『吸盤男オクトマン』(1971年)
この作品は、ハリー・エセックス監督、カーウィン・マシューズ、ピア・アンジェリ主演の低予算B級SF怪人ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1971年 Filmers Guild production メキシコ=アメリカ作品
ランニング・タイム◆78分
原題◆Octaman
プロット◆謎のオクトマンに悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆post production associates
RUNコーポレーション発売のDVDにて。
画質はまあまあ。そんなにひどくはない。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味なし。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル2.0ch
キャスト
ピア・アンジェリ→スーザン
カーウィン・マシューズ→主人公のリック博士
不明→相棒のスタイン博士
デビッド・エセックス→現地ガイドのダビド
不明→カウボーイのスティーブ
不明→サーカスのジョニー・クルーゾ
不明→最初に殺されたラウル
不明→途中で殺されたカルロス
不明→ヘンリッケ村長
不明→村長の子分ペドロ
ジェフ・モロー→研究所のジョン・ウィラード博士
リード・モーガン→オクトマン
ハリー・エセックス監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に普通のB級作品になっています。
オクトマンのデザインと造形はあんまりな感じでとても褒められたものではありません。これでは宇宙怪獣バイラスの方がデザインと造形共に勝っています。
そんなわけで着ぐるみを担当したリック・ベイカーの過去の汚点になってるそうです。
画質が悪いですと一部が著作物になりますのアラート
RUNコーポレーションのタイトル
前説があります。
人類は誕生以来・・・、
色々なアーカイブ・フッテージを集めています。
・・・生態学調査団が南米へ向かった。
最初から着ぐるみのオクトマンが姿を見せています。話しが早い。
で、Octaman とタイトルが出ています。
この作品はカラーです。モノクロだと思い込んでいました。
ボロボロのオープンカーが荒れ地を走っています。
どうやら生態学調査団のキャンプに着いたようです。
リック博士
スーザン
助手で現地人の若い男カルロ
もう1人の博士
何か捕まえたようです。バケツには突然変異のタコがいます。
タコの主観ショットがあります。タコは複眼ではないけど複眼の主観ショットになっています。
湖にて。
突然変異タコを放して様子を見ている調査団一行。またバケツに戻しています。
近くには大きなオクトマンが様子を窺っています。
リック博士とスーザンが軽飛行機で移動しています。そんな描写です
調査団の別のキャンプにて。
博士が突然変異タコを研究で解剖しています。
そんなとこにオクトマンが乱入して博士を片づけて突然変異タコを回収しています。
あまり出し惜しみはせずにオクトマンは最初から出ています。
軽飛行機は目的地に到着する。
国際生態学研究所にて。
ここには博士が2人います。そんなとこにリック博士がやって来ます。
会話でスーザンは美容院に行ってるとか。婚約したと言ってるリック博士。
キャンプににはラウル、スタインの2人がいる。
で、リック博士は突然変異タコを持ち込むがこれでは補助金は無理とダメ出しされる。
偉そうなのがジョン・ウィラード博士、もう1人のヒゲの博士は不明。
牧場にて。
スーザンが馬に乗ってる。カウボーイのスティーブと会ってるリック博士。
スタントマンに調教師のスティーブ。
スティーブにジョニー・クルーゾのことを聞いてるリック博士。
クルーゾは科学者ではなくサーカス等の仕事をしてるとスティーブ。
クルーゾに会ってるリック博士。スティーブもいます。
そんなこんなでクルーゾはリック博士の仕事をやるらしい。
また戻ってキャンピングカーで移動しています。
リック博士、スーザン、クルーゾ、スティーブの4人。
野生の王国のようなところを通過しています。
調査団のキャンプにて。
ここに到着してるキャンピングカー。
モロイ、ラウルと呼んでるリック博士。誰もいない。
スーザンはマークと呼んでる。
テントにて。
ラウルがやられています。モロイ、スタインとか言ってます。
このへんはキャラクターが多過ぎ。誰が誰だかサッパリわかりません。
スーザンは湖を見ている。リック博士が迎えにきてる。
翌日、昼間です。
集まって色々と話し込んでいます。とにかくキャラクターが多過ぎる。
ひげ面のヘンリッケ村長とその子分。
オクトマンのスケッチが残されています。
ヘンリッケ村長の話しから回想になっています。
オクトマンに襲われてる普通の人。死体を放り投げてるるオクトマン。
回想から戻ります。
現地人の若い男ダビドに案内されて湖に向かう。
このへんは海水が流れ込んでる湖が複数つながってるらしい。
キャンピングカーで移動しています。
残った村長と子分は帰ります。
突然変異タコが入ってるバケツを持っています。
そこにもうオクトマンが迫っています。
休んでる村長と子分に追いついたオクトマンは2人とも片づけています。
キャンピングカーにて。総勢何人?
ギターを弾いたり、キスをしたり、そんな感じでくつろいでいます。
人間は進歩したか?なんて話しにもなっています。
クルーゾは半魚人を追う張り切っています。
そんなとこにオクトマンが接近してるようです。どうしてオクトマンの主観ショットは複眼なんだ?
それだけでもう次の日になっています。
キャンピングカーにて。昼間です。
今度は研究をしてるらしい。湖は放射能で汚染されてるとか。
ヒロシマの話しも出ています。
現在の日本の福島の状況からすると何だか洒落に鳴っていないような感じ。
オクトマンはまた近くにいるようです。
キャンピングカーで移動しています。
またキャンプして顕微鏡を見ている博士達。
博士が2人、カウボーイのスティーブ、ハンターのクルーゾ。現地人のダビド。
スーザンはいるだけ。誰かに見られていると言ってます。
で、オクトマンが見ています。
夜にて。
ダビドが怪物が出ましたとリック博士を呼んでいます。
何だかオクトマン対ワニになっているようです。ワニを軽く片づけてるオクトマン。
次の日。昼間です。
ダビドがまた出ましたと言ってきます。リック博士一行が出かけます。
残ってるクルーゾ、スーザン。ここにオクトマンが接近してる。
オクトマンに襲われるクルーゾ。これは大変。別のオッサンもやられていますが誰が誰だかよくわからん。→カルロスでした。
オクトマンは捕まってる突然変異タコを探してるのか?、そのままバケツを抱えていなくなります。
クルーゾはまだ死んでいないようです。大けがをしてる。
戻ってくるリック博士一行。これはビックリ。
遠くにオクトマンが見えています。
スティーブがフラッシュライトでそのへんを探しています。
証言をしてるクルーゾ。
カルロスは見たはずだと言ってる。死んだ男のことらしい。
ダビドはオクトマンのスケッチをリック博士に見せています。
そんなとこにまたオクトマンが接近しています。
スーザンは私は平気よと言ってる。で、キャンピングカーの外に出てオクトマンと遭遇したようで悲鳴を上げています。
逃げ込んでるるスーザンはクラクションを鳴らす。大騒ぎになっています。
クルーゾはリボルバーを撃ちまくる。多少は効果があるようです。
他の人達が戻ってきます。
このへんで主役はリック博士だと何となくわかった。
もう1人オッサンの博士がいるけど名前がわからん。
ダビドが血の跡が続いてると知らせてきます。
スーザンとダビドを残して他の3人、リック博士、もう1人の博士、スティーブがオクトマンを追跡する。クルーゾは怪我をしてるので当然残ってる。
湖にて。
ボートで捜索してる3人。それにしても夜の湖で捜索なんて出来るのか?
オクトマンは近くにいるようです。
いきなり腕を使ってでボートを揺らしてるオクトマン。ボート内は大騒ぎになっています。
人間側も負けずにオクトマンの腕を切断しています。
今度は腕を伸ばしてもう1人の博士をボートから転落させてるオクトマン。
落ちた博士を何とかボートに引き上げる。スティーブは船外機のエンジンをかけようとするがかからん。
キャンピングカーにて。
ダビドがいなくなっています。クルーゾはキャンピングカー内にいる。
スーザンは外にいる。オクトマンがスーザンを見ている主観ショットになっています。
オクトマンがやって来ます。悲鳴を上げるスーザン。クルーゾがやられそうなとこでランタンを投げるスーザン。
そんなこんなでオクトマンではスーザンを抱っこして運ぶ。
ボートの方は結局船外機のエンジンはかからずオールで漕いで移動してます。
スーザンを抱っこしたオクトマンを見つけて追うリック博士とスティーブ。
オクトマンが湖に入らないように包囲してる。
スティーブにオクトマンの顔にライトを当てろと指示してるリック博士。
ライトで目がくらんだのかスーザンをそっと降ろしてるオクトマン。
オクトマンのまわりにガソリンをまいて火をつける。スーザンはどうするのかと思ったら火をつけてからスーザンを助け出してるリック博士。順番が違うような気がする。
そんな感じでが火責めになったオクトマンはフラフラして倒れます。
ダビドが戻っています。そのままボートまで行ってます。
ボートに残っていた博士を助けてるダビド。
倒れたオクトマンに網を掛けてるリック博士とスティーブ。
キャンピングカーにて。翌日です。
網を掛けられてるオクトマン。写真を撮ったりしています。
クルーゾはオクトマンを連れてもう帰りたがっています。
リック博士はまだ調査をすると主張しています。
もう1人のはげたオッサン博士の名前がわからん。
昼です。雷雨になっています。光線作画の稲妻。合成の雨が低予算です。
夜です。雷雨はやんでいます。
キャンピングカーの側にはまだ網を掛けられてるオクトマンがいます。
見張りをしながらスーザンともう1人の博士が話し込んでいます。
美女と野獣の話し等をしています。
オクトマンの方は動き始めています。いきなり網から飛び出てきます。
スーザンはオクトマンに下がってと命令というかお願いをする。これに従っているようなオクトマン。いなくなります。
時間が経過してリック博士に説明してるスーザンともう1人の博士。
まだクルーゾは帰らずにいます。火炎瓶で攻撃しようと主張しています。
夜が明けたらダビドの案内で出かけるようです。
キャンピングカーで移動しています。
道が倒木等で塞がれています。ロープをかけてキャンピングカーで引っ張ってどかそうとしています。
ダビドはオクトマンを探しています。
オクトマンは何となく移動してるがよくわからん。
ダビドがオクトマンを発見したようです。
倒木の方はなかなかどかせません。
ここでダビドがいないことに気がつくリック博士達。
で、ダビドが博士達を呼んでいます。
洞穴にて。
オクトマンはここだと言ってるダビド。
入るか入らないかでもめてるリック博士一行。多数決で入ることになりました。
洞穴内を移動してるリック博士一行。なかなかオクトマンは出てきません。
座って一休みしてるリック博士一行。それでもオクトマンの足跡を発見しています。
姿を表すオクトマン。悲鳴を上げてるスーザン。ライトを当てて撃ちまくる他の面々。
そんな感じでオクトマンを追ってるのか逃げてるのかよくわからん状況です。
行き止まりになってるリック博士一行。
そんなとこにオクトマンが岩を転がしてくる。これは大変。それより画面が暗くて何をしてるのかよくわかりません。こまったものです。
待機しているリック博士一行。
スーザンは潜水艦映画みたいに酸素を使わないようにした方がいいと言ってます。
ダビドが細い洞窟を見つけます。そこに入っています。
待ってるリック博士一行は色々と話し込んでいます。
ダビドは細い洞窟を進んだら外に出れました。知らせに戻ります。
知らせを聞いて細い洞窟を進むリック博士一行。
先頭はダビド、スティーブ、クルーゾ、もう1人の博士、スーザン、最後はリック博士、妥当な順番になっています。ここはちゃんとしている。
細い洞窟内を悪戦苦闘して移動しています。
で、無事に外にでれました。何だかキャンピングカーが見えます。どうやら一回りして元の場所に出たらしい。
一安心してるリック博士一行。キャンピングカーに入ろうする。
そうしたらキャンピングカー内からオクトマンが出てきて大騒ぎになります。
次々とやられる面々。
リック博士がやられそうなとこをスーザンがオクトマンに言う事を聞かせようとする。
そんなこんなでリック博士を放り投げてるオクトマン。
スーザンはオクトマンにまた抱っこされる。
スーザンを抱っこしたオクトマンを包囲する無事だった面々。
どうやらやられたのはクルーゾだけらしい。4人で包囲しています。
スーザンが持っていたリボルバーでオクトマンを撃ちまくる。
オクトマンはスーザンを降ろしてヨロヨロと湖に向かう。
オクトマンを撃ちまくる他の面々。
ヨロヨロと湖に入るオクトマン。血が浮いてます。湖に消えたオクトマン。
ダビドは手製のオクトマンの彫り物を湖に投げ入れる。
エンドとなります。
Filmers Guild production
そんなわけで普通のB級SFのまあまあな作品でした。
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