『ミイラの墓場』(1942年)
この作品は、ハロルド・M・ヤング監督、ジョン・ハバード、エリス・ノックス、ロン・チェイニー・Jr.主演のミイラ物ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1942年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆61分
原題◆The Mummy's Tomb
プロット◆ミイラを使って復讐しようとする話しのようです。
音楽監督◆ハンス・サルター
キャスト
ジョン・ハバード→息子のジョン・バニング
エリス・ノックス→ジョンのガールフレンド イゾベル
ディック・フォラン→考古学者のスティーブ・バニング
ウォーレス・フォード→スティーブの愛慕ベーブ
ジョージ・ザッコ→逆恨みのアンドヘブ教授
Turhan Bey→アンドヘブ教授の弟子
メアリー・ゴードン→ジョンの伯母 ジェーン・バニング
ポール・E・バーンズ→下僕のジム
クリフ・クラーク→保安官
ハリー・コーディング→中年夫婦のオッサン ビック
ミラ・マッキニー→ビック夫人
パトリック・マクベイ→ラベル記者
ロン・チェイニー・Jr.→カリス/ミイラ男
ハロルド・M・ヤング監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のミイラ物ホラーになってます。
コスミック出版発売のDVD
画質はまあまあ。少し走査線が目立ちカクカクしてる。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
コスミック・ピクチャーズのタイトル
ノイズが出ますと著作権のアラート
メニュー画面
タイトル
『ミイラの墓場』(1942年)
コスミック・ピクチャーズ
が、被ってユニバーサル・ピクチャーズのタイトルは見えません。
音楽は鳴っている。
Lon Chaney Jr.
The Mummy's Tomb
新世代 スティーブ・バニングを紹介する本。
ここからスティーブ・バニングの自宅につながります。
スティーブの自宅にて。
前作のスティーブを演じていたディック・フォランが老けメイクしてが30年前の話しをする。
聞いてるのはおばあさん、息子ジョンとガールフレンドのイゾベル。
それに家政婦のおばあさん。おばあさんは口が悪い。3000年前のことなんてわからんと言ってる。
イゾベル役の女優さんはいい。エリス・ノックス。
ユニバーサルにはしていい女優さんです。あまり聞いたことがないけど。
スティーブの話しです。
カイロからアナンカ王女の墓へ行った。
そんな感じで前作『ミイラの復活』(1940年)のダイジェストが延々と入る。
相棒ベーブ、奇術師のソルバニと娘のマルタ。それにペトリー博士。
ペトリー博士がアンドヘブ教授が操るミイラにやられます。
ミイラの脈が上がってると感心していないで早く逃げろよと思える。
だからさっきまでミイラの脈をとっていたのに逆に脈をとられる側になってしまったわけです。
それでミイラは燃えてしまったと話すスティーブ。
アナンカ王女の遺体も発見出来た。ミイラは損失した。
それでマルタは死んだと言ってるスティーブ。そうなの?
呪いは消滅させたと主張するスティーブ。大丈夫なのか?
エジプトにて。遺跡らしい。
こちらも老けたアンドヘブ教授が大神官になって男に何やら話してます。
撃たれて腕を負傷しただけと言ってるアンドヘブ教授の大神官。そうなの?
若い男に話してます。名前がわからん。
大神官にしようと言ってます。自分と同じように世襲をやってるみたい。
カリスはまだ生きてると話すアンドヘブ大神官。
ちゃんとミイラがあります。トム・タイラーからロン・チェイニー・Jr.になってます。
アンドヘブ大神官は撃たれた恨みを晴らさずかと私怨になってます。
だいたい前作の途中から女の方に興味が行ってたけど・・・
で、男に例の葉を煎じる方法を教えてます。メダルを渡します。
これで男は大神官になるようです。
メープルトンの墓地の墓守の仕事を手配したとアンドヘブ大神官。
バニング一族を葬り去るまでその力を尽くせと命じてます。
何だか逆恨みの私怨でミイラを使うような感じがしないでもない。
言うだけ言って死に至るアンドヘブ大神官。
言われた男はやる気満々です。
霧の中の船にて。
船室には巨大な木箱があり男もいる。
船員を追っ払って毎日の祈りになる男。メダルを見てやる気満々になってます。
それで煎じ薬をミイラに飲ませてます。
メープルトン墓地にて。
馬車が入ります。男と棺桶がやってくる。
墓守のおじいさんと話す男。仕事の話しを聞いてる男。
月が出て犬が吠える。コヨーテなのか?
男はミイラに煎じ薬を飲まして指令を与えてる。
出動するミイラ。自分でドアを開けて出て行きます。結構まめだ。
クルマのカップルが謎の影を目撃する。墓場でキスをしてるのか。
近所の中年夫婦が寝てるとこで謎の影を目撃して通報する。
夜中に起こされた保安官は影だけで通報するなと激怒する。
それでもミイラが歩くと風が吹いたり馬が暴れたりする描写はちゃんと入る。
バニング家にて。
ジョンとスティーブはチェスをしてます。もう11:00PMなのでお開きとなる。
おばあさんはスティーブの姉らしい。息子ジョンの伯母にあたるわけです。
そんなとこにミイラが迫る。
犬が鳴きます。ジョンが見に行って下僕のジムと話す。
スティーブの寝室に迫るミイラ。壁も上れます。ベランダから侵入する。
ミイラを見てカリスと呼んでるスティーブ。ミイラを演じる俳優が違うのによくわかったなと思える。
スティーブを片づけるミイラ。速攻でズラかります。
悲鳴を聞いて駆けつける面々。スティーブは死亡してる。
墓場のアジトにて。
1人片づけたとご満悦な男。あと3人だと言ってます。それが誰だかわからん。
ベーブは生きてる、手品師は多分死んでる。マルタも死んでる。
警察にて。
オッサンが科学的捜査をしてます。他に刑事が3人ほど。
土を調べてこのへんの土ではないわかる。それだけ。
保安官事務所にて。
墓場のカップルが通報に来てます。
中年夫婦を来てる。オッサンの名はビック。
両者とも影を見た。これだけです。
バニング家にて。
ジョンは伯母からあまり警察沙汰に首を突っ込まないでと説教される。
イゾベルがクルマで来てます。そんなわけでデートに出かけるジョン。
原っぱにて。
ハイキングのジョンとイゾベル。
そんなとこを例の男が覗いてます。どうやらイゾベルに一目ぼれしたらしい。
そうなると前作『ミイラの復活』(1940年)のアンドヘブ教授と同じパターンです。
墓場のアジトにて。
帰宅して祈りを捧げてる男。
バニング家にて。
電報です。ジョン・バニング様、今夜そちらに到着します。ベーブ・ハンソン。
迎えに出かけるジョン。
夜にて。
犬が鳴いてます。コヨーテか。
墓場のアジトにて。
ミイラを出動させる男。ミイラはバニング家に向かってるらしい。
メープルトン駅にて。
クルマでベーブを迎えに来てるジョン。
クルマにて。
ジョンとベーブ。
首に灰色の跡がついていたと話すジョン。
そうなるとベーブは心当たりがある。これは大変だとなってます。
バニング家にて。
ミイラは下僕のジムと遭遇する。
これはビックリとライフル銃を撃つジムですが何もされなくても昏倒する。
外にで出てきた伯母を後から首を絞めて片づけるミイラ。ズラかります。
墓場のアジトにて。
帰宅してるミイラ。それにしてもミイラの名はわかるのに男の名前がわからん。
残りは2人と意気込む男。誰?、ジョンとベーブか。
病院にて。
ジョンとベーブ。
入院してるジムと話しをしようとするジョンですがショック状態のジムは話せない。
新聞の見出しのモンタージュです。
謎の殺人鬼、再び現る。今世紀の魔術か?
メープルトンと第2の殺人。バニング家の下僕は事件の目撃後に入院。
極度のショック症状で回復は見込めず。
敏腕記者達が集結・・・
記者クラブにて。普通のバーですが。
記者達が大勢いる。
バニング家にて。
ジョンとベーブ。
家の中が随分と寂しくなっています。
30年前の話しをするベーブ。事実だと力説する。
ベーブはミイラは他にもいるのでは?と思ってます。
で、ジョンにメープルトンから去れとアドバイスするベーブ。
ジョンは去るつもりはない。会話からジョンは医者らしい。
ベーブは怒ってここからいなくなる。協力者を探すと言ってる。
警察にて。
ベーブが事情を話すが信じてもらえない。そうですかまたどうぞといった感じ。
それでも警察はこの情報を記者クラブに流す。勝手に情報をとってくるだろう・・
記者クラブにて。
ベーブが来ます。カウンターの隣のラベル記者と話しをする。
結構有名人なベーブ・ハンソン。考古学者として有名らしい。
離れたテーブル席にあの男がいて話しを聞いてます。
ベーブはラベル記者に30年前の話しをする。
ラベル記者はとにかく面白い話しなので記事にする気満々。
あの男は引き上げる。
警察にて。
電話で色々と苦情が来てるようです。
そんなとこ大通りで影を見たと通報者が来る。
大通りにて。
マジでミイラが歩いてます。これはビックリ。人通りはないけど。
記者クラブにて。
大通りに何かいると知らせが入り記者達が出動してる。
ミイラはそんなことにはお構いなしで柵を破って進む。
ちょうどいいあんばいでベーブが通りがかる。ミイラをカリスと呼ぶベーブ。
逃げるベーブは袋小路に逃げ込んでしまいやられます。
病院にて。
ベーブはご臨終となってます。ジョンが来てます。
新聞の見出しモンタージュです。
捜査班またも犯行を許す。ベーブ・ハンソン殺害される。
街中にて。
ジョンとイゾベルが木に引っ掛かってる布を見つける。
警察にて。
考古学者みたいなおじいさんが布を顕微鏡で調べてます。
年代は特定出来ないほど古い。ミルラの香り。コビフラというアフリカの木の樹脂。
これはミイラの物だ断言してるおじいさん。象形文字もあるようでアナンカ王女の名も出してます。3000年前・・
ここに来てるラベル記者はこれは特ダネだとなる。
警察は誰であろうと捕まえると威勢はいい。
バニング家にて。
また電報です。配達人にカネを払ってるジョン。料金なのかチップなのかは不明。
肝心の電報の内容は
ジョン・バニング氏を医療隊長に任命する。
3日以内に司令官へ着任の報告を、医務局長には電報を送られたし。
ジョンとイゾベル。
待望の任命がこんな時に来るなんてと嘆くジョン。
3日で行く。君も一緒に来てくれ結婚しようとキスになってます。
そんなとこをあの男が伺っています。立派なストーカーです。
この男は誰かに似ていると思ったがハロルド坂田に似ているんです。随分と痩せて普通の体格ですが。
墓場のアジトにて。
何だか目的がずれつつある男。アンドヘブ教授と同じ行動になってます。
イゾベルの幻影を見ています。
で、カリスにイゾベルを拉致せよと命じる男。結婚を阻止してバニング家の血筋を断て・・。こじつけですが一応ロジックは通ってます。
イゾベルを殺す気はないとこに怪しい感じの男。
妻を迎えようと主張してるのでもう随分と違う感じになってます。
イゾベルの自宅にて。
ウエディングドレスの仮縫いをしてるイゾベル。
墓場のアジトにて。
指令を聞いて何だかなあといった感じのミイラ。指令に疑問があるようです。
それでも出動します。
ミイラが歩くと馬が暴れる描写が入る。
例のの中年夫婦がまた影を目撃する。
イゾベルの自宅にて。
眠ってるイゾベルを迫るミイラ。目を覚まし悲鳴をあげるイゾベル。
イゾベルの悲鳴を聞いてママが駆けつけるとミイラはイゾベルを抱っこしてズラかるとこでした。
街中にて。
大勢集まっていて保安官が説明をする。化け物がいる。
そうなると群衆は自警団となってたいまつを持って追い回すようです。
伝統的に自警団の方が凶悪だったりする。問答無用とやらたと吊るしたがるものなので・・
ジョンもいて説明してます。
ここで墓守のおじいさんが墓地にエジプトの男がいると話す。
そうなるとそこがアジトだとなります。
そんなとこにイゾベルのママが来てイゾベルが怪物に拉致されたと訴える。
墓場のアジトにて。
ミイラがイゾベルを運び込み台に乗せる。
たいまつを持った自警団が移動してます。こっちの方が怖い。
墓場のアジトにて。
例によってイゾベルを台に拘束する男。
あなたはもう安全だと主張してる。
私に運命の人を運んでくれたとミイラを紹介してる。失神するイゾベル。
カリスと同じように我々も生き長らえると男。
そんなわけで煎じ薬を飲ませようとする。そんなとこに自警団が迫る。
これは大変となりミイラにイゾベルを運ぶように命じる男。
外にて。
裏口から自警団のとこに出てくる男。ジョンと交渉になる。
最初はとぼけてる男。そんなとこでミイラとイゾベルが森で発見と聞く。
いきなりハンドガンを出す男ですが警察に撃たれて退場となる。意外とあっけない退場の仕方でした。
最後まで名前がわからん。
イゾベルを抱っこしたミイラはバニング家に向かう。
自警団が追う。
バニング家にて。
壁を上ってベランダから中に入るミイラとイゾベル。
いよいよ自警団が追いついてくる。
中に入ってミイラと対峙したジョンですが投げ飛ばされて階段落ちになります。
ミイラはイゾベルを抱っこしてベランダに出る。特撮ではなくホントにたいまつが飛んでくる。マジで危ない。
いよいよ家に火がついて火事になりつつある。
階段落ちから復活したジョンがイゾベルを助けに来る。
ミイラは火は苦手のようです。たいまつを押しつけるジョン。
ジョンはイゾベルを助けてベランダから外壁を降りようとする。
警察が入りミイラに向けて撃ちまくる。ミイラの向こう側にいるジョンとイゾベルの方が危険です。
ジョンとイゾベルは外壁を降りて無事に脱出してる。警察も階段から脱出してます。
外壁を降りようとするミイラですが下から火をつけられる。
そんなこんなでミイラは火に包まれ焼け落ちる。
新聞の見出しです。
恐怖の日々。炎で幕引き。メープルトンの怪物焼死。
ジョン・バニングとイゾベルは結婚。
悪夢を乗り越え街に明報をもたらす。
メープルトン駅にて。
ジョンとイゾベルがクルマから降りる。群衆に祝福される。
駅に入るジョンとイゾベル。
エンドとなります。
そんなわけで普通のミイラ物のよい作品でした。
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