『白い家の少女』(1976年)
この作品は、ニコラス・ジェスネール監督、ジョディ・フォスター主演の風変わりなサスペンスドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1976年 Zev Braun Productions (presents)/MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆The Little Girl Who Lives Down the Lane
プロット◆1人だと色々と大変な話しのようです。
音楽◆クリスチャン・ゴベール
キャスト
ジョディ・フォスター→風変わりな13才のリン
マーティン・シーン→ロクデナシのフランク
アレクシス・スミス→他人には厳しいハレット夫人
スコット・ジャコビー→マジシャン少年のマリオ
モート・シューマン→警官のロン・ミリオリティ
ニコラス・ジェスネール監督の演出はよいと思います。
全体的にジョディ・フォスターで出来てます。
会話シーンはこまめに切り返しをやってます。
キャスティングは素晴らしい。
ジョディ・フォスターだけではくサポートのキャストも全員好演しています。
マーティン・シーンはロクデナシを名演しています。
この作品のヒロインはDVDの解説の冷血というより『ミスター・グッドバーを探して』(1977年)のヒロインと同じだと思える。
20世紀フォックス発売のDVDにて。
画質は普通です。これで十分。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル2.0ch
MGM DVDのタイトル
著作権のアラート わざわざ2面も出る。
メニュー画面
ライオンのMGM
タイトル
MGM
Zev Braun Productions (presents)
The Little Girl Who Lives Down the Lane
starring
Jodie Foster
Martin Sheen
Alexis Smith
as Mrs. Hallet
Mort Shuman
and
Scott Jacoby
スタッフの紹介
白い家にて。
ジョディ・フォスター扮する13歳の女の子リンが登場。
ケーキにロウソクを立てる。1人で誕生日のお祝いといった感じ。
そんなとこに誰かが来ます。
男です。ハレットと名のる。タバコを吸って勝手に入る。
ハロウィンで来た。もう少ししたら子供2人が来ると話すハレット。
マーティン・シーン扮するフランク・ハレット。
一見人当たりがよさそうに見えるが実はロクデナシな設定。
マーティン・シーンは好演で迫真の演技になってます。
無神経な感じのフランク。
子供2人のお供をしてるような感じ。
色々としつこく聞くフランク。
リンの母親は死んだ。父親は書斎で仕事中。
で、リンのお尻を叩いて冗談ですますフランク。
子供2人の話しは本当で来てます。
あらかじめフランクに渡した切ったケーキをもらってます。
フランクも引き上げる。
シーンは変わって外出するリン。
クルマが止まってます。ステーションワゴン。乗ってるのはフランクみたい。
→ 1974 Pontiac Grand Safari
フランクを無視して通り過ぎるリン。
村にて。
銀行で貸金庫を出してるリン。
あとからわかりますがトラベラーズチェックを出して換金をやってます。
銀行の窓口で換金したらサインした用紙を貰い破り捨てるリン。
白い家にて。
クルマが来ます。グリーンのサルーン。
→ 1955 Bentley S-Type
おばさんです。アレクシス・スミス扮するハレット夫人。
庭の果物を勝手にもいでいます。不動産業でここの大家なのでそうなるらしい。
勝手に家に入ってる。村社会と大家の2本立てでそうなるらしい。
ハレット夫人とリン。
まずは名乗るハレット夫人。大家であることも強調する。
レスター・ジェイコブス、これがリンの父親で詩人の名前。本があります。
父親は不在です。
会話からリンはヘブライ語の練習をしていたようです。
父親とロンドンから来たと話すリン。
しつこく父親のことを聞くハレット夫人。父親が留守の時に息子が来たら入れないでと言ってます。速攻でトラブルを起こすからです。
床の地下室に入り口を開けろ開けないでもめます。
ここは私の家だと主張するリン。
学校は行ってないのかと因縁をつけるハレット夫人。激怒して帰る
ハムスターを可愛がるリン。
ハレット夫人がリクエストしていた広口瓶は出してます。
乗り合いバスにて。
→ GMDD TDH 5303
これに乗ってるリン。村に行くようです。
エミリー・ディキンソンの本を読んでるリン。
村にて。
村のホールに入るリン。おばさんに教育委員会の日程を聞く。
ハレット夫人の教育委員会云々はどうやらハッタリだとわかる。
外にて。
フランクがリンに話しかけてきます。
そんなとこにパトカーが接近してきます。
→ 1975 Plymouth Fury
お巡りに話しかけられるリン。
移動中のパトカーにて。
乗ってるリン。送って貰えるようです。自己紹介となります。
私の名前はリン・ジェイコブス。
お巡りの名前はロン・ミリオリティ。
ロンはここはよそ者には冷たいと話してます。
白い家にて。
ロンですが父親に挨拶したいと入り込んでます。紅茶を飲んでます。
仕事中なのでダメよと話すリン。
私はディキンソンの詩が好きなのと話すリン。
会話からフランクはロクデナシだとわかります。
ロンはフランクを逮捕したが母親のハレット夫人の小細工で逃げられたこと。
それから抽選のくじを2枚買ってるリン。
ロンは帰ります。雨が降ってます。
書斎にて。
リンが入るが誰もいない。
シーンが変わります。白い家にて。
クルマが来ます。グリーンのサルーン。
また勝手に入ってるハレット夫人。
リンに教育委員会の話しをするがもうネタは割れてる。
父親をここに呼んでと要求するハレット夫人。仕事中なのでダメと断るリン。
そうなると父親が来るまで帰らないとハレット夫人。
ハレット夫人が書斎に行こうとするとフランクのことを言うわよとリン。
13歳の少女を誘惑してるとホントのことを言うとハレット夫人にひっぱたかれる。
広口瓶のパッキングゴムがないと因縁をつけるハレット夫人。
床の地下室ドアを引っぱり上げてマジで入ってます。
そうなると悲鳴を上げるハレット夫人。これは大変。
弾みで地下室ドアのつっかい棒が外れて落ちてハレット夫人を直撃する。
座り込んでいるリン。
ようやく扉を開けるとハレット夫人は血まみれで死んでいます。
外に出るリン。
クルマを何とかしようとする。
そんなとこに地元チームを応援のオープンカーが通りがかる。
大勢乗ってレッツゴーワイルドキャッツとやってます。多分アメフトでしょう。
クルマのドアをロックされています。
そんなわけで地下室まで行って死んだハレット夫人らかキーをゲットするリン。
傘もあります。ソファの隙間に押し込む。
また戻ってクルマを動かそうとするリン。
キーを口にくわえて手袋をする。このシーンは何となくいい。
エンジンがかかららない。チョークをしていないからだと思う。現在のクルマのようにオートチョークではないんです。
そんなとこを通り掛かりの自転車の若い男が注目してる。
自転車の男が来てしまった。マジシャンのコスプレ少年です。
自分はマジシャンだと称してる少年。名前はマリオ。
このクルマはハレット夫人のだと知っているマリオ。父さんが給油しているとのこと。
で、マリオはマジックをやりに行ってしまった。また来ると言ってた。
シーンが飛びます。
白い家にて。
電話してるマリオ。自宅に電話してるようです。
リンとマリオで食事になってます。
クルマをありがとうと言ってるリン。そうなるともうクルマは移動したようです。
しかしリンのリクエスト通りにはしなかったマリオ。
駅にクルマを置いたらまずいと意見してます。そんなわけでクルマはハレット夫人のオフィスの駐車場に戻したようです。
マジックと同じでシンプルな方がバレないと解説する。
クルマのキーは持ってきてます。リンに渡します。
マリオはそもそもハレット夫人のクルマが何でここにあると?聞く。
脚が悪いマリオ。最初からステッキを持ってました。マジシャンのコスプレだけではなかったようです。
ビッコになったのは伝染病のワクチン注射を忘れたからとのこと。
さあ今度は君が話してくれとマリオ。
成り行きでマジシャンの実演になってます。
消えますとやってますが隠れんぼしているだけです。
マリオはソファに隠した傘を見つけてしまう。
傘を取り返そうとするリン。取っ組み合いになってます。
そんなとこにクルマが来たようです。今度は誰だ?。
やって来たのはパトカーでした。
ロンおじさんと呼んでるマリオ。村社会なのでそうなる。
私服のロンおじさんが入ってきます。
リンの父親の話しになってます。マリオに見たのか?と聞く。
フランクの母親ハレット夫人が戻っていない。この話題になります。
広口瓶を取りに来る予定でそれはまだここにある。
そんなこんなでロンおじさんは帰ります。
リンとマリオがふざけているとまた誰かが来ます。
ドアを開けるとフランクでした。最初から威圧的になっているフランク。
タバコに火をつけろとマリオにつけさせる。
暖炉に薪をくべることになる。しかし薪の箱には傘が入ってる。
ここはリンが箱から薪を出して運ぶ。
フランクをカゴからハムスターをつかみ出す。
リンにハムスターは好きかと聞く。
それからタバコの火をハムスターに押し付けて殺し暖炉に捨てる。これはひどいな。
リンに父親はどこだとしつこく聞くフランク。それ以外にも色々と絡む。
マリオをわざと転ばせるフランク。ロクデナシに拍車がかかる。
さすがにぶち切れたマリオは仕込みステッキを抜いてサーベルをフランクの咽に突きつけて追っ払う。
それからこの傘は何だ?と聞くマリオ。
そうなるとリンはマリオを地下室に案内する。これはビックリのマリオ。
死体自体は映してはいない。このへんの描写のさじ加減が難しいとこなんです。
シーンが飛びます。
これはまずいなと言ってるマリオ。それでどうする。
ハレット夫人は10月17日に死んだ。随分と経ってるらしい。
しかしリンはハレット夫人の死体に防腐処置をしたと言ってます。図書館で調べてやったそうです。現在ならインターネットでの検索です。
父親の話しをするリン。
要するにリンは変わったタイプ。学校に行くと型にはめられる。
自由にやりなさい1人で生きろと言った父親。
父親も随分と変わったタイプのようです。
母親に娘のリンを渡したら虐待されるのでロンドンからここへ来た。
父親は自分の寿命が尽きると感じて色々と準備して自分は海へ入水自殺した。
トラベラーズチェックなら13歳以下でも現金に出来る。貸金庫に3年分はある。
家賃も3年分前払いしてある。
リンの母親ですがここに来た。
アバズレだそうです。ここに住むと言った母親。
そんなわけで父親から貰った白い粉の入った紅茶を飲んで死んだ母親。
白い粉は青酸カリで飲んだ母親はアーモンド味がすると言っていた。
話を聞いてるマリオは紅茶を飲む。
大丈なのかと思うが、マリオは苦しんだりするがこれはジョークでした。
レコードをかけて2人で聞いてます。
話しの流れからショパンのはず。音楽は詳しくないのでよくわからん。
白い家や村の風景等がモンタージュされます。
マリオは自転車で走る。クルマはまだそのまま。
白い家ではリンが待っている。
教会に行ったりしてるマリオ。
リンは村にも来てる。
フランクは鍵屋を呼んでクルマのドアを開けてる。
白い家にて。
マリオが自転車でやって来ます。外に出て海岸に行くリンとマリオ。
海岸にて。
リンとマリオ。
学校に行った方がいいよと言ってるマリオ。
リンは型にはめられると行きたくない。
クルマのカギをマリオに渡すリン。マリオをは海に投げ捨てる。
白い家にて。
軒下に穴を掘っているリンとマリオ。雨が降ってきます。最悪な状況です。。
いよいよ地下室の死体を埋めるようです。そうなると母親とハレット夫人の2体なのか?何しろ死体が映されないのでわからん。
時間が経過して雨の中をようやく死体を埋めたようです。
泥を戻し落ち葉をばらまく。念入りにやってるマリオ。
マリオに早く家に入ってと言ってるリン。
マリオは風邪を引いたような感じ。風呂に入ります。
背中を流してるリン。一緒に入ってはいない。
そんなとこに電話です。
無言電話らしいがハレットさんと名指してるリン。フランクのことです。
警察があなたを見張ってるわよと警告するリン。
風呂から出て暖炉の前で寝込んでるマリオ。
毛布を掛けて一緒に寝ているリン。
セックスの話題になるとマリオをもうやってると言ってる。
まだ体調不十分ですが帰宅するマリオ。
あまり帰りが遅くなるとここにいることがバレるからです。
夜になってもまだ雨が降っています。
リンの父親のレインコートを借りて自転車で帰ります。
シーンが飛びます。
クルマが来ます。パトカーです。
ロンと女性が乗ってます。また私服のロン。
リンとロン。
実は父親はいないだろうと聞くロン。
それなら呼ぶわとマジで呼んでるリン。大丈夫なのか。
父親を書斎にカギをかけていると話すリン。
2階からマジで父親のような人物が降りてきます。初めて姿を現す。
見ている方がビックリ。父親はいないんでしょう?
メガネ、ヒゲ、パイプ、ガウン、いかにも感じな人物です。
ロンは信用したみたい。
自分の本にサインまでしてロンに進呈してます。
感謝してるロン。
疑いは晴れてロンは帰ります。
2階の寝室にて。
先ほどの人物に上出来よと褒めているリン。
変装のゴムマスクを取るとマリオだったりします。そうなの?。さすがマジシャンというか、しかし何だか違うような気がする。
そんなわけで中断していたセックスの続きとなります。
リンはアッサリと脱いでおっぱいを見せてます。
あまり大きくはないおっぱいですが、これはお宝ヌードだ。
これは秘密にしようと言ってるマリオ。セックスではなく殺人のことだ。
シーンが飛びます。
白い家にて。雪が積もってます。
ロンが来てます。マリオが肺炎で入院してると知らせる。
お見舞いに行くリン。パトカーに乗せてもらう。
病院にて。
マリオを見舞うリン。
リンはマリオに側にいてと訴える。
この生活は父親が決めたからそうしてたのよと言ってます。そうなの?
レストランにて。
食事のリン。あまり食は進まない。
乗り合いバスにて。
帰宅するリン。停留所を降りるとすぐに自宅です。便利だ。
白い家にて。
帰宅してるリン。誰もいない自宅。ハムスターがいた空っぽのカゴ。
外灯も照明も消して寝るようです。
誰もいないはずですが地下室のドアが開く。そのまま落ちる。大きな音がします。
寝ていたリンが様子を見に来ます。
リンの前で地下室のドアが開きます。
マジシャンのコスプレなのでマリオかと思ったらフランクでした。
これはビックリのリン。
わざわざマリオの格好で来るとはロクデナシな奴はやることが凄い。
地下室にはこれがあったと見せるフランク。ヘアピンに割れた爪。
ヘアピンはハレット夫人。割れた爪はリンの母親のいた証拠です。
クルマのことも突っ込むフランク。
謎解きで嫌味なことを連発します。
今頃に電話です。
ロンからでくじに当たった知らせです。七面鳥が当たったとのこと。
フランクは内緒にするからオレだけと付き合わないかと相変わらずのロクデナシぶりを見せています。
リンからアンタの夫人と子供2人はどうなのよと突っ込まれるがあまり気にしてない。
紅茶を入れるわとなるリン。そうなると白い粉です。
カップの1つに白い粉を入れるリン。
お盆で持ってきますが白い粉の入ったカップはわざわざ自分に近い所に置くリン。
ミルクが多いとか言ってカップを交換させるフランク。
それからリンに先に飲めと飲ませてます。
それで安心して紅茶に口を付けるフランク。まだ効いてない。
小細工は見逃さないと自信満々なフランク。
謎解きを話す前に紅茶を思い切り飲んでます。それでいい。
アーモンドの味が・・・とフランク。
それはクッキーのせいよとリン。
激しくせき込んでいるフランク。しかし画面には見えない。
ショパンのピアノが入ります。
そのままリンのクローズアップショットになりエンドとなります。
まずはキャスト、それからスタック紹介となります。
バックは黒味でなくリンの長回しクローズアップのまま。静止画像でない。
本作に登場する人物名は全て架空のもので実在の人物とはいっさい関係ありません。
何でここにこのアラートが出る?
この作品は法律によって保護されており無断での複製や上映は賠償請求や刑事処分の対象となります。
また何でここにこのアラートが出る?
MGMのタイトル
そんなわけでジョディ・フォスターなよい作品でした。
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