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2015.06.06

『恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ』(1978年)

この作品は、ジャック・ゴールド監督、リチャード・バートン、リノ・バンチュラ、リー・レミック主演のオカルトホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1978年 Coatesgold film 英国=フランス作品
ランニング・タイム◆110分
原題◆The Medusa Touch
プロット◆自称超能力者を相手に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆マイケル・J・ルイス

キャスト
リチャード・バートン→作家で自称ESPのジョン・モーラー
リー・レミック→精神分析医のゾンフェルド博士
リノ・バンチュラ→フランスのブルネル刑事
ハリー・アンドリュース→警視副総監
アラン・バデル→バリスター刑事
マリー=クリスティーヌ・バロー→ジョン・モーラー夫人のパトリシア
ジェレミー・ブレット→Parrish
マイケル・ホーダーン→占い師
デレク・ジャコビ→出版社の編集人
マイケル・パーン→ダフ巡査部長
不明→隣のオッサン ベンター

ジャック・ゴールド監督の演出はよいと思います。
全体的にリチャード・バートンでもってます。
この作品は回想からまた回想になる形式になってます。

リチャード・バートンですが演技力があり過ぎ。
睨むだけで説得力があります。

役名がジョン・モーラー、似た名前がジョー・マウアー、ジャスティン・モーノー。色々といる。
ゾンフェルド、似た名前がベン・ゾブリスト。
連想する名前がMLB絡みになります。

スカパー! BS252 IMAGICA BSにて。
画質は非常によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声は AAC 2.0ch

番組一覧
音声は5.1chでない。普通です。

アパートにて。
ムンクの叫びが壁に飾ってあります。
オッサンがTVで月面着陸中継を見ています。TVはソニー製。
そんなとこ誰かが来てオッサンを置き物でめった打ちにする。
顔見知りの犯行らしい。オッサンが酒を出してました。
壁にメドゥーサのレリーフも飾ってあります。

Sir Lew Grade
in association with
Arnon Milchan
Elliott Kastner
presents
Coatesgold film

Richard Burton
Lino Ventura
Lee Remick
in
The Medusa Touch
キャストによるとジェレミー・ブレットが出ているらしい。

アパートにて。
リノ・バンチュラ扮するブルネル警部が登場。
現場検証になってます。
若いバリスター刑事と話しをする。
その他でダフ巡査部長というのもいる。

被害者は作家。
ノートにはゾンフェルドという名があります。

隣のオッサン ベンターを呼んで事情聴取になります。
殺された作家の名前はモーラー。ジョン・モーラー。
で、作家の死体が動いてます。まだ死んでない。
慌てて救急車を呼びます。そんなんでいいのか?

この作品ですが最初は普通のサスペンスで途中からオカルトになるらしい。
それでどうなる・・・

病院にて。
運び込まれているジョン・モーラー。
ブルネル刑事も来てます。

ヒューズ医師から話しを聞くブルネルとバリスター。
ブルネル刑事はモーラーから話しを聞くと言ってます。それは無理だろう。
この時代は心電図がロール紙に直接書き込む仕様です。

飛行機墜落事故現場にて。
ここをクルマで通過してるブルネルとバリスター。
→ 1974 Triumph 2.5 PI Mk2
ゾンフェルドを見つけたと話すバリスター。

ゾンフェルドのオフィスにて。
ここに入るブルネル。精神科医のゾンフェルド。
ゾンフェルドはリー・レミックで女性です。これはビックリのブルネル。
会話からブルネルはフランスから研修に来ているとのこと。英国からフランスにも交換で研修に行ってるらしい。

リノ・バンチュラとリー・レミックが並ぶとリー・レミックの方が背が高い。
強面ですがリノ・バンチュラは背が高くないようです。
リー・レミックはもしかして英国人なのか?そんな感じ。→マサチューセッツ州出身なのでアメリカ人でした。

モーラーとの関係を聞くブルネル。
医者と患者ですと答えるゾンフェルド。

いきなり回想になる。
ゾンフェルドとモーラー。
悲惨な子供の頃の話をしてるモーラー。
病気で寝てるところを怖そうなメイドが悪魔の話しをする。
で、メイドが死ねばいいと思ったら次の日メイドは死んだ。

両親と子供の頃のモーラー。
パパもママも冴えない。しかも小言が多い。
ホテルから岬でハイキングになる。
両親は息子のことで口論になる。
そんなとこで無人のクルマがズリズリと動いて両親を轢いて崖から落ちる。モーラー少年は見ているだけだった。
→ 1936 Morris Eight Series I Tourer

ゾンフェルドとブルネル。
また午後6時に来ますと帰るブルネル。
ノートには西側の前面と書かれていた。何だかわからん。

病院にて。
ブルネルが来てます。
医者が意識が戻っても話しは無理だと言ってます。脳波が消えたら終わりだ。

街中にて。
ブルネルに警視副総監のお迎えが来る。

クルマにて。
窓越しに話しをするブルネルと副総監。
モーラーの件が最優先だと命じる副総監。それだけ。

出版社にて。モールトン・パブリッシャーズ
ヒゲのオッサンから事情聴取のブルネル。

いきなり回想になります。
ヒゲのオッサンとモーラー。
小説を色々と批評してるオッサン。これはあなたの意見だと思われますよ・・
モーラーはあまり気にしていない。

モーラーは外に出てベンチに座ってる男と話し込む。
これを中から見ているオッサン。話してる男の顔は見えない。

病院にて。
モーラーには見張りがいます。

モーラーのアパートにて。
ノートを読んでるブルネル。
Lの気配はない・・・、死ねない・・・、ゾンフェルドは知っている・・・
そんなとこに誰かが来ます。相棒のバリスターでした。
バリスターに今夜中に調べくれと頼むブルネル。

災害記事のスクラップ帳を見るブルネルとバリスター。
新聞記事ですがデイリーミラーとサンです。英国の東スポだ。
マジで災害記事ばかりです。
ブルネルはこれからゾンフェルドに会いに行くようです。

ゾンフェルドのオフィスにて。
ブルネルとゾンフェルド。
モーラーに恨みを持つ人はいないと話すゾンフェルド。
Lとは誰?と聞くブルネル。
モーラーは災害を自分のせいだと思っていた・・・

で、モーラーが嫌疑をかけられた事件があった話しをするゾンフェルド。
いきなり回想になります。

学校にて。歴史の授業です。
外を見ているモーラー少年。先生に注意されるがが冷静に口答えする。
激怒した先生は落ち葉を千何枚に集めろと無茶な罰を与える。

雨の中を落ち葉を集めているモーラー少年。
先生の部屋に持って行くが落ち葉が濡れてる乾かせとにべもない。
ところが部屋には男子生徒がいたりします。
ゲイなのかと先生を軽蔑のまなざしで見るモーラー少年。激怒する先生。

地下室にて。
焼却炉に落ち葉を投げ込むモーラー少年。扉を閉め忘れる。
乾かせと言われたがそうではない行動をとってます。乾くけど跡形もなくなる。

時間が経過して校舎は炎上する。これを見ているモーラー少年。
なるほど落ち葉をちゃんと乾かす必要がなかったわけです。

教師1人、生徒4人死亡。
原因は焼却炉の扉の閉め忘れ。モーラー少年の過失で責任はなかった。

ブルネルのアパートにて。
電話してるブルネル。死んだ生徒の関係者をあたってる。
ノートを読んでいます。テレキネシス・・・
誰かが来ます。バリスターです。
モーラーの隣部屋の夫人はモーラーのせいで死んだ・・・

隣のオッサンの自宅アパートにて。
オッサンから話しを聞くブルネル。
モーラーは殺されて当然の男だと主張するオッサン。
魚で夫人は殺された・・・

いきなり回想です。
オッサンと夫人。夫人の名はグレース。
買ってきた魚が腐ってると文句の夫人。反論するオッサン。
この口論が隣のモーラーに筒抜けになってます。仕事にならない。
どうせ私なんて死んだ方がいいと窓際に行く夫人。
そうだ死ね飛び降りろと念じるモーラー。
そのまま飛び降りてる夫人。TVアニメとカットバックになってます。
残されたオッサンは何だかわからん状態。

ブルネルのアパートにて。
モーラーは作家の前は弁護士をやっていたという話しになります。

裁判所にて。
じいさんの弁護士とブルネル。
モーラーは普通の野心満々の弁護士だった、結婚は打算だった、そして辞めた理由は・・

いきなり回想になります。
法廷にて。
戦争博物館爆破容疑者の弁護をするモーラー弁護士。
裁判長から話は手短に言われてるモーラー弁護士。話しが長いので有名らしい。
熱弁をふるうモーラー弁護士。
結局有罪になる容疑者。裁判長を睨むモーラー弁護士。

回想から戻ってます。
それで裁判長に不測の事態になった。この1時間後に心臓発作で死んだ。

病院にて。
ブルネルが来ます。モーラーはまだ死んでいないとビックリしてる医者。
医者はテレキネシスのことは知ってます。偉い。

別室にて。どこだかわからん。
悪魔ダフよりとハロウィンみたいな仕掛けがあってビデオカセットがある。
ビデオを見るブルネル。ビデオをはフィリップスの規格らしい。VHSではない。

テレキネシスの説明ビデオを見てるブルネル。
色々とあります。
有名な方位磁石を動かす女性。ガラスを割る男性。そんなのがあります。

クルマで移動中です。
ブルネルとバリスター。
道路上の戦争記念碑の話しになってます。
ラブラスを探せとなってます。何だかわからん。

クルマから降りて副総監と合流するブルネル。
捜査状況の報告をするブルネル。
モーラーの日記を見せろと要求する副総監。政治家が欲しがってるとか。

ゾンフェルドのオフィスにて。
ここに来ているブルネル。
テレキネシスの話しになってます。マッケンリー?死んだ裁判長らしい。
そんなこんなでゾンフェルドはそれは妄想ですと職業にそった見解となる。

いきなり回想になってます。
ゾンフェルドとモーラー。
自説を展開するモーラー。産まれた子供は正常でなくすぐに死んだ。

占い師にかかるモーラー。
水晶玉にタロットカードのごく普通の占い師のじいさん。
私の未来を占ってくれとモーラー。
で、占うことが出来ないじいさん。

ゾンフェルドとモーラー。
教会に行ったら?なんて言われてるモーラー。
今度は離婚した回想になってます。

いきなり回想になる。
自宅に帰るモーラー。パトリシア夫人と若い男エドワードがいる。
開き直ってる夫人。冷静なモーラー。
そんなこんなでここから出て行くパトリシア夫人とエドワード。
モーラーは死ねばいいと念じた。

ゾンフェルドとモーラー。
夫人と若い男は1時間後に交通事故で死亡した。
私がやったと主張してるモーラー。
モノローグが私には常人にない力があると入ります。

ところでジェレミー・ブレットはどこに出てる?わからん。

街中にて。
歩いてるブルネルにいきなりクルマが迫る。
これは相棒のバリスターでした。少し怒ってるブルネル。
で、ブルネルは思いついてゾンフェルドのオフィスに向かう。

ゾンフェルドのオフィスにて。
病院に来てくれとゾンフェルドを連れ出すブルネル。

途中で航空機墜落事故現場をクルマが通過してます。

病院にて。
ゾンフェルドとブルネル。
医者が驚くべき事態を説明する。
脳波が強くなっている。彼の脳は特別で脳そのものが死ぬことを拒んでいる。
そんなわけで精神科医のゾンフェルドに説明を求めるブルネル。
筋が通ってるのか通っていないのか微妙な感じ。
結局わからんようです。

ゾンフェルドを送って別れるブルネル。
これでもう会わないとしてる。

ブルネルの自宅アパートにて。
TVでは原子力発電所に抗議のニュースを放映してます。
相棒のバリスターがいてブルネルの指示で料理をしてる。
英国人の男が料理?、それは無理がありすぎ。

モーラーの義父を調べてくれと話すブルネル。
そんなとこに電話です。ゾンフェルドからです。ここに来るとのこと。
料理は当然失敗してる。

クルマで来てるゾンフェルド。BMWです。
→ 1977 BMW 320 [E21]

ゾンフェルドとブルネル。バリスターは台所にいる。
モーラーとあの後にも別の場所で会っていたゾンフェルド。

いきなり回想になります。
モーラーの自宅アパートにて。
ゾンフェルドとモーラー。
色々な災害の原因は私だと主張してるモーラー。まだ信じないゾンフェルド。
私は両親と妻を殺したと話すモーラー。
そんなとこにジェット機の音がが聞こえてきます。

ジャンボジェット機が墜落してビルに激突する。
ここはミニチュアを使ってます。

TVを点けるゾンフェルド。
ジャンボジェット機がビルに激突の臨時ニュースを放映してます。
私は狂った人間を破壊すると言ってるモーラー。
それでもゾンフェルドに助けてくれとも言ってます。

回想から戻ります。
ゾンフェルドとブルネル。
何も出来なかったとゾンフェルド。信じることにはしたしらい。
ゾンフェルドは帰ります。

バリスターが台所から出てきて今のことは誰も信じませんよと突っ込みを入れる。
ブルネルはゾンフェルドが犯人なのでは?と推測する。

病院にて。
意識不明状態のモーラー。

警察にて。
副総監とブルネル。
報告してるブルネル。外を見るとウエストミンスター寺院が見えます。
いきなり外に行くブルネル。

ウエストミンスター寺院にて。
ここに来ているブルネル。何やら大勢で作業をしてます。
その辺の神父に聞くブルネル。
女王と首相を招く感謝祭の準備とのこと。
ヒビの入った大聖堂の修理費が集まったとか。
西側の壁できっと何かが起こる。これが気になるブルネル。

ゾンフェルドのオフィスにて。
ここに押しかけるブルネル。まだ話しがあるのでは?と聞く。

回想になります。
墜落の翌日。彼は私の家に来た。
それから次の日に電話があり宇宙船は2時間後に月の軌道に入り地球は戻らない・・
神の代わりに汚い仕事をしてると主張してるモーラー。
大聖堂も崩れると言ってる。

それでゾンフェルドはモーラーの自宅アパートに行く。
BMWで来てます。月面着陸のTV中継で人通りはない。
そんなわけでアパートの出入り口も難なくパスして入るゾンフェルド。

モーラーはついにこの日が来たかと動揺はない。
置き物でモーラーをめった打ちにして引き上げるゾンフェルド。
回想から戻ります。

それでブルネルは帰ります。
ゾンフェルドの逮捕はしない。その前に大聖堂崩壊を食い止めるのが優先とのこと。

警察にて。
副総監に大聖堂崩壊の話しをするブルネル。当然信じてもらえない。
反対に大聖堂を狙う理由は?と突っ込まれる。
権威の象徴なので狙うと説明してるブルネル
しかしもう感謝祭の準備は止まらない。

大聖堂にて。
副総監とブルネル。
2人で説得にかかります。しかし神父は頭が固い。全く受け付けない。
神父の癖にそんなとこを信じているのか?言ってる。神父なのに唯物主義者らしい。しかし職業柄で祈りましょうと付け加えるのは忘れない。
そんなわけで説得は失敗する。

ブルネルは外を見回ります。
何だかあちこちがぐらついてる。飾り物が落ちたりする。

病院にて。
相変わらず昏睡状態のモーラー。
画面の脳波が大きくなってます。これは大変。
そんなとこにゾンフェルドが来てます。病室に入る。
いきなり目を開くモーラー。

ゾンフェルドのオフィスにて。
時間が経過してブルネルが来てます。
録音の遺書を残して自ら注射して自殺してるゾンフェルド。
遺書の内容は「出来なかった、あとはお願いします」となってます。
それはないなといった感じのブルネル。

大聖堂にて。
ひび割れは進んでます。しかし感謝祭の準備は進む。

ブルネルの自宅アパートにて。
寝ているブルネル。うなされています。目が覚める。

大聖堂にて。
ブルネルが来てます。上の巨大な十字架が落ちそうです。
その辺の神父に言うがトラックの振動でしょうと相手にされない。

副総監も来てます。内務大臣に会うとか言ってます。
ゾンフェルドは死んだと報告するブルネル。
副総監も半分ぐらい信じてる感じ。どうしたらいいかわからんと言ってる。

パイプオルガンの練習をしててもあちこちガタがきてます。
塔の破片が落ちてきてビックリのブルネル。
神父を説得するが全く聞いてない。

もう本番の感謝祭が始まってます。
副総監とブルネル。独断で爆破予告があったとして群衆を避難させようとする。
ブルネルは私が言ってもダメなので副総監に話してくれと頼む。

それでも現場レベルで爆破予告があったと伝えるブルネル。
一応警備を強化するとだけ。

副総監の方も説得してる。避難勧告は出るようです。
群衆の方は女王陛下が来ると盛り上がってる。
ブルネルは病院に急行する。
相棒のバリスターは女王陛下のリムジンを止めようとする。

塔の十字架が落下します。さすがに一斉に逃げてる群衆。
病院のモーラーの脳波は活発になってます。最大になってる。
避難の最中に崩壊が進んで大混乱になってます。パニック状態になってます。

病院にて。
到着するブルネル。病室に向かう。

大聖堂にて。
副総監も相棒のバリスターも落下物の下敷きになって死に至ってる。

病室にて。
医者が大聖堂崩壊の実況中継を見て驚愕してる。
ブルネルはモーラーの生命維持装置を外す。これで止まるはず。
脳波が消えます。

大聖堂にて。
崩壊は全く止まってません。

病室にて。
まだ死んでいないモーラー。手が動いてます。メモとペンを渡す。
メモには原子力発電所の名前が書かれてます。

目を見開くモーラー。また脳波が活発になる。
唐突にエンドとなります。


そんなわけで投げっぱなしなオチですがよい作品でした。


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