『ジェシー・ジェームズとフランケンシュタインの娘』(1965年)
この作品はウィリアム・ボーダイン監督、ジョン・ラプトン、キャル・ボルダー、エステリータ・ロドリゲス、ナーダ・オニクス主演のフランケンシュタイン物B級SFウエスタンのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1965年 Circle Productions/Embassy Pictures Corporation アメリカ作品
ランニング・タイム◆83分
原題◆Jesse James Meets Frankenstein's Daughter
プロット◆ジェシー・ジェームズとフランケンシュタイン家がコンタクトする話しのようです。
音楽◆ラオール・クロウシャー
WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル5.1chになっています。モノラルみたいだけど。
キャスト
ジョン・ラプトン→お尋ね者ジェシー・ジェームズ
キャル・ボルダー→相棒のハンク・トレーシー / イゴール
エステリータ・ロドリゲス→村のファニータ・ロペス
ナーダ・オニクス→問題のマリア・フランケンシュタイン博士
スティーブン・ゲレイ→兄のルドルフ・フランケンシュタイン博士
ジム・デイビス→マクフィー保安官
レイモンド・バーンズ→ワイルドバンチで密告者のロニー
ロジャー・クリード→ワイルドバンチのボス ブッチ・カーリー
ダン・ホワイト→手下のピート
ウィリアム・フォーセット→薬局のジェンセン
ウィリアム・ボーダイン監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に普通のB級作品となっています。
音楽はシーンと関係なく鳴っています。
話しはゆるく進行しています。
昔、昼のTVで見たような気がする出来です。これもこれでいいけど。
WHD JAPAN
フォワード
タイトル
Circle Productions
この作品はカラーなんです。カラーで撮るとモノクロで撮るより何でもあからさまに見えてしまいます。要するアラが見えやすい。大丈夫なのか。
タイトルバックの映像は村から出て行く人達の描写でした。
村のロペス家にて。
オヤジさんが夫人にみんな行ってしまったと言ってます。何のこと???
娘のファニータが登場。弟のフランシスコが戻らない話しをしています。
オヤジさんはあの医者は素晴らしい医者と言ってるがファニータはそう思っていない。
全景は作画で描写の高台の屋敷にて。
マリア・フランケンシュタインと兄のルドルフ・フランケンシュタインが登場。
雷雨なので実験日よりとなっています。
ウィーンには雷がないという話題になっています。そんなわけで雷があるとこに引っ越した来たらしい。
そんな感じで、「スペインの雨は主に平地に降る」とか。「日本の雨は主に長崎に降る」等があります。「アメリカの雨は主にシアトルに降る」もあるか?。
実験室にて。
若い男が寝かされています。人体再生の実験となるようです。
電気が入り目を開ける若い男。でも失敗でまた死体に戻る?
強心剤を注射してと指示するマリア・フランケンシュタイン博士。注射の準備をするルドルフ・フランケンシュタイン。実は毒を注射器に入れてます。
当然死ぬ若い男。
マリア・フランケンシュタイン博士は気がついていません。
祖父が残したモンスター製造マニュアルをチェックしてるマリア・フランケンシュタイン博士。
どうやらやり方を少し間違えていたようです。
この実験に反対してるルドルフ・フランケンシュタイン博士。
話しからすると今失敗した若い男がフランシスコでその姉がファニータとなるようです。
ところでルドルフ・フランケンシュタインはヨーロッパではお尋ね者らしい。
そんなこんなでマリア・フランケンシュタイン博士は実験に耐えられるもっと丈夫な男が必要だとなっています。
西部の町にて
ストリートファイトをやっています。ハンクが登場。
相棒に檄を飛ばされて相手をやっつけるハンク。
この相棒がジェシー・ジェームズでした。
荒野の小屋にて。
ワイルドバンチのボス ブッチ・カーリーと手下ロニーがもめています。
2人しかいない。見張りでもう1ピート人いるようです。
そんなとこにジェシー・ジェームズとハンクが馬で到着します。
小屋にて話しとなります。5人そろってます。これで全員です。
仕事の話です。近くの村を通る駅馬車の10万ドルを強奪して山分けにしようとなります。
保安官事務所にて。
マクフィー保安官に密告してるロニー。ジェシー・ジェームズも来てるとご注進をやっていいます。
で、ロニーはワイルドバンチに戻るようです。
ワイルドバンチが駅馬車を襲いそうな予想地点にて。
マクフィー保安官と他3人が待機しています。
駅馬車が通過します。まずデコイの1台目が通過。
お目当ての2台目が通ります。前に出て駅馬車を止めるブッチ・カーリー。マクフィー保安官に撃たれます。
ピートも撃たれます。ロニーは隠れてる。
ハンクも撃たれるがジェシー・ジェームズと一緒に馬で逃亡する。
マクフィー保安官はジェシー・ジェームズとハンクを追跡するようです。
ロニーも同行する。
撃たれたハンクは具合が悪そう。
そんなとこを野営してるロペス一家と遭遇します。
「友人がけがをしたのでどこかに医者がいませんか」とジェシー・ジェームズ。
ファニータがハンクの応急処置をやっています。
プレスコット村に医者がいる。村には行けないと言ってるジェシー・ジェームズ。
そうなるといくところは例の屋敷しかないようです。
夜中にて。
両親が寝てるとこを抜け出すファニータとジェシー・ジェームズ、ハンク。
マクフィー保安官とロニーが来ます。
お尋ね者とけが人のことを聞きます。見ていないと証言するロペス。
今ごろになってファニータがいないと気がついてます。
ここでフランシスコが姉弟とわかる。
ファニータとジェシー・ジェームズ、ハンクは馬で移動中。
水筒に水を汲みに行ったファニータは先住民に拉致される。
捜しに来たジェシー・ジェームズと先住民が格闘となります。先住民のナイフで片づけるジェシー・ジェームズ。
今度は先住民が馬で大勢やってきます。
隠れるジェシー・ジェームズとファニータ。馬の先住民達は通り過ぎる。
ジェシー・ジェームズとファニータはキスをしてるし、何だかわからんシーンです。
またファニータとジェシー・ジェームズ、ハンクが移動中。
ファニータの村にたどり着きます。丘の上に例の作画の屋敷が見えます。
ファニータは自宅に残る。ジェシー・ジェームズとハンクは屋敷に向かいます。
屋敷にて。
ここを訪ねるジェシー・ジェームズとハンク。
マリア・フランケンシュタイン博士はハンクを助けると言ってます。
で、相手がジェシー・ジェームズと知って何か思いついたらしいマリア・フランケンシュタイン博士。
マクフィー保安官とロニーも村に着きます。
ファニータに聞くマクフィー保安官。2人組の男のことを聞きます。
来てないと答えるファニータ。
屋敷にて。
わかってるくせに「あなたのお名前は?」と聞くマリア・フランケンシュタイン博士。
ハワードと答えてるジェシー・ジェームズ。
食事となったらまた来客です。
マリア・フランケンシュタイン博士が出る。マクフィー保安官です。
お尋ね者は見ていないと答えるマリア・フランケンシュタイン博士。
あっさりと追い返しています。
ベッドで休んでるハンク。ファニータが見舞いに来ています。
外でファニータとジェシー・ジェームズが話し込む。キスまで行ってます。
そういう展開なのか。
フランケンシュタイン兄妹は悪魔だと言ってるファニータ。村の子供たちを殺していたとも言ってます。
そんなとこにマリア・フランケンシュタイン博士が出てきます。黒い服を着てる。
ファニータがいなくなりジェシー・ジェームズとマリア・フランケンシュタイン博士だけになります。
また話し込んでいます。ここに残らない?と言われるジェシー・ジェームズ。
で、キスまで行ってる。どういう展開なのかわからん。
ハンクが治り次第ここを出ると言ってるジェシー・ジェームズ。
これを聞いて怒ってマリア・フランケンシュタイン博士は家の中に戻る。
ジェシー・ジェームズに手紙を持たせるマリア・フランケンシュタイン博士。
封筒の中は薬の処方せんとなってるが実はメモで「この男がジェシー・ジェームズです。通報してください」となっています。
出かける時にファニータに薬を買いに行く挨拶してるジェシー・ジェームズ。
馬を走らせてるジェシー・ジェームズ。
屋敷にて。
ハンクを使った実験の準備はOKといった感じ。
これが在庫ではラストになる人工脳みそをハンクに移植する手術となります。
移植手術は上手くいったようです。実験用ヘルメットをかぶせています。
ファニータは屋敷を伺いに来てて番犬が鳴いています。
様子を見に出たルドルフ・フランケンシュタインの隙を見て中に入るファニータ。
電気を通す実験になっています。覗いてるファニータ。
「あなたはイゴールよ」と呼びかけるマリア・フランケンシュタイン博士。
目を覚ますハンク。また戻ります。で、強心剤を準備するルドルフ・フランケンシュタイン博士。しっかりと毒薬を入れてます。
フラスコにpoisonと書いててわかりやすい。
ようやく気がついたマリア・フランケンシュタインともみ合いになります。
で、イゴールと呼びかけてルドルフ・フランケンシュタイン博士を片づけさせます。
次はファニータを片づけろと言ってイゴールを送り出しています。
ファニータの自宅にて。
誰もいません。マリア・フランケンシュタイン博士とイゴール。
西部の町にて。
薬を買いに町に着いたジェシー・ジェームズ。
保安官事務所にはしっかりと人相書きが貼られています。
薬屋に入り手紙を見せます。内容を見た薬屋はお待ちくださいと待たせて保安官事務所にご注進に向かう。
保安官事務所にて。
マクフィー保安官は不在でロニーがいます。話しを聞いて張り切るロニー。
なにしろジェシー・ジェームズの賞金10万ドルなのでそうなります。
薬屋にて。
戻る薬屋。そんなこんなでロニーと撃ち合いのジェシー・ジェームズ。
リボルバーでロニーを片づけます。
ロニーは撃たれて死ぬとこでも薬屋に文句を言ってました。このキャラが1番凄いな。
持たされた手紙を見るジェシー・ジェームズ。薬屋はそのままにしてすぐに屋敷に戻ります。
屋敷に戻る途中でジェシー・ジェームズは馬に乗ったファニータと会います。
ファニータは保安官に知らせに行くとのこと。屋敷に戻ってはダメと言ってる。
ジェシー・ジェームズはとにかく屋敷に戻る。
それにしても何故ジェシー・ジェームズはハンクのことを気にかける?、普通はホモダチだからとなるけど・・・
ファニータの知らせを聞いたマクフィー保安官は出動する。
屋敷にて。
マリア・フランケンシュタイン博士とイゴールは死体を埋めてるとこでした。
ジェシー・ジェームズが戻ります。ジェシー・ジェームズが戻ったと言って入ります。
で、イゴールがジェシー・ジェームズを殴打する。気絶するジェシー・ジェームズ。
手術代にジェシー・ジェームズを乗せて拘束しています。
何だか余裕が出てきたマリア・フランケンシュタイン博士。次の実験はあなたねとなっています。
どうや振られた恨みは相当なものらしい。
マクフィー保安官とファニータが屋敷にやってきます。
とにかく中へ入るマクフィー保安官。
拘束されてるジェシー・ジェームズを発見するマクフィー保安官。そこにイゴールが迫る。
マクフィー保安官を締めつけてKOしてるイゴール。
そんなとこにファニータが入ってくる。イゴールにファニータを片づけろと命令するマリア・フランケンシュタイン博士。
ファニータを見て混乱してるイゴール。
それでマリア・フランケンシュタイン博士の首を絞めてるイゴール。死に至るマリア・フランケンシュタイン博士。
イゴールを説得しようとするジェシー・ジェームズ。もみ合いとなります。
そこをファニータがイゴールを撃つ。
エピローグ。
荒野にて。
ジェシー・ジェームズの朋(=友) ハンク・トレーシーの墓
ファニータとお別れのジェシー・ジェームズ。またキスをしています。
ジェシー・ジェームズはマクフィー保安官と一緒にこの場を去ります。
また会えるときまで・・・
エンドとなります。
そんなわけでウエスタンとフランケンシュタインの組み合わせは妙ですが普通のB級作品でした。悪くはない。
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