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2016.05.07

『戦闘機対戦車』(1973年)

この作品は、デヴィッド・ローウェル・リッチ監督、ロイド・ブリッジス、ロイ・シネス、ダグ・マクルーア主演の風変わり戦争アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1973年 Silverton Productions inc/Universal studios アメリカ作品
ランニング・タイム◆73分
原題◆Death Race
プロット◆将軍の戦車に飛べない戦闘機が追われる話しのようです。
音楽◆ミルトン・ローゼン、ハル・ムーニー

キャスト
ロイ・シネス→楽観的なマクミラン飛行隊長
ダグ・マクルーア→やる気がそれなりなカルペッパー飛行士

ロイド・ブリッジス→頭がおかしいピムラー将軍
エリック・ブレーデン→タンクトップのステファー軍曹
ブレンドン・ブーン→文句が多いハフマン一等兵
デニス・デューガン→空気な感じのベッカー一等兵
デニス・ラッカー→負傷するベルケ中尉

クリストファー・ケリー→英軍無線技士

デヴィッド・ローウェル・リッチ監督の演出はよいと思います。
全体的に低予算で上手くまとめてます。

俳優から監督に転向したデニス・デューガン。
アダム・サンドラー専属監督のデニス・デューガンの最高傑作はアダム・サンドラー作品ではなく『マテリアル・ウーマン』(2001年)でしょう。

フィールドワークス/キングレコード発売のDVDにて。
画質は結構いいです。驚くほどクリアです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

著作権のアラート
キングレコードのタイトル
フィールドワークスのタイトル

Universalのタイトル
Universal studios presentation
この作品はカラーなんです。1970年代の作品なのでそりゃそうか。
最初から戦闘機が飛んでます。

前説が入ります。
北アフリカ 1942年11月
エルアライメンの敗北でドイツ軍は敗走した。
連合軍は彼らを追った。それはまるでゲームのようだった。

この戦闘機は何だ?わからん。
ムスタングかと思ったけど違う感じ。マスタングだと語感が何だかおかしい。
敗走で移動中のドイツ軍車輌部隊が攻撃を受けて全滅してます。

Death Race

starring
Lloyd Bridges
Roy Thinnes
Eric Braeden

special guest star
Doug McClure

着陸する戦闘機。
会話からアメリカのカーチス P-40戦闘機だとわかる。

スタッフの紹介

ここは英国軍の前線基地らしい。
パブはあるのか?なんて言ってる戦闘機のパイロット。

で、司令官とミーティングです。
司令官は地雷源を発見して爆弾投下してくれと要請する。
そうすれば地雷が連動して全爆発すると言ってます。

あまりやりたくなさそうな元からここにいるパイロットのカルペッパー。
やった来たのがマクミラン飛行隊長。こっちはやる気満々。
そんなわけでカルペッパーが案内してマクミラン飛行隊長が爆弾投下をする段取りになります。

並んで離陸するマクミラン飛行隊長とカルペッパー。カッコいい。
本物の戦闘機が飛んでます。これは凄いな。
戦闘機は機種は同じに見えます。

砂漠にて。全滅してる車輌部隊。
キューベルワーゲンがあるのでドイツ軍のようです。
1人生き残ったのがロイド・ブリッジス扮するピムラー将軍。

ピムラー将軍が転がってる無線機を使います。
救援を要請するが英国軍に受信されて場所を言えば救援してやると言われてる。
ここは断るしかないピムラー将軍。

戦闘機2機は移動中。接近してます。
ピムラー将軍は死んだふりをしてやりすごす。
それから1人で徒歩で移動するピムラー将軍。

戦闘機2機は移動中。それだけ。

砂漠にて。
戦車1台で移動中。ドイツ軍のパンター戦車です。
偶然にピムラー将軍が接近してコンタクトします。

この戦車には4人ぐらいいます。
負傷する中尉
タンクトップのステファー軍曹
兵隊2人。

そんなわけでピムラー将軍に敬礼する4人。
我々だけで戦おうとやる気満々のピムラー将軍。大丈夫なのか。

パンター戦車ですが、燃料半分、水と弾薬はある。
まだピムラー将軍は頼りになりそうだとなってる4人。

戦闘機2機は移動中。
まだ地雷源を探してるカルペッパーとマクミラン飛行隊長。
地雷源を発見したようなカルペッパー。マクミラン飛行隊長に伝えます。
で、爆弾投下するマクミラン飛行隊長。爆発します。それだけ。
地雷源ではなかったようです。カルペッパーのサボタージュでした。

任務完了、これですぐに帰投しましょうと主張するカルペッパー。
軍法会議物だと非難するマクミラン飛行隊長。

今度はトラックの列を見つけます。
マクミラン飛行隊長機が突撃する。

戦車もトラックの列に接近してます。
戦闘機は戦車を撃ちまくる。機銃手が撃たれます。中尉が負傷した。
戦車からピムラー将軍がマシンガンを撃ってマクミラン飛行隊長機に命中させる。
マクミラン飛行隊長機は戦闘機から脱出して落下傘で降下する。
戦闘機は墜落し爆発炎上する。

相棒のカルペッパー機は着陸してマクミラン飛行隊長を捜す。
そんなとこに戦車が接近する。

マクミラン飛行隊長と合流するカルペッパー。
足首を骨折してるマクミラン飛行隊長。これは大変。
戦車はいなり主砲を撃ってきます。これまた大変。
必死こいて逃げる2人。

戦闘機にたどり着く2人。とりあえずエンジンをかける。
戦車ですが主砲の空薬莢は外に捨ててます。砲弾ラックに入れ直して持ち帰り再装填するのかと思っていた。

2人は必死こいて戦闘機のエンジンをかけてます。
ようやくかかります。2人乗りで脱出しようとする。

戦車ですが走行しながら撃ってます。
当時の戦車は走行中に測的は出来ません。それじゃ当たるわけがない。
ピムラー将軍は止めてから狙えと命じてます。そんなわけで止まって撃つ戦車。

離陸しようとする戦闘機に命中して主翼に大穴が空きます。
これで離陸不可能になる。そうなると地上走行で戦車の射程距離から逃げる。

戦車は戦闘機を追います。
この戦車はホントのパンター戦車なのか?戦車には詳しくないのでわからん。
この時代の映画は時代考証で結構いい加減らしい。とりあえず調達出来る戦車を使っていたらしい。

まだ地上走行で移動してる戦闘機。
エンジンの水温計が上がってます。低速な地上走行ばかりで上がったのか?

戦闘機をとめて点検するカルペッパー。
ラジエーターもやられて冷却水が漏れている。これは大変。
無線で救援を呼ぶカルペッパー。ダメです。
そんなとこで何か音が聞こえてる。まだ戦車が追ってきている。
またエンジンをかけて地上走行で逃げます。

段差にかかる戦闘機。
地上走行ではクリア出来ません。それでどうする。
やる気満々のマクミラン飛行隊長はここはジャンプでクリア出来ると主張する。
それは無理だろといった感じのカルペッパー。
口論してるところにいきなり砲撃される。
しょうがないのジャンプ作戦を実行するカルペッパー。

まずは段差から離れます。
離れたとこでUターンして段差に向けて地上走行で突撃する。
十分に速度を上げて勢いつけたところでジャンプします。
そんなわけで無事に段差をクリアします。
無事に着陸もしています。

戦車の方は段差でストップしてます。それでどうする。
戦車兵達はまだ追う気があるのかと感心してる。
負傷した中尉を英国軍病院に運びましょうという兵隊もいる。
戦車が戦闘機を追うなんて異常だとも言ってる。

ピムラー将軍は戦闘機がいた付近を調べてます。
それで冷却水が漏れた跡を見つけてます。

戦闘機です。
それでどうするとなってます。まずは無線で救援を呼んでます。
それに何でこの戦闘機を追う?、狂ってるとなってます。

エンジンが冷えたのでまた移動しようとなります。燃料はある。
運がよければ海まで行けると楽観的なマクミラン飛行隊長。
エンジンをかけてまた地上走行で移動です。

英国軍救援車にて。
戦闘機の救援無線を受信してます。まだよく通じないみたい。

英国軍前線基地にて。
戦闘機がまだ行方不明とかとやってます。

戦車にて。
戦闘機はカッシン峠に向かっているが冷却水が漏れているので無理だろうと説明するピムラー将軍。
戦闘機を追って出発します。
ところで反抗的な兵隊はマーク・ウォールバーグによく似ています。

タンクトップのステファー軍曹がピムラー将軍に意見します。
戦闘機を追わずに味方に合流した方がとまともな意見を言う。
何故かステファー軍曹を知ってるピムラー将軍。
ステファー軍曹は歴戦の勇士らしい。

相変わらずやる気満々のピムラー将軍。
カッシン峠の先には極秘の集合地があると話す。
そんなわけでまだ将軍のいう通りにするようです。
溶暗になります。CMタイム用の溶暗です。この作品はTVムービーなんです。

戦闘機にて。
ようやく地上走行で移動しています。
燃えた車輌部隊があります。調べるカルペッパー。
死体の水筒をようやくゲットするが中味は空でした。

戻ったカルペッパーは色々とゲットしていました。
イタリア製の地図。双眼鏡。
マクミラン飛行隊長は冷却水がもてば夜までには帰れると相変わらず楽観的。
で、イタリア製地図を見てカッシン峠の先には地雷源があると気がつく。
自分達を地雷源に追いつめるのかと推測する。

このへんでカルペッパー役がダグ・マクルーアなのかと気がつく。
安いチャールトン・ヘストンといった感じなので思い出した。
そうなるとやる気満々のマクミラン飛行隊長がロイ・シネスのようです。

戦車にて。
負傷した中尉のモルヒネが切れますと報告するステファー軍曹。
ピムラー将軍は聞いてない。このまま進むとなる。

戦闘機にて。
さてどうするとなってます。
エンジンを冷やしながら地雷源の手前まで行く。
マクミラン飛行隊長は戦うと主張する。主翼の機銃を使えばと言ってる。
バカバカしいと相手にしないカルペッパー。
口論になります。

様子を見に行ったカルペッパーが戦車を発見する。これは大変。
まずはエンジンをかけます。なかなかかからん。戦車は接近してる。
ようやくエンジンがかかります。

戦車の方は接近して主砲を撃つが不発でした。
慌てて再装填してる。
じれたピムラー将軍で自分で砲塔のマシンガンを撃つ。
これがマクミラン飛行隊長に当たったりする。これは大変。

戦車が唐突に止まります。
何故止まったと詰問するピムラー将軍。
負傷した中尉が亡くなりましたと報告するステファー軍曹。
ここで野営だと命じるピムラー将軍。埋葬することも命じる。

戦闘機にて。
こっちも野営してます。
マクミラン飛行隊長の負傷の具合はかなり悪い。
これからどうするとなります。
無線で救援を要請するカルペッパー。

戦車にて。
外に出てあの文句の多い兵隊がステファー軍曹に何とかしてくれとお願いする。
しつこく聞かれたのでカッシン峠の向こうに秘密基地があると話す軍曹。
まだ疑ってる兵隊。

1番目立たない兵隊の名前はベッカーです。
演じてるのはデニス・デューガン。もしかして現在は監督をやってるデニス・デューガンなのか?→そのようです。

そんなとこで何か物音がします。3人で見に行きます。
唐突にピムラー将軍は英国軍だと断言する。

近くにいたのはマジで英国軍の車輌です。
戦闘機からの救援の無線を受信して探してるようです。近くには例の戦車がいるはず。

戦闘機にて。
救援の無線がつながり確認や位置のやりとりをしてるカルペッパー。

英国軍の車輌にて。
丘1つを越えればとなってます。
で、丘を越えたら例の戦車がいたりします。砲撃される。
そんなわけで救援車輌とやられたようです。

戦闘機にて。
マクミラン飛行隊長に突然無線が聞こえなくなったと話すカルペッパー。
そりゃそうだ。しかし2人には事情がわからん。

戦車にて。
ピムラー将軍が破壊した英国軍車輌を確認に行く。
負傷者をハンドガンで撃ってるピムラー将軍。これはまずいな。
銃声が聞こえてる3人。それでどうする。

戦闘機にて。
ラジオ放送を聞いてる2人。カイロ放送です。
マクミラン飛行隊長はかなり具合が悪そう。彼女のエステルの話しをしてます。
こうなると非常に危ない。それに出血をしてるマクミラン飛行隊長。
カルペッパーは必ず逃げ切れると激励する。
溶暗になります。CMタイム。

戦闘機にて。朝です。
目を覚ます2人。

戦車にて。
ピムラー将軍は相変わらずやる気満々。引いてる部下3人。
戦車に乗り込む時に書類かばんを落とすピムラー将軍。気がつかない。
この書類かばんをゲットしたのが文句の多い兵隊です。

戦闘機にて。
まずは様子を伺うカルペッパー。戦闘機の上の乗って見る。

戦車にて。移動してます。
地図を見る兵隊。秘密基地ではなく地雷源だとわかります。

戦車を止めて様子を見に行くピムラー将軍。
戦闘機を発見します。

兵隊はステファー軍曹に地図を見せて説明する。
こうなるとステファー軍曹を何かアクションをやらないわけにはいかない。

ピムラー将軍が戻ります。3人が並んで待つ。
ステファー軍曹が地図を見せて話しをする。カッシン峠は越えられない・・・

しかしピムラー将軍は開き直る。私を疑うのか・・・
演説して1人で盛り上がるピムラー将軍。あの戦闘機が目標なのだ・・・

戦闘機にて。
もう戦車が接近しています。そうなると・・・
これまでとなってマクミラン飛行隊長も降伏に賛成する。

降伏の白いハンカチを振って接近するマクミラン飛行隊長とカルペッパー。
捕虜は認めんと強硬なピムラー将軍。マシンガンで撃つ。
マクミラン飛行隊長に命中して死に至る。
連射するピムラー将軍。ここでマシンガンが作動不良になってステファー軍曹ともめたりしてもたつく。
ピムラー将軍はハンドガンでステファー軍曹まで撃ってます。
そうなるとぶち切れたカルペッパーは戦闘機に引き返す時間が出来る。

戻って戦闘機のエンジンを始動するカルペッパー。

戦車にて。
ピムラー将軍は残りの兵隊2人に戦車を動かせと命じる。

戦闘機が反転していよいよ対決となります。
スピードを上げてテール部分を浮かせて水平姿勢をとり主翼マシンガンを撃つ。
マジで戦闘機対戦車のマシンガンの撃ち合いになってます。

戦闘機は軽く飛行して戦車の上を通り抜ける。すぐに着地してまた反転して挑む。
このパターンで何回か撃ち合いをやってます。
ここで文句の多い兵隊が撃たれています。生死不明。

主砲を撃たせるピムラー将軍。撃った。
当たったのか戦闘機は止まります。まだ死んでないカルペッパー。

戦車が接近してきます。
もう残りはピムラー将軍と目立たない兵隊の2人だけです。

ピムラー将軍はカルペッパーに接近してハンドガンを取り出す。
いきなりマシンガンで撃たれるピムラー将軍。
撃ったのはステファー軍曹でした。どうやら死んでなかったらしい。

カルペッパーに接近するステファー軍曹。
水筒を差し出す。この水を飲むカルペッパー。
カメラが引いてそのままエンドとなります。

後タイトル
キャスト
スタッフ
Silverton Productions inc


そんなわけで少し変わった戦争アクションのよい作品でした。


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