『恐怖の子守歌 衝撃の夜』aka『衝撃の夜・女子大生の異常な体験』(1971年)
この作品は、ピーター・コリンソン監督、スーザン・ジョージ、オナー・ブラックマン主演の異常性格サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1971年 Fantale Films ltd /British Lion 英国作品
ランニング・タイム◆84min.
原題◆Fright
プロット◆ベビーシッターで悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ハリー・ロビンソン
キャスト
スーザン・ジョージ→ベビーシッターの女子大生アマンダ
イアン・バネン→色々と面倒なブライアン
ジョージ・コール→旦那のジム
オナー・ブラックマン→ヘレン夫人
タラ・コリンソン→3歳の男の子タラ
ジョン・グレッグソン→精神分析医のコーデル先生
デニス・ウォーターマン→アマンダのボーイフレンド クリス
モーリス・カウフマン→警部
ロジャー・ロイド=パック→Constable (as Roger Lloyd-Pack)
ピーター・コリンソン監督の演出はよいと思います。
全体的に1970年代ぽく出来てます。
この監督は『ミニミニ大作戦』(1969年)の監督でした。
スーザン・ジョージは普通に可愛い。ヌードはない。
オナー・ブラックマンは現在のニコール・キッドマンに似ている。逆です。
株式会社アイ・ヴィー・シー発売のDVDにて。
画質は結構よいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル2.0ch
アイ・ヴィー・シー
international visual corporation
スタジオカナル
タイトル
British Lion
Fantale Films ltd presents
バスが止まって走り去ると主人公のアマンダがいるわけです。ここは上手い。
Susan George Amanda
Honor Blackman Helen
Ian Bannen Brian
John Gregson Dr. Cordell
in
Fright
co-starring
George Cole Jim
Dennis Waterman Chris
with
Maurice Kaufmann Inspector
Michael Brennan Sergeant
Roger Lloyd Pack Constable (as Roger Lloyd-Pack)
and introducing
Tara Collinson Tara
スタッフの紹介
タイトルバックはお屋敷の庭を歩くアマンダ。歌が流れてる。
タイトルが終わったとこで玄関の呼び鈴を鳴らします。
ヘレン・ロイド夫人が出てきます。戸締まりを異常に気にしてます。
ベビーシッターの相手は3歳の男の子タラ。
旦那はジム・ロイド。
ジムはタラのベッドに猫を入れてヘレン夫人に怒られる。
ベビーシッターが来ているので当然ロイド夫妻は出かけます。
会話から、
いつものベビーシッターはマロンさん。
ロイド夫妻は引っ越したばかり。まだこの屋敷は改装していない。
小さな町なので噂はすぐに伝わる。
アマンダの服装はパープルのミニのワンピース。黒いブーツ。白いミニコート。
短大生。児童学?を専攻。実地授業もある。
ジムは幽霊の話しをしてまたヘレン夫人から怒られる。
出かけるとこはプロバー・イン。食事に行くようです。
そんなこんなで夫妻は出かけます。
ヘレン夫人からドアの戸締りの確認を言われるアマンダ。
しかしアマンダはドアの戸締まりはしてない。
1人になってるアマンダ。
台所がお湯を沸かす。ガスコンロはマッチで点火してます。
ヤカンのホイッスルは口にかぶせるタイプ。
子供は2階で寝ています。アマンダは1階にいる。
水を出したら何だか外で音がします。
何だか誰か覗いてたような感じもする。
移動中のクルマにて。
ジムとヘレン夫人。
アマンダが噂はすぐに伝わると言ってたと話題にするジム。
屋敷にて。
台所でお茶を飲みながらビスケットを食べてるアマンダ。
何だか音がします。水道から滴が落ちている音でした。止めます。
まだ音がします。
勝手口から外を見て誰かいるのか?と声をかけるアマンダ。返事はない。
外にでるアマンダ。物干し台が回っていて木の枝に当たってる音でした。
勝手口のドアを閉じてちゃんと戸締まりするアマンダ。
しかし外に誰かがいるのは確かです。アマンダは気が付かない。
1階の居間にて。
ソファで新聞を読んでるアマンダ。いきなり照明が消える。
また何か音がしてます。ドアが開いて寝かせたタラが起きてきました。
そんなとこを窓を叩く音がしてビックリ。
移動中のクルマにて。
ジムとヘレン夫人。
幽霊の話題になってます。冗談ではないようです。
お屋敷にて。
呼び鈴が鳴ってます。出るアマンダ。俺だよって誰だ?。
クリス。アマンダのボーイフレンドでした。
アマンダはクリスを入れない。入れてくれとお願いのクリス。
クルマはプロバー・インに到着します。路上駐車なのがいい。
ジムとヘレン夫人は店に入り食事になってます。
で、この夫婦は離婚するのか?、ジムはガレスという名前を出す。
お屋敷にて。
アマンダとクリス。
ようやくクリスを入れてるアマンダ。
クリスは処女談義を始めてます。これでアマンダを揺さぶる。
処女ならチャンスだぜとカマすクリス。自信満々。
クリスは寮の連中から聞いて歩いて来たと言ってる。アマンダはバスだ。
アマンダは話しだけならいてもいいと言ってる。
ロバー・インにて。
ジムとヘレン夫人。そこにガレスが来ます。オッサンです。
お屋敷にて。
アマンダとクリス。
ホラー映画の話しをするクリス。
ここは古い家でホラー映画にピッタリだ・・・
窓から覗いたでしょうとクリスをなじるアマンダ。
クリスは玄関に直行したと主張する。
ヘレン夫人の本物の亭主は精神病院に入ってるという噂話をするクリス。
マジで怖がるアマンダ。
ここからキスに持っていこうとするクリス。キスになってます。
次は脱がそうするクリス。
ロバー・インにて。
ジムとヘレン夫人、それにガレス。ようやく食事になってます。
ブライアンという名前が出てきます。誰なんだ?
お屋敷にて。
アマンダとクリス。もういいところになってます。
いきなり電話です。電話に出るアマンダ。ヘレン夫人からです。
会話からヘレン夫人の担当医がガレスらしい。
電話中に悪ふざけをするクリス。会話は怪しくなってヘレン夫人が心配になる。
プロバー・インにて。
ジムはガレスにいつもブライアンがいるような気がすると言ってる。
お屋敷にて。
アマンダとクリス。
頭に来たアマンダはクリスを追い出します。
クリスは怖がってももう来ないぞと言うが追い出される。
お前の方がやりたかったんだろうと捨てセリフも言ってます。
追い出されたクリスはまだ屋敷の回りをウロウロしてる。
タラの部屋にて。
何故か鏡に向かってポーズをとるアマンダ。窓に影が映ってます。
外にて。
これを見てるクリスは寄ってくる。
しかしクリスは他に誰かいることに気がつく。猫の鳴き声から足音がする。
そんなこんなでクリスはやられたみたい。悲鳴を上げる。
お屋敷にて。
悲鳴が聞こえたのでアマンダはポーズをやめる。
ようやく胸のボタンをとめてる。
外にて。
クリスはボコボコにされてます。死んだかは不明。
居間にて。
TVを付けたアマンダ。少したっていきなり悲鳴が聞こえる。
ちょうどTVでホラー映画を放映していました。墓場から死者が蘇る。
プロバー・インにて。
ジムとヘレン夫人、それにガレス。
誰かがいるような気がすると言うとそれは例の症状だとなるガレス。
どうやらブライアンが問題だったようです。死んだと思った方がいいとガレス。
お屋敷にて。
外の何者かがクリスを片づけてます。
居間のTVは相変わらずホラー映画を放映してます。
この作品は英国の有名なゾンビ映画のようです。→『吸血ゾンビ』 The Plague of the Zombies (1966)
呼び鈴です。まだクリスだと思ってるアマンダはドアを開けない。
あとは呼び鈴が鳴っても知らないふりをする。
プロバー・インにて。
ジムとヘレン夫人はダンスになってます。
お屋敷にて。
TVを切ったアマンダ。
何だか叩く音がしてます。まだクリスだと思ってるアマンダ。
で、窓の外は違う男がいたのでビックリして悲鳴を上げるアマンダ。
必死こいてプロバー・インに電話してます。
プロバー・インにて。
ダンス中のヘレン夫人が電話に呼ばれてます。
お屋敷にて。
ヘレン夫人と話しをしようとしたら電話線が切られます。
プロバー・インにて。
電話が切れたと戻るヘレン夫人。
ジムとガレス先生は気にしすぎだと言ってる。
ジムはヘレン夫人が口論になるとガレス先生はヘレン夫人をパニックで理性を失ってると診断する。
で、ガレス先生は病院に確認の電話するから落ち着けとなります。
お屋敷にて。
外ではまだ何者かがウロウロしてます。
で、外壁を登ってる2階の窓に張り付いてます。
プロバー・インにて。
電話中のガレス先生。何だか悪い知らせです。何てこったとなってる。
お屋敷にて。
アマンダは落ち着かない。まだ音がしてます。
階段を登りかけたとこで2階の窓に男が張り付いてるのを見て驚愕するアマンダ。
で、コートを来て玄関から出ようとするアマンダ。
ドアを開けたら血まみれのクリスが倒れ込んできます。また驚愕するアマンダ。
いきなりオッサンが入ってます。誰なんだ?、隣人だと称するオッサン。
オッサンは救急車を呼ぼうとなるが電話は切れてる。
アマンダは色々と喋ってます。喋りすぎのような感じ。おかしな視線を感じた・・・
クリスを寝かせて心臓マッサージをするオッサン。
プロバー・インにて。
送迎バスが到着して大騒ぎになってるとこをクルマに乗り込むジムとヘレン夫人。
クルマが出せずバスをどかしてくれとなってます。
お屋敷にて。
で、クリスの心臓が止まってると判断するオッサン。それは死んでるともいう。
アマンダはクリスを病院に運ぼうと主張する。
オッサンはクルマがない免許がないと言ってます。ダメです。
出かけてロイド夫妻の話しからそれでは待つしかないとなるオッサン。
帰宅中のクルマにて。
ジムとヘレン夫人。また口論になってます。
ブライアンが脱走してもここにいるわけではないとジム。
どうやらブライアンはヘレン夫人とタラを道連れに無理心中未遂をやらかしたらしい。
それでヘレン夫人は異常に警戒していたわけです。
クルマですが急ぎ過ぎで道路から外れて落ちてしまう。
お屋敷にて。
クリスはご臨終と言われて号泣してるアマンダ。マジで惚れていたのか。
何故かアマンダの頭を撫でてるオッサン。大丈夫なのか?。
警察にて。
届けをしてるガレス先生。受付のお巡りは杓子定規で話しが進まない。
まず調書をとってと紅茶が出ています。
お屋敷にて。
アマンダはすぐにここを出たいと主張する。
オッサンはアマンダがヘレン夫人に見えてます。そうなるとブライアンだ。
スタック中のクルマにて。
ジムとヘレン夫人。
何とかしてスタックから脱出しようとするジム。
木の枝をタイヤに下に入れてヘレン夫人にバックさせる。ダメです。
お屋敷にて。
オッサンはアマンダを抱きしめてます。これは大変。
警察にて。
ガレス先生はようやく上司の警部に会っています。
パトカー1台を回しましょうと無難な対応の警部。
そんなところに警部に電話です。ブライアン・ヘルトストンが出現した・・・
クルマを出せと警部が出動するようです。
トラック運転手が彼を乗せバス停で下ろした。そこにいた女性が絞殺された。
そんなわけで銃,弾薬、催涙ガス弾を用意して出動するようです。
お屋敷にて。
アマンダとブライアン。
お名前は?と聞くアマンダ。ブライアンだと答える。
しかしアマンダはブライアンのことは知らない。
パトカーが急行中です。
お屋敷にて。
アマンダとブライアン。
ようやく本来のベビーシッターのことを思い出すアマンダ。
タラを見に行こうとすると何だかおかしな言動のブライアン。
何だかおかしいとなってるアマンダ。
ブライアンはまだ他に誰かいるのでは?と主張する。
この家のことをよく知ってると言い始めるブライアン。
そんな感じでいつものベビーシッター仕事だと思ったらとんでもない家庭に来てしまった話しのようです。
アマンダはこの騒ぎをブライアンにロイド夫妻に説明してお願いする。
外に出ようとするアマンダを止めるブライアン。
大時計が鳴ると向かって嫌いだと文句を言ってるブライアン。十分に怪しい。
そのうちにアマンダをヘレンと呼んだりしてます。
ヒステリーを起こすブライアン。ヘレンと連呼する。
しょうがないので返事してるアマンダ。とんでもない成り行きです。
で、反応がイマイチなので愛していないのかと突っ込むブライアン。
アマンダに無理やりキスするブライアン。
そのままアマンダを抱いてダンスになってるブライアン。色々と大変だ。
あくまでもブライアンはヘレンのつもり。
ブライアンはアマンダの服を脱がしてます。ヘレンのつもり。
しつこく迫ってくるのでついに悲鳴を上げるアマンダ。
ようやくスタックから脱出してるクルマにて。
ジムはヘレン夫人。
お屋敷にて。
時計のシーンからカメラを動いてアマンダを映す。
先ほどのの続きがどうなったのかはわからん。ブライアンは寝てる。
この隙に逃げようとするアマンダですがタラを連れて行くつもり。
ベビーシッターとして来たのでさすがに1人で逃げるわけにはいかないようです。
クリスですがまだ死んでなかったらしい。動いてます。
何とか部屋から出て階段を降りて玄関まで到達したアマンダとタラ。
ドアを開けて後を見るとブライアンがタラといたりする。
アマンダに行かないでくれと言ってるブライアン。あくまでもヘレンのつもり。
アマンダはタラを呼んでドアのところまで来させようとする。
私はヘレンではないと言い出すアマンダ。それでどうする。
復活したクリスは置物でブライアンを殴打しようとする。
そんな感じでブライアンともみ合いになります。
クリスはまたブライアンにボコボコにされる。今度は死んだみたい。
そんなところにパトカーが到着します。
これは最初に送ったパトカーで装備はない。お巡りが3人のみ。
ブライアンはアマンダとタラを人質に立てこもる。
玄関からお巡りが説得して聞かない。
鏡を割ってその破片をアマンダとタラに向けて殺してやると脅迫する。
お巡りは無線連絡して増員と装備を要請する。
そんなところにようやくジムとヘレン夫人のクルマが到着する。
ブライアンはヘレン夫人を見てヘレンが来てくれたと喜ぶ。
そうなるとアマンダはどうなの?と気になる。これは誰だ?となるのか。
アマンダはまた鏡の破片で動くなと脅迫される。
次に装備を積んだパトカーも到着して関係者全員がそろいます。
エンフィールドかウェブリーのリボルバーでは狙撃は無理ですと言うベテラン警官。
ブライアンはヘレン夫人を呼ぶ。
もう嫌とマジで言ってるヘレン夫人。
ガレス先生はブライアンを説得すると志願する。
ベテラン警官は催涙ガス弾は子供に当たるかもと冷静な意見。
ガレス先生は悪いようにはしないから1人で出てこいと説得にかかる。
ヘレン夫人を入れろと主張するブライアン。それは無理だ。
ガレス先生はこれまでとなってあとは警部にまかせる。
それでも彼を挑発しないようにとアドバイスする。
警部が説得にかかります。
家は包囲されていると基本から始めてます。出てこないと突入する・・・
ブライアンはアマンダにタラを連れてこいと命じる。
で、アマンダとタラに鏡を破片を突きつけて2人とも殺すとやってます。
2人を殺して俺も死ぬと主張してます。結構普通だ。
ベテラン警官はまだこんな銃ではダメだとやってます。
で、ヘレン夫人が志願して行くようです。
アマンダはブライアンを挑発してます。
彼女はアンタのことを何とも思っていない・・・
そんなに会いたければここから出ていけばいい・・・
警部はヘレン夫人に何か渡して使い方を教えてます。
ブライアンはまたアマンダをヘレンだと思い込む。
危ないとこを警部が呼びかけて中断する。
ヘレン夫人を行かせるから人質を解放しろ・・・
ブライアンはどうする。タラはパパ大好きと自分の世界に入ってる。
ヘレン夫人がやって来て玄関から入る。
ブライアンはドアのカギを締める。人質2人解放なんて忘れてます。
ヘレン夫人は催涙ガス弾を持ってます。それでどうする。
しかし落してしまう。これは何だ?となるブライアン。
俺が嫌いなのか?とブライアン。催涙ガス弾を投げるとドアに当たって点火する。
催涙ガスが噴出してこれは大変となってます。
ブライアンはヘレン夫人の首を絞めてます。色々と大変です。
アマンダは鏡の破片でブライアンの顔を切りつけて外に逃げる。
ガスマスクのお巡りが突入するがブライアンとにらみ合いになるだけ。
ブライアンはタラを人質にとって殺すと脅迫する。手が出せないお巡り。
今度はヘレン夫人がブライアンを説得しようとする。
そんな感じでタラを取り戻すヘレン夫人。何気なく後退してるヘレン夫人。
唐突にアマンダがリボルバーでブライアンを撃つ。それがオチかい。
アマンダも色々とブライアンに恨みを募らせていたようです。クリスにはマジで惚れてたようで強姦もされてたみたいだし。
何故か「タラ、許して」となるアマンダ。
ソフトフォーカスというか画面がぼやけて歌が入りエンドとなります。
British Lion Film Corporation (1971) (UK) (theatrical)
そんなわけで何だかオチが唐突ですがよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村
« 『リンク』(1986年) | トップページ | Hollywood Express #745◆2017.10.14(土) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1970年代」カテゴリの記事
- 『見えない恐怖』(1971年)(2021.11.27)
- 『危険な愛の季節』(1975年)(2021.06.19)
- 『サイコマニア』(1972年)(2020.06.07)
- 『殺人ブルドーザー』(1974年)(2020.06.06)
- 『キラーカーズ パリを食べた車』(1974年)(2020.04.05)
« 『リンク』(1986年) | トップページ | Hollywood Express #745◆2017.10.14(土) »
コメント