『人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーン』(1972年)
この作品はハリー・ホープ、リー・ショレム監督、ボビー・バン他主演の低予算B級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1972年 ハリー・ホープ・プロダクション アメリカ作品
ランニング・タイム◆81分
原題◆Doomsday Machine
プロット◆ロケットで飛び立って色々とある話しのようです。
音楽◆Bebe Barron、Louis Barron、composer: stock music (uncredited)
WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質は最悪。カラーなんですがブロックノイズが出まくり。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
キャスト
ボビー・バン→宇宙飛行士のダニー・マルコーニ
マーラ・パワーズ→ジョージアナ・ブロンスキー少佐。副操縦士。
グラント・ウィリアムズ→凶暴なカート・メイソン
ルタ・リー→マリオン・ターナー博士。細菌学専門の医者。
ロリ・スコット→ケイティ・カールソン中尉。ブルネット
ヘンリー・ウィルコクソン→初老のクリストファー・ペリー博士
マーク・ベイリー→Major / Astronaut ロケットの船長
ジェームズ・クレイグ→管制塔のヘインズ博士
ダニー・ミラー→記者会見のプライス大佐
ハリー・ホープ、リー・ショレム監督の演出はまあまあだと思います。
この作品の特徴は『妖星ゴラス』(1962年)の特撮シーンを流用してるということですがその通りでした。
その他は特に変わったところはありません。普通のB級SFでした。
WHD JAPAN
フォワード
タイトル
ハリー・ホープ・プロダクション
ボビー・バンはピョンピョン跳ぶダンスの人か?→『ザッツ・エンターテインメント』(1974年)
タイトルの音楽が『禁断の惑星』(1956年)そのままのようです。
画質が悪くてタイトル部分の文字をにじんでいます。
post-production supervisorというのは『妖星ゴラス』(1962年)からの使い回しシーンの編集を担当する人か?
いきなりカラーです。モノクロではない。
女スパイが中国の建物に侵入しています。何だか『燃えよドラゴン』(1973年)のような雰囲気です。
更衣室と漢字で表示されています。
ここに忍び込み白衣をゲットしてメイドの首を絞めてる女スパイ。
エレベーターで登りある階でドアを開けて男と合流してる女スパイ。
ここでエレベーター内にいた男を片づけています。
エレベーターで禁止の階に入ります。
ここは毛首席しか入れないなとこ?
忍び込んで何やら怪しい機械を写真に撮っています。
で、男は残り女スパイは通風口から脱出したようです。
本部?にて
撮ってきた写真をスライド上映してる面々。
どうやら大変な装置で、これがタイトルのドゥームズデイマシーンらしい。
ロケット発射基地にて。
看板があります。『宇宙船アストラ計画 関係者以外立ち入り禁止』
ロケット打ち上げ前の司令官プライス大佐の記者会見をやっています。
金星に向かうロケットのようです。
金星への飛行計画を説明してるプライス大佐。地球の軌道から金星の軌道へ・・・
記者会見を手短に切り上げています。
宇宙飛行士の控室にて。
健康診断を受けたりしています。
不仲の飛行士もいます。これがメイソンとダニーらしい。
老人の博士がいます。これがペリー博士でしょう。
何だかいつのまにかこの基地は戒厳令下になったようです。
ロケット発射を急かされてる状況です。
金星へ2年間も行きっぱなしの話しを出ています。
そんなとこに大統領直属の男がやって来ます。
大統領からの特別なプレゼント・・・
宇宙飛行士を入れ替えてくれ。女性3人が入れ替え要員。
マリオン・ターナー博士。細菌学専門の医者。
ケイティ・カールソン中尉。ブルネットの髪。
ブロンスキー少佐。副操縦士。
3人ともロシア人なのか?
なんだかんだでロケットは発射されたようです。
これはおなじみのサターンロケット発射シーンのアーカイブ映像の流用です。
操縦室のデザインが何となく『妖星ゴラス』(1962年)ような感じ。
宇宙飛行士のメンバーは女性3人に・・・
ペリー博士、初老の男。
メイソン、金髪で傲慢なタイプ。
ダニー、ボビー・バンです。
船長は普通の隊長タイプ
合計7人のようです。
操縦室に4人、別室に3人となっています。
キャラ紹介が非常にわかりにくい。
これが不条理物の実験作レベルぐらいのわかにくさになっています。単に下手なだけなんですが・・・。
低予算で監督が下手だと見てて拷問レベルです。
ロケットの名前はアストラというらしい。
マジで『妖星ゴラス』(1962年)のロケットの流用です。
ペリー博士の具合が悪くなって女飛行士が酸素吸入をやっています。
これで回復したようです。
ロケットを切り放してしています。
これもサターンロケットのアーカイブ映像の流用です。
地球の軌道に乗ったので一息つけるらしい。
操縦席から離れています。
管制塔のヘインズ博士に無線連絡をしています。
我々は中国を地球を壊滅させた場合の保険なのか?という話しになっています。
何故かキスシーンになっています。
これがどうやらメイソンとケイティらしい。
ブロンドにメガネの女飛行士に言い寄る男。
名前がわからん。
地球から無線連絡です。切れました。
地球を観測しています。何やら怪しくなっています。
爆発してます。市街地が洪水になっています。これが『妖星ゴラス』(1962年)からの流用です。
地球が真っ赤になって妖星ゴラスになっています。同じく流用。
どうやら地球は壊滅したようです。
で、地球が爆発して隕石群がロケットに向かってくるようです。
ダニーが鬱というかぼう然としています。
他の面々はこのカーテンで放射能5パーセントカット出来るとかやっています。
隕石が来ました。緊急態勢になっています。
一段落してから7人集まって相談となっています。
我々はノアの箱船だとか・・・
一応金星には向かってるようです。
放射能で不妊がとか言ってます。
燃料不足の話しも出ています。
強引に迫ってる男もいる。
これがメイソンとケイティなんです。
殴り合いになっています。メイソンとダニー。殴られてるダニー。
また7人集まってます。
船体を切り離す。生き残るのは3人。選ぶのコンピューターのプログラムだ。
これは大変な状況なんですが、見てるとそうでもない。
誰だ誰だかわからない、話しはかったるいし、腹は痛いし、眠くてしょうがない。
まあ色々な映画があるものだと思う。
時々、床にある丸いフタを開けて覗いてるけど何だ?、コンパスなのか?
で、誰が選ばれた?となります。
メイソンは自分が外されたので激怒しています。
ケイティにお前を連れて行くとか言ってます。ホトンドストーカーになってるメイソン。
逃げるケイティは減圧室に入る。追うメイソン。
で、外部ドアが開いてしまいます。減圧して苦しむケイティとメイソン。
そのまま2人とも船外に放出されたようです。
操縦室ではようやくケイティとメイソンのことに気がついたみたい。
画面には出ないけど放出された2人を確認したようです。
不用品を船外に捨てています。
船長は全員残すとか言ってます。結局5人残る。
最後の点火をすると船長。
その前に最終点検を船外活動をすると志願するダニー。
宇宙服で船外活動のダニー。
操縦室ではブロンスキー少佐が消える。
船外活動を応援しに来たブロンスキー少佐。
そのまま切り話されています。
これまでと判断したのかセントラルパークの話しをしてるダニー。
何やら発見したらしい。宇宙船が流れてきてる。
ダニーとブロンスキー少佐は宇宙遊泳でその宇宙船に接近する。
どうやらロシアの宇宙船だったようです。
入り込むダニーとブロンスキー少佐。
ソーラーバッテリーで電気が来てるらしい。
減圧室から宇宙船内に入ります。
真っ暗です。宇宙飛行士の死体があります。
電源が入ったようです。まだ暗いけど。
ベスター2からアストラへと無線連絡するダニー。
一応通じたけどまだ無線状態がよくありません。なかなか連絡がつかない。
金星へ誘導してくれと要請するダニー。
唐突に謎の存在から呼びかけがあります。
最後の人類よよく聞け・・・
我々の世界へは進入出来ない・・・
どうやら違う宇宙の上位の世界の方々らしい。
お前達の旅は続く・・・
それで何となくエンドとなります。
そんなわけで低予算なのを差し引いてもイマイチな作品でした。残念です。
やっぱりB級SF作品はモノクロの1950年代に限るのかもしれない。カラーで撮るとモノクロより何でもあからさまに見えるので低予算映画には不利なんです。
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