映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« Hollywood Express #828◆2019.06.08(土) | トップページ | 『バーン・アフター・リーディング』(2008年) »

2019.06.15

『ヘイル、シーザー!』(2016年)

この風刺映画の感想はネタバレ全開になっています。
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー他主演の1950年代ハリウッド風刺ドラマのようです。


2016年 Mike Zoss Productions/Working Title studio/Capitol Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆106分
原題◆Hail, Caesar!
プロット◆1950年代のハリウッドで色々とある話しのようです。
音楽◆カーター・バーウェル

キャスト
ジョシュ・ブローリン→主人公のエディ・マニックス
ジョージ・クルーニー→スター俳優のベアード・ウィットロック
オールデン・エアエンライク→B級ウエスタン俳優のホビー・ドイル
レイフ・ファインズ→巨匠のローレンス・ローレンツ監督
チャニング・テイタム→ミュージカルスターのバート・ガーニー
ジョナ・ヒル→保証書取引代行のジョー・シルバーマン
ジェフリー・キャンター→シド・シーゲルスタイン弁護士
クリストファー・ランバート→ミュージカルのアーン・セスラム監督
クランシー・ブラウン→『ヘイル、シーザー!』の相棒グラックス
ロバート・トレボー→『ヘイル、シーザー!』のプロデューサー
ルーク・スペンサー・ロバーツ→メッセンジャーボーイのピーナッツ

ヘザー・ゴールデンハーシュ→エディの秘書ナタリー
スカーレット・ヨハンソン→水着スターのディアナ・モラン
ティルダ・スウィントン→双子の記者ソーラ・サッカー/セサリー・サッカー
フランシス・マクドーマンド→編集のC・C・カルフーン
アリソン・ピル→エディの奥さんアン
エミリー・ビーチャム→メロドラマの相手役ディアドラ
ベロニカ・オソリオ→女優のカルロッタ・バルデス
不明→ヌード写真のメアリー・J・シャインブロット

イアン・ブラックマン→ロッキード社のカダヒー
マックス・ベイカー→Head Communist Writer
フレッド・メラメド→Communist Writer
アレックス・カーポベスキー→カメラマンのスミトロビッチ
ジョン・ブルーサル→マルクーゼ教授

Aramazd Stepanian→Eastern Orthodox Clergyman
Allan Havey→Protestant Clergyman
Robert Pike Daniel→Catholic Clergyman
Robert Picardo→Rabbi

マイケル・ガンボン→ナレーター (voice)

ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督の演出はよいと思います。
全体的に風変わりな風刺コメディになるところが何だか渋滞してる感じです。
撮影シーンはテクニカラー風に撮ってあるようです。

この作品は妙に話題にならないと思ったら意外と政治的になってるからでしょう。
1950年代のハリウッドは政治とは無縁ではない。赤狩りのマッカーシズムで大騒ぎになっていたからです。結局ジョセフ・マッカーシーが小物とわかってこの騒ぎは消滅したけどハリウッドは大きなダメージを受けたのです。
この作品では全く出てきません。ここが不満でした。映画向きのキャラなのに。

オールデン・エアエンライクは結構いい役で好演もしてました。
それで次の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 Solo: A Star Wars Story (2018) で勢いをつけて大スターへとなるとこでしたが大失敗で上手くいかず。オールデン・エアエンライクには責任はないがどうやらB級作品一直線になりそうです。

NBCユニバーサル・エンターテイメント発売のBlu-rayにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声は DTS-HD MSTR multi

読み込み中
読み込み中からユニバーサルの読み込み中アイコン
Universal
日本語選べのメニュー画面
また無駄に凝ってるミニヨンの個人的見解の免責事項のアラートと著作権のアラート。
ユニバーサルってバカなのか?
読み込み中
メニュー画面。日本語を選んだのにアイコンのみで文字がないのがおかしい。選んだ意味がないじゃん。もしかしか無駄に凝ったアラート2面のためなのか?
読み込み中

Universal
Working Title
タイトル
Universal Pictures presents
A Working Title Production

プロローグ
いきなり十字架のキリストのシーンになってます。
教会にて。
懺悔をする主人公のエディが登場。
妻に嘘をつきました。禁煙を破った。

夜の住宅街にて。雨が降ってます。
クルマ内で張り込むのエディ。
ある家の中では写真を撮ってるようです。押し込むエディ。
ここは『三つ数えろ』(1946年)そのままです。

女優がコスプレで写真を撮られてます。無断で写真を撮るなとエディ。
カメラマンは個人的使用だと言って逃げてしまう。
メアリー・J・シャインブロットという名前です。偽名なのか?
警官2人が来ます。1人はブライアン。
エディとは知り合いです。タバコをもらってるエディ。

スタジオの古代ローマにて。
史劇大作が撮影中です。『ベン・ハー』(1959年)のような感じの『ヘイル、シーザー!』です。

Capitol Pictures presents
Hail, Caesar!
title of the Christo
冒頭のクレジットは未撮影。

そんな感じで試写室にて。
ラッシュフィルムを見てるエディ。
ローマ、パレスチナ、貧しい商人サウル、
また未撮影シーンが多い。

エディと秘書。
秘書から色々と報告を受けてます。
エディは映画プロデューサーではなく製作主任というかそんな感じ。

オフィスで電話のエディ。
ホビー・ドイル。西部劇専門。訛りがきつい。
ローレンス・ローレンツ監督に相談を。

ホビーの西部劇の撮影にて。
これが典型的なB級ウエスタンです。歌うカウボーイ物のようです。
愛馬ホワイティに乗るホビー。木に登って曲撃ちなんてやってます。

『ヘイル、シーザー!』の撮影にて。
食事のシーンがエキストラのオッサンが酒に何か入れてます。
主役スターのベアードが来て本番撮影になってます。アントニウスが役名。
いつ酒を飲むかとなって最後に飲んでしまいます。それでどうなる。

酒を入れたオッサンと相棒がベアードを尾行する。
そんなこんなでぶっ倒れたベアードをクルマに乗せ拉致してます。

会議中のエディ。
『ヘイル、シーザー!』の宗教ネタ対策で宗教関係のお偉方4人を呼んでます。
ユダヤ教、カトリック、あとは宗教学者なのか?よくわからん。
映画に登場するキリストはこれでよいと承認をもらうのがエディの目的。
秘書がベアードが行方不明を知らせます。

その頃ベアードはクルマで運ばれています。

B級スタジオにて。
食事中のホビーが呼ばれています。
女優のカルロッタ同伴でプレミア試写会へ。

ミュージカルの撮影にて。
水中レビューのシーンになります。モデルはエスター・ウィリアムズ。
人魚コスプレのスカーレット・ヨハンソン扮するディアナが登場。
スカーレット・ヨハンソンですがコーエン兄弟には気に入られいてよく出てる。
セットのクジラが潮を噴く俯瞰シーンがあります。
これにつながって水着ダンサーの幾何学的模様になるバズビー・バークレー風のシーンになります。

実は不機嫌なディアナ。エディはご機嫌をとる。
人魚の衣装がきついとか。屁をこいて大変だったとか。
エディはディアナが未婚の母親ではまずいので何とかしようとしてるとこです。
→本『映画術』で『私は告白する』(1952年)に出る予定だったアニタ・ビヨルクが未婚の母でスキャンダルを恐れたワーナーがアニタ・ビヨルクをフィヨルドに帰してしまったと出ていました。代役がアン・バクスターでアルフレッド・ヒッチコック監督は不満だったそうです。
→アニタ・ビヨルクはスウェーデン出身なのでフィヨルドとなります。。

国道101号線、カリフォルニア州の看板です。
ベアードを乗せたクルマが海岸の別荘に入る。

キャピトル・ピクチャーズにて。
ホビーがクルマで来てます。エディに呼ばれてメロドラマに出演するために。

メロドラマの撮影になってます。『我らは踊る。』というタイトルの映画です。
まずは待機中のエキストラがいます。
タキシードのホビーがドアを開けて入る。本番スタートです。相手役はディアドラ。

監督はレイフ・ファインズ扮するローレンス・ローレンツ。モデルはダグラス・サーク監督だと思う。
ところでレイフ・ファインズとケネス・ブラナーは共演したことがあるのか?

ホビーが大根なので演技指導するローレンツ監督。辛抱強くやってます。凄い忍耐力でやってます。
演技指導が全く理解出来ないホビー。監督の名前も間違えるし。
いよいよ私のやる通りにしてくれと指導するローレンツ監督。それでも出来ないホビー。

そんなわけで昔からハリウッドでは舞台俳優が重宝されるわけです。
アクターズスタジオ出身の俳優ならとりあえず演技は出来るというわけです。
ルックスはアレだげど演技は出来る。

海岸にて。怒濤です。東映ではない。
あとでわかりますがここはマリブです。別荘にて。
ここに運び込まれるベアード。

スタジオのオフィスにて。
エディはプロデューサーと『ヘイル、シーザー!』撮影延期の話しになってます。
そんなところにローレンツ監督がエディに直談判にやって来る。ホビーは大根だと激怒してる。ロデオ芸人では務まらん。
それはともかく食事の約束があるエディは外出する。

会話に出てくるスタジオのオーナーはシェンクと日本語字幕で出ていますが、英語ではスケンクと言ってます。スケンクは日本語だとまずいのか?

マリブの別荘にて。
物置部屋に入れられているベアード。まだ寝てる。
大勢いる連中が何なのかがまだわかりません。

食事に行くエディ。中華料理店に入る。
航空機会社ロッキード社のカダヒーがエディをスカウトするのが用件。
映画はTVに駆逐されるでしょうと1950年代なのに結構シビアなカダヒー。
ビキニ環礁の話題になるカダヒー。キノコ雲の写真を見せる。水爆実験です。この件は内密にと言う。
そんなとこに電話です。携帯電話はないので電話機そのままが持ち込まれてる。
急用で席を外すエディ。

マリブの別荘にて。
物置部屋に入れられているベアード。ようやく目を覚ます。
ドアに鍵はなくてそのまま出ているベアード。掃除機で掃除中のメイドのオバサンがいます。
この別荘の内装デザインはフランク・ロイド・ライト風になってます。

ドアを細目に開けたら大勢がいるのでビックリのベアード。注目されてる。
どうぞ入ってと言われて入るベアード。どういう状況なのかはわからん。
研究グループと称してます。やけに小さいサンドイッチが出てます。
話しからどうやら共産主義者のグループのようです。1950年代に問題になってました。
カメラマンのスミトロビッチ。フラッシュバルブを捨てて再装填する。
資本主義と共産主義の話しになってます。
ナレーションでこうしてベアードは共産主義者になったと入る。

スタジオにて。
『ヘイル、シーザー!』の撮影現場に来たエディ。プロデューサーから脅迫状を受け取ります。
スターを預かった。10万ドルを用意しろ。

オフィスにて。
秘書の名前がナタリーとわかります。エディとナタリー秘書。
電話して10万ドルを用意させてます。何故かカネを入れるトランクは小さい。

ナタリー秘書がソーラ・サッカーさんが来てますと知らせる。
ティルダ・スウィントンが扮してます。ゴシップライターらしい。
ベアードのことでとソーラ。『鷲の翼』の件。
会話からゴシップライターの妹と一緒にしないでと激怒するソーラ。そうなると自分はゴシップライターでないと思ってるらしい。
ホビー・ドイルはカルロッタ・バルデスと熱愛中のネタを提供するエディ。

10万ドルを用意したエディ。外に出たところで・・・
今度は双子の妹セサリー・サッカーと遭遇する。またベアードの話しになる。
ベアードがセットから消えたことを知ってるセサリー。
双子なのに不仲なソートとセサリーのサッカー姉妹。
そんなとこにメッセンジャーボーイのピーナッツが何か知らせに来ます。

オフィスにて。
エディが戻るとホビーが待っていました。
誘拐一味からの電話がある。これがピーナッツからの知らせでした。
ホビーには監督が来て褒めていたぞと適当なことを言ってるエディ。
誘拐一味からの電話は切れて奥さんのアンから電話です。息子の野球のポジションについてでした。

ホビーにベアードが誘拐されたことを話すエディ。身代金10万ドル。
エキストラが怪しいと言い出すホビー。結構当たってる。
また脅迫の電話です。スタジオ8の配電盤裏にトランクを入れろ。

スタジオ8にて。
ミュージカル、スウィンギング・ディンキーの撮影になってます。
ここは『踊る大紐育(ニューヨーク)』(1949年)がモデルになってます。
チャニング・テイタム扮するバート・ガーニーのモデルはジーン・ケリー。ミュージカルシーンになります。

ここに来ているエディ。トランクを配電盤裏に押し込む。
あとは撮影を見物してます。アーン監督と話し込む。
ディアナ・モランと交際してたアーン監督。もう別れたとか。実はイルサと結婚していて子供が2人いるとか。写真のイルサは普通のオバサンです。

マリブの別荘にて。
すっかりくつろいでるベアード。
脚本家のベネディクト。ダッチ。マルクーゼ教授。
映画はヒットしたのに脚本家に見返りはなかった。そんなわけでスタジオ側が儲け過ぎだと非難してます。
『鷲の翼』の話しがここでも出ています。これがベアードの弱みらしい。

シド弁護士のオフィスにて。
エディが来て熱心に話し込んでます。
ディアナが結婚はせずに子供を何とかする方法を相談してます。
1回に他人の養子にしてそれからディアナの養子にする。これがいい。

ナタリー秘書がエキストラの1人が落ち着かない様子だったと報告する。
ウォルトに尋問させてベアードの居場所を聞き出す。そんな段取りになってます。

編集室にて。
フランシス・マクドーマンド扮する編集のC・C・カルフーンが登場。
早業でフィルムを機械にかけて見ています。

ローレンス・ローレンツ作品『我らは踊る』
フィルムが燃えているというか変な色になってます。
これはCCのスカーフが機械に絡まってるからでした。首が絞まって危険な状態のCC。
CCに言われて慌てて機械を巻き戻すエディ。スカーフが抜けてフィルムもCCも助かりました。

中華料理店にて。
またロッキード社のカダヒーとコンタクトするエディ。
条件を上げてくるロッキード社。10年契約であとは株の購入券が報償される。要するに10年勤めたらあとは株式配当が出て引退生活が出来る。かなりの好条件です。
妻と相談して明朝返事するとエディ。
プレゼントもあるロッキード社のカダヒー。
でもロッキード社は現在ではロッキード・マーティン社になってます。合併は倒産したわけではないけど似たようなものだ。

運転手付きのリムジンのホビー。カルロッタのお迎えに来てます。
投げ縄の実演をやってるホビー。これはCG抜きでオールデン・エアエンライクがやってるみたい。偉い。
そんなわけでホビーの新作プレミアに行きます。

帰宅するエディ。
娘と息子の寝顔を見る。
ロッキード社からのプレゼント。CAのコスチュームと飛行機のミニチュアを置く。

それから食事になってます。エディと奥さん。
食事が終わったらまたスタジオに行く予定のエディ。ロッキード社のスカウトの件を奥さんに話す。
奥さんは時間的に楽な方がいいけどエディの好きにしてと言ってくれる。

クルマで移動中のエディ。
ナレーションが入って時々フィルム・ノワールみたいになります。
西のマリブの海岸に別荘がある。

そのマリブの別荘にて。
ベアードは教授にスタジオのゴシップを話す。興味津々の教授。

ホビーの新作映画のプレミアの劇場にて。
新作ウエスタン『ものぐさのお月さま』を一緒に見ているホビーとカルロッタ。
ホビーの歌も入ってます。歌うカウボーイ物です。

クルマで移動中のエディ。コンウェイ何とかビルに入る。
ジョン・シルバーマンのオフィスにて。保証書取引代行。ジョナ・ヒルが演じてます。
打ち合わせになるエディ、シルバーマン。ディアナも来てます。
未婚の母親状態だけは避けたいエディ。ディアナはそれほどでもない。
いったん他人の養子にしてそれからディアナの養子にという段取りを実行するわけです。
これに納得してるディアナ。

スタジオにて。
クルマで戻ってるエディ。
『ヘイル、シーザー!』のラッシュフィルムをナタリー秘書と見てます。
ベアード誘拐に関する報告も受けてます。別荘はバート・ガーニーが持ち主。

ナイトクラブにて。
デート中のホビーとカルロッタ。
パスタで投げ縄を作ってカルロッタを楽しませるホビー。
ロデオ業界から映画界に入ったホビー。歌えるので俳優になった。
ここで見覚えがあるトランクが気になるホビー。
そんなとこに双子のソーラとセサリーが入れ替わりで取材しに来てます。

クルマを借りてトランクの男を尾行するホビー。
何故かトランクの男はミュージカルをやってたバート・ガーニーです。

オフィスにて。
エディはロッキード社の契約書を見て考え込む。

クルマで尾行するホビー。
スタジオの外を歩き回るエディ。
ここがカットバックされてます。

マリブの別荘にて。
ここに入るホビーのクルマ。
アッサリと玄関から入るホビー。アッサリとベアードはコンタクトしてます。
君も共産主義者なのか?と言われるホビー。ここはバート・ガーニーの家だ。
ベアードが言うには他の連中は海に出かけたとのこと。

夜の海にて。
手漕ぎボートで移動中の脚本家達の面々。
多数のオールで漕いで進む。そのままローマ時代のガレー船です。
ボートは沖合の待ち合わせ地点を目指す。

そうなると夜の海に潜水艦が浮上するようです。
マジで潜水艦が浮上します。艦橋には赤い星が描かれてます。ソ連の潜水艦だ。
関係ないけどNFLダラス・カウボーイズは青い星。ローンスターがトレードマークです。

どうやらミュージカルのバート・ガーニーだけが潜水艦に乗り込むようです。
10万ドルのトランクも投げ渡される。これで用が済んだと思ったらボートに残したバート・ガーニーの愛犬が潜水艦にジャンプしてしまう。
この弾みで10万ドルのトランクが落ちて海中へと沈む。
しょうがないので愛犬を連れて行くバート・ガーニー。潜航する潜水艦。
手漕ぎボートは別荘に帰るようです。

クルマが移動中です。
ホビーとベアードが乗ってます。
途中でパトカー3台とすれ違います。ホビーが通報したのか?
溶暗になります。

スタジオにて。
タクシーで戻ってるベアード。

『ヘイル、シーザー!』のセットにて。
十字架に磔になるのはエキストラのようです。顔は見えない。

オフィスにて。
戻ったベアードとエディ。
すっかり共産主義者になってるベアードの頬を張って気合いを入れるエディ。
そんなわけでセットに向かうベアード。

外にて。
ナタリー秘書からディアナから花束ですと渡されるエディ。
養子の件はどうでもよくなった。ちゃんと結婚したからです。
この花束の代金もスタジオ持ちだとエディ。

今度はソーラとコンタクトするエディ。
ベアードの『鷲の翼』の件を持ち出すのでソーラ。
ローレンツ監督と関係したベアードが主役をゲットしたのが事件の真相。
スキャンダルになるわよとソーラ。
しかしここは上手くソーラをあしらうエディ。解決屋らしいとこを見せてます。
バート・ガーニーは亡命。脚本家達は全員逮捕。ハーストの新聞はこのネタを書くわけがない。

『ヘイル、シーザー!』のセットにて。
磔の十字架の前で熱演を見せるベアード。相棒の名前はグラックスでした。
何だかセリフにアドリブが入ってるのか?ベアード。
そんなこんなで最後の最後でミスってしまう。

教会で懺悔をするエディ。
プロローグに戻ってるのではなく繰り返しでシーンです。
神父から告白が多いねと言われてるエディ。
最後に楽な道を選ぶのは間違っているのでしょうか?と聞くエディ。
神父は肯定も否定もせず。

スタジオの外にて。
エディとナタリー秘書。
報告を聞いてるエディ。
エディの心境についてナレーションが入ります。
カダヒーへの電話については有り難いが断るとエディ。
そんなわけで映画の仕事を続けるようです。
エンドとなります。

後タイトル
スタッフの紹介
撮影はロジャー・ディーキンスです。第一人者でテクニカラーが再現されてます。

Josh Brolin Eddie Mannix
George Clooney Baird Whitlock
Alden Ehrenreich Hobie Doyle
Ralph Fiennes Laurence Laurentz
Jonah Hill Joe Silverman
Scarlett Johansson DeeAnna Moran
Frances McDormand C.C. Calhoun
Tilda Swinton Thora Thacker / Thessaly Thacker
Channing Tatum Burt Gurney

Max Baker Head Communist Writer
Heather Goldenhersh Natalie - Secretary
Christopher Lambert Arne Seslum

Clancy Brown Gracchus
Ian Blackman Cuddahy
Fred Melamed Communist Writer

John Bluthal Prof. Marcuse
Robert Trebor Producer of 'Hail, Caesar!'
Geoffrey Cantor Sid Siegelstein

Michael Gambon Narrator (voice)

スタッフの紹介

スクロールする
スタッフ
キャスト
スタッフ

Working Title studio
Mike Zoss Productions


ハリウッド赤狩り騒動の描写が全くないのはスタジオ側の圧力だったのでしょう。
そんなわけで何だかこじんまりとした感じになってしまったけどよい作品でした。

にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


« Hollywood Express #828◆2019.06.08(土) | トップページ | 『バーン・アフター・リーディング』(2008年) »

映画」カテゴリの記事

2010年代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Hollywood Express #828◆2019.06.08(土) | トップページ | 『バーン・アフター・リーディング』(2008年) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。