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2012.06.09

『地球爆破作戦』(1970年)

この作品はジョゼフ・サージェント監督、エリック・ブレーデン他主演のSFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1970年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆101分
原題◆Colossus: The Forbin Project
プロット◆巨大コンピューターが平和へと導く話しのようです。
音楽◆ミシェル・コロンビエ

ユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDにて。
画質は非常によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下に黒味あり。
DVD音声はドルビーステレオ。

キャスト
エリック・ブレーデン→チャールズ・フォービン博士
スーザン・クラーク→クレオ・マーカム博士
ゴードン・ピンセント→大統領
ウィリアム・シャラート→CIAのグローバー長官
レオニード・ロストフ→ソ連の議長
アレックス・ロディン→ソ連のクプリン博士
ジョーグ・スタンフォード・ブラウン→コロッサスのフィッシャー
ウィラード・セイジ→ブレイク博士
マーティン・E・ブルック→コロッサスのジョンソン
ジェームズ・ホン→Dr. Chin どこに出てた?わからん。


ジョゼフ・サージェント監督の演出はよいと思います。
全体的に無難にまとめられてありました。


Universal Pictures
著作権のアラート
メニュー画面

Universal Pictures
タイトル
文字がコンピューターっぽくなっています。何かレトロな感じもする。
タイトルバックのコンピューターのイメージがまたレトロです。パンチテープ、磁気テープのリールが回る。
数字のみディスプレイはネオン管?→調べるとニキシー管とわかりました。インターネットの検索は便利です。

コロラド山中にて。
地中の巨大コンピューターシステム コロッサスの最終確認をするフォービン博士。
強固なシャッタードアを降ろしています。深い溝を渡り、渡り廊下を収納します。
また強固なシャッタードアを降ろして外に出るフォービン博士。
ここはアメリカ空軍の施設らしい。報道陣や大統領が来ています。
大統領にコロッサス完成を報告するフォービン博士。

ホワイトハウスにて。
大統領のTV演説となります。コロッサス完成を発表しています。
我が国の防衛はコロッサスに委ねる・・・

続いてフォービン博士のコロッサスについての説明となります。
コロッサスはコロラド山中で、オペレーションセンターはカリフォルニアにあるらしい。
コロッサスには自己防衛回路もある。対話するための端末がある。
考えることは出来ない。創造力もない。と説明しています。

コロッサスのレクレーション室にて。
所員達がコロッサス完成パーティをやっています。
ホワイトハウスのフォービン博士とTV電話で話しをしています。

ホワイトハウスもパーティになっています。
そんなところにコロッサスの電光板にメッセージが出ます。
警告、別のシステムが存在する・・・
フォービン博士はコロッサスにいる部下のマーカムにどうなってる?と聞いてます。
何だかさっぱりわからんらしい。

ソビエト大使から大統領に電話です。ホットラインなので緊急事態です。
CIAのグローバー長官も呼ばれます。
ソビエト大使からこっちのガーディアンというコロッサスと同じ規模のコンピューターを作動させるという知らせでした。

オペレーションセンターにて。
ヘリコプターで移動してきたフォービン博士。
コロッサスを色々とチェックするが異常はないようです。
フォービン博士の秘書のようなミス・フィールズがいます。

コロッサスの電光板はもう1つのコンピューターにリンクせよとメッセージを出す。
まだ手の込んだいたずらだと思ってるフォービン博士。
いくらメッセージを出してもこちらの管理下にあればなんでもないとフォービン博士。ただ履歴に記録されるだけだとまだ余裕があります。

またコロッサスの電光板です。
アテンション。リンクせよと出ています。
で、ここは先延ばしにして様子を見ることにしています。
そんな感じでこの時点では異常なしになっています。

ホワイトハウスにて。会議です。
今回の件を大統領に説明してるフォービン博士。
問題はありませんと報告しています。それでいいんかい。
フォービン博士はCIAのグローバー長官に何でソ連のコンピューターに気がつかないんだ?と詰問されるが、コロッサスに聞いた方が早いとコマンドを実行しています。
コロッサスの答えはガーディアンの場所はここですとディスプレイに表示して実に明快です。

そんなこんなで2つのコンピューターシステムを試しに接続して様子をみて、それで不具合が起きたら接続を遮断すればいいとなります。
このような結論となります。何というか現実的というか事なかれ主義な結論です。

オペレーションセンターにて。
接続されたコロッサスはガーディアンに単純なかけ算を送っています。
グローバー長官から電話です。何をしてる?と聞いてきます。
で、時間が経つに従って単純なかけ算から微積分の式になっています。

今度はガーディアンからかけ算が送られてきます。
どうやら2つのシステムがデータをやり取りしているようです。
TV電話が入ります。大統領から何が起こってる?と聞いてきます。

で、数式のやり取りがが完了します。
データバンク送信完了。システム間の言語構築となったらしい。
コロッサスとガーディアンの対話開始・・・

そんな感じでいままでは共通の言語を構築していたらしい。
このシステム間言語は理解出来ていないオペレーションセンターの面々。

ホワイトハウスにて。
TV電話のホットラインで米ソ首脳が話しあっています。
大統領はコンピューター回線を切断すると判断する。ソ連の議長も同じです。
ここに来てるフォービン博士は意見を述べてます。あまり感心出来ない判断だとのこと。
モスクワのクプリン博士とTV電話で話しあうフォービン博士。
そんなこんなで15分後にコンピューター回線を切断となります。

巨大ディスプレイで回線が切れたことが表示されます。
コロッサスの電光板からクレームのメッセージが流されます。
巨大ディスプレイでは他の回線を使って接続しようとするのが表示されています。
フォービン博士はコロッサスに回線を切った理由を説明しています。
大統領と議長はコンピューターに誰が主人なのかわからせろと言ってます。

コロッサスの電光板に回線を接続しなければただちに行動を開始するとメッセージが流れます。
フォービン博士が行動とは何をする?と質問してもコロッサスは黙秘する。

突然アメリカ基地のミサイルが勝手に発射されます。目標はソ連の石油コンビナート。
ソ連のミサイルも発射されたらしい。目標はアメリカ テキサスのヘンダーソン基地。
コンピューター回線を回復させるアメリカ側。回復したら迎撃してソ連のミサイルを爆破させています。
ソ連の方は回復が間に合わず石油コンビナートの町はミサイルで壊滅したらしい。さすがハリウッド作品です。

大統領は記者会見して説明しています。
フォービン博士はクプリン博士と内緒でコンタクトしてこの対策を相談しています。

ソ連の大本営発表は石油コンビナートの町壊滅を巨大隕石と発表しています。
何か凄いな。ツングースカの謎の大爆発と同じなのかい。

イタリアにて。クルマがイタリアのクルマです。
2人の博士はピアッツァで会うとか。

オペレーションセンターにて。
コロッサスはフォービン博士を出せとメッセージを出しています。
当たり障りのない理由で不在と答える他の面々。
フォービン博士はどこだ?と段々と高圧的にになってるコロッサス。
クレオ・マーカム博士がローマにいると答えてしまいます。

ローマにて。
川の中洲の公園のようなところです。ここがピアッツァなのか?→ピアッツァとはイタリア語で広場の意味だそうです。
フォービン博士にはヘリコプターのお迎えが来てます。
クプリン博士はソ連当局に射殺されます。
この殺人指令はコロッサスが出したとのこと。これは凄いな。コンピューターの判断は冷静すぎる。博士は1人で十分ですよといった感じなのか?

フォービン博士を24時間態勢で監視せよとコロッサス。
従わないとワシントンを攻撃するとディスプレイに表示しています。

オペレーションセンターにて。
センターの外に出て歩き回りながら相談してるフォービン博士一行。
これが最後のミーティングだと言ってるフォービン博士。
恋人役に指名されるクレオ・マーカム博士。これがスーザン・クラークのようです。こんなルックスだった?

監視ビデオカメラが設置されます。
コロッサスにあちこちセンター内を案内してるフォービン博士。寝室までカメラが入っています。
クプリン博士を何故殺したと聞いてるフォービン博士。答えは必要ないかららしい。
マティーニの造り方をコロッサスに見せています。
いよいよプライバシーを持ち出して交渉するフォービン博士。
あれはダメこれもダメでセックスライフがようやくプライバシーと認定されます。
週に4日のセックスライフということになります。愛人はクレオ・マーカム博士。

朝の6時にて。
フォービン博士のところにミス・フィールズが今日の予定表を持ってきます。
コロッサスの予定は細かい。
で、コロッサスの音声装置の開発も予定に入っています。

寝室にて。
フォービン博士とクレオ・マーカム博士に、ここに入る前は全裸になれと指示するコロッサス。ランプが消え監視カメラを切っています。
で、ベッド内でコロッサス対策のミーティングになっています。
コロッサスをオーバーロードさせる計画を進めてるようです。
ホントは普通にセックスしながらミーティングも普通にやる方がいいと思うけど。そういうのが見たいんです。

飛行機にて。
軍関係者が集まってコロッサス対策のミーティングをやっています。
CIAの長官もいます。ミサイルを無力化する計画らしい。

寝室にて。
ベッドのミーティングは成り行きでキスして溶暗となっています。

オペレーションセンターにて。
我々は1つになったメッセージするコロッサス。
コロッサスはもう音声でメッセージを出しています。どうやら音声装置の開発から製作まで完了したいたようです。

ホワイトハウスにて。
お偉方はミサイルさえ無力化すれば何とかなると思ってて結構楽観的です。

ミサイルのサイロにて。
部品交換をやっています。部品基板をダミーに交換しているようです。

オペレーションセンターにて。
いよいよオーバーロード作戦を実行するようです。
ところがコロッサスからジョンソンとフィッシャーは愚か者だと音声メッセージが流れます。
どうやらオーバーロード作戦はバレていたようです。
続けてコロッサスは2人を銃殺刑にせよと命令する。
速攻で銃殺刑が実行されます。いつの間にかコロッサス配下の人員がいます。
で、死体は24時間さらしたら火葬だと。

寝室にて。
寝室から出て酒を飲んでさすがにコロッサスに抗議してるフォービン博士。
オペレーションセンターのジムから電話です。コロッサスが勝手に設計図を作成してるとか。

ホワイトハウスにて。
ミサイル無力化計画を進めています。

オペレーションセンターにて。
いよいよコロッサスがTVで声明を出すとこです。
まずは前座でフォービン博士の説明です。コロッサスが直接声明を出す。
コロッサスの声明です。アメリカとソ連はサボタージュをやっている・・・
他にも色々と喋ってるコロッサス。
で、まずは見せしめでソ連とアメリカのミサイルのサイロを1ヶ所ずつ爆発させる・・・

マジで爆発してるミサイルサイロ。
ここにいたCIA長官は避難をしなかった。思考停止になったかもしれない。そんな感じ。

オペレーションセンターにて。
報道陣を追い出してるフォービン博士。かなり動揺しています。
コロッサスに絶対に従わないと宣言してるフォービン博士。
見ててそれは無理だろうといった感じですが・・・
エンドとなります。


そんなわけでSFとして無難な出来のまあまあな作品でした。


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