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2018.05.20

『降霊術師ケミスラー エクソシスト』(1977年)

この作品は、ポール・ウェンドコス監督、ダック・ランボー、エリッサ・ダヴァロス、ダン・オハーリヒー、リチャード・リンチ主演の悪魔ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1977年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆83分
原題◆Good Against Evil
プロット◆悪魔の生贄で悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ラロ・シフリン

キャスト
ダック・ランボー→主人公のアンディ
エリッサ・ダヴァロス→呪われたジェシカ

キム・キャトラル→アンディの元恋人リンダ
ナターシャ・ライアン→リンダの娘シンディ

ダン・オハーリヒー→エクソシストのケミスラー神父
ジョン・ハーキンス→ウィットリー神父

リチャード・リンチ→悪魔の僕リミン
ジェニー・オハラ→The Woman
レリア・ゴルドーニ→シスター・モニカ
ペギー・マッケイ→ニューオーリンズのアイリーンおばさん
エリカ・ヨーン→サンフランシスコのアグネス
リチャード・スタール→尾行のブラウン

ピーター・ブランドン→Dr. Price
リチャード・サンダース→The Doctor

ポール・ウェンドコス監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のホラーになってます。『エクソシスト』(1973年)と『オーメン』(1976年)の便乗企画といった感じ。
そんなわけで1970年代前半は映画的にはすごい時代だったとよくわかります。エポックメイキングな作品が多かった。
その代わり出来の悪いエログロだけな作品も多かったけど。
音楽が何故か巨匠ラロ・シフリンで無駄に豪華です。

WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。
スクイーズ収録のフル非表示
画面サイズはスタンダード。上下左右に黒味あり。まあしょうがない。
音声は Dolby Digital 2.0ch

著作権のアラート
WHD JAPAN
フォワード
ノイズ音割れ等が発生しますのアラート

原題のタイトルがありません。
Good Against Evil

字幕 1955年ニューヨーク

starring
Dack Rambo Andy Stuart
Elyssa Davalos Jessica Gordon
Richard Lynch Mr. Rimmin
and
Dan O'Herlihy Father Kemschler

guest stars
John Harkins Father Wheatley
Jenny O'Hara The Woman
Lelia Goldoni Sister Monica
Peggy McCay Irene
Peter Brandon Dr. Price
Kim Cattrall Linday Isley
Natasha Ryan Cindy Isley

夜の街を男が歩く。黒猫も歩く。ありがちなシーンです。
病院で赤ちゃんがどうのこうのと大騒ぎになってます。
それから出産シーンになってます。女の子が誕生してます。
病室から抜け出す出産した女性。

スタッフの紹介

赤ちゃんに会いにいったとことで尼僧ナースにみつかる。
逃げた女性は階段を降りたとこで黒猫に脅かされて戻る。
それから風が吹いて階段から転落して退場となります。
これを見ている尼僧ナース。

バーティにて。
いきなり静かになって先ほどの男がスピーチをします。
赤ん坊を育てるのが云々と言ってます。
尼僧ナースが赤ちゃんを連れて来て悪魔像に捧げられる。

字幕 1977年 サンフランシスコ
白いクルマで女性が登場。主人公のジェシカです。
→ 1977 Capri S MkII

オフィスにて。
洋服デザインの仕事をしてるジェシカ。
ここの主人がアグネスおばさん。
で、交通事故の音がしてジェシカのクルマがぶつけられたとなる。

オフィス前にて。
ぶつけた男と口論になるジェシカ。
男のクルマは普通のワンボックスカーです。
そんなこんなで男はジェシカのクルマを運転していなくなる。
男のワンボックスカーは残ってるので逃げたのではないはず。
→ 1971 Dodge Tradesman [B-Series]

また仕事中のジェシカ。
男は要求するだけ、利己的、無責任と持論を展開するアグネス。

仕事を終わって外に出ればクルマは直っていたりします。
これはビックリのジェシカ。
アンディ・スチュアートと名乗る男は夕食でもとデートに誘う。
断ったジェシカはクルマでいなくなる。

ジェシカの自宅アパートにて。
そうなるとあの赤ちゃんが成長したのがジェシカのようです。
帰宅するジェシカ。留守電にはアンディから伝言が入ってます。

オフィスにて。
アンディからのプレゼントが届います。レストランのメニュー。

夜の街にて。
アンディとデートになってるジェシカ。オッサンの尾行が付いたりする。

レストランにて。日本食です。
そんなわけで少し日本語が入る。意外と普通です。
モデルではなくデザイナーだと言ってるジェシカ。
私には守護天使がいると言い出すジェシカ。
ニューヨーク出身。ニューオーリンズのアイリーンおばさんに育ててもらった。

アンディのワンボックスカーにて。
ジェシカを入れようとするが逃げられてしまうアンディ。

サンフランシスコの公園にて。
有名なドーム型の建物が見えてます。画質が悪いので損してる。
ボートでデートのジェシカとアンディを尾行してるオッサン。
会話からアンディは旅行ライターだとわかる。

街中にて。
ジェシカとアンディが歩いています。
占いボックスで占ってもらいます。無難な内容のお告げでした。
ここでアイラブユーと言うアンディ。ここを写真に撮られたりする。
他でも大声でアイラブユーと言ってるアンディ。やはり写真に撮られてる。

オッサンの部屋にて。
写真を撮ってたのは尾行のオッサンです。ジェシカの写真が大量にあります。
戸棚を開けると悪魔像があります。ストーカーではなくそっち関係の人らしい。
そうなるとジェシカを育てて悪魔に生贄にでもするのか?随分と気の長い計画です。

ジェシカの自宅アパートにて。
仕事中のジェシカとタイプ打ちのアンディ。いい雰囲気になってキスになってます。
そんなとこでいきなり窓が開いて風が吹き込む。

乗馬中のジェシカとアンディ。
そのへんに尾行のオッサンがいたりします。
いきなりアンディの馬がいななき暴れて暴走する。
木の上には黒猫がいてアンディに飛びかかったりする。
そんな感じで聖書に従った設定になってるようです。
この騒ぎでジェシカを助けようとした尾行のおっさんが馬に蹴られて退場となります。
ジェシカとアンディは無事です。

ジェシカの自宅アパートにて。
あの人を知ってる気がすると言ってるジェシカ。本気にしないアンディ。
会話からオッサンが死んだとわかります。

ここでジェシカは部屋に閉じこもる。ドアを叩いて開けてくれとアンディ。
速攻で風呂に入ってるジェシカは帰ってくれと口論になる。
もう終わりにしましょうと別れ話を始めるジェシカ。アンディは収まらない。

ジェシカですがもうアンディで3人目だと言ったりする。
前のボーイフレンドは2人とも死んだ。
そんなわけでドアを開けたジェシカからマジで帰ってと言われてしまうアンディ。
しょうがないので帰るアンディ。
溶暗になります。

オフィスにて。
仕事中のジェシカ。アグネスがどうかしたの?と聞いてくる。
ほっといてとここから出て行くジェシカ。

金門橋にて。
『めまい』(1958年)で有名な場所です。
クルマでここに来てるジェシカ。アンディのワンボックカーがあります。
そんなわけであっさりと仲直りしてます。愛してるアンディと言ってるジェシカ。

悪魔教のアジトにて。
ここは砂漠の洞窟といった感じ。それらしいところです。
儀式をやってる男。名前はリミンです。全く歳を取っていない。
何やら影が登場しています。闇の王子アストロフと言ってるリミン。
あなたの下僕ですとリミン。下僕なら不老不死になるらしい。
ジェシカの父親がアストロフらしい。そうなの?
彼女のために力を見せてくださいとお願いしてるリミン。それでどうなる。

教会にて。
また一緒のジェシカとアンディ。
ウィットリー神父を紹介するアンディ。知り合いのようです。
何だか教会内に入りずらそうなジェシカ。それでも入ってます。
そうなると教会内の気温が急激に下がってるようです。とにくかそうなってる。
寒いなとなってウィットリー神父がヒーターを確認したりする。
それでジェシカが外に出た途端に寒くなくなってる。これはビックリの神父。

この教会ですが『めまい』(1958年)にも出ていた教会みたい。墓地が似ている。
ウィットリー神父は急用が出来たので結婚式は明日にしてくれと言い出す。
2人が帰ったあと祈ってます。神頼みの典型だ。

ジェシカの自宅アパートにて。
何を買おうかと相談してるジェシカとアンディ。
ジェシカは寝室にベッドのフレームのみを見せています。マットはこれからだ。
それでも床に寝て抱き合ってる。そんなとこに窓から黒猫が見ています。
ジェシカにだけ懐いてる黒猫ですが外に出されて窓を閉められる。

またいい感じになってる2人ですが外で風が吹いてます。
いきなり明かり取り窓が割れて大騒ぎになってます。黒猫が鳴く。
そんなわけでいいところで中断してます。
溶暗になります。

教会にて。
アンディとウィットリー神父。
結婚式は延期だと言われて困惑してるアンディ。
彼女はアストロフに選ばれた者だと解説するウィットリー神父。
悪魔だ。ケミスラー神父に連絡がとれるまで待つんだと説得にかかる。
アンディはそれなら市役所で結婚してやるとここから出て行きます。

リミンとアグネス。
ここはサンフランシスコのリミンのアジトのようです。
ブラウンは役立たずでしたと報告するアグネス。
尾行のオッサンのことです。ようやくブラウンと名がわかった。
そんなとこに猫が大勢来ています。
ジェシカの管理に失敗したアグネスは猫と部屋に閉じ込められて退場となります。
何だか『仮面ライダー』で任務に失敗した怪人の処刑みたいです。

ジェシカの自宅アパートにて。
明日は結婚式だとジェシカを送ってるアンディ。
アンディは帰ってジェシカ1人だけです。そんなとこに誰かがいます。
いたのはリミンでジェシカに催眠術をかける。

次の日にて。
リムジンでジェシカを迎えに来たアンディ。妙にマメな男です。
→ 1973 Cadillac Fleetwood 75
しかしジェシカは不在でアパート内は夜逃げでもしたように空っぽです。
これはビックリのアンディ。

オフィスにて。
リムジンでここに来たアンディ。クルマを換える暇もない。
閉まっています。for rentの看板があるだけ。

教会にて。
今度はここに来たアンディ。まだリムジンだ。
教会内は荒らされて五芒星が描かれています。これはビックリのアンディ。
鐘が鳴ったので鐘楼を登るアンディ。
鐘のロープには首吊りのウィットリー神父がぶら下がっていました。

ニューオーリンズの空港にて。
小型ジェット機が着陸してジェシカとリミンが降りる。
出迎えはリムジンのご婦人でジェシカの育ての親のアイリーンおばさんです。

リミンとアイリーンおばさん。
彼女のこの2年の記憶を曖昧にしたと話すリミン。サンフランシスコの記憶です。
アグネスの話しもするリミン。役立たずだったとなってる。役立たずが多い。

リムジンで移動となります。
→ 1974 Cadillac Fleetwood 75
空港から、スーパードーム、教会も通過する。
それでお屋敷に到着します。

お屋敷にて。
ジェシカはここで育ったらしい。そういう記憶になってます。
思い出の記憶の上塗りだと言ってるリミン。
ジェシカとアンディが結婚するとアントロフの力が無意味になる。そんな感じ。
それならアンディを片付ければとなるがそうもいかないらしい。
アンディのジェシカに対する愛情がなくならないと片付けられないようで色々と面倒です。
ジェシカにはアンディの記憶はない。
しかしアンディはジェシカを見つけようとする。
そういえばアンディはニューオーリンズにガールフレンドがいたと言ってた。
で、リミンは何かやらかそうとしてます。

サンフランシスコにて。
自販機で新聞を買うアンディ。
昏睡状態の少女が不思議な印を描く。例の五芒星です。場所はニューオーリンズ。
そんなわけでアンディは旅客機でニューオーリンズに向かう。

ニューオーリンズの病院にて。
受付で少女に面会したいと交渉してるアンディ。
で、少女の母親が元ガールフレンドのリンダでした。とりあえず話を聞く。
リンダ役がキム・キャトラルです。

アンディとリンダ。
取材なの?と話したくないとなるリンダ。
ところでリンダの旦那は2年前に亡くなったとのこと。
娘のシンディは猫に脅かされて自転車から落ちた。それからおかしくなった。

そんなとこでいきなり医者が娘さんは大丈夫ですと伝える。
よかったとなって帰宅するリンダとそれにアンディ。
シンディとの面会はしないのか出来ないのかは不明。

シンディの病室にて。
全然よくなっていないシンディ。
医者はリミンに電話しています。連絡は電話なのか。普通だ。
アンディとリンダをくっつけて、アンディのジェシカへの愛情を無くしてしまおうとする段取りのようです。結構面倒だ。

お屋敷にて。
ジェシカはピアノを弾く。聞いてるリミン。アイリーンおばさん。それに犬。

リンダの自宅にて。
やたらアンディに接近するリンダ。再縁を迫ってます。これもリミンのアレなのか?
何だか誰かいます。これはビックリの2人。
いきなり子供はどこだ?と言い出すオッサンが登場。

サンフランシスコにて。
金門橋にアンディのワンボックカーがとまってます。
このシーンの意味がわからん。

リンダの自宅にて。
オッサンは高名なエクソシストのケミスラー神父です。
リンダから事情聴取するケミスラー神父。
医者はよくなったと言った。しかし確認はしたのかと突っ込むケミスラー神父。
ウィットリー神父は自殺なんかしないとケミスラー神父。キリスト教なのでそうなる。
電話したリンダですが何だか雲行きが怪しくなってます。

ケミスラー神父を演じるのはダン・オハーリヒーです。さすがにいい。

病院にて。
3人が来ました。病室に入るとシンディの具合はまだ悪い。
それでケミスラー神父が悪魔祓いをすると言い出す。
本気にしてないアンディとリンダ。

ロビーにて。
3人で議論になってます。悪魔祓いをやるべきか・・・
ケミスラー神父はやるつもり。2人は反対する。それでどうなる。
リンダに抱きつかれたアンディはケミスラー神父に向かって頷いてます。
そうなるとやるようです。

お屋敷にて。
でかい時計の振り子が映ってます。リミンは何をする?

リンダの自宅にて。
窓に板を打ち付けてるアンディ。
準備してるケミスラー神父。
ベッドにはシンディ。それにリンダ。
で、ケミスラー神父は信じていない者は出て行ってくれとなる。
そうなるとアンディもリンダも部屋から出されます。

悪魔祓いが始まります。
アストロフと対決してるケミスラー神父。

リビングではひたすら待ってるアンディとリンダ。
暖炉の火が突然消えたりします。そうなると寒くなるわけです。
窓の外には大量の猫がいたりします。不吉だ。

アストロフと対決してるケミスラー神父。
ポルターガイスト現象はスタッフが画面外からただ家具を投げてるだけといった感じ。低予算なのでまあしょうがない。

何だか静かになったのでアンディが様子を見に行きます。
ドアが開きます。誰が出てくると思ったら部屋の中でケミスラー神父の顔に枕が張り付いてます。これは簡単に窒息死する。
必死こいて張り付いた枕を外そうするアンディ。ようやく枕を外します。
窓の打ち付けた板が外れてます。憑き物が出て行ったのか?
どうやらシンディは治ったようです。ママを呼んでる。

お屋敷にて。
リミンは作戦が失敗したとわかる。それでどうする。
アイリーンおばさんに荷物をまとめろと指示するリミン。失敗した。
どうやら夜逃げするようです。アンディの愛が消えるまで逃げ続ける・・・
それからまたジェシカに催眠術をかけるリミン。

リンダの自宅にて。
アンディに色々と解説するケミスラー神父。
ジェシカはアントロフと結婚するために生まれた存在だ。
シェークスピアの例えを言ってます。よくわからん。
これでケミスラー神父とはお別れです。必要とされればすぐ来よう・・・
それでもリンダには感謝されてるケミスラー神父。

ジェシカを追うアンディはこれからがまた大変だ。
ニューヨークのシスターモニカの話しをしていたジェシカ。

アンディとリンダ。
お別れの挨拶になってるアンディ。
それでもリンダとキスをしてるアンディ。君は雨用に取っておくなのか?
見つけられなかったらと聞くリンダ。見つけるさとアンディ。
お別れになります。

クルマに乗ってスタートするアンディ。
いつのまにかクルマがあります。古いので中古でも買ったのか。
→ 1973 Ford Galaxie 500
ニューオーリンズからニューヨークまでクルマで移動は長距離で大変そう。

パス停にて。
ケミスラー神父が座ってます。
クルマのアンディがケミスラー神父を乗せる。
ベンチには黒猫がいたりします。色違いの瞳 オッドアイの黒猫です。
エンドとなります。

後タイトル
スタッフの紹介
キャストの紹介
スタッフの紹介

TVのパイロット版なのでこれからアンディがジェシカを追う設定になってます。
ここから話しをつなげていくはずだったのでしょう。


そんなわけで普通のB級ホラーのよい作品でした。


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