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2016.01.31

『倫敦の人狼』(1935年)

この作品は、スチュアート・ウォーカー監督、ヘンリー・ハル、ワーナー・オーランド主演の狼男ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1935年 Universal Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆75分
原題◆Werewolf of London
プロット◆狼男を直そうと悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆カール・ハヨス

キャスト
ヘンリー・ハル→植物学者のグレンドン博士
ワーナー・オーランド→怪しい植物学者のヨガミ博士
バレリー・ホブソン→リザ夫人
レスター・マシューズ→リザ夫人の幼なじみ ポール・エイムズ
ローレンス・グラント→警視庁のフォーサイス長官
スプリング・バイイントン→変わってるエティおばさん
クラーク・ウィリアムズ→エティおばさんの連れ レンウィック
J・M・ケリガン→ホーキンズ助手
ジョセフ・ノース→グレンドン博士の執事(uncredited)
シャーロット・グランビル→フォーサイス長官夫人
ゼフィ・ティルベリー→下宿のモンカスター夫人
エセル・グリフィス→モンカスター夫人の知人 ワック夫人
ジーン・バートレット→Daisy
Egon Brecher→Priest 司教 (uncredited)

スチュアート・ウォーカー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の狼男ホラーになってます。

株式会社コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

コスミック・ピクチャーズのタイトル
ノイズが出ますと著作権のアラート
メニュー画面

タイトル
『倫敦の人狼』(1935年)
コスミック・ピクチャーズ
が、被ってユニバーサル・ピクチャーズのタイトルは見えません。
飛行機が飛んでる効果音が入る。

カール・レムリ presents
Henry Hull
Warner Oland
in
Werewolf of London
あとは他のキャスト等・・
タイトルでマスクで隠してる部分はなかった。

地図が出てチベットです。
ベースキャンプにて。
主人公のグレンドン博士と助手が登場。
そんなとこにラクダに乗った白人の司教がやってくる。人夫達はいなくなる。
なかなか日本語字幕が出なくてようやく出た。これまでサイレント映画の作りになっていたわけです。

司教とグレンドン博士。
植物学者のグレンドン博士はマリフェザ・ルピノ・ルミノという植物を探してる。
司教は警告する。かかわらなくもいいものがある・・・
谷に入ったら大変なことになるとも言ってる司教。
グレンドン博士は気にしない。助手と谷に向かいます。

谷にて。
何だか遠吠えが聞こえてます。助手は帰りたそうにしてる。
グレンドン博士は見えない何かに当たったと言ってます。

双眼鏡であの植物を発見するグレンドン博士。
突撃接近します。そんなとこに狼男が迫る。

いきなり取っ組み合いになってます。
腕を噛まれるグレンドン博士、ナイフで狼男を追っ払う。
植物の花を掴もうとするグレンドン博士。

ロンドン、グレンドン博士の研究室にて。
仕事中のグレンドン博士、ライトが点滅して来客です。モニタで確認してる。
モニタと言っても潜望鏡タイプの仕掛けみたい。まだTVカメラ等はない時代です。

ウィルフレッドと呼ばれてるグレンドン博士。
来たのはリザ夫人でした。ドレス姿です。
他にエティおばさんと連れの若い男。エティおばさんは変わり者らしい。
エティおばさんの連れはレンウィック。

何だかわからないがここで植物学会のパーティがあるらしい。
ポール・エイムズという男が来てます。リザ夫人の幼なじみとのこと。

グレンドン博士とエイムズ。
挨拶となります。エイムズはアメリカ人のようです。

怪しげな大きな植物にカエルを食べさせる実演をやってます。
気分が悪くなってるエティおばさん。

おっさんから話しかられるグレンドン博士。
あの植物は凄いですねと言われる。
おっさんはチベットで会いましたねと言ってる。
このおっさんの名はヨガミ博士。植物の研究をしてると称する。
目的は同じマリフェザ・ルピノ・ルミノ。光る狼の花。
私ののサンプルは死んでしまったと嘆くヨガミ博士。
で、花を見せてくれと言われるが断ってるグレンドン博士。

リザ夫人はエイムズから元気がないねと言われてます。
色々と言ってるエイムズ。

グレンドン博士とヨガミ博士。
狼男の話しをするヨガミ博士。グレンドン博士は信じない。
マリフェザの花は狼男に効くとのこと。
ロンドンに狼男が2人いると言ってるヨガミ博士。グレンドン博士が何かに噛まれたことを知ってます。
救えるのはマリフェザの花だけですと力説するヨガミ博士。

研究室にて。
メガネのオッサンがいます。グレンドン博士の助手ホーキンズ。
マリフェザにライトを当てて花を咲かせようとしてます。
グレンドン博士の手に毛が生えてます。ライトが原因らしい。
月光ライトで花が咲くのはいいけど自分の手にも毛が生えてしまったらしい。

花を摘むグレンドン博士。
花の汁を手に付けると狼男の手が治ってます。そうなるのか。
ところでグレンドンの博士の右手には大きな傷跡があります。

ホーキンズ助手と執事。
この2人は不仲なようです。

リザ夫人とエイムズ。
それにおばさんが2人います。エティおばさんの連れの若い男もいる。

そんなとこにヨガミ博士が来ます。グレンドン博士に会いたい。
リザ夫人が会わないだろうと伝える。

エティおばさんとヨガミ博士。
ヨガミ博士をパーティに招待するエティおばさん。警視庁のフォーサイス長官も来るとのこと。
で、ヨガミ博士の名前はヨコハマと間違えてます。失礼なおばさんだ。

研究室にて。
誰か来客です。モニタで見るグレンドン博士。ヨガミ博士です。

外に出るグレンドン博士。
ヨガミ博士は今夜は初めての満月の夜ですと警告する。
花の効果は一時的なものだ言う。
改めて花を見せることを断ってるグレンドン博士。
狼男は本能的に最も愛する者を殺そうとすると警告するヨガミ博士。

この作品はやたら溶暗が多い。1シーンごとに溶暗になってます。
特に意味はないみたい。

書斎にて。
グレンドン博士は狼男のことを調べる。

カットバックして花を2つハサミで摘むシーンが入る。
誰だかわからん。

書斎にて。
研究中のグレンドン博士。
狼憑き。花を使わなかった場合、満月の夜ごとに人はを1人ずつ殺す。
そんなとこにリザ夫人が来てエイムズと出かけると言う。
灯を点けると声を荒らげるグレンドン博士。雰囲気が悪くなります。
それでもリザ夫人を送り出す時にキスをしてるグレンドン博士。

書斎には猫がいます。
しかし猫はグレンドン博士に敵意を見せる。
それはグレンドン博士が狼男になりつつあるからです。
これは大変なグレンドン博士は研究室に向かおうとする。

歩いてるうちにもう変身しているグレンドン博士。
手前に柱等が通過して画面横切ると変身が進んでます。
そんなわけで研究室に行く前にもう狼男になってるグレンドン博士。

研究室にて。
ようやくここに入るグレンドン博士。
しかし肝心のマリフェザの花がありません。つぼみはある。
これはビックリのグレンドン博士。
で、リザ夫人とエイムズのことが頭に浮かび出かけます。
それで出かけるグレンドン博士。帽子にコートで出かけます。


パーティにて。
ここはエティおばさんの自宅のようです。
これまでの会話によるにとテムズ川の畔で対岸は犯罪地区とのこと
パーティには歌が入ってます。
何故かヨガミ博士も来てます。長官と面会してる。まだヨコハマ博士と言われてます。

街にて。
顔を隠した狼男が歩く。

パーティにて。
遠吠えが聞こえてきます。
バルコニーでヨガミ博士と話しをしていたエティおばさんは怖くなり中に入る。
中のパーティの客人達にも遠吠えは聞こえます。

エティおばさんですが飲みすぎが笑いが止まらなくなり寝室に運ばれる。
寝かしつけてるリザ夫人とエイムズ。窓を開けようとなんて言ってるけど、そうなる大変なことになるんです。
エイムズはアメリカならコヨーテの鳴き声だなんて言ってます。

狼男の方は速攻で窓に接近してます。

エティおばさんの寝室に侵入する狼男。
当然エティおばさんは悲鳴を上げる。リザ夫人とエイムズが駆けつける。

リザ夫人とエイムズが入ると悲鳴を上げてるエティおばさんだけでした。
狼男はズラかったらしい。
夢だと言われてるエティおばさん。

街中にて。
まだうろつている狼男は通りすがりの女性を襲う。

新聞の見出しです。
グース通りで謎の殺人。身元不明の無残な遺体。

ホテルにて。
新聞を読んでるヨガミ博士。これはこまったなといった感じ。
メイドのおばさんが来て大事な花をいじると激高する。それからメイドにはチップをやってごまかします。

警察にて。
長官がお巡りから話しを聞いてる。何故かエイムズもいる。
会話からエイムズのおじさんが長官のようです。なるほど。
グース通り、エティ夫人の近くだとエイムズ。それで狼男ではと言ってるエイムズ。
当然信じない長官。

それでもユカタン半島の話しをするエイムズ。
山を走る何かを撃つと連続殺人が無くなった・・・

グレンドン博士の自宅にて。
朝食です。グレンドン博士とリザ夫人。
エイムズから月夜のドライブに誘われた。一緒に行きましょうとリザ夫人。
グレンドン博士は新聞の見出しでグース通りで謎の殺人を見てビックリ。
そんなこんなグレンドン博士も行くことになる。

研究室にて。
ホーキンズを呼ぶグレンドン博士。今夜は出かけるので見張りを頼んでます。

外にて。
急用でドライブには行けないとリザ夫人とエイムズに言うグレンドン博士。
リザ夫人にも行くなと命じてるグレンドン博士。
しかしリザ夫人は行くつもり。月が昇る前に戻ってくれと頼むグレンドン博士ですが月見ドライブなので無理がある。

バーにて。
おばあさん2人が飲んでます。
ここは貸部屋があるらしい。そうなると英国なのでパブになる。
何だか年寄りの客が多いパブです。

そんなとこに変装したグレンドン博士が部屋を借りに来る。
部屋を持ってるモンカスター夫人に借りたいと申し出るグレンドン博士。

モンカスター夫人は先ほど2人で飲んでいたおばあさんの1人です。
一緒に飲んでたのが親友のワック夫人。商売敵らしい。しかし酒は一緒に飲む。

そんなわけで1週間の部屋を借りるグレンドン博士。
狼男の話しをグレンドン博士に私は赤頭巾になりたいものだ言ってるモンカスター夫人。
モンカスター夫人の夫は暴力亭主でもう逃げていないとのこと。
このへんとどうでもいい設定ですが面白い。

ようやく部屋に入るグレンドン博士。
しっかりとドアに鍵をしめて神頼みしています。
窓際にいるので月光を浴びてもう変身してるグレンドン博士。窓に鍵をしめてもカーテンは引いてなかった。
狼男への変身はオーバーラップでやってます。お手軽で効果的な手法です。
そんなわけで窓を割って飛び出す狼男。

おばあさん2人を部屋を借りた男のうわさ話をする。
合い鍵を使って中を覗いてます。中を見て悲鳴を上げてます。

動物園にて。
守衛とガールフレンド。
会話によるとこの守衛は妻子持ちで不倫関係のようです。どうでもいい設定だ。
ここに侵入した狼男は狼の檻を空けて1匹逃がす。
守衛が狼の檻を見に行った隙に狼はガールフレンドを襲う。

パブにて。
おばあさん2人はまた伺ってます。階段で見張ってる。
遠吠えが聞こえます。戻ってきたと判断するおばあさん2人。見に行きます。
カギ穴から覗くと狼男がいます。これはビックリ。
遠吠えも聞こえるので逃げるおばあさん2人。

警察にて。
新聞に警察は何をやってると書かれて長官は激怒してます。
現在の日本なら記者クラブで統制され警察の悪口はご法度なのでこんなことはありません。

ホテルにて。
ヨガミ博士は花の栽培は失敗したようです。そうなると・・・
電話をしてます。

警察にて。
ここに来てるヨガミ博士。狼男の話しをするが当然信じてもらえない。
7年前にもここに来て狼憑きのことで記録を調べに来ていたヨガミ博士。
殺人事件が2件起きたがまた2件起きますと話す。
マリフェザという花を確保すること。グレンドン博士の研究室にある。
花を育てる方法を見つけないと大変なことになると警告するヨガミ博士。
動物園の狼は関係ないと断言してます。

研究室にて。
グレンドン博士がようやく帰宅する。
ホーキンズはまだ花は咲いていない。あと1晩かかると報告する。

そうなるとグレンドン博士は脳内で新聞の見出しが見える・・・
グース通りで謎の殺人。それからグレンドン夫人殺人・・・
そんなわけでホーキンズに口止めをするグレンドン博士。
速攻でいなくなります。

お城にて。
クルマでここに来ているグレンドン博士。
ここは母方の実家みたい。
管理人のオッサンが迎える。犬もグレンドン博士を忘れていない。
内密にしてくれと頼むグレンドン博士。
それで何年も使っていない修道女の塔に泊まると言うグレンドン博士。

塔にて。
グレンドン博士と管理人。
管理人に外側から鍵をかけてく夜明けまで開けるなと命じるグレンドン博士。

ドライブにて。
リザ夫人とエイムズが月見ドライブ中です。
もうクルマから降りて話しをしてる。そもそもどこに来てる?。
愛してると今頃言ってるエイムズ。

塔にて。
狼男に変身してるグレンドン博士。

リザ夫人とエイムズ。
まだやり直そうと口説いてるエイムズ。
どこにいると思ったら塔の近くを歩いてるんです。そうなの?
塔の窓から見ている狼男のグレンドン博士は当然頭に来る。

そんなわけで窓の鉄格子を外して飛び出す狼男。
リザ夫人に迫る狼男。首を絞めてる。エイムズが助けに来ます。
棒か何かで狼男を殴打してノックアウトさせる。
リザ夫人を救出してズラかるエイムズ。

警察にて。
エイムズが長官に証言をする。狼男はグレンドン博士だ。
長官はグレンドン家に行くとするが、そんなとこにホテルで殺人の報告がある。
ベドリントン・ホテルは240キロも離れているのでグレンドン博士とは無関係と判断してる長官。

ベドリントン・ホテルにて。
ここはヨガミ博士が泊まっていたホテルです。ヨガミ博士はいない。
被害者は誰だかわからん。
それでグレンドン家に向かうようです。

グレンドン家にて。
警察には執事は旦那様は不在ですと言ってる。

電話のモンタージュになってます。
色々な人達が電話する。
グレンドン博士は行方不明ということらしい。

研究室にて。
ホーキンズがいます。床下にはグレンドン博士が隠れていました。
花はまもなく咲きますと報告するホーキンズ。

花を見てるグレンドン博士。背後には忍び込んでいたヨガミ博士がいます。
隙をみて花を摘み取るヨガミ博士。
それで私に感染させてのはお前だったのかと気がつくグレンドン博士。
それから格闘アクションになってます。

部屋のリザ夫人とエティおばさん。
物音がするので慌ててます。電話で通報してるエティおばさん。

ヨガミ博士を片づけて外に出ている狼男。
もう部屋のバルコニーに来てる狼男。これは大変。
必死こいて下に逃げてるリザ夫人とエティおばさん。

クルマが到着する。エイムズが来ました。
まずはエイムズを片づけようとする狼男。
警察は遅れて到着するようです。

今度は玄関から侵入する狼男。
リザ夫人に迫ります。リザ夫人は狼男がグレンドン博士だとわかる。説得してます。
それで到着した警察一行の長官にいきなり撃たれる狼男。

瀕死の狼男は撃ってくれてありがとうと言いリザ夫人はさよならを言う。
絶命した狼男はグレンドン博士に戻る。
長官は報告は適当にすると言ってくれる。これでグレンドン博士の名誉は守れるわけです。

何故か小型飛行機が飛ぶロングのシーンが入る。
旅客機ならリザとエイムズでアメリカに行ってやり直そうというシーンになるけど。そうではない。
エンドとなります。


そんなわけで普通の狼男ホラーのよい作品でした。


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