『ロザリー 残酷な美少女』(1972年)
この作品は、ジャック・スターレット監督、ボニー・ベデリア、ケン・ハワード、アンソニー・ザーブ主演の低予算監禁ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1972年 Palomar Pictures international アメリカ作品
ランニング・タイム◆101分
原題◆The Strange Vengeance of Rosalie
プロット◆オッサンが牧場に監禁されて色々とある話しのようです。
音楽◆ジョン・キャメロン
キャスト
ボニー・ベデリア→牧場のロザリー
ケン・ハワード→セールスマンのヴァージル
アンソニー・ザーブ→バイカーのフライ
ジャック・スターレット監督の演出はよいと思います。
全体的に低予算になってます。キャスト3人は熱演しています。
有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。しかし音質はよかったりします。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。上下左右に黒味あり。黒枠です。これで見た。
音声はドルビーデジタル 2.0ch
著作権のアラート
WHDジャパン
フォワード
ノイズ、音割れ等がありますのアラート
衝撃的な映像を含みますので、ご注意をのアラート
Palomar Pictures international presents
Bonnie Bedelia Rosalie
Ken Howard Virgil
Anthony Zerbe Fry
The Strange Vengeance of Rosalie
荒野にて。
何やら音がしてます。それは女の子がシャベルで穴を掘ってる音でした。
小屋から死体を引きずってる女の子。おじいさんの死体です。
井戸にロープでぶら下がって入り革袋を回収してる女の子。
おじいさんの死体に水筒や小銃を一緒にして墓穴に入れてます。
革袋には金が入ってます。これもおじいさんに握らせて埋める。
それからシャベルで土をかぶせて埋めてます。ここで歌が入ります。
朝日の中を女の子はトウモロコシの種を蒔いているみたい。
道路にて。
クルマが登場します。白人のオッサンと女の子が登場。
両親は死んでおじいさんの牧場に行く途中だと言ってる女の子。
カセットテープで音楽を聞いたりする。女の子はカセットテープを見たことない。
会話からここはニューメキシコだとわかる。
ドライブインにて。
クルマを止めてタバコ買いに行くオッサン。
そんなとこにバイカーの男が絡んできます。
戻ったオッサンはクルマを発進させて逃げます。何なんだ?といった感じ。
宇宙飛行士の看板のとこを曲がればおじいさんの牧場だと女の子。
ホントはここまでしたが親切心を出して牧場まで送るオッサン。あと6マイル。
クルマで移動中です。
途中で『汚染地域、立入り禁止』の看板があります。
オッサンは気がつかない。
もう日が暮れてます。小屋が見えてきました。
おじいさんがいないと探しに行った女の子。オッサンは帰るに帰れなくなってる。
小屋のドアをノックするオッサン。反応はない。
女の子は誰もいないと言ってる。ドアの横の壁板を外してドアを開けてます。
ランプを点火します。
女の子とオッサン。名前はロザリーとヴァージル。
ヴァージルはこれから徹夜で運転だと言って帰るつもり。
会話から3年ぶりの休暇中のヴァージル。
ロザリーは一緒にいてくれと頼む。で、送ってくれてありがとうと言ったりする。
クルマをバックさせるヴァージル。
しかし後輪がパンクしてます。スタックする。
ヴァージルは怒って小屋に突撃する。しかしドアは閉まってる。
ドアを開けようと壁をずらすヴァージル。しかしナイフでシャツの袖口を切られる。
ヴァージルはクルマに戻ってとりあえず寝てます。
窓にニワトリが突撃してきて窓を閉めたりする。
翌日の朝にて。
クルマにコーヒーを持ってきたロザリー。
コーヒーを渡す時もナイフを持ってるロザリー。手が出せないヴァージル。
ロザリーにおじいさんのことを聞くヴァージル。
それから電話をどこだと聞くヴァージル。あるわけない。
今更ここに住んでると言い出すロザリー。
おじいさんの牧場を訪ねてきた話しは違っていました。
それでおじいさんはあなたの下と言ってるロザリー。3日前に井戸で死んだ。
1人になりたくなかったと主張するロザリー。パパはいない。ママは男と逃げた
ヴァージルはここから去ろうとします。
お湯を沸かしますと何だか物分かりがよくなるロザリー。町への近道も教える・・・
小屋にて。
お湯で顔を洗うヴァージル。
そんなとこをいきなり斧でヴァージルを殴打するロザリー。
時間が経過します。
気がつくヴァージル。右足が折れています。添え木が当てられてます。
それから何とかベッドの上に乗ってるヴァージル。
しかたなくやったと言ってるロザリー。
医者を頼むとお願いするヴァージル。おかしいのは君で医者が必要だとまで言う。
食料を買ってくると言い出すロザリー。医者だとヴァージル。
ロザリーはロバに乗って出かけます。これはビックリ。
時間が経過してロザリーが戻ってます。
ヴァージルはこんな汚いところと言ったらロザリーは怒る。そりゃそうだ。
下出に出るヴァージル。骨折したのでレントゲンを撮る必要があると言い出す。
学校の話しになるとロザリーは学校には行ってないようです。
郵便の配達もないみたい。
ここにはフライ以外は来ない。フライって誰?となるヴァージル。
フライはおじいさんの金を 狙っている・・・
どうやらここはトウモロコシとニワトリ以外はいないらしい。ロバはいるけど。
掃除したりが家畜に餌をやったりしてるロザリー。
クルマの修理の話しをするロザリー。芋を売らないと?となる。
隙を見てクビを締めるぞとロザリーを脅かす。
また斧を持ち出すロザリー。ここは大人しくするヴァージル。
缶詰めの桃を食べながら色々と話すロザリー。
これからは牛や豚を飼った方がいいと言い出す。
ヴァージルはふてくされて桃は食べずに放り出す。
金のことを聞くヴァージル。金塊はカネになるぞとロザリーに訴える。
小屋の外にて。
ベッドごとロバに引かせて移動となってます。
延々とベッドを引っ張って池に出ています。
ヴァージルは助けを求める大声を出す。しかし誰もいないので効果はない。
ロザリーは裸で水浴びをしてます。
頭に来てロザリーを罵るヴァージル。インディアンとの混血、遊園地の檻で見せ物になれとか。
とにかく服を着てくれと行ってるヴァージル。話しはそれから・・・
取引しようとヴァージル。結婚してとロザリー。全く話しが噛み合わない。
また医者を呼べと要求するヴァージル。クルマは売っていいとも言ってる。
クルマを売るか医者をよこすか、どっちだと迫るヴァージル。
また下出に出るヴァージル。おカネをやって服を買えと言う。
ロザリーはヴァージルを置き去りにして買物に出かける。
ヴァージルはロバに乗って逃げようとする。
しかし崖の上からロザリーが見ていたりします。殺すわよと叫んでる。
小屋にて。
また元に戻ってるヴァージル。
で、小屋の中にはあのバイカーがいました。これがフライです。
フライは小指がないのを見せてロザリーがやったと主張する。
ベア、これが死んだおじいさんの名前です。
ヴァージルはフライに22ドルやって医者を読んでくれと頼む。
あとはガソリン代だとフライ。150ドルの小切手を切るヴァージル。
フライは金の在りかを確認するんだとなってます。
そんなわけで小屋内を家捜しするフライ。そこら中を破壊してます。
ヴァージルが余計なことを言ったので骨折した足をひねったりするフライ。
それでロザリーが金は井戸の中だと喋ってしまう。
速攻で井戸に行くフライ。
ヴァージルはロザリーにロープを切ってフライを井戸に落せとアドバイスする。
ロザリーは買う服の色の話しなんてしてる。
フライが戻ってきます。金はなかった。
頭に来たフライがロザリーを押さえつける。そうなるとどうなる。
ヴァージルはクルマのキーを出してトランクからカバンを持ってこいとフライに言う。
ロザリーは結婚してくれるの?と言ったりする。とにかく話しが飛ぶ。
フライがカバンを持ってきます。
キーで開けるヴァージル。中には宝石が入っていました。
ベアおじいさんが金と交換したと主張するヴァージル。
そんなこんなで宝石は俺のものだとカバンを持って引き上げるフライ。
バイクで引き上げてます。
あれはコスチュームジュエリーだと説明するヴァージル。
ようするに模造品です。ヴァージルの模造宝石のセールスマンなのか。
ロザリーはフライが宝石を全部持って行ったので怒ってる。
金を守るためにやったことだと説得するヴァージル。
ヴァージルはロザリーに早く町に行ってくれと頼む。
そうしないと宝石を換金出来なかったフライが戻ってくる。
医者なんていらない。これまでもそうしてきたとロザリー。
ヴァージルは松葉杖で歩いています。当然途中で倒れる。
今度はここにいてもいいよなんて言い始めるヴァージル。
ロザリーはここにはいたくないわと言ったりする。旅をしたい。クルマを直して海を見に行きたい。
ヴァージルはロザリーに町に行ったらエアポンプを買ってくれと頼む。
これはクルマの修理用です。パンクではくて空気が抜けただけなのか?
早くしないと2人ともフライに殺されると心配するヴァージル。
夜になってます。雷が鳴ってます。
咳き込んでるヴァージル。寒いと訴える。
ベッドに入り込むロザリー。暖めてあげると言ってる。
ヴァージルはちゃんと読み書きが出来るようにと言ったりする。
ロザリーからヴァージルにキスをしてます。愛してるとも言う。
朝です。
まだ一緒に寝てるロザリーとヴァージル。
起きたヴァージルが慌ててロザリーを起こす。
何だかエンジン音がします。これは大変となるヴァージル。
どうやら通りすがりのバイカーでした。道を教えたりしてるロザリー。
ヴァージルは小屋から一生懸命にバイカーを呼ぶが反応はない。
ロザリーが戻ってきます。
ジェファーソンプレスに行きたくて迷ったバイカーでした。フライではない。
ロザリーはハイウェイまで乗せてもらうようです。
ロザリーは小屋のドアを外からつっかい棒でロックしていく。
バイカーの後に乗ってるロザリー。
次のシーンではもうロザリーが徒歩で戻ってます。買物を抱えている。
小屋にはヴァージルはいない。ロバはいる。そのへんを探し回るロザリー。
結構離れたところにヴァージルはいました。
何故か抱き合ってます。私のそばから離れないでとロザリー。
小屋にて。
肝心のエアポンプですが買ってきてあります。
黄色い服を見せるロザリー。速攻で着てヴァージルに見せる。
可愛いと褒めるヴァージル。それよりはやくタイヤ修理だと焦ってます。
そんなこんなでまた服を着替えてるロザリー。
クルマにて。
下着姿でエアポンプでタイヤに空気を入れてるロザリー。
私を愛していないのね?とへそを曲げてるロザリー。
私は残るとなってます。頭に来てエアポンプを投げ捨てる。
そんなこんなでまたキスになってます。今度はヴァージルからキスしてる。
そんなとこにフライのバイクが接近してます。これは大変。
何しろクルマのそばにベッドを持ってきたので小屋に押し戻すのが大変。
もうフライが到着してしまった。それでどうなる。
これはタダのガラクタだと激怒してるフライ。
ヴァージルがセールスに来ていたことも聞き込みしています。
ここで金を換金してやろうと持ちかけるヴァージル。
フライはロザリーに何やら持ちかける。
金の場所を教えれば模造宝石をやると言ってるフライ。
フライはヴァージルのベッドをひっくり返す。
金の場所は?はロザリーに聞く。おじいさんと一緒だと言ってしまうロザリー。
おじいさんの埋めたところまで案内させられるロザリー。
シャベルと掘らされるロザリーですが途中からフライが掘る。
このへんでもしかしてこの作品は『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』(1970年)みたいなのかとようやくわかった。設定や話しは違うけど。荒野の一軒家で色々とあるのは同じです。
小屋にて。
ヴァージルに愛してると言ってと要求するロザリー。
墓穴にて。
死体にはビックリのフライですが金の入って革袋をゲットしてます。
小屋にて。
金の入った革袋を見せびらかしに来たフライ。
ここを引き上げる前にヴァージルにお礼参りをやらかそうとする。要するにもう片方の足も骨折させようというわけ。
いきなり何かの臭いを気にするフライ。おじいさんの死体の臭いらしい。
気が変わったフライはロザリーを連れてバイクで引き上げるようです。
ロザリーはバイクに乗る前にクルマのタイヤにナイフを刺して切り裂いてます。
妙に芸が細かい。それからフライの後に乗ってる。
バイクがいなくなったのでエアポンプを回収に行くヴァージル。
それからクルマのトランクからスペアタイヤを出して交換作業になる。
スペアタイヤに交換してエアポンプで空気を入れる。必死こいてやってます。
エンジンを始動してクルマをスタートさせます。出来た。
切り返ししてクルマの向きを変えて移動となります。
クルマは宇宙飛行士の看板に出てます。
これで無事に普通の道路に出れた。心底ホッとしてるヴァージル。
シーンが変わります。
ロザリーは道端で座り込んでます。
そんなところをヴァージルのクルマが通りがかる。
通り過ぎたけどやっぱりバックしてロザリーに声をかけるヴァージル。乗せます。
ここで何してる?と聞くヴァージル。あなたを待ってたとロザリー。
フライは?とヴァージル。殺したとロザリー。そういえばナイフは持ってた。
フライの死体を見せてくれとマジで現場に行くヴァージル。
マジで死んでるフライ。
警察に行くんだと説得するヴァージル。
行きたくないロザリー。牧場に帰りたいと泣いてる。
ロザリー、大人になるんだと更に説得するヴァージル。
何だかナイフに手が行ってるロザリー。連れて帰らないと殺すと脅かす。
もみ合いになるロザリーとヴァージル。
ヴァージルが倒れてロザリーの気が変わる。
道路まで出たロザリーはクルマを止めようとする。
しかし普通のクルマは通り過ぎる。1台が止まります。パトカーだ。
警官2人は何があったとロザリーに案内させる。
ヴァージルから警官とロザリーが見えてきます。
いきなり彼がやったと言い出すロザリー。私のボーイフレンドを殺した。
『この人は痴漢です』の強力版のような感じです。
どうやらヴァージルがフライを殺したらしい。それがオチかい。それでもヴァージルは命だけは助かったので運がいい方なのかもしれない。
画面が奥にフェイドアウトして歌が入りエンドとなります。
後タイトル
スタッフの紹介
Bonnie Bedelia Rosalie
Ken Howard Virgil
Anthony Zerbe Fry
A Cinecrest film inc production
Twentieth Century Fox Film Corporation
そんなわけで風変わりなドラマのよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村
« Hollywood Express #741◆2017.09.16(土) | トップページ | 『女子大生・恐怖のサイクリングバカンス』(1970年) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1970年代」カテゴリの記事
- 『見えない恐怖』(1971年)(2021.11.27)
- 『危険な愛の季節』(1975年)(2021.06.19)
- 『サイコマニア』(1972年)(2020.06.07)
- 『殺人ブルドーザー』(1974年)(2020.06.06)
- 『キラーカーズ パリを食べた車』(1974年)(2020.04.05)
« Hollywood Express #741◆2017.09.16(土) | トップページ | 『女子大生・恐怖のサイクリングバカンス』(1970年) »
コメント