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2016.01.10

『それは外宇宙からやって来た』(1953年)

この作品は、ジャック・アーノルド監督、リチャード・カールソン、バーバラ・ラッシュ主演の接近遭遇B級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1953年 Universal Internationalアメリカ作品
ランニング・タイム◆80分
原題◆It Came from Outer Space
プロット◆謎の宇宙船相手にコンタクトしようとする話しのようです。
音楽◆アーヴィング・ガーツ、ヘンリー・マンシーニ、ハーマン・スタイン

キャスト
リチャード・カールソン→アマチュア天文学者のジョン
バーバラ・ラッシュ→ガールフレンドのエレン
チャールズ・ドレイク→マット保安官
ジョー・ソーヤー→電話工事のフランク オッサン
ラッセル・ジョンソン→電話工事のジョージ 若い助手
バージニア・ミューレン→フランクの奥さん ディロン
キャスリーン・ヒューズ→ジョージのガールフレンド ジェーン
デイヴ・ウィルロック→ヘリコプターのピート・デイビス
ジョージ・エルドリッジ→ウェイン天文台のスネル博士
ブラッド・ジャクソン→スネル博士の助手ボブ
エドガー・ディーリング →鉱山のサム
ウォーレン・マグレガー→鉱山のトビー
ジョージ・セレク→ロバを引いたトムじいさん

ジャック・アーノルド監督の演出はよいと思います。
全体的に接近遭遇物B級SFになってます。

セリフですが詩的な感じになっています。よく書き込まれているし。
さすがレイ・ブラッドベリ原作といった感じ。

RUNコーポレーション/10000BESE-TO発売のDVDにて。
画質は結構よいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch ステレオ仕様

このソフトは古いけどステレオサウンドらしい。
実際に見ていると音楽だけではなく音声までステレオ化されてます。さすがに5.1chまではやってない。

画質が悪いですと著作権のアラート
RUNコーポレーションのタイトル

Universal International
いきなり流れ星が地表に激突して大爆発します。
It Came from Outer Space

ナレーションが入ります。
アリゾナ州サンドロック・・・
色々と喋ってます。

町外れの主人公ジョンの自宅にて。
ジョンとガールフレンドのエレンが登場。
土地が売れたので町に引っ越せる。これで結婚出来ると言ってます。

庭には大型の望遠鏡があります。形は普通です。
私がさそり座であなたが射手座とそんな話しになってます。
望遠鏡で射手座を見ています。
それでキスになると思ったらいきなり流れ星が通過する。地表に激突し大爆発する。
ここはタイトル部分と同じシーンです。いいのか?

隕石だと大興奮のジョン。
望遠鏡で見るとクレーターが出来てます。

クレーターにて。
隕石というか丸形宇宙船の六角形のドアが開いてます。
中にはなにやら機械があるが作動が止まってしまう。
それで何やらククリーチャーがいたりします。一つ目の怪物です。

そのクリーチャーは外に出て移動してる。
移動すると結晶体が落ちています。何だか体力を消耗しそう。
そのへんの動物たちは脅えています。

ヘリコプターが飛行中。
このヘリコプターがキャノピーもない簡易な小型ヘリコプターといった感じ。
ピート・デイビス・何とか・・・と表示されている。
それでも3人が乗ってます。パイロットとジョンとエレン。

クレーターにて。
上空から見て着陸します。
隕石だとビックリしてるパイロットのピート。
ジョンが1人でクレーターを調べに降りてます。

煙の中に六角形の出入り口が見えます。
結晶体の跡を見つけるジョン。素手で触りそうになるがやめてる。そりゃそうだ。
何だかクリーチャーに見られているジョン。
六角形のドアが閉まります。
崖崩れとなります。これは大変と避難するジョン。
これで球体の宇宙船は埋まってしまうようです。
ジョンは必死こいて逃げてます。落石がマジで危ない。当たれば死ぬ。

戻ったジョンはあれは船だと証言する。
ピートは早くここから離れた方がいいとまともな意見を言う。

そんなとこにクルマが来ます。
ピートは見物が来たと知らせる。
このへんで女性の名前がエレンだとようやくわかる。
エレンはジョンに変なことは言わないでねとお願いしてる。

クルマ2台は見物人ではなく保安官みたい。
さすが田舎なので顔見知りです。挨拶をしてるジョンとマット保安官。
会話からジョンはアマチュア天文学者だとわかる。

マット保安官は見たのはジョンだけなので証拠が必要だと言う。
エレンは実際に見ていないのでジョンに賛成するわけにはいかない

続々とクルマが到着してます。
主人公はヘリコプターを使ったのでここに1番早く来れたようです。
一応ロジックは通ってます。
ヘリコプターで戻ってるジョンとエレン。

飛行場にて。
ピートから新聞記者の取材に気をつけろと言われてるジョン。
ウェイン天文台のスネル博士の名前出してるエレン。

クルマで移動中のジョンとエレン。
ジョンは私は見た。エレンは心配してる。そんな感じ。
いきなりクルマの前にクリーチャーが出現する。慌てて止まってます。
ジョンはクルマを止めて見に行きます。リボルバーを持っている。
ここは夜のようです。『アメリカの夜』方式だとようやくわかった。
『アメリカの夜』(1973年)
エレンが悲鳴をあげるがただの木でした。
それでもクリーチャーには見られているようです。主観ショットが入ってる。
クルマを再スタートしている。
クリーチャーは移動してます。例によって結晶体が落ちている。

クレーターにて。
TV局のワンボックスカーが来ています。マスコミ関係者は大勢押し寄せてます。
アメリカ軍の調査も入ってるようです。
そんなとこにジョンとエレンがクルマで到着する。
発見者のジョンが来たとマスコミが押し寄せる。

エレンは残り、ジョンはクレーターに行く。
スネル博士にコンタクトするジョン。助手がボブ。
これは普通の隕石だとあまり感心がないスネル博士。
ジョンには君は見たけど証明は出来ないとつれない。
理路整然とこれは単なる隕石だと説明するスネル博士。
ジョンはスネル博士にレポートを渡す。

ジョンとマット保安官。
エレンのことが心配なマット保安官。

クルマに残ってたエレンはマスコミから勝手に写真を撮られたりしてる。
戻っていたジョンがクルマを出す。
会話からエレンは先生をやってるらしい。

このへんの印象ですがまじめに作ってある作品といった感じ。
1950年代のB級SF作品の典型です。これがいいんだな。

クルマで移動中です。
ラジオで今回の騒ぎでアメリカ軍の少佐がインタビューされています。
ジョンはラジオを切ってます。

昨夜の現場にて。荒野の真ん中です。
降りて調べているジョン。何かがいると感じてる。
ジョンは何かに話しかけてます。エレンは心配してる。
で、何もなかったようでまたクルマで移動です。

電話工事中の現場にて。荒野の真ん中です。
電柱に登って作業のオッサンがフランク。助手が若いジョージ。
ジョンとエレンのクルマが通りがかる。何か見ていないかと聞くジョン。
フランクは妙な音を聞いたと言う。
それで電話線に受話器をつないで実際に聞くジョン。それだけ。

フランクとジョージのトラックが移動中です。
走ってるトラックを撮影してるけどこれはどうやって撮ってる。並走した大型車にカメラを乗せているのか?それにしては全く揺れていない。ヘリコプターなのか?不思議だ。

いきなりトラックの前にクリーチャーが出現します。
慌ててトラックを止めてます。
ジョージにクリーチャーが迫ります。

ジョンとエレンのクルマにて。
クルマを止めてフランクとジョージが気になるジョン。
Uターンして向かいます。

止まってるトラックにて。
ここに来たジョンとエレン。
調べます。トラックには誰もいない。
エレンが結晶体が落ちているのに気がつく。
ジョンは連れ去られたのか?と推測する。
そんなとこにクリーチャーの主観ショットが迫る。
と、思ったらジョージでした。怪しい。

ジョージはあからさまに怪しい。
ジョンは岩陰に倒れてる男の手を見ます。てっきりフランクだと思える。
問題ないと主張するジョージ。
とりあえずジョンとエレンは引き上げる。
町へ戻って助けを呼ぼうとなるジョンとエレン。

残ったジョージは何をする?
倒れているのはフランクかと思ったらジョージでした。これはビックリ。
取り憑いたのではなくレプリカになっているようです。
気がついたフランクじいさんはジョージが2人にいるので驚愕する。
説明してる偽ジョージ。時間が必要。危害は加えない。心配するなと言ってる。

町にて。
保安官事務所に入り説明した出動要請をするジョンとエレン。
マット保安官は聞く耳をもたない。
そんなこんなでようやくマット保安官は見に行くことになる。
マット保安官はやる気がないのでジョンのクルマに乗ってます。

それにしても一々クルマで移動するのが大変です。時間はかかるし。

荒野の現場にて。
ここに来たジョン、エレン、それにマット保安官。
トラックもフランクもジョージもいない。現場も全く普通で証拠がない。
血の跡を見つけるが野犬かコヨーテが死んでいた。
そんなわけで面目丸つぶれのジョン。
クルマで町に戻ります。

町にて。
ジョンとエレン。これからどうする?となってます。
そんなとこにジョージとフランクが歩いてます。尾行するジョン。
路地に入ったらジョージとフランクは消えていた。これはビルに入っただけでした。

2人にコンタクトするジョン。
立ち去れと警告される。色々と喋ってます。
君は無害だと言われてるジョン。
そんなこんなで持っていたリボルバーはしまってるジョン。
フランクはバッグを持ってます。必要な物が入ってるらしい。

鉱山にて。
オッサン2人がいます。サムとトビー。
トムじいさんの話しになってます。食事を買う予定らしい。

ロバを引いたトムじいさんは近くにいます。
何かに驚いたロバはどこかへ行ってしまう。
何なんだといった感じのトムじいさんに主観ショットか迫りやられます。

鉱山にて。
オッサン2人は鉱山に入る。で、何やら音がしたので外に出る。
また主観ショットが迫り2人まとめてやられます。

ジョンの自宅にて。
ラジオを聞いてるジョンとエレン。
エレンは証拠を見つけましょうよと言ってくれる。
そんなとこに玄関の呼び鈴がなる。

いきなりロボットが登場。
お面を被った男の子ケリーでした。マット保安官が会いたいというお使いでした。

町の保安官事務所にて。
クルマで来ているジョンとエレン。

フランクの奥さん ディロン。
ジョージのガールフレンド ジェーン。
この2人がフランクとジョージのおかしいと訴えている。
夫のフランクは別人だとなってます。
そんなこんなでエレンが女性2人をクルマで送る。

ジョンとマット保安官。
フランクとジョージに会ったと話すジョン。
言われたことをそのままマット保安官に話してます。
2人に危害は加えない。時間が必要。
当然マット保安官は信じられない。
ジョンはトラックの電気部品が必要なのでは?推測する。
それで金物屋が襲われて電気部品が盗まれたことを話すマット保安官。

電話です。出るマット保安官。
スネル博士は助手が行方不明になった知らせです。

クレーターにて。
アリゾナ州ウェイン天文台のステーションワゴンがあります。誰もいない。
ここに来ているジョンとマット保安官。調べてます。

荒野にて。
女性2人を送ったエレンがクルマで移動中。移動するクルマを念入りに撮ってます。
その前に偽フランクじいさんが立ちはだかる。
クルマを止めるエレン。クルマに乗り込む偽フランクじいさん。
あなたを待っていた。そんなわけで主観ショットがエレンに迫る。やられたようです。

保安官事務所にて。
電話です。出るマット保安官。ジョンに電話でした。エレンがどうした?。

クルマで移動中のジョンとマット保安官。
また例の場所に来てます。
ジョンが1人でエレンを捜すというかコンタクトしようとする。
マット保安官はクルマで待機です。いつまで待つ?と聞くと相当な時間だとジョン。
溶暗になります。

ジョンは岩陰にいます。寒そうにしてます。
いきなりエレンがいます。何故かイブニングドレス姿。
荒野にイブニングドレスとは不思議な感じ。

移動するエレンを追うジョン。
捜すジョン。こっちだと呼ぶエレン。着いたところは例の鉱山でした。

鉱山にて。
坑内に入るジョンとエレン。
説明するエレン。
船を修理している。援助が必要だ。夕暮れまでに離れる予定。
我々の姿を見れば君達は恐れるからコンタクトは出来ない。
姿を見たら友好的ににはなれない。

姿を見せてくれと要求するジョン。それらな見せてやろうとなります。
実際に見たらこれはビックリのエイリアンで驚愕してるジョン。

待機のマット保安官はじれてクルマのクラクションを慣らす。
相当時間は経ってます。
ようやく戻ってきたジョン。やつれています。
ところでマット保安官ですがリーアム・ニーソンに似てます。

ジョンに何があったと聞くマット保安官。
彼らを見たとジョン。恐ろしかった・・・。
説明するジョン。信じないマット保安官。それでどうなる。
エレンを救出しようと焦ってるマット保安官。

人は何故クモを嫌う?と聞くジョン。それはクモが異形な者だからだ。
理解出来ない者を排除するのが人間だ。
口論になるが結局ジョンがマット保安官を説得する。
夕暮れまで待つが責任は君がとれと譲歩するマット保安官。

ジョンの自宅にて。
クルマでジョンをここまで送っているマット保安官。
帰宅するジョン。しかしドアが開いている。思い切り怪しい。
室内には結晶体が落ちている。ここに来たらしい。
結晶体はクローゼットに続いている。中を見ると服がなくなってます。
床に落ちていた結晶体ですが消えています。

保安官事務所にて。
マット保安官にこれは責任問題になりますよと責める保安官助手。
ジョンが来ます。入れ替わりで保安官助手がいなくなる。

彼らが家に来て服を持って行ったと話すジョン。
それみたことかとマット保安官。それでどうする。
気温33度になると殺人を起きる話しをするマット保安官。

外を見るとフランクがバッグを持って歩いてます。
マット保安官をフランクを殴打して、これを止めているジョン。ジョンとフランクの殴り合いになってます。
そんなことをしてるうちにフランクじいさんはトラックで行ってしまう。

頭にきたマット保安官を自警団を集める。やっぱりそうなるようです。
ジョンはパトカーを乗り逃げして鉱山に向かう。

自警団を二手にわけて道路閉鎖をさせるマット保安官。
フランクじいさんのトラックはそのバリケードに突っ込む。
撃ちまくられてフランクのトラックは岩に激突して爆発炎上する。

鉱山にて。
ジョンのクルマが来てます。
坑内に入るといきなりエレンが出てきます。
止めたが無理だったと説明するジョン。
まだ数時間必要なのよとエレン。
成り行きでエレンは光線を放つ。何とか避けてリボルバーで反撃のジョン。
そんなこんなでエレンは坑内の大穴に落ちています。

マット保安官と自警団は鉱山に着いてます。

坑内奥に進むジョン。
何やら機械音がしてます。で、いきなり修理中の船のところに出るジョン。
失踪した人達が作業してます。代表者は誰なんだ?スネル博士の助手なのか?
何やら反撃する兵器があるようです。

ジョンは自警団を説得するから反撃はやめてくれと訴える。
エレンを戻してくれれば自警団を説得出来ると力説する。

それで本物の人達が解放されます。どうやら全員が戻されたようです。
ここは上手い合成で左右に別れて同じ人達となってます。
ジョンは坑内を案内して全員で出口に向かう。

ようやく外に出るジョン一行。
それでオッサンにダイナマイトを準備させるジョン。
自警団が来ないうちに爆破して鉱山を塞ぐつもりのジョン。賢明な判断です。
大爆発となります。

自警団が来ました。
失踪した人達を全員戻ってるし鉱山は塞がれている。動きようがない自警団。
奴らはいたのか?と聞くマット保安官。いたと答えるジョン。

そんなとこに大きな振動があります。
クレーターから球体宇宙船が発進しています。そのまま空の彼方に消えます。

ジョンのモノローグになります。
彼らとの遭遇はよくなかった。また遭遇するだろう・・・
エンドとなります。

後タイトル
Richard Carlson
Barbara Rush
Charles Drake
Joe Sawyer
Russell Johnson
and
Kathleen Hughes
スタッフの紹介
Universal International Pictures (UI)
前タイトルではキャストスタッフの紹介がなかったので後タイトルがあるわけです。
この当時の作品にしては珍しいスタイルになってます。


そんなわけで普通のB級SFのよい作品でした。


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