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2013.08.04

『ドラキュラ血のしたたり』(1971年)

この作品は、ジョン・ハフ監督、ピーター・カッシング他主演の吸血鬼ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1971年 ハマー・フィルム・プロダクション / The Rank Organisation 英国作品
ランニング・タイム◆87分
原題◆Twins of Evil
プロット◆吸血鬼に双子が絡む話しのようです。
音楽◆フィリップ・マーテル

株式会社ウエストブリッジ発売のDVDにて。
画質はまあまあ。悪くはない。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル 2.0ch

キャスト
ピーター・カッシング→魔女狩りのグスタフ
ダミアン・トーマス→カンシュタイン伯爵
メリー・コリンソン→双子のマリア
マドレーヌ・コリンソン→双子のフリーダ
キャスリーン・バイロン→グスタフ夫人のケイティ
ハービー・ホール→グスタフの子分フランツ
デビッド・ウォーベック→教師のアントン・ホファー
イソベル・ブラック→アントンの姉イングリッド・ホファー
デニス・プライス→伯爵の太鼓持ちディートリッヒ
ロイ・スチュアート→黒人従者ヨーキム
Katya Wyeth→甦ったミアカーラ
ルーアン・ピーターズ→村の娘グレタ


ジョン・ハフ監督の演出はよいと思います。
全体的に手堅く作られていました。B級ではない。
俳優達はそれなりな人達をそろえています。さすがハマー・プロ。
何だか音楽がマカロニ・ウエスタンみたいです。


著作権のアラート
部屋は明るくしてとかの余計なお世話なアラート
画質が悪いですのアラート


オッサンが銅鑼を叩くのでおなじみな、Rank Organisation, The (presents) (as The Rank Organisation)
Hammer Film Productions (as A Hammer Production) (as A Hammer Film Production also)
カラーです。これはビックリ。もう1970年代なんだからそりゃそうか。

プロローグ。
森てに。馬で移動してる一行が登場。
山小屋にオッサンと女の子がいます。
そんなとこに先ほどの一行が魔女狩りにやって来てオッサンを片づけて女の子を火あぶりにします。
ピーター・カッシングが登場しています。魔女狩りリーダーのグスタフ。
最初から何だかいっちゃってるキャラクターです。

タイトル
ピーター・カッシング in
Twins of Evil


森にて。
双子の乗った馬車が移動中。カンシュタイン城が見えています。
このへんでこの作品はコスチュームプレイドラマだとわかった。

村にて。
馬車が到着します。双子のマリアとフリーダ。
お迎えの御婦人がいます。グスタフ夫人です。

グスタフの自宅にて。
グスタフ夫人からおじさんが来るから着替えなさいと言われてる双子。
まだ喪中らしい。フリーダはそんなこと関係ないわといった感じ。
そんなとこにグスタフが帰宅してさっそくお説教となります。最初から印象が思いきり悪い。
で、すぐに出かけるグスタフ。

僧会にて。
怪しい奴は捕まえろと盛り上がっています。
さっそく御注進があります。森に1人で住んでる女がいる。そこへ向かいます。

自宅にて。
早く寝ろと言われてる双子。フリーダは不満です。
どうやら親が死んでグスタフおじさんの所へ来たようです。

森にて。
グスタフ一行はまた馬で移動しています。黒人が隠れて見ている。
小屋を覗くグスタフ。女がいます。そこへ乗り込むとカンシュタイン伯爵がいます。
この若いカンシュタイン伯爵は態度がでかい。
さすがにカンシュタイン伯爵相手ではあまり無理出来ないグスタフ。
それをいいとこに言いたい放題のカンシュタイン伯爵。イヤミな男です。
グスタフが頭にきて銃を向けると黒人が立ちふさがる。
そんなわけでアッサリと追っ払われるグスタフ一行。そうなると収まらないので何かやりたくなるとこです。

移動中のグスタフ一行。悲鳴が聞こえます。その現場に行きます。
墓場です。男が首から血を吸われています。
悪魔だと言ってるグスタフ。吸血鬼でなないのか?。

森を歩いてる女を捕まえるグスタフ一行。速攻で火あぶりにしています。
この女が誰なのかわからん。話しの流れでは先ほどの女だと思うけど。

自宅にて。
伯爵をこき下ろしてるグスタフ。
聞いてるグスタフ夫人。それでも伯爵はやめた方がいいと言ってます。
盗み聞きをしてるフリーダ。
グスタフは城の中ではあんなことやこんなことをやってると言ってる。どんなことだ?
寝室の窓から城が見えます。見ているフリーダ。必ず城に行くと意気込んでます。

城にて。
黒魔術の儀式を見物してる伯爵。裸の女が生け贄らしい。ボカシはない。
太鼓持ちのオッサンがいます。ディートリッヒという名前。WWEのポール・ヘイマンにソックリです。
双子の話しをする伯爵にやめた方がいいと言ってるディートリッヒ。お互い様の状況らしい。
インチキな儀式の途中で打ち切らせる伯爵。生け贄の女だけ残して残りの連中を追っ払う。

悪魔の僕になると言って生け贄の女を刺し殺しています。流れた血が台の下にあるミイラ?に垂れ落ちる。
そうなるとミイラが甦ります。ガウンを被った何かが登場。
さすがにビックリしてる伯爵。ミアカーラと呼んでいます。女吸血鬼らしい。

自宅にて。
フリーダは稲妻が落ちてる城を見ています。

城にて。
伯爵はミアカーラと仲良くしています。あなたは不死身よと行ってるミアカーラ。
それでセックスまで行くようです。
胸像があってミアカーラ伯爵夫人 1547年没と表示されています。
伯爵が鏡を見るとミアカーラは鏡に映っていません。これはビックリ。
いきなり伯爵の首から血を吸うミアカーラ。そうなると伯爵も鏡に映らなくなります。で、思っていた通りになって結構喜んでる伯爵。

村にて。
グスタフ夫人と双子の乗った馬車が通る。成り行きでイノシシ狩りを見ています。
イノシシはブタの仲間の品種だっけ?

馬車は学校につきます。ここに通うことになったらしい双子。
女の先生のイングリッド・ホファーが登場。
そんなとこにに男が来ます。これがイングリッドの弟アントン。グスタフとは無関係と主張しています。
姉弟で学校をやってるらしい。
アントンはフリーダに注目してる。しかしフリーダはいい人は好みでない。

馬車で来た伯爵に注目してるフリーダ。話しかける伯爵。
そんなとこにグスタフが来てフリーダを家の中に入らせる。
私の君主は神だけだと伯爵に言ってるグスタフ。非常に不仲なようです。

自宅にて。
双子が話し込む。フリーダはここを抜け出して城に行く気です。やめなさいと言ってるマリア。
マリアを脅しつけているフリーダ。告げ口したら痛い目にあわせると言ってる。いじめっ子なのか。

森にて。
徒歩で移動中のフリーダ。いきなり黒人従者が表われフリーダを馬車に乗せる。

城にて。
食事の席になってます。伯爵、フリーダ、村の娘グレタ、ディートリッヒの4人。それに黒人従者。復活したミアカーラはいない。
突然消えたので娘の親が通報する。そんな話しになっています。どうやらグレタのことを言ってるらしい。

自宅にて。
まだグスタフに感づかれていません。階段を上るグスタフ。どこへいく?

お城にて。
そんなこんなでグレタは逃げようとしてお仕置きをすることになります。
黒人従者の名前はヨーキムとわかる。

自宅にて。
マリアは起き上がる。城を見ています。

お城にて。
フリーダは儀式をやるようです。鏡の前です。鏡に映っていない伯爵を見てビックリしてるフリーダ。
何故か吸血鬼を殺す方法を詳しく解説してる伯爵。杭で打つか首を落とすかの2種類。
さすがに吸血鬼になるのはやめとくと言ってるフリーダ。
ですがフリーダの首から血を吸う伯爵。寝ているマリアもこれに気がつく。双子なのでつながってるというルーティンな設定のようです。
血を吸われてフリーダも鏡に映らなくなります。
で、フリーダにグレタを片づけさせる伯爵。グレタのおっぱいから血を吸ってるフリーダ。

森にて。
馬で移動中のグスタフ一行。また魔女1人をゲットして速攻で火あぶりにしてる。
何だか魔女とは関係ない人達ばかりのような気がする。

学校にて。
アントンとイングリッド。魔女狩りは関係ない人達ばかり狩ってると言ってるアントン。これ以上グスタフ達を野放しには出来ないと意気込んでいるが特に何もしない。
イングリッドからフリーダのことを言われてるアントン。マリアより危険な感じのするフリーダがいいらしい。

村に戻るグスタフ一行。フリーダも間一髪戻り窓から入ってる。
フリーダは鏡に映っていない。これに気がついてないマリア。グスタフに見つかることしか心配していないので無理はない。
会話によるともうバレて折檻されたと言ってるマリア。

学校にて。
アントンはハープシコードを弾く。授業中でした。
イングリッドは生徒達を連れて外出するようです。そんなとこにグスタフが面会に来ます。

アントンとグスタフ。
どうやらアントンはグスタフについて教会の長老に御注進の手紙を出したらしい。それでグスタフが突っ込みに来たようです。アントンはそんなことをやったのか。
長老の意向でアントンを審査すると言ってるグスタフ。
黒魔術や魔女の本があるアントン。ここから黒魔術や魔女に吸血鬼談義となってもめています。
今度やったら後悔するぞとアントンを脅してるグスタフ。
このへんの会話でアントンとイングリッドが姉弟だとわかる。

シーンが飛んで学校にて。
ハープシコードを弾いて歌ってるアントン。聞いてるイングリッド。
おばさんの見舞いに姉のイングリッドを行かせるアントン。あんまり気がついてないイングリッド。またフリーダのことを言ってます。
アントンは姉さんを遠ざけて何かしようとするつもりらしい。

自宅にて。
マリアととフリーダ。悪魔探しの話しをしています。
フリーダはアントンが好きではない。マリアは好きみたい。そんな話しになっています。
行く行かないともめて結局出かけてるフリーダ。

森にて。
徒歩で移動してるフリーダ。そんなとこにディートリッヒが通りがかる。
何故か洞窟に入るディートリッヒ。待ち伏せしていたフリーダにやられます。これで退場になったようです。

学校にて。
生徒達に姉はいませんと言ってるアントン。歌の練習にしています。
そんなとこにグスタフが乗り込んできます。証拠を見せてやるとカバーをかけた死体を持ち込んできます。
てっきりディートリッヒだと思ったらこれだイングリッドでした。これはビックリのアントン。

森にて。
グスタフの手下が歩いてる双子の1人にマリアかフリーダか聞いてる。当然フリーダのようです。で、血を吸われてます。

僧会にて。
悲鳴が聞こえてきます。グスタフ一行は急行します。
そうしたら血を吸ったばかりのフリーダがいます。私は被害者と主張するフリーダですが口に血がついてるので説得力がありません。
十字架を見せられてその反応で決定的になり捕まって独房送りになります。
これを見てる黒人従者。

自宅にて。
夫人と話し合いをしてるグスタフ。
マリアは違うと主張してる夫人。十字架を握って寝てると行ってる。
フリーダはどうする?と聞いてる夫人ですがグスタフは僧会が決めると答える。

うなされてるマリアを見ている夫人。
うわ言でカンシュタイン伯爵の名前を出してるマリア。
夫人が出ていったらもう当のカンシュタイン伯爵が来ています。
いきなり十字架が見えてビックリのカンシュタイン伯爵。

僧会にて。
グスタフの子分で目立つのがいて殺せと主張する。

独房にて。
フリーダは出られない。

うなされてるマリア。十字架を落とします。そうなるとカンシュタイン伯爵はどうする?、マリアを外に運び出して黒人従者が受け取る。

僧会にて。
で、多数決となりマリアは処刑となります。

独房にて。
玄関ドアにノックです。牢番が出るとカンシュタイン伯爵がにらんで言う通りになる。
どうやらフリーダとマリアを入れ換えるようです。ようやく双子の設定が生かされる。
着替えはシルエットのみ。

僧会にて。
その場の勢いですぐに処刑になるようです。そんなとこにアントンが来ます。
フリーダに関してはここの全員が見たと言ってるグスタフ。
マリアは安全だと言ってるアントン。十字架を握ってるかららしい。

独房にて。
上手いとこ入れ替わってズラかっています。グスタフ一行がもう来ています。
牢番は何も覚えていない。

このへんはカットバックが忙しい。

自宅にて。
アントンがやってきます。寝ているマリアになってるフリーダにコンタクトする。
全然気がついてないアントン。いい雰囲気になるがキスはまだよと言ってるフリーダ。

マリアは火あぶりにされそうになっています。

ヌードになってアントンを誘ってるフリーダ。その気になってるアントン。キスをしています。ここで鏡を見てフリーダが映っていないことに気がつくアントン。
いきなり血を吸おうとするフリーダに襲われています。これはビックリのアントン。
危ないとこで十字架を見せているアントン。ひるむフリーダ。手のひらに十字架があたると焼けています。
アントンは馬を走らせて処刑所に向かう。

処刑にて。
夫人が止めに来ています。止まりません。悪いのは伯爵だと主張する。
続いてアントンが止めに来ます。マリアだから十字架を当ててみろと主張する。そうすると大丈夫です。これで助かるマリア。
夫人はフリーダは伯爵と一緒だと言ってます。それでどうする?。

僧会にて。
伯爵相手はまずいのでは?どうすんべえとなっています。
そこをアントンは伯爵がどうしたと突っ込む。
そんなこんなで城に突入することになります。
心臓を杭で貫くか、斧で首を落とすんだとレクチャーしてるアントン。
それで斧を研いでるシーンが入る。それから出発します。

城にて。
伯爵とフリーダがグスタフ一行がやって来るのを見ています。
ところで甦ったミアカーラはその後全く出てきません。どうなったのかわからん。
焼かれても熱くも痛くもないと言ってる伯爵。新しいボディを見つければいいらしい。
黒人従者が御注進に来ます。十字架、杭、斧がアイテムですと言われて慌ててる伯爵。
それで伯爵はフリーダと秘密の通路 古いトンネルで脱出するからお前はここを死守せよと命じています。

グスタフ一行にフランツと言うのがいるらしい。目立つ子分の名前か?
多勢に無勢で黒人従者はやられて退場となります。杭で貫かれる。

古いトンネルを抜けてフリーダが外に出ると待ち伏せていたグスタフが一刀両断でフリーダの首を落とします。慌ててドアを閉めてる伯爵。

マリアはフリーダが死んだか大変なことになったと首に痛みを感じています。それでフリーダを探しに行く。

アントンが夫人にフリーダが死んだことを伝えます。
それでマリアを探しに向かいます。

マリアはフリーダが死んだところに来ています。そうなるとドアが開いて伯爵で出てきて捕まります。
アントンが探しに来ますがマリアはいない。

古いトンネルにて。
マリアを連れて戻ってる伯爵。

城の内部にて。
大捜索してるグスタフ一行。大騒ぎになっています。
そんなとこにマリアの悲鳴がする。高いところに姿を現わす伯爵。
グスタフは伯爵に接近しています。斧での最初の一撃が外れて劣勢になります。
逆に斧で背中をブスリと刺されて投げ落とされるグスタフ。これでピーター・カッシングは退場になっています。

伯爵はマリアに迫る。アントンが槍を投げると伯爵が串刺しになる。
徐々にミイラ化してる伯爵。

死んだグスタフに祈りを捧げてる一行。
アントンとマリアが抱き合っています。
エンドとなります。


そんなわけでハマー・プロらしいよい作品でした。


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