『火山湖の大怪獣』(1977年)
この作品は、ウィリアム・R・ストロンバーグ監督、リチャード・カーデラ主演のB級怪獣映画のようです。
1977年 A ウィリアム・R・ストロンバーグ・プロダクション/Crown International Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆83分
原題◆The Crater Lake Monster
プロット◆謎の恐竜に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆Will Zens (uncredited)
有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVD発売のDVDにて。
画質は結構よいです。この会社ではこれまでの最高画質です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル2.0ch
キャスト
リチャード・カーデラ→スティーブ保安官
リチャード・ギャリソン→学者のダン
ケイシー・コッブ→学者のスーザン
グレン・ロバーツ→貸ボート屋のアーニー
マーク・シーゲル→貸ボート屋のミッチ
ボブ・ヘイマン→リチャード・カルキン博士
マイケル・F・フーバー→ロス・コンウェイ (as Michael Hoover)
スザンヌ・ルイス→ポーラ・コンウェイ
ウィリアム・R・ストロンバーグ監督の演出はよいと思います。
特撮:デイブ・アレン
全体的に普通の怪獣映画になってます。
著作権のアラート
WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル
画質が悪いですのアラート
Crown International Picturesのタイトル
タイトル
Crown International Pictures
A ウィリアム・R・ストロンバーグ・プロダクション
The Crater Lake Monster
山の湖にて。
ここで結構画質がいいとわかる。この会社リリースのDVDにしては珍しい。初めてです。感激するほど画質がいい。
オッサンの博士の自宅に青いワンボックスのクルマが着く。若い男がやってきます。
→ 1971 Ford Econoline
スーザンが現場にいる。発掘現場に博士を案内します。
発掘現場にて。大学遺跡発掘所とのこと。
ワンボックスカーで着きます。ここは先住民の洞窟とのこと。
博士を案内する男。あとで名前がわかる。名前はダンで学者らしい。
洞窟内にて。
このへんは説明セリフでわかりやすくしてる。
先住民の壁画があります。恐竜と戦ってる先住民。
湖に流れ星が落ちます。アニメの流星です。
目撃したパトカーの保安官が無線連絡しています。
クルマはグリーンのステーションワゴン。パトライトを装備してる。
→ 1970 Buick Sportwagon
洞窟内にて。
落盤しそうになります。あわてて逃げる3人。
カメラがちゃんと移動しています。ここはうまい撮影です。ステディカムまでは使っていないと思える。
危機一髪で脱出したが落盤した洞窟に入れなくなる。
カメラは持っていなかったので証拠になる壁画の写真がない。
パトカーにて。
無線連絡しています。スティーブ保安官。
『クレーターレイクにようこそ』の看板が見えています。
無線連絡でカフェに行くと言ってるスティーブ保安官。
カフェにて。
ウエイトレスを除いてる男2人がいます。これが貸ボート屋らしい。
博士もいます。スティーブ保安官が来ます。コーヒーをポットに入れてもらう。
スティーブ保安官は博士と話しになっています。ダンとスーザンを湖に連れて行く話しをしています。
隕石を探す。目撃したことを話すスティーブ保安官。
湖にて。
スティーブ保安官、博士、ダンとスーザンの4人。
ボートを出すスティーブ保安官。
このボートはデッキがある小型観光船といった感じ。
ボートを出します。しばらく航行する。
隕石付近で止まって潜るダンとスーザン。
深さは40から60フィート。
スティーブ保安官と博士は話し込む。
洞窟が落盤して研究費が打ち切りになったダンとスーザンの話をしています。
学者さんも色々と大変なようです。だとしても現実の日本みたいに補助金で役人の言いなりというものこまるけど。
ダンとスーザンが上がってきます。
隕石はあった。まだ熱い。冷えるのを待って引き上げるとか・・・
何やら湖が怪しい雰囲気になってます。
何だか湖底のミニチュアが一瞬見えてます。何だかわからん。
湖にて。
男が歩いてます。バックパッカーらしい。一息してると何やら聞こえてきます。
湖からの主観ショット。上陸して男に迫る。
で、男が振り返るといきなり恐竜がいてビックリ。やられます。
また男が歩いてます。マイクとレコーダーを持っています。双眼鏡も持ってる。
どうやらバードウォッチャーらしい。
何やら吠え声が聞こえます。双眼鏡で湖を見ると恐竜が泳いでいます。これはビックリ。
オフィスにて。
スティーブ保安官です。電話がかかってきます。
どうやらバードウォッチャーからのようです。何かを見たと言うが適当に受け流す。
放し飼いの牛です。
何かが迫る。ストップモーションの恐竜です。
オフィスにて。
スティーブ保安官です。電話がかかってきます。
牧場主のファーガソンからです。牛がいなくなった。これは大変。急行する。
ファーガソン牧場にて。
グリーンのステーションワゴンはパトカーのようです。地味なクルマだ。
ここに来たスティーブ保安官は話しを聞きます。
牛が1頭いなくなったと言ってるファーガソン。1頭でも大変なことらしい。
牛泥棒が多いと言ってるスティーブ保安官。
湖にて。
青いクルマ ステーションワゴンが貸ボート屋にやって来ます。
→ 1970 Chevrolet Chevelle
オッサンが釣りに来たようです。ボートを借りる。20ドルは高いともめています。
結局払ってる。オールを漕いで湖に行くオッサン。
だますのはよくないとか言ってるミッチ。
貸ボート屋ですが、
ヒゲのアーニー、ハゲのミッチの2人。コメディリリーフなのか?
ボートで釣りのオッサン。
何だか雰囲気が怪しくなってます。画調も合成の画調になってるし。
何故か水面から靄が出ています。
そんなこんなで恐竜に食われるオッサン。
張りぼてとストップモーションの組み合わせで恐竜を描写しています。なるほど。
このへんの印象は普通の怪獣映画だなとなります。
貸ボート屋にて。
なかなか釣りのオッサンが戻ってこない話題になってます。
そんなとこに空のボートが漂っている。回収するとボート内は血だらけです。
これはビックリの2人。博士に知らせようとなる。
博士が来ています。スティーブ保安官も来ます。
血だらけのボートを見て、捜索すると言ってるスティーブ保安官。
オフィスにて。
スティーブ保安官は電話しています。博士に捜索しても見つからないと言ってるようです。
クルマにて。
『クレーターレイクにようこそ』の看板が見えています。
カップルか乗ってます。
白い屋根の青いクルマ。2ドアハードトップ。
→ 1973 Ford LTD
会話からマジシャンと助手の夫婦らしい。いかにも死にそうなキャラ2人。
夫人が「酔っぱらって串刺しになるのも嫌よ」と言ってます。これでマジシャンだとわかる。
クルマが故障します。
ボート屋にて。
この2人はよく出ている。
GSにて。
オッサンがクルマを修理してます。
マジシャン夫婦のクルマはオーバーヒートです。修理には2、3時間かかる。暇つぶしにカフェがあるけどクルマがない。ボートでもと勧めてるオッサン。
恐竜はチョコチョコ出ています。
ボート屋にて。
ミッチがモーターを修理したテストをする2人。エンジンがかからん。
そんなとこにマジシャン夫婦がやって来ます。そのモーターボートを借ります。
マジシャンはエンジンを1発で始動しています。それがオチかい。
そのまま行ってしまうマジシャン夫婦。
そんな感じでこの作品はゆるゆるの感じになってます。
ミッチは壊れそうなモーターボートを貸したことでアーニーをなじる。
そんなこんなケンカになってます。延々とやってます。
スティーブ保安官のパトカーが来てます。
ちゃんと警官の制服姿になってる。
アーニーとミッチのケンカを見物してるスティーブ保安官。止めない。
ここはあまりにもゆるゆるなのでシーンがつながっているのか中々わからんかった。
で、湖に落ちて生首を見つけてビックリのアーニーとミッチ。
これはおかしいと見に行くスティーブ保安官。
どうやら釣り男の生首らしい。ビニール袋に入れてるスティーブ保安官。
2人には家に帰ってろと命じるスティーブ保安官。
許可するまでボートは誰にも貸すなとも命じてます。しかしもうマジシャン夫婦に貸してる。このことを言い出せない2人。さすがにまずいなと思ってる。
スティーブ保安官は博士のところに行くようです。
湖にて。
モーターボートです。エンジンを切って月の明かりがなんて言ってますが昼そのもの。どうやらアメリカの夜にしそこねたのをそのまま夜と言い張っているらしい。
キスをしてるマジシャン夫婦。そんなとこに何やら水音がします。
怪しいのでエンジン始動してすっ飛ばして言います。アッサリとエンジンはかかってる。
猛スピードで岸に突っ込んで止まるモーターボート。
旦那は気絶してる、起こす夫人。気がつく旦那。何か音がする。
恐竜が上陸してきます。
夫人は逃げる。旦那は燃料をまいてモーターボートに火をつけて逃げる。
燃え上がるモーターボート。恐竜は引き上げる。
このへんの印象ですが、このゆるゆるさ加減は1980年代だろうと思ったら1977年の作品でした。これはビックリ。
ヒゲのオッサンが登場。自宅にいるようです。
それから赤いクルマで出かけます。街中を走り酒屋に入る。
→ 1965 Rambler Marlin
酒屋にて。
酒1本をレジに持っていき、いきなり強盗になるヒゲのオッサン。レジの男と客の女性を撃って逃げる。強盗でした。これは唐突な展開です。
博士の自宅にて。
生首を調べています。待っていたスティーブ保安官に報告する。
傷口に歯形があった。熊ではない。どんな動物とも一致しない。
ファーガソンさんの牛が消えて、それから湖の事件、謎だとなってます。
隕石の話しをする博士。6ヶ月前に落ち、それから事件がおこった。
で、博士はこの話しは内密にとなります。警告だけにしておくとスティーブ保安官。
無難な対応になってます。
湖にて。
ボート屋2人がモーターボートを捜索しています。
焼けたモーターボートを発見します。弁償させると意気込む2人。
マジシャン夫婦は岸で無事です。様子がおかしい。
そんなわけで救出優先になります。
ボート屋付近にて。
救急車が来てます。マジシャン夫婦は病院送りになる。
説明しろと言われて、わけわからんボート屋2人。
で、スティーブ保安官から厳しく叱責されるボート屋2人。
ボート屋2人の自宅にて。
猫や犬がいます。
酒を飲んでるアーニーを責めるミッチ。カネがないと愚痴が出るミッチ。
そんなこんなでミッチも飲む。
このシーンは延々と続く。で、散歩に行こうとなってます。
森にて。
マジで散歩をしてるアーニーとミッチ。延々と続きます。
このシーンもアメリカの夜にしてる。昼だけど夜のつもり。
湖に人間を食う生物がいるのでは?となってるミッチ。
で、切り株を見て驚いて逃げる2人。
GSにて。
スティーブ保安官が来ます。強盗のオッサンが隣のカフェにいます。
見慣れない赤いクルマを調べるスティーブ保安官。無線連絡しています。
気がついた強盗のオッサンはクルマで逃げる。いきなり撃ってます。
追うスティーブ保安官。
カーチェイスになってます。
パトカーの屋根からパトライト越しに追ってるシーンもちゃんと撮ってます。
この作品は結構撮影は凝ってます。
森に逃げる強盗のクルマ。deadend=行き止まりに入ってます。
追うスティーブ保安官のパトカー。
強盗はクルマを崖から転落させる。爆発炎上するクルマ。
クルマから脱出して逃げる強盗。
山小屋付近でスティーブ保安官と撃ち合いになってます。
で、撃たれた強盗は湖付近で恐竜にやられます。
スティーブ保安官が強盗を探すがいない。湖畔が血まみれになってます。
オフィスにて。
博士に電話してるスティーブ保安官。また奇妙なことが・・・
湖にて。
スティーブ保安官がパトカーで来ます。
何だかもう何かが聞こえています。
パトカーから出るスティーブ保安官。ところでパトカーのヘッドライトの点き方がおかしい。片方しか点いてない。
やっぱりうなり声が着込ます。相変わらずアメリカの夜です。
いきなり恐竜が出てきます。驚愕するスティーブ保安官。リボルバーで撃ちます。それから逃げる。
パトカーのエンジンががからん。危ないとこでようやくエンジンがかかって脱出してます。
博士の自宅にて。
リチャード・カルキン博士と表札があります。ようやく名前がわかった。
スティーブ保安官のパトカーが勢いよく来る。
どうした?聞く博士。見ましたとスティーブ保安官。
そんなわけで博士が同行してまた調べに行く。
湖にて。
博士を案内してるスティーブ保安官。
昼ですがフラッシュライトを持ってるのでやっぱり夜ということにしてるようです。
カメラを持ってきてくれとスティーブ保安官に頼んでる博士。
足跡の写真を撮ってます。
博士の自宅にて。
写真を現像しています。スティーブ保安官もいる。
ダンならきっと信じてくれると言ってる博士。
この写真をダンとスーザンに見せています。
冗談でしょ?と聞いてるダン。冗談でない。
状況を説明するスティーブ保安官。首が長くて脚がヒレ状だった・・
洞窟の壁画の話しをするダン。
隕石との関係を話す博士。
そんなこんなで恐竜のスケッチを見てこれと同じだったと言うスティーブ保安官。
化石化した卵が隕石の熱で孵化したのでは?と言ってるスーザン。
スティーブ保安官は死んだ釣り人は上院議員だったのでそのうちFBIがやってくるから早いとこ片をつけないといけないと言ってます。
やじ馬が押し寄せると言ってるダン。
学者は捕獲しろ、保安官は始末しろ、ともめています。
博士が折衷案は?と言う。入り江におびき出してダイナマイトでふさげば?とダン。
そんなわけで24時間で何とかしようとなります。ダメならすぐに支援を仰ぐとスティーブ保安官。
湖にて。
張りぼての恐竜の頭が泳いで移動しています。
ブルドーザーを整備してるオッサン。GSのオッサンのようです。
→ Thiokol Spryte 1201
カフェにて。
先ほどの4人が説明して村民が話しを聞いています。
捕獲作戦には殺せという反対意見が出る。
湖にて。
恐竜が吠えて上陸する。村に接近しています。
色々な建設機器を整備してたGSのオッサンが襲われます。
カフェにて。
説得してる博士たち。
観光地にして儲けようと主張してる貸ボート屋の2人。
そんなとこにGSのオッサンが逃げてくる。巨大な怪物が・・・
これはビックリの面々。
とりあえず現場に向かう博士たちと貸ボート屋。
現場にて。
恐竜はマジでいます。干し草をくわえて投げつけています。パトカーにぶつかる。
ボロボロのワンボックスカーで来た貸ボート屋2人。
→ 1964 Volkswagen Station Wagon [Typ 2 / T1]
アーニーが水平2連ショットガンを持っています。
スティーブ保安官はブルドーザーに乗り込む。アーニーも荷台に乗る。
ブルドーザー対恐竜になります。
ここでアーニーは逃げようとして恐竜に噛みつかれ持ち上げられる。
ブルドーザーは恐竜に体当たりしてアーニーを放させる。しかしアーニーはもう死んでるようです。
ブルドーザーの刃で恐竜に切りつけるスティーブ保安官。
これで恐竜は死に至ります。意外とアッサリしてました。
アーニーが死んで、恐竜も失った。
残った面々は何だかどんよりとした雰囲気になってます。このシーンが結構長い。
遅れて博士がやって来ます。
そのまま何となくエンドになります。
後タイトルがあります。B級SFにしては珍しい。
そんなわけで普通のB級SF怪獣映画のまあまあな作品でした。画質はよかった。
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