『ホワイト・ドッグ~魔犬』(1981年)
この作品は、サミュエル・フラー監督、クリスティ・マクニコル、ポール・ウィンフィールド、バール・アイヴス主演の風変わりな動物パニックのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1981年 Edgar J. Scherick production/Paramount Pictures presents アメリカ作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆White Dog
プロット◆謎の犬に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆エンニオ・モリコーネ
キャスト
クリスティ・マクニコル→女優のジュリー
ポール・ウィンフィールド→調教師のキーズ
バール・アイヴス→動物センターのオーナー カラザス
リン・ムーディ→女優のモリー
ディック・ミラー→Animal Trainer
パーレイ・ベアー→太ったおじいさんハル
サマンサ・フラー→女の子のヘレン
ジェイミー・L・クロー→女の子のリオーナ
サミュエル・フラー監督の演出はよいと思います。
全体的に風変わりな動物パニックになってます。
クリスティ・マクニコルは当時はアイドル女優扱いだったのでは?
何でサミュエル・フラー監督作品に出てる?それでも無難にこなしてました。
パラマウント ジャパン発売のDVDにて。
画質は普通によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル2.0
Paramount DVDのタイトル
著作権のアラート
メニュー画面
Paramount
A gulf+western
タイトル
Paramount Pictures presents
an
Edgar J. Scherick production
サミュエル・フラー・フィルム
Kristy McNichol
in
White Dog
Paul Winfield
Burl Ives
他のキャスト,スタッフ
音楽がエンニオ・モリコーネとムダに豪華。
撮影がブルース・サーティーズとムダに豪華。
黒味で音声のみで交通事故がおこる。
夜にて。
女優のジェニーが白い犬を撥ねてしまう。
クルマはマスタングです。
→ 1965 Ford Mustang
動物病院にて。
治療された白い犬。
ジェニーには治療代218ドルの請求となります。クレジットカードを使う。
で、このままでと白い犬は収容所送りになる。
そんなわけででジェニーが白い犬を引き取る。
ジェニーの自宅にて。
しばらく預かるつもりで白い犬を飼ってるジェニー。
犬は何だか嫌そうにしてる。薬を飲まされているでそうなのか。
病院のナースのアドバイス通りにポラロイドで犬の写真を撮ってるジェニー。
道路にて。
ジュリーと若い男。
白いシェパード犬のお探しボスターを貼ってます。
ポスター貼りはボーイフレンドの脚本家がやってます。
ここはロサンゼルスのようです。丘陵地帯。女優さんなので当然ロサンゼルスに住んでいると思う。
自宅にて。
室内に犬がいます。
赤いワーゲン・ビートルで帰宅してます。男のクルマらしい。
→ 1973 Volkswagen Sedan 'Beetle' [Typ 1]
夜になってジェニーと犬だけ。
TVでは戦争映画が放映されて音声が妙に大きい。
そんなとこに怪しい男が忍び込みジェニーを襲う。普通の強姦魔らしい。
TVの音量が大きくて犬が気がつかない。
映画が終わったのか静かになって、いきなり犬が助けに来ます。
外に逃げる男を追って犬は窓ガラスを破って追う。
ジェニーが電話で通報したので警察が来ます。
犬を男に噛みついたまま。
警察はこの男は常習犯ですと逮捕する。
翌日にて。
ガラス屋のトラックとすれ違ってマスタングで帰宅するジェニー。
自宅にて。
窓ガラスが交換修理されてます。
電話してるジェニー。相手はボーイフレンドのようです。
強姦の話しから犬の飼い主が現われない話しになる。
会話からボーイフレンドは脚本家だとわかる。
犬はジェニーの下着をくわえて外に出ている。
そのままウサギを追ってどこかに行ってしまう。
ジェニーが外に出て探し回るがいない。
斜面を何だか危なっかしい感じで歩き回ってます。
少し離れてるとこの知人クレメンタインに犬のことを聞くジェニー。
クレメンタインは日光浴してます。
自宅にて。
ロサンゼルス動物愛護局に電話するジェニー。
ロサンゼルス動物愛護局にて。
ここに来ているジェニー。探してる犬はいない。
殺処分の現場を見てしまうジェニー。どうやら二酸化炭素ガスでやってるのか?
外にて。
犬の収容トラックが到着してます。
飼い主達が収容されてる犬を確認して探してます。
ジェニーもここにいますが。肝心の白い犬はいない。
夜の街にて。
道路清掃トラックが走る。そんなとこにあの犬が現われる。
トラックの黒人運転手を見て突撃する犬。
噛みついてトラックが暴走して店に突っ込む。犬はその前に脱出してる。
そんなわけで大クラッシュになってます。
自宅にて。
電話です。エージェントのオッサンから悪いニュースを聞くジェニー。
オーディションもしていないのに役がとれなかったとのこと。ライバルは根回ししていたのでこうなったとか。
そんなとこに何やら音が聞こえます。
強姦騒ぎもあってこれは大変は武器をとるジェニー。武器といってもハサミですが。
入ってきたのはあの犬でした。しかし血まみれ。
ジェニーは犬同士のケンカぐらいだと思っているのか全く怪しまない。
風呂場にて。
犬を洗ってるジェニー。犬は嫌そうにしてます。普通はそうなる。
時間が経過して昼になってます。
ジェニーとボーイフレンド。
犬はハンバーガーを食べている。いいのか?
役がとれなかったとこをボーイフレンドに慰められているジェニー。
それでいい感じになった2人ですが犬がじゃまをする。
スタジオにて。
気難しそうなオッサンが歩く。ここは凝った照明の使い方になってます。
あの犬がいます。そうなるとジェニーもいる。
昨夜の話しに出た仕事に来てるようです。ボートにモリーと乗る・・・
セットのボートにスクリーンプロセスの海にて。
モリーは黒人だったりする。そうなると犬がモリーに突撃して大騒ぎになります。
マジでケガをしてるモリー。これは大変。
自宅にて。
ボーイフレンド来てます。
モリーに告訴されてもおかしくないと話すボーイフレンド。
この犬は訓練されている攻撃犬だと主張する。
そんなわけで犬は殺処分した方がいいとなってます。
ジェニーはそれはダメよと反対して口論になる。
飼い主を捜すのと、調教すればいいと主張するジェニー。
ノアの箱船 カラザス&キーズにて。
映画用の動物を調教するところのようです。
クルマで来てるジェニー。犬には口輪をかませてます。
おばさんにカラザス夫人ですか?と聞くジェニー。違うみたい。
オフィスにて。
ノアの箱船のカラザスですと電話で話してるカラザス。
電話が終わってジェニーと話すカラザス。
動物の敵はロボットだとスターウォーズのR2D2のポスターにダーツを投げつけてるカラザス。現在ではCGがもっと動物の強敵になってるけど・・・
次は『勇気ある追跡』(1969年)でジョン・ウェインのスタントをやったと話してるカラザス。
ようやく本題に入ります。
こまっていますと話しを始めるジェニー。
そんなわけで犬を調教し直して欲しいと訴える。
カラザスは攻撃犬の調教は無理だと言う。誰にも出来ない。
それなら調教師を紹介して下さいとお願いするジェニー。
収容所送りがいいと勧めるカラザス。
犬ですがさっそくここの従業員の黒人ジョーを襲って騒ぎになってます。
この犬はホワイト・ドッグ。黒人だけを襲う調教を受けていると解説するカラザス。
そんなとこに調教師のキーズがやってきます。黒人です。
襲われたジョー従業員を言い含めて自分が調教すると話すキーズ。
5週間で調教する。出来なければ殺すとなります。
病院にて。
入院してるモリーを見舞うジェニー。
モリーはことを荒立てる気はないようです。組合が保障してくれるらしいし。
ノアの箱船 カラザス&キーズにて。
キーズと犬。調教になってます。手袋をとった手を見せているキーズ。
オフィスにて。
ジェニーが来てます。調教の場所を聞いている。
ジェニーとキーズ。
調教の方法を説明してるキーズ。
それから調教を再開してます。
この犬は白人のジェニーにはおとなしい。
キーズはこの犬は差別主義者に怪獣にされたと言う。奴隷制度の名残とのこと。
子犬時代に黒人に殴らせる。そして成長した犬は黒人を攻撃するようになる。
最後には誰でも襲うようになるとか・・・
トラの臼歯を抜いているカラザス。キーズもいます。
夜にて。
檻に入れられた犬が天井をかじる。天井部分は草を編んであるような感じ。
雷が鳴ってます。
誰か来てます。靴だけが見える。
来たのはキーズでした。まずはハンバーガーを食べている。
昼にて。
犬が檻にの天井部分をまたかじってます。
そんなとこにジェニーが来てハンバーガーをやっている。
これを見てキーズが激怒する。調教が台無しになるエサをやるのは黒人だけだとジェニーを叱責する。
オフィスにて。
これはガックリのジェニーはカラザスと話し込む。
カラザスから白人がエサをやっただけで調教を1週間遅れると言われてます。
夜にて。
犬はまた檻の天井部分をかじってます。それからマジで外に出てしまう。
キーズが来ます。
犬ですが金網フェンスを上ろうとする。しかし上手くいかない。
カラザスとキーズ。
犬が逃げた。しかし金網フェンスには電気が流れている・・・
犬は金網フェンス付近に駐車してるトラックの荷台の幌を使って金網フェンスをジャンプして脱出する。電気火花が飛び散るが無事に脱出してます。
自宅にて。
ジェニーに電話です。キーズからで犬が逃げた・・・
夜が明けたら捜すと言ってるキーズ。
街にて。夜が明けてます。
ごみ捨て場でエサをあさってる犬。
そんなとこに近くに黒人少年がいたりします。間一髪偶然にママが来て黒人少年を家に戻してます。
また誰か来ます。足下からのアップです。
スーツ姿の黒人男性です。そうなると犬が突撃する。
慌てて逃げる黒人男性。
教会にて。
ここに逃げ込む黒人男性ですが犬にやられてます。
教会の御利益はなかったようです。
肝心の犬を誰が調教したのかはわからん。その描写は全くありません。
ワンボックスカーを運転してるキーズ。
→ 1973 Chevrolet Chevy Van [G-20]
犬を発見します。しかし犬は血まみれだ。これは大変。
麻酔銃を構えるキーズ。無事にしとめて犬をクルマに積んでます。
教会にて。
ここに見に来てるキーズ。死体を発見してこれはまずいなといった感じ。
それでも警察に通報はしない。
ノアの箱船 カラザス&キーズにて。
ワンボックスカーは戻ってます。
ジェニー、キーズ、それにカラザス。どうするか話し込む。
犬は教会で男を殺した。それでどうする?となってます。
何故犬を殺さない?とキーズに聞くジェニー。何だか主張が変わってます。
キーズはまだ治る望みがあると言う。犬を治すことで何か意義があるとしてます。
この犬が人種差別の対策になる証拠になるみたい。
それに攻撃犬がまた現われても調教で治すことが出来るわけです。
キーズと犬。また調教になってます。
噛みつかせて、エサをやる。これの繰り返し。
エサはじらしてなかなか食べさせない。
オフィスにて。
ジェニー、キーズ、カラザスの3人で食事になってます。何故かそうなる。
犬の調教はいい方向になっている・・・
キーズは母親が教師、父が学者、しかし現場がいいのでこの仕事をしてるとか。
そんなとこに保安官が道を聞きに入ってくる。で、いなくなる。
今回の件を通報していない話題になって雰囲気が悪くなってます。
日が改まって、また犬の調教になってます。
体を張って調教をしてるキーズ。シャツをめくって腹を見せてます。吠えてる犬。
何だか調教を終わりに近づいてる感じ。
キーズとカラザス。
5週間経って調教も終わりだという話しになってます。
キーズは私には敵意がないが初対面の黒人はどうかわからん?なってます。
初対面の太った黒人のオッサンでテストとなります。
キーズは近くでハンドガンを準備してしいます。
このテストは上手く行きます。オッサンが犬をなでてもおとなしい。
これを見てポケットビンの酒を飲んで乾杯のキーズ。
このへんの印象ですが犬の特訓映画みたいだなとなります。
これもこれで凄い。
オフィスにて。
キーズにジェニーに電話しろと言ってるカラザス。
まだ早いと言ってるけど電話するキーズ。
ジェニーに君が来たら最後のテストだと伝える。
自宅にて。
電話を取るジェニー。よいニュースなのですぐに出かけようとする。
そんなとこに太ったおじいさんハルと女の子2人ヘレンとリオーナが来る。
私があの犬の飼い主です。調教もやったと言ってる。当然白人。
そうなるとジェニーはホワイト・ドッグの調教もしたのかと問い詰める。
さすがに表情が変わるおじいさん。
ジェニーは言いたいことを全部ぶちまけてクルマを出す。
私を訴えるなら勝手に訴えてとまで言ってます。
ノアの箱船 カラザス&キーズにて。
最後の調教になるキーズ。ジェニーも来てます。
犬が駆けてキーズに接近する。どうやら大丈夫みたい。
次はジェニーに犬が駆けて接近する。これも大丈夫でした。
犬と抱きしめるジェニー。しかし犬はカラザスを見る。
今度はカラザスを襲う犬。ハンドガンを撃つキーズ。
カラザスは何とか無事でした。しかし5週間の調教は全てムダになってしまった。
死につつある犬を残してカラザスを支えてここを去るジェニーとキーズ。
犬の俯瞰シーンからエンドなります。
そんなわけで風変わりな動物パニックのよい作品でした。
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