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2018.03.31

『秒速5センチメートル』(2008年)

この作品は、新海誠監督、水橋研二VCのオムニバス形式のラブロマンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2008年 コミックス・ウェーブ・フィルム 日本作品
ランニング・タイム◆63分
原題◆びょうそく5せんちめーとる
第1話プロット◆電車で彼女に会いに行く話しのようです。
第2話プロット◆彼女とロケット発射を見る話しのようです。
第3話プロット◆元彼女と踏切ですれ違う話しのようです。
音楽◆天門

キャスト
第1話「桜花抄」
水橋研二→13歳の遠野貴樹
近藤好美→13歳の篠原明里

第2話「コスモナウト」
水橋研二→高校生の遠野貴樹
花村怜美→高校生の澄田花苗
水野理紗→姉の澄田早苗

第3話「秒速5センチメートル」
水橋研二→元会社員の遠野貴樹
尾上綾華→結婚した篠原明里
水野理紗→元ガールフレンドの水野理紗

新海誠監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のラブロマンスになってます。

BS193 WOWOWにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはワイド。上下左右黒味なし。フルスクリーン。
音声は AAC 5.1ch

番組一覧
音声は5.1ch

タイトル
コミックス・ウェーブ・フィルム
秒速5センチメートル
桜の花びらの落ちる速度は秒速5センチメートルと話し込むカップルが登場。
小学生の遠野貴樹と篠原明里。
小田急線の西参道の踏切が出てます。

第1話「桜花抄」
小学校卒業式から半年経ったようです。
小学生から中学1年生になってます。手紙のやり取りをして話しは進む。
遠野貴樹は鹿児島に転校するすることになります。
篠原明里はすでに栃木県に転校していた。雪が降るそうです。未開の地だとか何かと話題の群馬県だったらもっと凄いような感じ

遠野貴樹はサッカー部らしい。あまりやる気はなさそう。
鉄道路線図を見て篠原明里に会いに行こうしてます。
そんなわけで1年ぶりに会うことになる。両毛線の岩舟駅で待ち合わせます。

やたら日常生活のモンタージュが入ります。
カットバックもやたら多い。シーンが飛ぶ飛ぶ。サム・ペキンパー監督作品並みのようです。
それから溶暗も使ってます。溶暗は時間が経過してるはず。

もう遠野貴樹が引越しする3月になってます。
そうなると早く会いに行かないともう会えなくなります。

鉄道路線図から乗り換えする駅のメモを作ってる遠野貴樹。
両毛線の岩舟駅が目的地。果てしなく遠い。
夜7時に会う。そうなると時間通り着いても泊まりになりそう。

遠野貴樹は最寄りの駅から電車で移動です。
小学校時代の風景が入る。野良猫や図書館の思い出。
2人とも小学校4年に前後して転校してきた。

新宿駅の遠野貴樹。
ここには初めて来た遠野貴樹。そうなると駅構内は迷路状態でしょう。

回想の公衆電話にて。
篠原明里は遠野貴樹の自宅に電話をかける。
転校する篠原明里。上手く返事が出来ない遠野貴樹。

電車の乗り換えの遠野貴樹。
大宮駅らしい。宇都宮線に乗り換える。
それはいいけど雪でダイヤが遅れてます。まあそういう展開です。

久喜を過ぎたあたりにまた溶暗が入る。
乃木駅でしばらく停車となります。何しろ雪が降ってる。
この先の小山駅が両毛線に乗り換える予定です。

遠野貴樹は電話のことで悔いが残っていてとにくか会いに行きたい。
小学校卒業式のお別れの風景が入る。
それから半年後に手紙のやりとりをするようになったわけです。
まだ携帯電話はありません。あったとしても小学生や中学生では持たせてもらえないし・・・。

小山駅にて。
雪で両毛線は遅れています。
せっかく書いた手紙が風で飛ばされ失っててしまう遠野貴樹。激しく落ち込む。
溶暗になります。

両毛線で移動中の遠野貴樹。
雪のせいで途中の路線上で電車は停止してしまう。
この前にも雪の影響で時間は遅れに遅れていました。
もう20:54です。待ち合わせる時間は過ぎてます。多分待っててくれる。
で、2時間は停止していました。溶暗になります。

ようやく岩舟駅に着いた遠野貴樹。時刻は23:15です。
待合室には篠原明里が待っていました。再会となります。
溶暗が入ります。

待合室でお茶を飲んで手作りのお弁当を食べる遠野貴樹と篠原明里。
来週は鹿児島だと言う遠野貴樹
時刻は23:50です。もう駅を閉めると言われる遠野貴樹と篠原明里。
雪の降る中を徒歩で移動となります。
もう篠原明里の自宅に泊めてもらうしかないと思う。

雪の降る中を徒歩で移動中の遠野貴樹と篠原明里。
手紙に書いてあった桜の木を見ます。一瞬にして桜の花びらが落ちるシーンが入る。
それからキスになってます。13歳の遠野貴樹と篠原明里。
遠野貴樹のモノローグですが先行きは暗い感じ

そのへんの畑付近の納屋に泊まる遠野貴樹と篠原明里。そうなの?。
普通に遭難するぞと思えるが映画だから。
それに篠原明里に捜索願が出たとどうする?と思えるし。

朝、岩舟駅にて。
雪の積もったホームでお別れとなる遠野貴樹と篠原明里。
手紙や電話でやりとりしようとなってます。

遠野貴樹は手紙をなくして、篠原明里は手紙を渡せなかった。
電車で帰路につく遠野貴樹。
エンドとなります。
後タイトル

溶暗が長めに入ります。

プロローグ
星空に鳥2羽が飛ぶ。このシーンが必ず入る。
カップルが登場。多分遠野貴樹と篠原明里だと思ったが違うみたい。
空には巨大な惑星が見えます。『アナザー プラネット』(2011年)を連想した。この作品の方が先ですが・・・。
それから太陽が登ってます。

第2話「コスモナウト」
スーパーカブで通学する女の子が登場。名前は澄田花苗です。
最初は第1話に登場した篠原明里と見分けがつかなかった。こまったものです。

スーパーカブでなくカブタイプの他のバイクかと思ったが、あとの会話からスーパーカブとわかった。
以前はともく現在のスーパーカブは丈夫でないので存在価値はないと思える。
耐久性がないスーパーカブではない。
そうなるとと欠点ばかり目立ちます。
チューブタイヤなのでパンクに弱い。
チェーン駆動なのでチェーンが伸びる。スクーターのVベルト無段変速は構造的に伸びません。
メットインではない。ボックスを付ければとなる最初からメットインでないと面倒でダメです。
以前はバッテリーが上がってもキックで始動出来た。現在のスーパーカブは燃料コックではなく燃料ポンプ、キャブではなくインジェクションなのでバッテリーが上がったら始動不能になります。
そんなわけで移動手段の道具してなら125ccスクーターがいいと思えます。
50ccの原付は普通に走ってるだけで速度違反なのでお巡りのノルマや気分で捕まる走るネギを背負ったカモなのでやめた方がいい。

転校し高校に進学した遠野貴樹は弓道部です。
進路希望調査となりますが澄田花苗は先のことがわからない。

ここは種子島なのでロケット発射基地があります。
そんな感じで補助金は出てると思えるので貧乏ではない自治体です。

海が近いので澄田花苗はサーフィンをしてます。
先生をしてる姉の教えてもらってる。姉はワンボックスカーに乗ってる。

校舎の影で弓道部の練習が終わるの待ってる澄田花苗。
ラブレターを渡そうとしてまいます。
上手い具合にスーパーカブで遠野貴樹と一緒に帰れます。2人乗りではない。

中学に転校してきた遠野貴樹。
一目ぼれした澄田花苗は勉強して何とか同じ高校に入学した。
そんなモノローグが入る。

遠野貴樹が携帯電話でメールを打ってるのが気になる澄田花苗。
コンビニに寄ってから澄田花苗の自宅まで送って帰る遠野貴樹。
溶暗になります。

澄田花苗の姉は澄田早苗。澄田花苗が通ってる高校の先生。
先生から進路希望について聞かれる澄田花苗ですがわからない。

サーフィンの澄田花苗。上手く出来ません。

校舎の影で遠野貴樹を待ってる澄田花苗。
しかし遠野貴樹は現れない。

コンビニにて。
しょうがないので1人で買い物の澄田花苗。

もう日が暮れててます。
帰宅途中でスーパーカブが止めてあるのに気がつく澄田花苗。
見に行くと草原で遠野貴樹がメールを打ってました。
積極的に話しかける澄田花苗。それでどうなる。
しかし遠野貴樹には思っているガールフレンドが栃木にいたりする。

遠野貴樹から東京の大学に行くと聞く澄田花苗。
遠くに照明で照らされた風力発電機1機が見えてます。
澄田花苗は進路指導調査用紙で紙飛行機を作って飛ばす。
どこまでも飛んで行く紙飛行機。
溶暗になります。

スーパーカブで帰る遠野貴樹と澄田花苗。
交通規制があります。巨大トレーラーがロケットを発射基地に運んでるとこでした。
トレーラーが通過するのを待ってる遠野貴樹と澄田花苗。
このトレーラーは時速5キロなのよと何故か詳しい澄田花苗。

雨が降り始めてます。
濡れながらスーパーカブで帰る遠野貴樹と澄田花苗。
雨が降るとバイクは大変なんです。
溶暗になります。

澄田花苗の自宅にで。
母親と姉が澄田花苗の進路について心配してます。
姉は私もあんな感じだったのよと楽観的です。

遠野貴樹は遙か宇宙の彼方を目指すロケットのことを思う。
溶暗になります。

携帯電話でメールを打つ遠野貴樹。
しかしこのメールをすぐに削除してます。いままでもそうしていたようです。
決して出すことがないメールを打っていた遠野貴樹。

澄田花苗は風力発電機が見えるところに来てます。
それからいつものサーフィンになってます。今回は上手く出来た。
ところで水の描写はアニメは苦手です。ここは適当にごまかしてる。
澄田花苗のモノローグが入る。

高校にて。
今日こそ告白しますと意気込んでる澄田花苗。それでどうなる。
ちょうどいいあんばいに遠野貴樹から声をかけられる。

コンビニにて。
遠野貴樹と澄田花苗。
コンビニの前でいよいよ告白となる澄田花苗。結局言えず。
そんなとこで澄田花苗のスーパーカブの調子が悪くなり話題がそっちへ行く。

遠野貴樹がみたが直らずスーパーカブは置いていこうとなります。
送っていこうと2人とも徒歩で移動となります。

澄田花苗は泣いてしまう。
何でもないのと言ってますが、何でもないわけがない。
そんなとこで発射基地からロケットが発射されてるのが見えてます。
こうなると遠野貴樹の関心はロケットに行ってしまう。

ロケット発射の描写が結構凝っていて長く入ります。
それはいいけどアニメは煙の描写も苦手です。ここは上手くごまかしてる。

ずっとロケット発射から煙が消えるとこまで見ている遠野貴樹と澄田花苗。
それから徒歩で移動してます。
ここで澄田花苗は遠野貴樹は私を見ていないと気がつく。私には全く関心がない・・・

澄田花苗の自宅まで送った遠野貴樹。そのまま徒歩で去ります。
結局告白はできなった澄田花苗。
遠野貴樹は優しいけど私には関心がないと悟ったようです。
それでも遠野貴樹は好きだとなってる澄田花苗。これもこれで色々と大変だ。
エンドとなります。

後タイトル
キャストは3人

溶暗が長めに入ります。

プロローグ
東京にて。桜の季節です。
遠野貴樹は会社員生活になってます。自宅アパートでも仕事をしてる。

踏切にて。
女性とすれ違います。
渡りきったとこで自分が振り返れば相手も振り返るとなる遠野貴樹
そんなわけで振り返ったがちょうど電車が通過してしまった。
これでは相手が見えません。先行きが暗い。

雪が降ってます。先行きが暗い。
電車で移動の遠野貴樹。
携帯電話はまだスマートフォンではありません。スマートフォンが出てまだ10年も経っていないのか。

電話してる遠野貴樹。
地味な感じの女性にかけたらしい。そんな感じ。

雪が降ってます。岩舟駅にて。
篠原明里が両親に見送られて電車に乗る。もう結婚指輪をしてる篠原明里。
夢を見たとモノローグが入る。13歳の雪の夜。

東京にて。
遠野貴樹の自宅アパートにて。
携帯電話が鳴ってます。メールが入ってます。あの地味な女性かららしい。

会社にて。
メガネをかけた地味な女性は水野さんというらしい。

遠野貴樹は仕事と自宅アパートのみのマンネリな生活になってます。
そんなモノローグが入る。
メールは3年間付き合ったガールフレンドからだったらしい。

マンネリな日々のモンタージュが入ります。
そんなわけで会社を辞めた遠野貴樹。

コンビニにて。
遠野貴樹もモノローグで13歳の雪の夜を思い出す。

篠原明里は東京での新生活になってます。電車で東京に向かう。

第3話「秒速5センチメートル」

桜の花びらも、雪も、落ちる速度は秒速5センチメートルです。
歌が流れモンタージュが入ります。これが延々と続きます。
2羽の鳥が飛ぶシーンは必ず入ります。何の象徴なのかはよくわからん。
これまでシーンが入ります。

篠原明里は違う男と結婚して東京で新生活になってます。
澄田花苗は種子島に残ってる。
遠野貴樹は東京で付き合っていたガールフレンドとは別れています。

踏切にて。
女性とすれ違う遠野貴樹。
この女性は間違いなく結婚した篠原明里のようです。

踏切を渡ってから振り返る遠野貴樹。
電車が通過して女性は見えない。電車はご丁寧に両方から通過してる。
ダメ押しといった感じで電車が通過したあとに女性は消えています。
エンドとなります。

後タイトル
キャストは1話、2話、3話と2人ずつです。


そんなわけでオムニバス・メロドラマのよい作品でした。


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