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2015.04.04

『未来は今』(1994年)

この作品は、ジョエル・コーエン監督、ティム・ロビンス、ジェニファー・ジェイソン・リー主演のフランク・キャプラ風ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1994年 Working Title Films/Silver Pictures/PolyGram Filmed Entertainment/Warner Bros. アメリカ作品
ランニング・タイム◆111分
原題◆The Hudsucker Proxy
プロット◆社長に祭り上げられて色々とある話しのようです。
音楽◆カーター・バウエル

キャスト
ティム・ロビンス→主人公のノービル・バーンズ
ジェニファー・ジェイソン・リー→エイミー・アーチャー記者
ポール・ニューマン→会社乗っ取りのシドニー・J・マスバーガー
チャールズ・ダーニング→ウェアリング・ハッドサッカー会長兼社長
ジム・トゥルー→エレベーターボーイのバズ
ジョン・マホーニー→新聞社のチーフ
ブルース・キャンベル→スミティ記者
スティーブ・ブシェミ→バーテンのバーマン
ピーター・ギャラガー→歌うヴィク・テネッタ
ビル・コッブス→時計機械室のモーゼス
ハリー・ブージン→Aloysius
アンナ・ニコル・スミス→モデル風のZa-Za
ジョン・グッドマン→Newsreel Announcer (as Karl Mundt)
ジョン・ポリト→顧客のバームステッド氏
ジョー・グリファシ→ルー
ジョン・サイツ→→Benny
ロイ・ブロックスミス→Board Member

ジョエル・コーエン監督の演出はよいと思います。
製作◆イーサン・コーエン
脚本◆イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン、サム・ライミ
全体的にフランク・キャプラ監督作品と同じ感じになっていて驚くほど忠実に作ってあります。

キャストの方々は好演してます。
しかしポール・ニューマンだけはミスキャストだと思えた。

ユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDにて。
画質は普通です。DVDクオリティ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル5.1ch

日本語字幕表示がカクカクのユニバーサル仕様です。
それに2人のセリフを上下2行で表示しています。合理的なつもりなのかもしれない。

ユニバーサル・ピクチャーズのタイトル
日本語を選べのメニュー
日本語で著作権のアラート
英語で著作権のアラート
ユーザーを舐めているのがよくわかります。
メニュー画面

ユニバーサル・ピクチャーズのタイトル
タイトル
Warner Bros.
PolyGram Filmed Entertainment
Silver Pictures
Working Title Films

前説が入ります。
ニューヨーク 1958年
俯瞰シーンになってます。このビル街はミニチュアなのか?そんな感じ。
1959年になるところです。地球の新しい旅が始まる・・・
都会は生存競争が激しい・・・
このナレーションが誰なのかわからん。

ノービル・バーンズは社長室の窓から飛び降り自殺をしようとする。
時計台があるビルです。

Tim Robbins
Jennifer Jason Leigh
Charles Durning
and Paul Newman
他のキャストを表示されて
The Hudsucker Proxy

街中にて。
マンシーからニューヨーク行きのバスが到着します。
主人公のノービル・バーンズが登場。マンシー大学経営学部卒。

職安にて。
表のウィンドウ内に募集が掲示板で表示されています。
パタパタ式の表示板です。昔は空港であった行き先案内に似た感じ。
募集は全部要経験者です。ノービルには経験がない。
そんなわけで回りの人達は次々と募集に応募して残ったのはノービルだけ。

カフェにて。
ここにいるノービル。
新聞の募集欄に『低賃金、長時間労働、未経験可』の募集があります。

ノービルがカフェを出たとこで新聞紙が足に張り付く。
新聞紙を手に取るとちょうどその募集欄にコーヒーカップの跡が丸く付いてます。
そんなわけでここにするらしいノービル。

ハッドサッカー社にて。
役員会議になってます。
ハッドサッカー社長兼会長がテーブルの上に乗る。そして助走して窓からジャンプしています。当然死に至る。
これはビックリの会議の面々。社長は発作的に投身自殺したらしい。
下の現場は大騒ぎになってます。

ビルの時計台の下にはネオンがあります。
『未来は今』=The feature is now

会議室にて。
割れた窓から下を見てる役員のシドニー・J・マスバーガー。これが黒幕らしい。
社長の吸っていた葉巻を自分で吸ってます。オレがボスだといった感じ。

会議で決算報告をやっていたスティルソンに声をかけるマスバーガー。
社長が死んだ場合はどうなる?→社長の所有していた87%の株券は年明けに全て株市場に放出される。
株券放出は1月1日、あと30日となってこれは大変となってます。
そんなわけで株主を落胆させる人物を社長にして株価を下落させ誰も買わないうちに会社で買い占めてしまおうとなってます。

ハッドサッカー社の地下室郵便室にて。
仕事初日のノービル。上役から仕事の説明を受けているが何だかわからんノービル。
この説明がわかりにくいきに1回しか言わないとなってます。

それでも適当に仕事してるノービル。
同じ仕事のおじいさんと話しをする。まずは仕事のやり方から。
それで円を書いたメモをおじいさんに見せているノービル。

そんなとこ社内放送です。
この会社の創立者で社長兼会長のウェアリング・ハッドサッカー氏があの世と合併?。
そんなわけで黙とうになってます。

このへんの印象ですがフランク・キャプラ監督風の話しなのか?となります。
ホトンドそのまんまです。

ブルーレターが来たと社内郵便室は大騒ぎになります。みんな隠れています。
トップレベルの機密書類、それがブルーレターだと説明してるおじいさん。

ノービルが見つかってブルーレターの配達を命じられます。
このブルーレターをマスバーガーに手渡すこと。

エレベーターにて。
乗り込むノービル。エレベーターボーイのバズが登場。
で、ブルーレターを見てエレベーターボーイや他の面々がビックリ。
他の階はキャンセルしてブルーレター配達が優先になってます。

オフィスにて。
ここのドアを文字を書き換えてるオッサンがいます。何故か目立つ。
オフィスに入るノービル。不機嫌そうなおばさん秘書がいます。
しかしブルーレターを見るとビックリして態度を変えてる。
ノービルはマスバーガーのオフィスに通されます。

マスバーガーのオフィスにて。
このオフィスですがちょうど大時計の裏側にあるようです。
ブルーレターですがハッドサッカー社長兼会長がマスバーガーに直接当てた手紙のようです。
ノービルは自分のアイデアのメモをここでも見せています。しかし全く興味がないマスバーガー。

マスバーガーから色々と聞かれてるノービル。
大学では成績優秀だと主張すると放り出されるノービル。

それからゴミ箱に火がついてさあ大変とやってるノービル。
燃えるゴミ箱を窓を破って外に放り出したら風が吹き込んで大事な書類が飛んで行ってしまう。
そんなわけでクビと言われてるノービル。

この大事な書類はちょうど来ているバムステッド氏に関する書類でした。
バムステッド氏はコーエン兄弟作品の常連ジョン・ポリトが演じてます。

窓から落ちそうになって宙づりになるマスバーガー。
ノービルが必死こいて足を持ってます。
そうなるとクローズアップショットでズボンの縫い目が切れています。ここは『逃走迷路』(1942年)の引用になってます。
ダブルステッチがどうのこうのという洋服屋の改装シーンも入る。

シーンが飛んでます。
未経験の青年社長にと新聞の見出しが出ています。
役員たちはこれで株価が下がると大喜びしてるシーンも入る。
続いてハッドサッカー社株価下落の見出しが入る。

ところでオフィスにある紙テープを出してる機械はテレタイプなのか?
電信をテキストに変換して受け取る機械です。当時のインターネットパソコンみたいなものです。

新聞社にて。
編集長がジョン・マホーニーです。部下の記者達に檄を飛ばす。
ハッドサッカー社の新社長を調べろとなってます。
そんなとこにエイミー・アーチャー記者が来て新社長は偽物と主張する。

ハッドサッカー社にて。
エレベーターに乗るノービル社長とマスバーガー。
株価のことを心配してるノービル社長。マスバーガーが聞いてない。

カフェにて。
食事をしてるノービル社長。向かいの席にはオッサンの客2人がいます。
そんなとこにエイミー記者が来ます。ノービル社長にコンタクトしようとする。
で、向かいのオッサンの客2人が女がどうやるかとを解説してます。まずはタダ飯狙いだろうと賭けをしてる。
そんなこんなでエミリー記者は倒れます。

社長のオフィスにて。
ここまで抱っこされて運ばれてるエイミー記者。
喋りまくってるエイミー記者。まだ身分はバレていない。
ノービル社長がトイレに行った隙に家捜しもやってます。
戻ったノービル社長と同じインディアナ州マンシー出身だとノービル社長が盛り上がる。

新聞社にて。
タイプを打ってるエイミー記者。
話し相手はブルース・キャンベル扮するスミティ記者。
で、新社長はアホだと決めつけてるエイミー記者。
タイプで完成した原稿があっという間に印刷されて新聞になってます。

トラックで配達された新聞の見出しは・・
ハッドサッカー社の新社長は無能となってます。

ハッドサッカー社にて。
ミス・スミスと呼ばれているエイミー記者。しっかりと秘書に収まってるようです。
口述で手紙を書かせているノービル社長。また円を書いたメモを見てます。
エイミー記者への悪口ばかりのノービルはミス・スミスに平手打ちを喰らう。何せ本人なので・・・

17:00にて。
蒸気のサイレンが鳴っています。『メトロポリス』フリッツ・ラング監督版(1927年)の引用です。
ミス・スミスは社長室の家捜しをやってます。

それから奥のドアを開けて入るとここは時計台機械室でした。
その先のドアのカギ穴を覗くミス・スミス。マスバーガーのオフィスのようです。
そんなとこにモーゼスという黒人のオッサンが話しかけてくる。時計台担当らしい。

モーゼスから話しを聞くミス・スミス。
ノービルがアホだから新社長にした。株価操作から買い占めることまで喋ってます。
とても普通の人間とは思えん。
それでノービルには奥の手があるとまで言ってます。

新聞社にて。
エイミー記者、編集長、スミティ記者の3人。
編集長は株価操作買い占めの記事は確実な裏付けないなと出せないと言う。

パーティにて。
クリスマスパーティ、ハッドサッカー産業主催。
ノービル社長は中年の御婦人2人と話してます。もっぱら聞いてるだけ。

マスバーガーに呼ばれます。
喋り過ぎるなと説教されてるノービル社長。

株主に紹介されます。
プレイスウェイト氏
カルドーソ氏
フィンランドソン氏、名前の通りフィンランド人らしい。
無理してフィンランドの言葉を言ったノービル社長は侮辱したと殴られる。

パーティの余興が入ります。
生バンドです。ボーカルのビック・テネッタを演じるのははピーター・ギャラガーです。プレスリーのコピーみたい。歌は吹き替えでしょう。

パーティから離れてバルコニーにて。
ノービル社長とミス・スミス。
まだ正体を明かしていないミス・スミス。
それで君がガゼルでボクはアンテロープだと言ってるノービル社長。
それからキスになってます。

役員会にて。
自分の発明をプレゼンしてるノービル社長。フラフープです。
これは絶対に失敗すると踏んで絶賛するマスバーガー。口先ではこれは大ヒットするとヨイショしてる。

モンタージュが入ります。
書類をエアチューブに入れパイプをで送ります。フラフープの設計図らしい。
またエアチューブで書類を送る。
商品名は?、販売価格は?、フラフープの爆破実験もやってます。
あっという間に製造工程まで進んでます。それから出荷となる。
商品名もフラフープと決まります。

社長室のノービル社長とミス・スミス。
販売結果のテレタイプを待ってます。

販売店にて。
フラフープは売れません。値下げする。売れません。また値下げする・・・
もうタダにしています。それでもフラフープは捌けない。
もうその辺にフラフープを捨ててます。そのうちの1個のフラフープが街中を転がって移動する。

このフラフープに興味を持った少年がフラフープで遊ぶ。
そんなとこに下校途中の少年少女達が来ます。少年のフラフープ遊びを見て速攻で買いに行きます。
そうなると販売店ではどんどん値上げをしてます。
そんなわけでフラフープを売れてるようです。

社長室のノービル社長とミス・スミス。
販売結果のテレタイプで売れてると入ります。

TVにて。世界のニュース。
話題の人物ノービル・バーンズ社長。フラフープは大流行・・。
アイゼンハワー大統領からも電話が入る。
共同記者会見のノービル社長。

学者が登場。フラフープのまわり方の解説をしてます。
フラフープは大人気のシーンが続きます。

しかし役員会はこれではまずいとなってます。それでどうする。

床屋にて。
ひげ剃りのノービル社長。モデルと付き合ってるとか。このモデルがアンナ・ニコル・スミスが演じてるらしい。

フラフープのブームはもう終わりなのでは?と質問されるノービル社長。

何故か地下鉄に乗ってるミス・スミス。
ノービル社長の恋人はモデルの見出しの新聞を読む。

役員会にて。
株価が上がって大変だとなってます。
役員のアディソンが発作的にテーブルから助走して窓を割って投身自殺をはかる。
しかし窓は強化アクリル樹脂製に交換されてて窓に張り付いただけで終わる。

そんなわけで役員会では次はどうする?となってます。
ノービル社長の足をどうやって引っ張る話しになる。

社長室のノービル社長。
ミス・スミスが来ます。重役達が何かやらかそうとしてると言う。
勝手に従業員を大量に首切りしてる。等々・・・
しかしノービル社長はあまり気にしない。
ミス・スミスはノービル社長に小言を言う。そんな感じ
それで辞めてやると出ていくミス・スミス。

このへんでようやくティム・ロビンスがジェームズ・スチュアート、ジェニファー・ジェイソン・リーがジーン・アーサーなんだと気がついた。
やっぱりフランク・キャプラ監督作品の引用です。

何やら女性のダンスの風景となります。
途中からノービル社長も一緒に踊る。これはノービル社長の夢でした。

今度はエレベーターボーイのバズが来ます。
私のアイデアを見て下さいと途中で折れ曲がるストローを見せます。
これにダメ出しをするノービル社長。それに勤務規定外だと首にする。
仕事を失うことだけは勘弁とお願いするバズ。しかし首にしてるノービル社長。

マスバーガーのオフィスにて。
エイミー記者のファイルを見ているマスバーガー。ミス・スミスのことです。
これはノービル社長を追い出すいいネタがみつかったといった感じのマスバーガー。

時間が経過してマスバーガーのオフィスにて。
ゴルフ帰りのノービル社長がマスバーガーに挨拶する。
マスバーガーは首にしたエレベーターボーイがノービル社長がフラフープのアイデアを盗んだとと告訴した伝える。
で、問題があると例のファイルを見せる。ミス・スミスはスパイだった。
これはビックリのノービル社長。

そんなわけで新年の役員会でノービル社長は解任されるとなります。
マスバーガーはノービル社長に説教を垂れていなくなる。

新聞社にて。
編集長、エイミー記者、スミティ記者の3人。
スクープをどうするかでもめてます。
エイミー記者がノービル社長はマスバーガーに利用されているだけだと主張する。
そんなこんなで辞めてやると出ていくエイミー記者。

役員会にて。
フィルムカウントダウンから長イスに寝ているノービル社長。
これを説明してるオッサン。要するにノービル社長を病院送りなるのか?
そんなわけで統合失調症で施設送りになるノービル社長。

バーにて。ann's 442
バーテンに絡んでるノービル社長。バーテンはスティーブ・ブシェミが演じてます。
ここはアルコールがないバーだそうだす。そうなの?
そんなとこにエイミー記者が来ます。もうミス・スミスではない。

ミス・スミスを騙ったとこを謝罪するエイミー記者。
しかしこれを許せないノービル社長。
エイミー記者はあなたの立場を何とかしましょうと説得する。
ノービル社長はエイミー記者を残して出て行ってしまう。

ノービル社長が外に出るとアイデアを盗作の号外が出ています。

役員会にて。
ノービル社長は施設へ送ることになってます。

街中にて。
歩いてるノービル社長。
誰かにぶつかります。これが元エレベーターボーイのバスで絡まれます。何故か付き合っていたモデルもいる。
バスに殴打されてやじ馬からは罵倒されるノービル社長。走って逃げます。
そんなとこワゴンタイプのクルマが止まる。これが施設の看護士2人。捕まえるための大きな網を持っています。映画だから。

社長室にて。
ここに来ているノービル社長。プロローグに戻ってます。
マスバーガーはシドサッカー産業に社名変更するつもり。もうドアの社名を書き換えてます。このオッサンは何なんだ。
ドアを文字書き換えは『マルタの鷹』(1941年)の引用みたい。

いよいよ窓を開けて外壁に出てるノービル社長。
何故かエプロンも付けてます。仕事初日に郵便室で付けたいたエプロンです。
文字書き換えのオッサンが社長室に入り窓を閉めてます。これで戻れなくなる。

ビルからぶら下がるノービル社長。落ちます。
しかし途中で止まる。それは時計機械室でモーゼスがモップの柄を歯車に挟んで時計を止めているからです。
これは違法なんですがと言い訳をしてるモーゼス。

いわゆる『デウス・エクス・マキナ』状態で空中で止まってるノービル社長。
そんなところに天使がやって来ます。これが投身自殺したハッドサッカー社長でした。

社長は色々と喋り倒す。
何故ブルーレターを渡さなかった?から始まってます。
すっかり忘れていたノービル社長。ブルーレターはエプロンのポケット内だと教えられる。

ハッドサッカーからシド・マスバーガー宛てのブルーレター。
これは遺書でした。すでに私はあの世にいる・・

文字書き換えのオッサンが時計のヒューズをいじくってます。

社長は遺書で愛した女性の話しになると号泣してそこは飛ばしてくれと言ってます。
それなら書かなきゃいいのにと思えるが遺書なのでそんなものだ。

時計機械室にて。
あのオッサンが入りこみモーゼスと格闘アクションになってます。

遺書では株は全部を私の後継者に送るとなってくとのこと。
最新の遺書が優先されるのでノービル社長が株の所有者となる。
これでノービルが生きていれば株は全部ノービル社長のものです。しかしまだ空中で止まってる状態。まだ高いのでここから落ちれば普通に死にます。

時計機械室にて。
あのオッサンが入りモーゼスと格闘アクションでオッサンを片づけたのはいいけどモップの柄が外れます。

そうなると落ちるノービル社長。
地面すれすれでオッサンの入れ歯が時計の歯車に挟まりまた止まります。
入れ歯が砕けます。地面に落ちるノービル社長ですがたいしたことはなく着地する。
そのままバーに走る。

バーにて。
エイミー記者と仲直りのキスをするノービル社長。
このへんの印象ですが、随分とまともです。まさにフランク・キャプラ監督作品そのものです。

ナレーションが入る。
役員会でノービル社長が施設送りにならないとマスバーガーが投身自殺を計る。
しかしマスバーガーが施設の看護士に救出されてそのまま施設送りになる。

ノービル社長はフラフープの次はフリスビーを発明してる。
エンドとなります。


そんなわけでフランク・キャプラなよい作品でした。



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コメント

コーエン兄弟の「未来は今」は、プレストン・スタージェス、フランク・キャプラ、ハワード・ホークスなど、1930年代~1940年代のアメリカの喜劇映画の引用大全集みたいな映画ですが、そんなことに全然気がつかなくても十分楽しめる。
カメラとセリフの圧倒的なスピード感、小道具の効かせ方のうまさ、セット美術の素晴らしさ。
主演のティム・ロビンスをはじめ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ピーター・ギャラガーなど、ロバート・アルトマン監督の人脈とクロスしているのが面白い。
コーエン兄弟の映画として観ると、オリジナリティというところでは不満はあるものの、ハイ・テクを恐れないところが手柄の映画史オタクという感じがしますね。

陽炎さん、コメントありがとうございます。

『未来は今』はフランク・キャプラでしたね。
ティム・ロビンスがジェームズ・スチュワートでジェニファー・ジェイソン・リーがジーン・アーサーでした。

そういえばコーエン兄弟はフィルムノワールの『ミラーズ・クロッシング』(1990年)もよかったものです。

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