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2018.02.24

『宇宙の怪人』(1959年)

この作品は、ロバート・デイ監督、マーシャル・トンプソン、マーラ・ランディ主演のB級SFのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1959年 Amalgamated Production/Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) 英国作品
ランニング・タイム◆77分
原題◆First Man Into Space
プロット◆宇宙で遭難して色々とあり過ぎる話しのようです。
音楽◆バクストン・オアー

キャスト
マーシャル・トンプソン→司令部のチャック・プレスコット少佐
マーラ・ランディ→イタリア人のティア・フランチェスカ
ロバート・エアーズ→司令部のリチャーズ長官
ビル・エドワーズ→パイロットのダン・プレスコット中尉
ビル・ネイギイ→ウィルソン署長
カール・ジャッフェ→フォン・エッセン博士
ロジャー・デルガド→メキシコ人役人ラモン・デグレラ執政官

ロバート・デイ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のB級SFになってます。
怪物は着ぐるみですがモノクロにも助けられて当時としてはかなり強烈な感じになってます。

RUNコーポレーション/10000BESE-TO発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch

著作権のアラート
WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル
RUNコーポレーション発売なのに何故かこの2つのタイトルになってます。
結構いい加減です。多分同じ会社だと思う。

ノイズや音割れがありますのアラート
衝撃的な映像が含みますので、ご注意くださいのアラート

プロローグ
空軍基地から大型飛行機が離陸してます。4発プロペラです。
基地内では観測体制が整ってます。何やらテストを行うようです。
大型飛行機は爆撃機改造で機体下部に小型飛行機を抱えています。小型飛行機はロケット推進みたい。

小型飛行機はY-12と称されてます。Xではない。
いよいよY-12が離脱して発進してます。有名なX-15とソックリというかそのライブフィルムの流用みたい。

Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) presents
Amalgamated Production

First Man Into Space

starring
Marshall Thompson Cmdr. Charles Ernest Prescott
and
Marla Landi Tia Francesca

with
Robert Ayres Capt. Ben Richards
Bill Nagy Police Chief Wilson
Carl Jaffe Dr. Paul von Essen
Bill Edwards Lt. Dan Milton Prescott

and
Roger Delgado Mexican Consul - Ramon de Guerrera
John McLaren State Dept. Official, Harold Atkins
Helen Forrest Secretary (as Helen Forest)
Michael Bell State Trooper
Bill Nick Clancy (as William R. Nick)
Richard Shaw Witney
John Fabian Ratings Control Room
Barry Shawzin Mexican Farmer - Sanchez
Mark Sheldon Doctor
Sheree Winton Nurse - at Blood Bank
Spencer Teakle Ratings Control Room
Chuck Keyser Ratings Control Room
Roland Brand Truck Driver (as Rowland Brand)
Franklyn Fox Chief Petty Officer - Larson
Larry Taylor Shore Patrolman - Taylor (as Laurence Taylor)
スタッフの紹介

本編です。
Y-12は宇宙空間に接近してます。
高度10万フィートに達してるようです。人跡未踏の高度と言ってる。
熱障壁に接近すると言ってるけどよくわからん。
Y-12の機体が乱れてきりもみ状態になってます。

熱障壁を通過してます。そうなるとどうなる。
2万3千フィートはイオン圏と言ってますが何だかわからん。

高度30万フィートに到達したY-12。
パイロットの名前ですがダン・プレスコット中尉。
地上の司令官はチャック・プレスコット少佐。チャックが兄で兄弟の設定。

ダン中尉はまだ上昇したがってます。100マイルを超えてる。
Y-12はきりもみから水平に回転してまてす。地球と太陽を交互に見てる。
地上側からリモコン操縦で何とかしようとするが何ともならない。

フォン・エッセン博士がダン中尉に助言をします。
集中しろ、安定装置をつかめるまで手を下ろせ・・・
そんなこんなでY-12の姿勢を安定してます。
司令部ではそのまま大気圏に突入したら危ないらしい。

Y-12の方は操縦不能状態になってます。レーダー圏外にそれている。これは大変。
そんなわけでY-12はレーダーから消える。

夜、空軍基地にて。
チャック少佐、上官のリチャード長官、それにもう1人。
弟のダン中尉は気まぐれだったと言ってるチャック少佐。
電話です。パイロットが無事だったと知らせです。現場に向かうチャック少佐。

現場にて。
クルマで到着したチャック少佐。クルマで行ける距離なのか。
クランシー、ウィットニーと名前が出るが誰が誰だかわからん。
パイロットは救急車で運ばれたとのこと。
そんなとこにパイロットがハイ状態ですと報告が入る。
チャック少佐が急行する。

このへんで舞台はアメリカなのかとようやく気がつく。
英国作品なので英国が舞台だと思い込んでました。

病院かと思ったらガールフレンドの自宅アパートにて。
ダン中尉とガールフレンド。
キスをしたりよろしくやってます。
そんなとこにチャック少佐がSPを連れてやって来ます。

ガールフレンドですがイタリア人のようです。イタリア語云々と会話がある。
チャック少佐は勝手な行動とるダン中尉に激怒してます。
SPのテイラーに命じてダン中尉を連行される。
そんなわけで口論になってるチャック少佐とダン中尉。

アメリカ海軍航空隊司令部にて。
ロケットの発射台があり準備作業になってます。

チャック少佐とリチャード長官。
ダン中尉について話し込んでます。それからY-13が準備されてることも話題になる。
それとは別にロケットの発射台からロケットが打ち上げられる。何かの実験らしい。

チャック少佐とダン中尉。
リチャード長官の命令でダン中尉が釈放だと聞き残念そうなチャック少佐。
で、さっそく口論になってます。
命令通りにしろとチャック少佐。衝動的な性格のダン中尉。
そんな感じで話しがこじれてます。
チャック少佐はダン中尉をフォン・エッセン博士に教育してもらうとなってる。

航空医学部にて。
フォン・エッセン博士がいる部署です。
ここにダン中尉のガールフレンド、ティア・フランチェスカがいます。

チャック少佐とティア。
ティアをフォン・エッセン博士の手伝いをしてるとのこと。

チャック少佐とフォン・エッセン博士。
ダン中尉について議論になってます。

Y-13ロケットエンジンのテストになってます。
ここを見て行るチャック少佐。

Y-13が倉庫から出されて爆撃機に装着されてます。

チャック少佐とダン中尉。
打ち合わせになってます。
ダン中尉がちゃんと予定を言えるか確認してるチャック少佐。
相変わらずダン中尉は自信満々です。そういう性格なんです。

いよいよY-13の発射になります。
今度は後退翼になってます。妙に芸が細かい。
今回は順調に予定を消化してるようです。
高度60万フィートで予定の帰還用意となるダン中尉。しかダン中尉は自分は宇宙に行く最初の人間だと1人で盛り上がって高度をもっと上げる。

地上ではリモコン操縦で何とか帰還させようとするがダン中尉がリモコンを切った。
いよいよ大気圏を突破するY-13。予備ブースターも点火してます。

宇宙へ行った最初の男。高度250マイルとなってます。何故かマイルになる。
このように地上に報告してるダン中尉。今から帰還する・・・

そんなとこで何やら怪しい何かが見えてきます。その中に突入するY-13。
隕石塵の中に入ったと報告してるダン中尉。
何だかY-13が前後で分解したようです。これは大変。
溶暗になります。

ニューメキシコ州警察にて。
カリンスキー警官を呼ぶウィルソン署長。
電話でパラシュートが農場に落下。飛行機の前半部も・・・
そんなわけで2人はクルマで急行する。

農場にて。
もうチャック少佐が来てます。
ウィルソン署長と話すチャック少佐。
確かに機体前半部があります。パイロットは不明。
多数の牛が死んでると報告を受けるウィルソン署長。

チャック少佐はクルマで移動です。

ティアの自宅アパートにて。
チャック少佐とティア。
ダン中尉について知らせに来たチャック少佐。

基地にて。夜です。
チャック少佐とフォン・エッセン博士。
回収した機体前半部を調べてます。機体表面に何かに覆われてます。
そんなこんなでまだわからんとなってます。
相変わらずパイロッントのダン中尉は行方不明。

夜の病院にて。ニューメキシコ州立病院。
怪しい影がうろついてます。血液銀行に侵入する。
中で大暴れしてる怪しい存在。通りがかりのナースが入る。
悲鳴が聞こえてナースはやられたようです。
溶暗になります。

基地にて。
戦闘機が離陸してます。
チャック少佐とリチャード長官。
新聞の見出しを見せるチャック少佐。恐怖が州を襲う・・・
24時間前、牛が大量に死んだニュースです。墜落現場の近くだった。

そんなとこにチャック少佐に電話です。ウィルソン署長から。
アラメダで何かがあった。そんなわけですぐに向かうチャック少佐。

ニューメキシコ州立病院にて。
チャック少佐とウィルソン署長。
荒らされてる血液銀行内、ナースの死体もあります。
チャック少佐は何かに気が付いたようです。光る結晶体がある。
光る斑点と言ってるチャック少佐。牛の現場に向かう。

現場の牧場にて。
チャック少佐とウィルソン署長、それに農夫のオッサン。
牛の死体の傷からも光る斑点が発見される。そうなると。
で、死体の下には何やらケーブルのようなちぎれた部品が見つかる。
これを回収するチャック少佐。高高度酸素リードと言ってます。要するにY-13の部品です。
慌てて基地に戻るチャック少佐。

夜の店にて。
トラック運転手がよろしくやってトラックに乗り込む。
そんなとこに怪しい影が迫る。速攻で運転手を片付けてトラックで移動してます。

海軍航空医療部にて。
チャック少佐がクルマでやって来ます。ティアとコンタクトします。
ティアの身の上話しになってます。トリノ出身で故郷に未練はない。
ところでチャック少佐はダン中尉の血液検査の結果を受け取りに来たらしい。

検問にて。国境らしい。

基地にて。
チャック少佐は例の部品を機体に当てはめてます。
そんなとこにフォン・エッセン博士が来て話し込む。
フォン・エッセン博士は冶金検査の結果を話す。炭素繊維、未知の宇宙線、そんな話しになるが何だかわからん。
ここでチャック少佐がリチャード長官から呼び出されます。

リチャード長官のオフィスにて。
メキシコ人役人ラモン・デグレラ執政官が現地アメリカ役人ハロルド・アトキンスと一緒に抗議に来てます。
ミサイルが落ちて牛に被害があった。損害賠償で2万ペソ。
どうやらY-13の尾部が落ちたようです。これはこれで大発見です。
途中から呼ばれたチャック少佐が加わる。

ウィルソン署長から3人殺されたと連絡が入ってます。
ロスアラモス近郊の食堂でトラック運転手、グリーンバレーで中年カップルが殺された。
どうしてそんな短時間で移動出来る?となる。

ラーセン大佐からリチャード長官に内線電話です。
S-21の実験が始まります。その前にチャック少佐の話しを聞きに行く。

ラボにて。
チャック少佐とリチャード長官。それにフォン・エッセン博士。
このY-13を覆ってる膜について説明するチャック少佐。
この膜でスポンジを引っ掻くと深い傷になる。そして光る斑点が付く。
隕石塵、怪物の正体はダン中尉・・・

森の道路にて。
クルマが暴走してパトカーが追跡する。
ようやく止まったクルマに警官が接近すると中から怪物が出て来てビックリ。
まず1人目がやられて2人目もリボルバーで撃つが効果なしで沼に逃げてやられる。
怪物は警官2人を片付けて逃げてます。
溶暗になります。

ラボにて。
チャック少佐とフォン・エッセン博士。それにティア。
これまでのことを話し込む。
短時間に変態すれば保護膜があるから生き延びられる。ダン中尉が怪物になって生き残る可能性があるとなります。
隕石塵でY-13のキャノピーとヘルメットシールドが破壊された。それから保護膜で何とかなったのはいいが怪物になったわけです。
血液ですが飲んだだけではダメでちゃんと輸血しないと効果はないとなる。

基地にて。
パトカーでリチャード長官、ウィルソン署長がやって来ます。
警官1人が残ってるとこに怪物が迫り片付けてます。

関係者が集まってます。
ダン中尉のヘルメットが最初の犠牲者のクルマから発見された。
ヘルメットシールドはなくなって保護膜に覆われてる。

そんなわけで怪物の正体はダン中尉で対策は?となる。
チャック少佐の意見でクルマの運転が出来るからまだ完全に怪物ではないだろうとなるが・・・
もう殺すしかないと主張するウィルソン署長達。そんな感じでもめてます。

チャック少佐とティアだけになります。
そんなとこにいきなり怪物が侵入して大騒ぎになります。
他の面々も駆けつけウィルソン署長がリボルバーで撃つが効果はない。

高気圧室の準備をしてくれとリクエストするチャック少佐。
チャック少佐は怪物のダン中尉を場内放送で誘導するつもり。
ティアは高気圧室の準備に行く。

説得しようとするチャック少佐ですが無理みたい。
場内放送でフォン・エッセン博士が怪物のダン中尉を高気圧室に誘導してます。これは効果があって誘導される怪物のダン中尉。

高所気密室、これが正式な名称。
そこへ向かう怪物のダン中尉。チャック少佐はそのあとを行く。

いよいよ高所気密室に来た怪物のダン中尉。
全員で協力して何とか中に誘導したのはいいが操作は中でしか出来ない。
チャック少佐が志願して中に入る。

怪物のダン中尉を説得しつつ操作をしてるチャック少佐。
60秒で高度3万フィートの状態にする段取り。

高度3万フィートの状態になって怪物のダン中尉は意識が多少戻る。
フォン・エッセン博士は会話に入る。苦しいと訴えるダン中尉。

気密室を3万8千フィートの状態まで上げて維持せよと命じるフォン・エッセン博士。
こうなると呼吸が苦しくなってるチャック少佐は酸素マスクでしのぐ。

隕石塵に遭遇したと話すダン中尉。
キャノピーとヘルメットシールドが隕石塵にやられて保護膜に包まれた。
それから脱出装置のボタンを押した・・・

いよいよティアと話しをするダン中尉。
自分は宇宙に最初に行った人間だと話しつつ倒れるダン中尉。そのまま死に至ったようです。

エピローグ。
リチャード長官とフォン・エッセン博士は教訓めいたセリフを吐く。
この場を去るチャック少佐に駆け寄るティア。
エンドとなります。

Amalgamated Production
キャスト


そんなわけで普通の1950年代B級SFのよい作品でした。


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