『悪魔のセックス・ブッチャー』(1972年)
この作品は、ウィリアム・ガードラー監督、チャールズ・キッシンジャー、ジェームズ・ピケット主演の謎解きホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1972年 United Film corporation アメリカ作品
ランニング・タイム◆78分
原題◆Three on a Meathook
プロット◆謎の殺人鬼と誰だ?という話しのようです。
音楽◆ウィリアム・ガードラー
キャスト
チャールズ・キッシンジャー→父親のタウンゼント氏
ジェームズ・ピケット→息子のビリー・タウンゼント
シェリー・スタイナー→ビリーのガールフレンド シェリー
マデリン・バザード→シェリーの友人 ベッキー
リンダ・トンプソン→被害者のデビー
不明→被害者のクリスティン
不明→被害者のボビー
不明→被害者のキャロル
ウィリアム・ガードラー監督の演出はよいと思います。
全体的に大まじめに出来てます。
シービー株式会社/WHDジャパン/有限会社フォワード発売のDVD発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch
著作権のアラート
WHDジャパン
フォワード
ノイズ音割れ等のアラート。画面にノイズがある。要するに画質が悪い。
衝撃的にな映像を含みますのでご注意くださいのアラート。
タイトル
United Film corporation
presents
Three on a Meathook
悪魔のセックス・ブッチャー
街の風景から入ります。延々とパンニングしてる。いきなり何だか変な感じ。
ようやくカメラが止まってズームしてアパートを映す。
アパートにて。
オッサンと女の子がセックスしてます。先生と女子大生といった感じ。
オッサンの名前はジム。
女子大生は女友達と湖に遊びに行く予定。2日ぐらいで日曜には戻る。
それからキスをしてシーン転換します。
桟橋にて。
4人で出かけるとこです。モーターボートで出かけるのが珍しい。
モーターボートが出発します。
4人は湖か川で泳いでます。
裸な人もいます。そんなシーンが延々と続く。
オールで漕ぐボートが接近します。男が漕いでます。
またモーターボートに乗ってる4人。
結局男はコンタクトしてこない。
桟橋にて。
モーターボートからクルマに乗り換える4人。
クルマはカローラのライトバンみたい。ステーションワゴンでなない。
あのボートの男は意味深に映ってます。
黒味からシーン転換して真夜中の荒野にて。
4人のクルマは止まってます。ガス欠ではないと言ってる。
真夜中の00:20とのこと。
ボンネットを開けてエンジンを見てもわかるわけがない。
クルマを待つか徒歩で移動するかの二択になっってます。
徒歩にして出発するとこにクルマが来ます。
ボロボロの古いトラックの男が登場。
男は故障したクルマのエンジンを見てますが自宅に来ないかと言い出す。
自宅には父親がいる。故障したクルマはここに置いて朝までいればいい。
そんなこんなで行くことにする4人。トラックなので荷台に乗るしかない。
登場人物の名前が全くわからん。
男の自宅にて。農場です。
ここに入る男と4人。
結構まともな感じの男です。まだ若い。父親からピリーと呼ばれてる。
父親が出て来て何事だと不機嫌になってます。気まずい雰囲気になる。
台所にて。
テーブルで座ってる4人。
ビリーと父親。
父親はあのバカ女達を追い出せと言ってます。
ビリーは朝までだけだと言ってます。
女が側にいると以前のようにまずいことになると心配してる父親。
台所にて。
ビリーが来て4人と話し込む。
名前は?、デビー、クリスティン、ボビー、キャロルとわかる。
俺はビリー・タウンゼントと名乗ってます。
ビリーはサンドイッチを作ります。
父親の寝室にて。
何だか眠れない父親。
台所にて。
ビリーと4人。
父さんにしか出来ない特別な燻製なんだと説明するビリー。怪しい。
食事が終わって寝室に案内するビリー。まともです。で、いなくなる。
この家は変なのよにと言ってる人もいる。もう01:30頃なので寝るようです。
外にて。
ビリーは窓に映る影をみています。そういえば納屋で寝ると言ってました。
浴室にて。
ブロンドの女の子が風呂に入ってます。
プロローグに出てた女の子ですが名前はわからん。
風呂場に誰か接近してるようです。これは大変。
そんなわけで早速浴室でブスリとやられて退場になってます。
刃物ではなく鉄の棒が尖った感じの凶器です。
次は寝室に入る謎の人物。
今度は水平2連ショットガンで2人を片付けます。
残りはブルネットの女の子だけで逃げてます。
ブルネットの女の子は電話をかけようとするが追ってくるので逃げる。
階段を降りてます。そうなると地下室なのか?
ハンマーみたいな凶器で首を切断されてブルネットの女の子は退場となります
この4人は主役かと思ったら殺され役のボディカウント要員だったようです。
朝です。
自宅から父親の「何てことだ」と嘆く声が聞こえて来ます。
外に出てビリーを呼んでる父親。
ビリーはいます。そういえば納屋で寝ていた。
父親が殺人があったとビリーに知らせるとビリーは驚愕する。
このDVDですが元はVHSソフトのようです。画面下側にトラッキング関係の部分が見える時があります。
殺人現場を見てまた驚愕してるビリー。
まず浴室、それから寝室、父親も来てます。それでどうなる。
ビリーですが何も覚えていません。ぼくではないと主張する。
父親は心配するな大丈夫と言ってます。根拠は不明。
とにかく私が片付けるからお前は町に行けと言う。
トラックで買物に行け、映画でも見てこい・・・
ビリーがトラックで出かけたようです。
父親は片付けをやってます。
墓地にて。
ビリーは母親のお墓に向かって母さん助けてとお願いし号泣しています。
町にて。
ビリーは農場関係の買物をしてます。それからトラックで移動するピリー。
映画館にて。
『卒業』(1967年)、アン・バンクロフト、ダスティン・ホフマンと出てます。
映画館から出てくるビリー。
町を歩き回るビリー。歌が流れます。
バーで飲んでるビリー。
ここは生バンドが入ってます。
注文取りの女性がコンタクトしてきます。お代わりはどうですか?
また1曲入ります。結構長く入る。
それはともかく変わった映画だ。最初に殺人があって歌が入る。変わってる。
注文取りの女性はシェリーと名乗る。話し込むビリー。
歌の方は延々と続いてます。
シェリーの自宅アパートにて。
何故かシェリーと寝てるピリー。
シェリーが酔いつぶれたビリーを自宅に連れて来たとのこと。
そんなわけで2人とも裸ですがセックスはしていないとか。
辛いことがあったと話すビリー。もしかして酔っ払った時に全部喋ったのか?
シェリーが言うには「僕はやっていない」と言ってたとか。それでも危ない感じ。
2人でコーヒーを飲んでます。
農場に行きたいと言ってるシェリー。
行ったら大変なんですがそんなことはわかるわけがない。
君と一緒にいたいんだかと上手いことを言ってるビリー。
公園にて。
ブランコに乗ってデートしてるビリーとシェリー。
昔話をしてるビリー。オハイオに行って戻って来たばかり。
そうなるとここはどこなんだ?となるがわからん。
シェリーは親の援助で行ってた大学を辞めたので実家に戻れず。
バーで働いて馴染みの客が増えると辞めてバーを転々としてるとのこと。
それでシェリーは次の日曜に友人と2人で農場に行きたいと言い出す。
トラックのビリー、見送りのシェリー。
キスをしてそれでは日曜に会おうとお別れになってます。
農場にて。
父親はもう片付けは終わったようです。
そんなとこにトラックのビリーが帰宅する。
ビリーに昨夜はどこに行ってたと突っ込む父親。
食事にて。
ビリーと父親。
ちゃんと手を洗ったから見せろと要求する父親。手を見せるビリー。
食事前に神に祈る父親。
友達の話をするビリー。日曜に彼女が友人と一緒に泊まりに来る。
父親は反対する。女には関わるな、惨事が起きる。
何だか母親が死んだのはビリーのせいらしい。それでオハイオに行ってた・・・
昨日は4人死んだんだと言われるビリー。
父親は説得にかかってます。友達を死なせたくはないだろう。
庭にて。
頭の中に人殺しと聞こえて倒れてるビリー。色々と大変だ。
夜にて。
寝ているビリー。回想になってます。
自転車で帰宅したビリー少年は父親に何てことをしたと責められる。
どうやら母親が死んでいたようです。
朝にて。
父親はビリーに農作業でもしろと言う。鍵のかかった納屋を開けてる父親。
ビリーは干し草をフォークですくってる。それからトラックで出かけるビリー。
食事です。
ビリーと父親。
シェリーが来たら父さんはいなくていいと気を使ってるのか使っていないのか微妙な感じのビリー。
それで父親はどうする?
外にて。もう日曜です。
ビリーはシェリーを待っています。
シェリーのクルマが来ます。大型セダンです。
ここはクルマが到着するより早く会話が始まってます。
クルマが接近するとこに会話だけがオフで入ってる手法です。変わってる。
シェリーと友人のベッキーを出迎えるビリー。
楽しそうな感じになってます。農場を案内してるビリー。
ここはいいところねとなってるシェリー
住んでみたいかいとビリー。いい感じになってます。
ベッキーは隠れんぼが大好きらしい。
乳牛用の牛舎に案内するビリー。
今は使っていない。肉牛だけ父親がやってるとか。
台所にて。
父親はいます。しかし酒が入ってます。
そんな状態でシェリーとベッキーの紹介で暴言を吐く父親。
寝室のシェリーとベッキー。
輪廻転生の話しをしてるシェリー。
ベッキーは旦那が戦争に行って死んだ話しをする。幸せは逃さないでと言う。
それはいいけどビリーと父親の方が大変だ。
食事になります。
父親はぞんざいない態度で食事の準備をする。
それでも食事になってます。話題は父親が作る特別な燻製になる。
もうお休みの時間です。ベッキーは寝室に行く。
シェリーはビリーにお休みのキスをする。そのままソファでセックスになってます。
何だか真面目なメロドラマになってます。これはビックリ。
寝室にて。
寝ているベッキー。そんなとこに怪しい人影が迫る。
父親がツルハシを持って迫ってます。下手人はビリーではなく父親なのか。
思い切りツルハシをベッキーに振り下ろす父親。これでベッキーは退場となります。
翌朝にて。
シェリーは無事です。ベッキーがいないと父親に聞く。
父親はベッキーは1時間前に出て行ったと答える。
しかしシェリーは外に出てベッキーを呼びながらあちこちを探し回る。
いよいよ鍵のかかっていた納屋に入るシェリー。今は鍵はかかっていない。
納屋にて。
シェリーが入ると3人の女性の死体がぶら下がっています。
驚愕して悲鳴をあげるシェリー。逃げます。
台所にて。
ここに逃げて来たシェリー。
ちょうどよく父親が人間の足を料理してるとこでした。また驚愕するシェリー。
包丁持ってシェリーに迫る父親。ビリーが止めに入る。
そんなとこにおばあさんがいきなり登場して父親に背中を刺される。
誰なんだ?と思ったらビリーの母親らしい。そうなの?
お前は何てことをやったとビリーを責める父親。
自分のやったこととは考えていないようです。
そうなるとどんなオチになるんだ?
街にて。またパンニングしてビルにカメラが接近する。
オフィスにて。
オッサンが謎解きをしてビリーとシェリーが聞いてます。
君の母親は心の病で人肉嗜好だった。
父親は母親を守ろうとした。このことをビリーに秘密にした。
父親は君の母親を死んだことにした。
母親を隠して父親が世話をしていた。そんなわけでお墓は空っぽだった。
それで母親の人肉嗜好を満たすために殺人をするようになった父親。
父親の方もおかしくなっていった。
そんなわけでビリーはやってないようです。無実でした。
罪悪感は始終父親から責められていたからでした。
父親は自分のしたことを忘れてビリーがやっていたと信じ込んでいたらしい。
殺人の後片付けもビリーをかばうためにやったとしていた。
オッサンはこれから君の父親は施設で平静に暮らせると言う。
ビリーの手を握るシェリー。まだ別れるつもりはないみたい。
施設にて。
父親がモノローグが入ります。
母さんは死んだ・・・
カメラが引くと父親には拘束衣が着せられています。
そうなるとこの作品は『サイコ』(1960年)のバリエーションのようです。
エンドとなります。
後タイトル
Three on a Meathook
スタッフの紹介
starring
Charles Kissinger Pa Townsend
James Carroll Pickett Billy Townsend (as James Pickett)
and
Sherry Steiner Sherry
Madelyn Buzzard Becky
John Shaw
with
Marsha Tarbis
Carolyn Thompson
Kiersten Laine
Linda Thompson Debbie
Hugh Smith
Thomas Todd
Smith Haynie Young Billy
Alice Summers
スタッフの紹介
そんなわけで変わったB級ホラーのまあまあな作品でした。
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