『タランチュラのキス』(1972年)
この作品は、クリス・マンガー監督、スザンヌ・リング、エリック・メイソン主演の蜘蛛ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1972年 Cinema-Vu アメリカ作品
ランニング・タイム◆85分
原題◆Kiss of the Tarantula
プロット◆蜘蛛が大好きで色々とある話しのようです。
音楽◆フィリアン・ビショップ
キャスト
スザンヌ・リング→蜘蛛好きのスザンヌ・ブラッドリー
エリック・メイソン→警察のウォルター・ブラッドリー
ハーマン・ウォールナー→スザンヌの父親ジョン・ブラッドリー
ビヴァリー・エディンス→スザンヌの母親マーサ・ブラッドリー
マーク・スミス→ボーイフレンドのジョー・ペニー
ジェイ・スコット→首謀者のボー
パトリシア・ランドン→スザンヌを疑うナンシー
リタ・フレンチ→生き残ったジョーン
ストラットン・レオポルド→死んだエリック
リンダ・スパット→死んだトレーシー
クリス・マンガー監督の演出はよいと思います。
全体的に1970年代前半の風変わりな感じになってます。
色々と違った邦題があります。
◆aka『恐怖のタランチュラ』(TV)
◆aka『タランチュラ・マーダー/恐怖の巨大毒グモ襲撃』(TV・別)
映像文化社/株式会社オルスタックソフト販売発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味なし。フルスクリーン。
音声は Dolby Digital 2.0ch
著作権のアラート
メニュー画面
タイトル
最初にヒロインのアップショットが入る。
Cinema-Vu presents
Kiss of the Tarantula
starring
Ernesto Macias Walter Bradley (as Eric Mason)
Suzanna Ling Susan Bradley
Herman Wallner John Bradley
Patricia Landon Nancy Drury
co-starring
Beverly Eddins Martha Bradley
Jay Scott Bo Richards (as Jay Scott Neal)
Rebecca Eddins Susan Bradley - Age 10
スタッフの紹介
タイトルバックは5歳のスーザンが庭で蜘蛛を見ているとこです。
5歳のスーザンは蜘蛛が大好き。しかし母親のマーサがそんなことをしてはダメと折檻する。
成長した10歳のスーザン。
10歳のスーザンは蜘蛛が大好き。また母親のマーサがそんなことをしてはダメと折檻する。
さすがに私のペットなのよと抗議する10歳のスーザン。
ここは葬儀屋です。
仕事中のパパのとこへ行く10歳のスーザン。
パパはスーザンの趣味については理解があります。パパの名前はジョン。
映画本『人喰い映画祭』の紹介の通りにこのパパは背が高い。190cm以上はある。
マーサは文句が多い。ジョンにもここは辛気臭いと文句を言ってます。
ウォルターの自宅にて。
パパの弟ウォルターが登場。
ウォルターが帰宅するとマーサが待ってます。それは不倫だ。
マーサは会うのに用心するのは今週までだと不穏なことを言ってます。
葬儀屋にて。
ジョンとマーサが口論してます。といっても一方的にマーサが喋る。
ここを覗いてる10歳のスーザン。
スーザンを寄宿学校に入れると主張するマーサ。ジョンは反対。それでどうなる。
ジョンにこれから部屋は別々よ言い放つマーサ。
マーサの寝室にて。
ウォルターに電話してるマーサ。今すぐ殺してと訴えるマーサ。これは凄いな。
ここを覗いてる10歳のスーザン。
マーサは寝るようです。アイマスクをして寝てる。
10歳のスーザンはマーサの寝室に蜘蛛を放つ。大きい蜘蛛です。
この蜘蛛をマーサの手に乗せています。
ようやく気がついたマーサは驚愕しショック死します。話しが早い。
墓地にて。
マーサの葬式になってます。
ウォルターもしっかりと来てます。何しろジョンの弟なのでいる。
10歳のスーザンは幸せそう。
現在にて。
プロローグのシーンです。現在のスーザン。
相変わらず蜘蛛が大好き。地下室に蜘蛛を大量に飼ってます。
お気に入りの蜘蛛にジェニファーと名前をつけてます。
ジョンも相変わらずスーザンの蜘蛛好きに理解があり干渉はしない。
しかしスーザンは友人関係は上手くいっていない感じ。
そんな話しをジョンとしてます。
お客が3人ほど来ます。オッサンばかり。
ウォルターもいます。スーザンに母さんとソックリだと言ってる。
会話からジョンが出張で1週間ばかりいないとのこと。
この会合はどうやらウォルターが署長になる運動の打ち合わせのようです。
ジョンは協力すると言ってる。
翌日。自宅にはプラッドリー葬儀所の看板があります。
ジョンは出張にクルマで出かけます。何かあればウォルターに連絡してくれ・・・
1人になったスーザン。蜘蛛だけではなくぬいぐるみや人形もあります。
それでも蜘蛛を出してるスーザン。やはり蜘蛛が1番のお気に入り。
電話です。ボーイフレンドのジョー・ペニーからです。
今夜のハロウィンパーティですがスーザンもジョーも出ないらしい。
そんなわけでジョーに自宅に来てもいいと言うスーザン。
シーンが変わってボロボロのワーゲン・ビートルが来てます。
男3人女2人ぐらいがいるようです。男3人が勝手にうちの中に入り込む。ジョーはいない。
男3人はハロウィンパーティで棺桶を調達しに来たようです。首謀者はボー。
スーザンは物音に気がついてジョーだと思って2階から降りてくる。
男3人は隠れています。いきなり出てスーザンをビックリさせる。
棺桶の件を断るスーザン。そうなると男3人は収まらなくなる。
地下室にて。
成り行きで地下室に入る男3人。スーザンも無理やり連れ込まれる。
蜘蛛を1匹殺したのでスーザンを3人をなじる。
そんなこんなでようやく男3人は引き上げてます。
それからようやくジョーが来てます。
スーザンは何故あんなひどいことをすると訴える。
ジョーは忘れた方がいいと無難なアドバイスをする。
ドライブインシアターにて。
看板から上映されてるの『ダーティハリー』(1971年)なんですが著作権料が払えなかったのか映像音声は全く出てきません。
ワーゲン・ビートルの4人が来てます。首謀者のボーはいないみたい。
スーザンも自分のクルマで来てます。大量の蜘蛛を持参してます。
ワーゲン・ビートルのドアの隙間から蜘蛛を入れてるスーザン。
入れるだけ入れたらスーザンは自分のクルマに戻る。待機してます。
ワーゲン・ビートルの4人はなかなか気がつかない。ようやく気がついて大騒ぎになってます。
そんなこんなで割れた窓ガラスで女1人ドアに首を挟んで男1人が死に至る。
それから蜘蛛を回収してるスーザンですがやり過ぎになって動揺してます。それではどういうつもりだったのかは不明。
スーザンの自宅にて。
帰宅してるスーザン。
ドライブインシアターにて。
警備員のオッサンが来ます。もう客は帰って残ってるのはワーゲン・ビートルのみ。
続きはモーテルでやってくれと言ったとこで死人だと気がついてビックリとなります。
病院にて。
ウォルターと医者。
生き残ったジョーンは絶対安静ですと医者。当然事情聴取はできない。
無理やり聞くとジョーンはパニックになってます。
スーザンの自宅、葬儀所にて。
ジョンとウォルター。
何があった?と聞いてるジョン。手がかりはないとウォルター。
庭にて。
ブランコのスーザンに話しかけるウォルター。
死んだのはエリックとトレーシーと名前を出すウォルター。
スーザンの反応がイマイチなのでウォルターは帰ります。
棺桶のエリックを見に来たスーザン。蜘蛛をエリックの手に握らせています。
墓地にて。
エリックの葬式になってます。
病院にて。
ジョーンの部屋に来てるスーザン。謝罪してます。
そんなとこを生き残ったナンシーが来ます。何の話しをしたの?と詰問する。
答えずにスーザンは速攻で帰ります。
建設現場にて。
ナンシーとボー。
スーザンが何か隠してるとボーに吹き込むナンシー。
ナンシーはスーザンの仕業と決めつけてる。
ボーはアッサリとスーザン調べを引き受けてる。
ここは鉄工所なのか?アセチレンバーナーを使ってる。
林にて。
スーザンがいます。接近するボー。
それから川沿いを尾行するボー。
スーザンに声をかけて謝罪から普通のナンパになり今夜デートしようとなる。
ドライブインシアターにて。
クルマのボーとスーザン。
ここは嫌なのよとスーザン。帰りたがる。
ミステリーが好きか?とボー。
私はコメディやミュージカルが好きなのよとスーザン。ハッピーエンドなるから。
いきなりどうやって殺したとスーザンを詰問するボー。
それでスーザンはクルマから降りていなくなる。真相を暴いてやると捨て台詞のボー。
自宅にて。
蜘蛛に彼は嘘をついたと愚痴のスーザン。そうなるとどうする。
で、スーザンは蜘蛛と離れ離れになることを心配してます。そうならないためには何でもするらしい。
ボーが電話中です。調べると言ってるボー。
話しの流れで電話はボーとナンシーのはず。
後ろには白黒TVで古い映画をやってます。何の作品なのかは不明。
建設現場にて。
ボーとオッサン。仕事の打ち合わせをやってます。
仕事のボーは換気ダクト内に入る。オッサンはクルマでいなくなる。
入れ替わりでスーザンのクルマが来てます。ボーは気がついてない。
換気ダクト内にて。
ボーはシリコンのグルーガンを持って入ってます。
スーザンは大量の蜘蛛をダクト内に放ってます。それでどうなる。
ようやく気がついたボーはパニックになってます。グルーガンを使えばと思うがそれどころではない。
シーンは変わって現場検証にて。
苦しみ抜いて死んだと思われるボー。
ウォルターと先ほどのオッサン。事情聴取になってます。1時間前には元気だった
警官のウェスが登場してます。
ウォルターはボーから千切れた蜘蛛の脚を回収してます。そうなるとどうなる。
病院にて。
ウォルターと医者。今日は事情聴取をするつもりのウォルター。
病室のジョーンはナースとリハビリをやってます。
ジョーンは回復しつつあって2日後に退院になるとナースが言ってます。
届いた花を見るジョーン。そこには小さな蜘蛛がいたりします。そうなるとまたパニックになるジョーン。そんなわけで元に戻ってしまった。
ウォルターと医者。
ジョーンはどうしたとナースから事情聴取になってます。
退院間近から突然危篤状態になったジョーン。
ナースはジョーンは花を見ただけで危篤状態になった。その花の中に小さな蜘蛛がいたので潰したと証言する。コガネグモですと種類まで証言してるのが珍しい。
大学にて。たぶんそうだと思う。
ウォルターはクルマで張り込み中。スーザンが来たので自宅に送ると乗せる。
ボー・リチャーズが死んだ話しをするウォルター。
自宅にて。
ウォルターは上がって食事になってます。ジョンもいて3人です。
事件の話しをするウォルター。それでスーザンを伺ってます。
入院中のジョーンが回復したと偽情報を流すウォルター。
スーザンは席を外す。
次のシーは棺桶のボーにコンタクトするスーザン。
ここは葬儀屋なのでこうなる。
警察にて。
ウォルターとナンシー。
あなたとの姪がボーを殺したと訴えるナンシー。
スーザンを告発に来たナンシーですがウォルターは証拠が必要だとなる。
あの夜に葬儀屋に行った連中がみんな死んでるとナンシー。しかしそれだけでは証拠にならない。
ナンシーは証拠がないなら見つけてやると意気込んで帰る。
ウォルターも色々と大変だ。
自宅の葬儀屋にて。夜です。
ナンシーが忍び込もうとしてます。
そんなとこにウォルターのクルマがやってきます。ウォルターは家に入る。
スーザンにナンシーのことで話しがあると切り出すウォルター。
そのナンシーは外から窓を覗き込む。
町中の噂になるし証拠もあるぞとスーザンを口説いてるウォルター。
守ってやるぞといよいよキスをしようとする。協力し合おう・・・
キスしてるとこをしっかり見ているナンシー。そうなるとどうなる。
ウォルターはもう外に出て車に乗り込む。で、ナンシーを見つける。
ナンシーはキスしてるとこを見てたと言う。
ウォルターはこれまで出世するために働きづめだったとそんな話題になる。
で、ナンシーへの説得は失敗となります。何だかおかしな雰囲気のウォルター。
そうなるとナンシーは逃げてウォルターが追う。
森にて。
逃げるナンシー、追ってるウォルター。延々と走って追っかけになってます。
ようやくタックルしてナンシーを捕まえるウォルター。そのまま絞殺してる。
そんなことをしたら話しが脱線するのでは?となるがそうなった。
朝の森にて。
黒人のオッサンがナンシーの死体を発見して通報する。浮浪者かと思ったが違う。
時間が経過して現場検証です。
ウォルターと警官のウェスが来てます。それでウォルターはどうする?。
通報者のオッサンは狩りに来て死体を発見したとのこと。
警察にて。
ウォルターは報告書を読んでどうする?性的暴行の形跡なし。
そんなことはウォルターが1番わかってます。
自宅の葬儀屋にて。夜です。
スーザンとジョン。
棺桶のナンシーの出来栄えを褒めているスーザン。
透明カバーの中葢があって気密性を高めているそうです。
ジョンですがウォルターの選挙運動で休む暇がないと言ってます。
そんなわけでジョンはクルマで出かけます。
ウォルターはジョンが出かけたの見て堂々と玄関から侵入してます。
足がつくのを警戒してクルマはないみたい。
スーザンはもう寝るとこです。ベッドで本を読んでる。何の本かはわからん。
ウォルターが入って来ます。スーザンは勝手に寝室に入らないでと非難する。
我々の将来について話し合おうとウォルター。これは立派なストーカーです。
私が全て片付けたとと話すウォルター。そんな感じ恩を着せてます。
隙を見てスーザンには逃げる。追うウォルター。
そんなこんなでウォルターは階段から転落して意識はあるが動けなくなる。
動けないとウォルターはスーザンに助けを求める。
今頃になってあんたは私にママを殺させたと言ってるスーザン。まあそうだけど。
そもそもママがジョン殺しを画策したのが原因でした。
ウォルターを足を持って引きずって運ぶスーザン。
ナンシーの棺桶にて。
ここにウォルターを運んだスーザン。それでどうする。
この間ずっとウォルターはやめてくれと訴えてるがスーザンは聞いてない。
スーザンはベルトが付いた治具を使って棺桶からナンシーを引っ張り出す。
それから棺桶の底敷材を出してます。
まだ騒いでるウォルターを治具を使って引っ張り上げて棺桶に入れる。
しっかりと布を被せてウォルターを隠します。
ウォルターは助けてくれと言ってるが聞いてないスーザン。
で、ウォルターの上にナンシーをまた入れてます。これで2人まとめて片付きます。
透明カバーを閉じれば気密なのでウォルターは窒息死します。
グッバイウォルターと最後に普通の蓋を閉めて棺桶は完成となります。
どこかのホテルにて。
その頃ジョンは会合を終えてクルマで帰宅してます。
自宅の葬儀屋にて。
ジョンが帰宅してスーザンの寝室に行く帰ったと知らせおやすみの挨拶をする。
もうベッドにいたスーザンもおやすみと言う。
プロローグのスーザンのアップが入りエンドとなります。
後タイトル
スタッフの紹介
cast of characters キャストはかなり詳しく出ています。
感謝のお知らせ。
そんなわけで1970年代前半の作品らしく風変わりなよい作品でした。
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