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2013.10.27

『天空が燃えつきる日』(1958年)

この作品は、パオロ・ハーシュ監督、ポール・ハシミッド他主演の隕石落下物B級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1958年 Lux Film/Compagnie Cinématographique de France/Royal Film SA イタリア=フランス作品
ランニング・タイム◆78分
原題◆La morte viene dallo spazio
プロット◆隕石が接近して色々ととある話しのようです。
音楽◆Carlo Rustichelli

有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル 5.1ch

キャスト
ポール・ハシミッド→アメリカ人のジョン・マクラーレン
フィオレラ・マリ→マクラーレン夫人のマリー
マドレーヌ・フィッシャー→計算担当のケイティ・ダンドリッジ
イヴォ・ガラーニ→ハーバート・Weisse博士
ジャン=ジャック・デルボ→ボエトニク博士
ダリオ・マイケリス→計算担当のピーター・ラデューク
ジャコモ・ロッシ=スチュアート→通信担当のスチュアート
ピーター・ミーズマン→バン・ドーフ司令官


パオロ・ハーシュ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通にまとまってます。
この作品は『メテオ』(1979年)の元ネタだそうです。
『メテオ』(1979年)は冗漫な大作だと思えるので全く見る気がしない。


著作権のアラート
WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル

プロローグ
新聞の見出しです。原子力ロケット計画・・・

タイトル
World-wide (English title) The Day the Sky Exploded
この作品ですが撮影マリオ・バーバなのが1番の見どころだそうです。
Royal Film SA
Lux Film
Compagnie Cinématographique de France

ロケット基地にて。
アテンションとアナウンスが入る。報道関係は指定の場所へ・・・
ジープがどんどんと走る。
月へのロケットが発射されるので大騒ぎになっているようです。
そんな感じでレポーターが詳しくレポートしています。
パイロットは3名の候補から選ばれる。
メモが渡されてパイロットが決まったようです。アメリカ人のジョン・マクラーレンです。

ケープ・シャークの管制室にて。
ジョン・マクラーレンの紹介のシーンになっています。
各国から科学者達が集まっています。ロシアもアメリカを一緒らしい。
ロシアのボエトニク博士。
多分アメリカのハーバート博士
計算担当のラデューク
ロシアの女性科学者もいる。

別室にて。
マリー夫人と面会してるジョン・マクラーレン。

ハーバート博士にマリーをよろしくと言ってるジョン・マクラーレン。
ロケットに乗り込むジョン・マクラーレン。
またレポーターがロケット発射ですとやってます。

管制室にて。
ロケットと通信しています。
宇宙空間には各国の人工衛星が飛んでいて微妙な雰囲気になってる各国の科学者達。

カウントダウンからいよいよロケットが発射されます。
ロケットは無事に宇宙空間に達したようです。
各国の観測の報告が入ってます。ロケットの位置と速度が報告されます。

ロケットと通信です。
軌道に乗ったと報告してるジョン・マクラーレン。
マリー夫人がやってきて通信するが途中で通信不調になる。
これは単に通信圏外にロケットが入ったからですと説明されています。
それで一応成功という感じになっています。

計算室にて。
担当のケイティとラデューク。仲はあまりよろしくない。
お堅いケイティとナンパなラデューク。もう口説いてるラデューク。

管制室にて。
私のミサイルは完璧だと主張してる科学者に私達だろうと他の科学者から突っ込みが入っています。
ハーバート博士が特製カクテルをボエトニク博士にプレゼントしています。
それからシャンパンで乾杯になっています。
計算担当のケイティは来ていません。
オレがケイティを落とすと言ってるラデュークですが計算室に筒抜けになっています。

計算室にて。
さっそくシャンパン持参で口説きにかかるラデュークですがアッサリと追い出されています。

宇宙空間にて。
ロケットは飛んでいます。それだけ。

管制室にて。
後20秒でロケット噴射するように通信しています。そうなるとどうなる?
ここで異常があります。通信が怪しくなる。これは大変だと大騒ぎになってます。
操縦席を切り離せと指令しています。通じたのかはわからん。
マリー夫人が心配してるがこの基地の指令官は大丈夫ですの一点張り。

天文台から管制室に連絡が入ります。
切り離した操縦席が目撃されたと報告される。

管制室のレーダーにも操縦席が映っています。
そんなわけで救出の手配をしています。

着陸地点付近にはもうクルマがいます。操縦席を回収するらしい。
ヘリコプターも出動してジョン・マクラーレンを救出したようです。

ケープ・シャークにて。
マリー夫人は救出されて入院してるジョン・マクラーレンと再会しています。
ロケットで何があった?と聞いてるハーバート博士とボエトニク博士。

ロケットがコースを外れて・・・
それで原子モーターを外していないと報告するジョン・マクラーレン。管制室からのリモコンで外したと思っていたらしい。
これはビックリの科学者2人。非常にまずいらしい。これは大変となってます。何が大変なのかがよくわからないけど。

新聞の見出しです。
宇宙計画は失敗。重大な危機。宇宙に消えた原子力ミサイル。

ホテルにて。
自宅に帰るため荷造りしてるマクラーレン一家。ジョンとマリーと息子のデニス。
新聞の見出しを見て嫌な感じになってるジョン・マクラーレン。
そんなとこにラデュークから電話で呼び出されるジョン・マクラーレン。出かけます。

ケープ・シャークにて。
レーダーが回って管制室でレーダーを見ています。
徹夜で観測となってケイティとスチュアートが指名されるがラデュークが私が代わると申し出ています。
他の面々か帰宅するとこで犬のガイガーが元気がないという描写が入る。

観測してるケイティとラデューク。一応仕事をしているラデューク。
成り行きでキスになってるがケイティは賭けのことで不機嫌になっています。

そんなとこでラジオで臨時ニュースが入る。
動物の大移動してるとのこと。

観測の連絡も入ります。
スプートニクの位置がおかしい?、少しずれてるとのこと。
シドニーの観測所から連絡でデルタ・アステロイド地帯で爆発があった。

ホテルにて。
またジョン・マクラーレンが電話で呼び出される。
これにブチ切れたマリー夫人が別居しましょうとなる。

ケープ・シャークの管制室にて。
デルタ・アステロイド地帯の話しになってます。位置を変えてる物体があるらしい。
各国の観測からそんな感じになってるようです。

次々とアンテアを描写して通信のモンタージュをやっています。
これを最初にやったのは誰なんだろ?。円谷英二か?そんなことはないか。『ゴジラ』(1954年)でやっているんですが。
レーダーが回ったりと観測している描写があります。

アメ車が走ってます。
マリー夫人と息子デニスが乗ってます。空港に向かってるようです。

ケープ・シャークにて。
TVの臨時ニュースを見ています。
宇宙を漂う不審な物体を究明中・・・
ニューヨークでは巨大な球体が出現する。世界各国でも同じような現象がある。
巨大の火の玉があらゆるところに出現しているようです。

それから動物の大移動。馬の群れが走ってます。それだけ。

ケープ・シャークにて。
バン・ドーフ司令官が報道陣に取り囲まれるが何もないと突破して中に入る。

管制室にて。
バン・ドーフ司令官がどうなった?と聞いています。
科学者は宇宙に磁性を吸収する物体がある・・・
で、人払いをして関係者だけで大事な話しになってます。

天文台と連絡しています。
デルタ・アステロイド辺りから出ている。
ロケットの爆発の影響でそうなったようです。
要するにデルタ・アステロイドから地球に向かってる隕石がある。
隕石は5日間で地球に衝突する。これは大変となってます。

ジョン・マクラーレンは空港に電話しています。
マリー夫人と連絡をとろうとしている。出来ず。

ニューヨークにて。
火の玉が見えています。

字幕が出ています。
UNOがどうのこうの。地球の運命が議論される。

記者会見にて。
直径10kmの隕石が地球に接近。
隕石落下の証拠を見せようと1908年シベリア ツングースカの謎の爆発を見せています。ですが実際はツングースカにはクレーターはなかったはずなのにしっかりクレーターがある。映画だから。

最新データが届きます。
隕石は月をかすめるコースをとるとわかります。そうなるとどうなる?
色々と議論になっています。

ジョン・マクラーレンは何だか沈んでいます。自分が原因だと思ってる?
そうではなくマリー夫人がニューヨークに行ったのを悔やんでるようです。

TVの臨時ニュースです。
非常事態となります。世界各国で非常事態になる。
アテンションとやってます。避難するモブシーンになってます。

レーダーが回ってます。管制室にて。
ハーバート博士とボエトニク博士は終わりが近いと話し込んでいます。

旅客機が離陸するモンタージュとなってます。避難する描写らしい。
アーカイブ・フッテージで色々な旅客機が見れます。
謎の墜落事故で有名なデハビランドのコメットが見れます。これは金属疲労が原因。
垂直尾翼が3枚のロッキード・コンステレーションも見れます。

計算室にて。
ケイティとラデューク。ケイティがパニックになって慰めてるラデューク。

管制室にて。
ハーバート博士に少し休むと申し出てるケイティ。
で、シーンが飛んでいます。意味がわからん。
マリー夫人がやってきます。再会を喜んでるジョン・マクラーレン。

避難のモブシーンになっています。
マリー夫人とデニスも避難しています。
避難所ではケンカ騒ぎがあったりしてます。

管制室にて。
いよいよ隕石が月に接近しています。40万キロなのでそうでしょう。果たしてどうなる?
マジで月をかすめて通過してる隕石。その影響で各地で津波が起こっています。
この基地付近も影響を受けています。

肝心の隕石はどうなった?と大騒ぎになってます。
レーダーを見ると何だか随分と大きくなっています。月を通過したようです。

もう終わりだと叫んでいる科学者がいます。どうやら発狂してるようです。
この科学者はランドースキーという名前です。色々と口走ってます。
で、このことからミサイルを使えばいいと思いつくジョン・マクラーレン。

ハーバート博士やボエトニク博士はこの考えを検討します。
世界中から一斉にミサイルを撃てば隕石は分解するとなっています。しかし現在では隕石が分解したらもっと被害がひどくなると推測されていたりします。

最優先事項、一斉発射・・
世界各国の基地と連絡をしています。大忙しになってるケープ・シャーク基地。

管制室も気温が上がっています。50度を越えています。
肝心の計算機はエアコンで冷やされて動いてます。

森が燃えている描写が入ります。アーカイブ・フッテージ。
世界各国で大火事になってる描写が入ります。アーカイブ・フッテージ。

避難所に被害があるとわかりジョン・マクラーレンはマリー夫人とデニスを救出に向かいます。
それはいいけどまだランドースキーが何やら言ってます。拘束していない。

避難所にて。
大騒ぎになっています。そんなところにジョン・マクラーレンが来ています。
無事に再会しています。脱出します。

一家3人で基地に戻ります。火事の中を徒歩で移動しています。
無事に戻れたようです。

戻れたのはいいけど管制室が破壊され荒れ果てています。
計算機も停止してミサイルデータを計算出来なくなっています。
地下に博士達が行ってると聞いてジョン・マクラーレンが向かいます。

地下にて。
ハーバート博士とボエトニク博士がランドースキーがエアコンを切ったと言ってます。
リボルバーを持って立てこもってるランドースキー。
そこに特攻する3人。誰か撃たれました。

残りの2人がランドースキーを追いつめる。
リボルバーを撃ち尽くしたたランドースキーは逃げて感電して死に至る。

撃たれたのはハーバート博士でした。
ラデュークに計算を続けろと言って死に至るハーバート博士。

エアコンが復活して計算機が作動します。
データを出すケイティとラデューク。
管制室ではスチュアートが各国基地と連絡をする。

いよいよミサイルの一斉発射になるようです。
管制室で発射まであと4分と言ってるジョン・マクラーレン。
ここの面々はもうボロボロといった感じになってます。悪条件でしかも不眠不休でやってるのでそうなってます。結構ちゃんとしてる描写です。

それから神に祈ろうとなってます。イタリアだからそうなるようです。
避難した人達の中にも祈ってる人がいます。大半は疲れ切ってる。

ミサイル一斉発射になります。
アーカイブ・フッテージが全開になっています。ミニチュアはありません。
次々と発射されるミサイル。
本体の回りにブースターを付けたミサイルの発射シーンもあります。初めて見ました。

ところでミサイルもロケットも原理は同じです。
爆弾を積むとミサイル。人間が乗るとロケット。こんな感じか?

飛行中のミサイル群はミニチュアになってます。
隕石に集中してミサイル群。ここはアニメのような感じで上手い撮り方をしています。センスがいい。
次々と命中してるミサイル群。これで隕石は粉砕されたようです。

管制室にて。
レーダーで確認をしています。隕石は消えています。
結果を各国基地に報告しています。隕石は粉々になって宇宙に散ったことになっています。

これで終わったようです。犬のガイガーも元気になってます。
犬のガイガーと走ってるデニス。
これを見ているジョン・マクラーレンとマリー夫人。
ボエトニク博士が来ています。太陽が昇ってる。2度と見ることがないと思っていた太陽・・・
エンドとなります。
文字はTHE ENDとなってる英語版です。


そんなわけでイタリア製にてしてはちゃんとまとまってるB級SFのよい作品でした。


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