『地下室の魔物』(1973年)
この作品は、ジョン・ニューランド監督、キム・ダービー、ジム・ハットン主演の地下室ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1973年 Lorimar Productions アメリカ作品
ランニング・タイム◆74分
原題◆Don't Be Afraid of the Dark
プロット◆地下室の謎の存在に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ビリー・ゴールデンバーグ
キャスト
キム・ダービー→主人公の奥さんサリー
ジム・ハットン→サリーの旦那アレックス
ペドロ・アルメンダリス・Jr.→室内装飾業のプレージ
バーバラ・アンダーソン→サリーの知人ジョーン
ウィリアム・デマレスト→大工のハリス
レスリー・ウッズ→お手伝いのエセル
ロバート・クリーヴス→医者
ジョン・ニューランド監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のTVムービーになってます。
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント発売のDVDにて。
画質は普通です。悪くはない。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch
著作権のアラート。わざわざ2面も出る。
メニュー画面
タイトル
Lorimar Productions presents
Don't Be Afraid of the Dark
starring
Kim Darby Sally Farnham
Jim Hutton Alex Farnham
Barbara Anderson Joan Kahn
William Demarest Mr. Harris
Pedro Armendáriz Jr. Francisco Perez (as Pedro Armendariz Jr.)
スタッフの紹介
タイトルバックでは黒猫が鳴いています。
風が吹いて落ち葉が飛んでます。普通だ。
古い屋敷の地下室の窓が緑色に光ってます。
オフで何者かの会話が入ります。
彼女は来るか?。長い年月だった。そんな感じで相談してます。
昼間の屋敷にて。
主人公サリーと室内装飾業者プレージが登場。まず会話だけが聞こえる。
姿を現して室内の飾り付けの打ち合わせになってます。
会話からここは祖母の屋敷とわかります。
ハリスさんの名前で出ています。掃除夫ではなく大工です。ウィリアム・デマレストが演じてます。1940年代からのベテランなのでもう爺さんだ。
祖母の引き出しから地下室のドアの鍵を見つけたと話すサリー。
ハリスは何か言いたそうにしてます。
地下室は祖父の部屋で机等があります。祖父の死後は使っていない。
サリーはこの部屋を仕事部屋にしたいと話す。
プレージは帰ります。サリーは地下室は見ています。
暖炉はレンガで塞がれている。灰のかき出し口はボルトで止められている。
西側の窓は釘付けされて塞がれている。
ハリスが来てサリーに意見します。
暖炉は使えない。20年前に祖母に頼まれて私が塞いだ。
あれが起きたとハリス。具体的に何が起きたのかは言わない。
サリーは暖炉を使いたがる。何しろ憧れていたとか。
それはいいけどもう何者かにサリーと呼ばれています。
旦那のアレックスが帰宅します。入れ替わりでハリスが帰ります。
ハリスは道具箱を置きっぱなしです。サリーはその道具からハンマーを使って自分で暖炉のレンガを崩そうとする。これは無理でした。
次は灰のかき出し口のボルトを緩めようとします。そのモンキーレンチの使う向きは逆だと突っ込みたくなるが言わない。
それはともかくボルトを緩んだ。中に顔を突っ込んで覗くサリー。
アレックスが来て何をしてる?と言う。
暖炉のレンガですかアレックスはカネがないから開けない方がいいと言う。
しかし灰のかき出し口は開けっ放しです。そうなると。
何者かがサリーと呼んでたりします。我らが解き放たれる時が来た・・・
溶暗になります。
夜、屋敷の全景です。地下室の窓が緑色に光ってます。
夕食にて。サリーとアレックス。
パーティーはジョーンと相談する。
ヘンダーソン、ロバーツ、ミラーと名前が出てますが誰だかわからん。
そんな感じでパーティーの打ち合わせになってます。
アレックスですがパーティーの翌朝にサンフランシスコに出張する予定です。
そうなるとここはどこなんだ?となるがわかりません。普通はロサンゼルスだと思う。
サリーは屋敷で一人きりになるわけです。これは大変。
意味深に地下室のドアを映されます。
鍵穴に差し込んでるドアのキーが中から押されて落ちる。
落ちた鍵は敷物の上で、敷物が中には引かれて鍵は中に消える。上手い仕掛けです。
台所に何やら影が来てます。
サリーはアレックスに台所にネズミがいると訴える。
寝る前のサリーとアレックス。
またサリーと呼ばれていたりします。ベッド脇の灰皿が落ちて割れます。
サリーはアレックスに灰皿が落ちて割れた。何かいると話す。
アレックスは君はどうかしてると普通の反応。
それから深夜呼ばれてベッドから起き上がるサリー。
次の日、街にて。
知人のジェーンに灰皿の話しをするサリー。
で、旦那と上手くいってる?と話しがそれています。普通はそうなる。
サリーはアレックスは仕事の人間関係で頭がいっぱいなのと愚痴を言う。
ジェーンは旦那のジョージもそんな感じだった。考え過ぎなのよ。そんなことより買い物をしようとなる。
で、陶器店に灰皿を買いに行くサリー。上手いオチでした。
屋敷にて。
クルマで帰宅するサリー。クルマは巨大な4ドアセダンです。
地下室ではせハリスが灰のかき出し口をボルトでとめてます。
やって来たサリーにもう2度と開けてはならんと説教する。
しかしここで何が起きたかは言わない。
誰のいなくなるとボルトが自然に緩んでいたりします。
ハリスは帰ってサリーだけになってます。
いきなり着物が引っ張られたりします。これはビックリのサリー。
サリーはアレックスに電話するがもう帰ったとのこと。
灰のかき出し口はしっかりと開いてます。
シーンが飛びます。
帰宅したアレックスが灰のかき出し口のボルトを閉めています。
お前を連れて行くと言われたと訴えるサリー。
当然妄想だと怒ってるアレックス。それで電話してます。
ハリスに電話して変なことを吹き込むなと口論になってます。
それに地下室のドアの鍵を見当たらなくなってます。
別の大工を探せと言われてるアレックス。
アレックスはパーティーは失敗出来ないぞとサリーにプレッシャーをかける。
そのパーティーの前に別の出張があって一晩不在になるアレックス。
シーンが飛んでパーティーの当日になってます。
灰のかき出し口が開いて何者かが出ているようです。
招待者は知人ジェーンとその旦那や総勢10名ぐらいです。
手伝いのおばさんやウェイターもいます。
パーティーが始まってます。
手伝いのおばさんはエセル。
会話で出ているフランシスコ・プレージは室内装飾業者。
サリーは相変わらず呼ばれています。テーブルの花の中に何やら見えたりしてます
いよいよディナーで招待されて人達がテーブルに着きます。
ここでマジで何かが出て来て悲鳴をあげるサリー。パーティーは台無しになります。
シーンが飛びます。サリーとアレックス。
怒ってるアレックス。そんなわけで口論になってます。
この家を売りたいのかとアレックス。
その頃階段にはゾロゾロと小さい何者かがいたりします。
それで何者かはアレックスには見えていないようです。始末が悪い。
それからサリーはシャワーを使う。
戸棚が開いて隙間からワイヤーハンガーの伸ばして照明のスイッチを切る。
カミソリを出している小さい何者。グレムリンではなく何だっけ?
やらせてくれとか、明日まで待てとか、こっちも口論になってます。
そんなわけでまだサリーを脅かすだけのようです。
怪しい気配がありすぎなのでシャワーから出てきたサリー。
照明を点けると何者かが慌てて隠れる。明るいのは苦手らしい。
ハリスの言ったことが聞こえてるサリー。そのままにした方がいい。
サリーとアレックス。
この家を売りましょうと主張するサリー。
アレックはまたアパートに住めばいいさと物分かりがよくなってます。
しかし引越しは出張から戻ってからだとなる。それでは手遅れなような。
アレックスは先に寝て。サリーは読書で安楽椅子に座る。
小さい何者かは3人います。魔物トリオです。階段で伺ってます。
それで明日やろうと盛り上がってます。
溶暗になります。
翌朝にて。
サリーは椅子で寝ていたようです。
アレックスは庭に出ています。
そんなとこにハリスが来てます。道具箱を取りに来たとか。
電話のことを謝罪してるアレックス。ハリスも同じく。
コーヒーを飲みながら話しこむアレックスとハリス。
ハリスは何かがあるんですと主張するが具体的なことは言わない。
そうなるとそれは迷信だとアレックス。また口論になってます。
サリーが怯えてるのはハリスのせいだと責めるアレックス。
地下室にて。
道具箱を取りに来たハリス。
照明が切られていきなり真っ暗になる。緑色の光が当たる。
魔物に何故話したと責められ警告だけだと言い訳のハリス。そんなわけで制裁として腕を刺される。
ドアを開けてくれと助けを求めるハリス。アレックスがドアを開けてる。
ハリスは道具で自分を刺してしまったと言い訳してる。
サリーとアレックス。
ジョーンに来てもらったら?とアレックス。
それでアレックスは出張に出かけてます。
シーンが飛んで電話してるサリー。
会話から1時間経過してるようです。相手はジョーン。
今夜来てくれる?と頼むサリー。で、逆にジョーンの家に行く話しになります。
その方がいいサリー。乗り気になってます。4時頃に迎えて来ることになります。
お手伝いのエセルが来てます。パーティーの後片付けが終わったとか。
サリーは出かけてます。何の用事なのかは不明。
サリーはクルマで戻ってます。
別のクルマがあります。室内装飾業者のプレージが来てます。
エセルにこの家を出る話しをするサリー。それでエセルは帰ります。
サリー1人になるとすぐに声が聞こえてます。
フラッシュライトやロウソクを用意してるサリー。念のためなのか?
プレージに家を出る話しをしたら料金はもらうと不機嫌になる。
魔物トリオは階段にケーブルを張っています。
そうなるとプレージが階段から転落しています。これは大変。
サリーはあんたは何者?と目的は問う。
男でななくお前を落とすつもりだったと魔物。
我らを解き放ち仲間とともに生きるんだとサリーを説得してる?のか。
ケーブルを引っ張りながら会話してて結局ケーブルは持っていかれた。
溶暗になります。
時間が経過してます。
プレージの死体は梱包されて運ばれています。
それで警察の現場検証が終わってます。ジョーンが警察と話しをしてる。
サリーは医者に診てもらってる。
ジョーンと医者。
サリーに妄想癖は?と聞く医者。知り合って数年ですがありませんとジョーン。
サリーとジョーン。
プレージは足をすくわれて殺された。ここから出て行くと主張するサリー。
サリーの手のひらにはケーブルが擦れた跡が付いてます。
それでもアレックスはこっちに向かってるから待っていてとジョーン。
アレックスが帰って来たと迎えに行ってしまうジョーン。
コーヒーでも飲んでて言われて飲んでるサリー。
サリーだけになるとすぐに出てる魔物トリオ。本棚の奥から伺ってます。
何だか眠気がしてるサリー。ジョーンはコーヒーには睡眠薬は入れてないのに。そのまま寝ているサリー。
マジでクルマのアレックスが帰宅します。迎えるジョーン。
速攻でサリーを見に行きます。
半分寝てるサリーは私は殺されると訴える。
睡眠薬の箱を確認すと6錠が4錠に減ってます。誰かが入れたらしい。魔物だ。
サリーの手のひらの傷を見るアレックス。これはビックリ。
ジョーンから話しを聞いてます。ジョーンは魔物はいるものとしてアレックスを説得してる感じ。
事実を直視してと説得してるジョーン。
ジョーンはハリスから話しを聞きましょうとアレックスに電話させる。
そんなこんなでアレックスはハリスの自宅まで話を聞きに行くことになります。
サリーにアレックスはすぐに戻るから待ってと話すジョーン。
アレックスは出かけてジョーンは見張りとなる。
魔物トリオは何かやらかそうとしてます。
ジョーンは屋敷の他の部屋の照明を点けてます。
魔物トリオは外に出て配電盤に接近してる。
ハリスの自宅にて。
ここに到着するアレックス。ハリスから話しを聞きます。
屋敷にて。
魔物トリオですが配電盤から出てるケーブルを斧で切断する。
当然停電になって真っ暗になります。これは大変。
溶暗になります。
ハリスの自宅にて。
アレックスはハリスから話しを聞きます。
おばあさん夫婦は1880年代に建造された屋敷を買った。
旦那が地下室を使おうとして塞がっていた暖炉と灰のかき出し口を開けた。
屋敷にて。
ジョーンは停電したので配電盤を見に行く。そうなると屋敷の外に出ることになる。
ヒューズが切れたと思ってます。まあ普通はそう思う。予備のヒューズは配電盤の中にあると説明するサリー。
ロウソクを点けて配電盤に向かうジョーン。その前にサリーにアレックスに電話しなさいと電話番号のメモを渡す。
ハリスの自宅にて。
アレックスとハリス。
ベネットさんはどうなった?と聞くアレックス。祖父母の苗字です。
屋敷にて。
電話中のサリーですが魔物が電話を切ってます。
ハリスの自宅にて。
アレックスとハリス。
電話だが多分奥さんだろうと話すハリス。
屋敷にて。
勝手口から外に出たジョーン。何だか妙に明るいのは撮影のミスのようです。
それはいいけど魔物が勝手口のドアをロックしてしまった。
ハリスの自宅にて。
アレックスとハリスはクルマで戻る。
屋敷にて。
いよいよサリーに迫る魔物トリオ。
移動中のクルマにて。
ハリスはアレックスに全てを話す。
このへんはカットバックになってます。
屋敷にて。
サリーを呼ぶ魔物トリオ。
移動中のクルマにて。
ハリスはアレックスに全てを話す。
地下室のドアをこじ開けて中に入ると世にも恐ろしい光景が・・・
旦那は暖炉の中に連れ去られた・・・
屋敷にて。
サリーはロウソクを点けて部屋から出る。
ジョーンは他のドアから中に入ろうとするがロックされて入れず。
サリーは魔物トリオから呼ばれてる。階段を降りるサリー。
ジョーンはドアを開けてと呼びかけるが聞こえてない。ドアは開かない。
サリーは引き出しのライトを取り出し点灯させる。
光が苦手な魔物トリオはビックリ。
置物を転倒させてサリーを脅かし落ちたライトにシートを被せる魔物トリオ。これでライトの効果はなくなった。
魔物トリオはロープでサリーの足を縛って引きずって運ぶ。
それでもサリーはカメラを手にとってます。カメラにはフラッシュがある。
サリーを地下室に引きずり込んでる魔物トリオ。
ようやくフラッシュを2発ほど使うサリーですが魔物トリオは少し怯むだけです。
到着したアレックスは玄関ドアをこじ開けて入る。
合流したジョーンと地下室に駆けつけるアレックス。
何だか灰の書き出し口からもう引きずり込まれたみたいなサリー。
アレックスは灰の書き出し口から中を見るが手遅れでした。いくら呼んでも返事はない。
屋敷の全景です。
オフでセリフが入る。
我々を解き放ちに必ずやってくるわと女言葉になってます。
そうるとサリーはもう馴染んでしまったようです。
もう少しの辛抱よ、時間はある、無限にある。自由が待ち遠しい・・・
エンドとなります。
後タイトル。
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