかまた大きく見えてる。
今度は将軍一行が逃げてます。まあそうなる。
川に逃げて小舟に乗ろうとしてる。そんなとこにプルガサリが川に入る。
そうなると川が熱湯になるようです。プルガサリはまだ熱いままなのか。
シーンが飛んで山にて。
プルガサリが休んでます。アミと弟がいます。それから大勢来てます。
立ってとお願いするアミ。立つプルガサリ。
インデは攻め込まれる前に攻めるんだと言い出す。
そんなわけでプルガサリを先頭に移動となります。きっと勝てると楽観的なインデ。
将軍一行にて。
プルガサリ対策で落とし穴を掘る計画が出てます。
そんなこんなで落とし穴作戦開始せよとなります。最後の戦いだと意気込む将軍。
インデ一行が攻めてきたら持ちこたえろ、その間に落とし穴を完成させる。そんな段取り。
白兵戦にて。
将軍側は投石器を使って火の塊を飛ばしてます。効果はあるみたい。
落とし穴を掘る作業とカットバックしてます。
プルガサリが迫ってきます。それでどうなる。
将軍一行の城には巨大槍を火薬で発射する武器があります。要するにミサイルです。
プルガサリにはあまり効果はない。将軍は目玉を狙えと命じる。
いいあんばいにプルガサリの右目に命中してます。血だらけになるプルガサリ。
プルガサリは落とし穴に接近してます。
その前に城を破壊してるプルガサリ。着ぐるみとミニチュアセットの組み合わせは破壊シーンと効果音と合わさってダイナミックなのがいいところなんです。
将軍はプルガサリに乗りうつった鍛冶屋頭領の霊を追い払えばいいとなってます。
とにかく巫女を呼んでその除霊の儀式をやらせるようです。
巫女一行がお払いの儀式を実行してます。
そのお払いは何となく効果があるようです。これはビックリ。
そんなわけで落とし穴に落ちるプルガサリ。
段取り通りに岩を大量に落としてプルガサリを生き埋めにしてます。
これは大変となるインデ一行。将軍側は大笑い。
そんな感じで白兵戦になると当然将軍側が押してます。
ここでインデが捕まったようです。
一段落したインデ一行。もうインデはいないので抵抗軍一行。
インデが捕まって絞首刑になると知らせが入る。
絞首刑にて。
今回はマジで絞首刑になったインデ。これで退場となります。
芸者になって将軍一行の宴会に潜入するアミ。
宴会にて。副官格のオッサンがアミに気がつきます。単独で尾行する。
落とし穴付近にて。
見張りの連中に酒を持ってきたアミ。飲ませます。
アミはプルガサリが埋まってるところに行く。
副官のオッサンが来て鍛冶屋の娘だ。捕まえろと命じる。
プルガサリを呼ぶアミ。そんなとこ追っ手が来ます。
自分の腕を切って血をプルガサリに浴びせるアミ。結構大量な血です。
復活するプルガサリ。一気にジャップして落とし穴から脱出してる。
宴会を襲うプルガサリ。とにかくそうなってます。
早馬が宮廷に入ります。
将軍が皇帝に都に攻め込んできます報告する。
史上最高の兵器が開発中ですと言い出す将軍。
どうやら大砲を開発してるらしい。その案に乗る皇帝。
また鍋釜を徴発して急造で大砲を作ってます。これはひどいな。
プルガサリと抵抗軍は移動中です。
ここはカットバックしてます。
宮廷にて。
アッサリと大砲は完成してます。宮廷前に設置して試し撃ちとなります。
プルガサリと大砲の対決になってます。
そのまえに大砲は抵抗軍を撃ちまくる。かなり被害が出てます。
ようやくプルガサリに大砲攻撃してます。
砲弾がプルガサリの口に入る。体内で燻って爆発してる感じ。
また砲弾が入るとすかさず反転させて撃ち返してるプルガサリ。学習能力があるらしい。
そんなわけで将軍も皇帝も逃げてます。
宮殿前の石垣を崩すプルガサリ。大砲を投げ飛ばし宮殿に進んでます。
抵抗軍も攻め込んでます。
宮殿を破壊するプルガサリ。
将軍を追いつめて巨大な柱を倒して将軍が下敷きになって退場となる。
錯乱した皇帝は垂れ幕を巻いて隠れたつもりですが踏みつぶされて退場となる。
シーンが変わり抵抗軍のお祭り騒ぎになってます。
廃虚の中のプルガサリ。また鉄を食べてます。止まらない。
もう鉄はないこまったぞとなってとりあえず大砲を与えますがすぐに食べ終わる。
それからまた村の鍋釜が食べられてます。
そんなわけで持て余したプルガサリをどうする?となってます。
山にて。
腹へって寝込んでるプルガサリを説得するアミ。
このままではこの国だけの問題でとはなくなると思案のアミ。
シーンが飛んでます。
鐘が鳴ってます。反応するプルガサリ。
アミが鐘をついていました。そこに接近するプルガサリ。
鐘の中に入り込むアミ。そのまま鐘を食べるプルガサリ。
食われつつ農民のためにこの世から消えてねと祈るアミ。私と一緒に行きましょう。
プルガサリは動きを止めてから崩壊し大爆発して四散する。
エピローグ
荒野にて。
まだ小型のプルガサリが歩く。手を振るとプルガサリの魂が体を離れる。
魂は岩山に横たわるアミの体に入る。目を閉じてそのまま動かないアミ。
→何故か『風の谷のナウシカ』(1984年)はこんな感じのエンドでよかったのかも思える。
金日成勲章に輝く朝鮮芸術映画撮影所
エンドとなります。
そんなわけで普通の怪獣映画のよい作品でした。
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