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2012.03.18

『リバース』(1997年)

この作品はルイス・モーノウ監督、ジェームズ・ベルーシ、カイリー・トラビス、フランク・ホエーリー主演のタイムスリップ・アクションのようです。
ようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1997年 Brad Krevoy and Steven Stabler production/Cohiba Pictures/Orion Pictures Entertainment アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆Retroactive
プロット◆タイムスリップで時間を戻り何回も悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ティム・トルーマン

スカイパーフェクTV312 CSN1ムービーチャンネルにて。
画質はまあまあ。VHS3倍モードなのでそれなりです。このチャンネルは途中でCMが入る。
スクイーズ収録録画でフル表示。
画面サイズは本編になるとスタンダード。画面左右に黒味あり。
音声は表示なし。ステレオに聞こえました。
VHSで録画したのがちゃんと再生出来ました。録画して10年は経ってる。

キャスト
ジェームズ・ベルーシ→凶暴なフランク
カイリー・トラビス→悪戦苦闘のカレン
フランク・ホエーリー→研究所のブライアン
シャノン・ウィリー→フランクの女房レイ・アン
ジェス・ボレッゴ→ピックアップトラックのジェス
M・エメット・ウォルシュ→GSの店主サム
シャーマン・ハワード→警官
ガイ・ボイド→バッド


ルイス・モーノウ監督の演出はよいと思います。
会話シーンで切り返しはやっていません。代わりにカメラがパンしています。
荒野はフィルターで色を付けてるというか後からCGで付けてるみたい。道路は普通に映ってるのでそう思った。


タイトル部分はフル表示では上下左右大きく黒味あり。黒枠です。これはまいったなと思った。
タイトル
Orion Pictures Entertainment
Cohiba Pictures
Brad Krevoy and Steven Stabler production

スーパー・コリダー・高速化装置政府研究所。テキサス州。
SUVのクルマでフランク・ホエーリー扮するブライアンがやってきます。
ネズミを使って実験をやっています。
てこの実験装置のことRetroactiveと言ってます。
この研究所が閉鎖になるのでヤケになって最後の実験をやるようです。
逆行時間10分とモニターに出ています。CRTの巨大なモニターです。

このへんで音声が一応ステレオになってることに気がついた。

またブライアンがやってきてネズミを取り出しています。繰り返しです。
04:44
今度はビデオカメラにもうカセットテープが入っています。再生にすると最初の実験をやったことがわかります。
まだタイトルが続いています。これでは大作みたいです。

荒野の道路にクルマが走っています。
トレーラーが止まっていてそこにジェームズ・ベルーシ扮するフランクのキャデラックが来て取引をしています。
何だかしらないが回路基板がブツのようです。

本編になります。
ここからスタンダードサイズになります。左右に黒味あり。フル表示のままで見れます。
カイリー・トラビス扮するシカゴ警察のカレンがクルマで移動中。
どうやら警察を辞めたようです。
トレーラーと正面衝突しそうになって危うく回避したら道端の看板に激突しています。
クルマがオシャカになっています。カレンは無事です。

そんなところにフランクのキャデラックが通りがかります。
乗せてもらうカレン。
女房の名はレイ・アンと言ってるフランク。
レッカー車があるのは10マイル先と言ってます。
カレンは精神分析医だと言ってます。

後ろからパトカーが来て停止命令を出しています。
どうやらスピード違反らしい。
そんなとこに赤いピックアップトラックが通りがかります。そのまま通過する。
22キロ違反の切符を切られて頭に来てるフランク。

途中でしっかりCMが入っています。
20分経過で入ってるからまたCMになるな。

赤いピックアップトラックがパンクをしたのか止まっています。
すぐわきを猛スピードで通過するフランクのキャデラック。

キャデラックにて。
そろそろクルマ内の雲行きが怪しくなってきます。

GSに入るキャデラック。寂れてるところです。
売店に入るフランク。M・エメット・ウォルシュ扮する店主のサムが登場。
フランクはここの常連のようです。
キャデラックから出るカレン。財布を忘れています。
家族連れのステーションワゴンが通りがかります。カレンにキャンプ場までの道を聞いてる。

フランクはサムからレイ・アンが赤いピックアップトラックの若い男と浮気してる写真を渡されます。頭に来てるフランク。

財布を取りにキャデラックに戻ったカレンですがキャデラックはそのまま発進してしまいました。
レッカー車はここにありました。

走行中のキャデラックにて。
レイ・アンにビールを飲めと強要するフランク。
脇道にそれてすっ飛ばしています。止まります。
ハンドガンを取り出すフランク。ホントにレイ・アンを撃つフランク。
カレンはキャデラックから脱出して走って逃げます。
追うフランク、ハンドガンを撃ちまくっています。

研究所に逃げ込むカレン。金網に鉄条網のフェンスを乗り越えています。
ドアを開けようとするが丈夫そうなドアで無理です。
中のブライアンの方は研究に熱心で気がつかない。
ようやく気がついてリモコンでドアを開ける。入り込むカレン。

警察に電話してと訴えるカレン。
ここでカレンに名前を聞かれてブライアンと名乗ってようやく名前がわかる。
カレンの訴えをあまり本気にしていないブライアン。
すぐに警察に電話しなさいと怒ってるカレン。電話してるブライアン。

ここで慌ててキーボードにビンを落としてスイッチが入ったようです。
逆行時間20分。偶然でカレンが装置の上にいました。

走行中のフランクのキャデラックにて。
ここに戻ったカレン。フランクの、そのベルトのバックルの話しぐらいに戻っています。
フランクはカレンにカントリーソングは好きかと聞く。
カレンはカントリーソングが嫌いでシカゴに行ったと言ってました。
心理療法の本のとこも聞いています。
で、フランクの言う事を先に言ってるカレン。

パトカーに止められます。
フランクがクルマから降りたとこでレイ・アンにハンドガンはどこ?と聞いてるカレン。
フランクはベルトに挟んでいるとのこと。
で、警官にフランクを捕まえてと訴えるカレン。
フランクが警官を撃つ。これは大変な状況です。
キャデラックを走らせて逃げるレイ・アンをフランクが撃ちまくります。そうしたキャデラックは派手に爆発炎上となります。映画だから。
このクラッシュシーンはちゃんと撮っています。

そんなとこに赤いピックアップトラックが通りがかります。
フランクは俺が被害者だと主張する。カレンは当然否定する。ピックアップトラックの若い男はわけわからん。
マジでフランクを撃つカレン。フランクも撃たれてビックリしています。
ピックアップトラックの若い男はリボルバーを出しています。一応カレンの方を信用してるらしい。

若い男は俺が見張ってるからカレンに電話してくれと言ってます。
ところが若い男は内緒でフランクにコンピューターチップを渡せと言ってる。
フランクは隙を見て若い男を撃つ。
カレンはピックアップトラックでズラかります。フランクはパトカーで追跡する。

とこので、このフランクは凄い。強過ぎです。ターミネーターと同じぐらいの強さとしつこさです。
ジェームズ・ベルーシが演じてるせいもあるけど。

またCMになります。

ピックアップトラックとパトカーのカーチェイスになっています。
ドカンドカンとぶつけ合ってます。
カレンのピックアップトラックのタイヤがパンクします。
フランクの方はパトカーに装備のポンプアクションのショットガンを構えています。
ショットガンの装填操作を片手で扱っています。とても素人とは思えません。

GSに突入となります。
降りて売店に逃げるカレン。店主のサムはあまり役に立たない。
フランクに見事に後ろをとられるカレン。フランクは強過ぎです。
いきなり反撃するカレン。負けていません。
店主のサムを隠れています。サムをリボルバーを持っています。強力なタイプ。コルト・パイソンに似てたけど違いました。

今度はフランクの後ろをとったカレン。
サムが絡んでショットガンをフランクにとられます。
フランクはカレンがブツのことを狙ってると思い込んでいます。これは大変。
サムは殺すなら外でやってくれと言ってます。そういうキャラなのか。

外に出るフランクとカレン。
そんなところに家族連れのステーションワゴンが通りがかります。
少年がおもちゃのハンドガンを構えてフリーズとやる。これは最初の登場シーンでもやっていました。
これに過剰に反応するフランク、この隙に反撃してるカレン。

そのまま逃げるカレンはまた研究所に入ります。
今度はフェンスの乗り越え方も慣れています。鉄条網があることがわかっていますから。

ドアを叩いて「開けてブライアン」とちゃんと名前を呼んでるカレン。
で、ドアが開いて入り込むカレン。
カレンは記憶が残っていてブライアンは記憶がない。
装置を通った者だけが記憶が残るようです。
「よくも過去に送ったわね」と文句を言ってるカレンです。

「もう一度過去に送って」と言ってるカレン。今度は上手くやるつもりです。
時間を戻すのは60分とリクエストするが20分が限界と説明するブライアン。
今度はブライアンも一緒に戻ってと言ってるカレン。
どうやら一緒に戻るようです。ブライアンはカレンのシカゴ人質事件で交渉失敗のことを覚えていました。USAtodayに載っていたんです。
言われたくないことを言われてるカレンです。

2人で20分後へと戻ります。
カレンはまた走行中のキャデラックです。そのバックルは素敵・・・
ブライアンはどうする?、ここにはいないのでわからん。
カレンはまたフランクの言う事を先に言ってます。
ハメを外したいとカレンが言うとフランクはモーテルで3Pしようと乗り気です。
いきなりフランクのハンドガンを取り上げてフランクに突きつけるカレン。
まずクルマのスピードを落とせと言ってます。パトカーをやり過ごします。
次と赤いピックアップトラックが接近してきます。
そんなとこでフランクはいきなり急ブレーキをかけます。これで態勢を崩したカレンともみ合いとなります。
レイ・アンがバッグから小型ハンドガンを取り出しフランクに向ける。
ホントに撃つレイ・アン。外れました。クルマのドアミラーを破壊しました。
次は不発です。これはこまった状態になります。
そんなこんなでキャデラック内は大騒ぎになっています。
レイ・アンは撃たれて走行中のキャデラックから放り出されます。

赤いピックアップトラックがこれはどうしたことだと見ています。
撃ちまくってるカレン。ピックアップトラックに隠れてるフランク。被害者を装っています。
そんなこんなでピックアップトラックでズラかるフランク。撃ちまくるカレンですが逃げられます。
また失敗です。

若い男を乗せてキャデラックで追跡するカレン。
ピックアップトラックがパンクすることを知ってるカレン。
パンクしました。それでどうなる。接近するとフランクはズラかっていました。

GSに入るキャデラックのカレン。
ブライアンはどうした。警察に電話してるだけか?
フランクはピックアップトラックにあったリボルバーを持ってここに向かってると読んでるカレン。

店主サムにハンドガンを突きつけるカレン。
で、フランクはどこ?と聞いています。フランクは見えないけど店内にいるようで返事をしています。フランクは強過ぎです。とてもテキサスの田舎のチンピラではありません。
そんなとこに警官が入ってきます。それでどうなる。
カレン、姿を見せているフランク、警官と三すくみのような感じになっています。

その頃若い男はキャデラックのトランクを開けて何か捜しています。

警官はまず両方ともハンドガンを降ろして話しをしようと持ちかけています。
リボルバーを降ろすふりをしていきなり警官を撃つフランク。強過ぎだぞフランク。
若い男はフランクによくも彼女を殺したなと入ってきます。
この忙しい状況は結構凄い。
フランクは若い男を撃つ。カレンがフランクを撃つ。いくら撃ってもフランクには当たらない。フランクはズラかります。

そんなとこにまたキャンプに行くステーションワゴンが通りがかります。
フランクとサムと次にやることの打ち合わせをやっています。
M・エメット・ウォルシュが演じてるもあってサムはいい加減過ぎなキャラです。

ステーションワゴンを止めるカレン。乗り込んでとにかく走れと言ってます。
その前にフランクの乗ったパトカーが出現します。
バックして逃げるステーションワゴン。バックするステーションワゴンにパトカーのフロントを当ててエンジン全開にしてるフランク。
で、「シボレーのパトカーはいい」とご満悦なフランク。余裕あり過ぎだぞフランク。
そのままの状態でしばらく走りカレンとフランクは撃ちあいをやっています。サービス満点です。
ステーションワゴンは道端にそれます。反転したパトカーが追ってきます。並んでぶつけ合いになります。
サムを道路に出てリボルバーを撃ちまくっているが何を撃ってる?、クルマを撃っていたようです。
並んだクルマがサムに迫ります。で、サムの両側を間一髪で通過しています。助かってるサム。ここは『マッドマックス』(1979年)の引用なのか?

ステーションワゴンから飛び降りるカレン。
GSに突っ込むステーションワゴン。大爆発となります。
子供の少年だけは助けるカレン。
そんなとこにフランクのパトカーが突撃してきます。
サムも撃ってきますがカレンが撃って片づけます。
子供の少年をアイスボックスに隠すカレン。

フランクのパトカーと対決するカレン。
売店に突っ込んでスタックするパトカー。次はどうする。
フランクはショットガンでカレンに狙いをつけています。
そんなとこにSUVでブライアンがやってきます。今ごろ来てる。何しに来た?

ブライアンはフランクにそんな簡単にはメキシコには逃げられない説得する。
いい方法があると提案するブライアン。例の実験のことを言ってます。
この実験はカレンで成功してる余計なことも喋っています。
まだ信じていないフランクですが、カレンがフランクの過去の言動を色々と喋りまくったのでいくらかは信用しつつあるフランク。
で、フランクが研究所へ行こうとなります。

研究所にて。
人質の子供の少年まで連れてきてるフランク。
リモコンで通路のシャッターを閉めてフランクを締め出すカレンとブライアン。
フランクはともかく子供の少年まで締め出しています。それじゃダメじゃん。

フランクはシャッターのスイッチをショットガンで撃ってシャッターを開けています。
そんなんで開くのか?、これは結果オーライのようです。

実はブライアンとフランクは顔見知りというか取引相手だったらしい。
フランクは研究所に必要な非合法な回路基盤で稼いでいたようです。

もう一度戻るのよと主張してるカレン。今度こそは成功すると主張しています。
セットしたのはいいが何やらイレギュラーなことがおこっています。
作動10分前のセットになっています。
ブライアンが言うには1回セットしたは取り消しは効かないとのこと。随分と危ないシステムです。

フランクが実験装置の近くにもういます。
フランクと子供の少年が10分前に行くようです。

で、時間が戻ります。
パトカーでショットガンを撃ってるフランク。ここらへんに戻ったようです。
子供の少年はステーションワゴン内に戻っています。GSで止まってと合図してるカレンを見て運転手のパパに止まってと言ってます。
フランクがパトカーで飛び出してきました。
ステーションワゴンは全速で逃げる。追うフランクのパトカー。
またクルマをぶつけ合うカーアクションになります。
子供の少年ハンドルを切ってステーションワゴンがパトカーをはじき飛ばす。
パトカーは道端の障害物にぶつかって宙を舞い大クラッシュとなります。これでフランクは退場か?
次はステーションワゴンでサムを撥ねて片づけています。
で、店内に突っ込むステーションワゴン。

まだフランクは生きています。マジでターミネーターなのか?
カレンはステーションワゴンから子供のの少年を助け出したとこでGSが大爆発となりつす。やはりそうなるのか。
何だかまた上手くいってないような感じのカレンです。
子供の少年は死に至ったのか?

SUVでブライアンがやってきます。
また戻ると主張してるカレン。もう意地になってるようです。20分ではなく最初まで戻ると指示しています。

研究所にて。
60分にセットしてます。負荷が限度を超えて爆発するとブライアン。
カレンとブライアンが60分前に戻るはずです。
で、装置には何故かフランクがいます。記憶が残ってるのはカレンとブライアンだけではないということらしい。

フランクが言うには時間が戻ったらまた殺してやる。何回でも殺してやるとうそぶいています。凄いなフランク。たいした悪役ぶりです。
フランクに脚を撃たれるカレン。装置のリモコンを渡すブライアン。
隙を見てフランクを殴打して逃げるカレンとブライアン。追うフランク。

カレンとブライアンは何とか装置まで行き60分前に戻ろうとしています。
研究所内は小爆発を繰り返しています。もう終わりらしい。
ブライアンも撃たれます。フランクに追いつかれます。
カレンは何とか反撃して装置に乗ろうとしています。

そんなこんなでカレンとブライアンだけ60分前に戻ったみたい。
研究所は大爆発したようです。

時間が戻ります。
カレンはクルマの運転中でトレーラーと正面衝突寸前のところに戻ります。
危うく避けるカレンのクルマ。今度は道端の看板には衝突せず。これは2回目だからでしょう。
『テキサスをきれいに』という看板でした。

クルマを止めたままにしてるカレン。
しばらくするとフランクのキャデラックが通りがかります。
キャデラックが止まり「手も貸すぜ」とフランク。
断ってるカレン。「自分を大切にね」と言ってるカレン。
フランクのキャデラックは走り去ります。
これで何とかなったのか?

パトカーが通りがかります。パトカーを止めるカレン。
カレンはシカゴ警察の者と名乗って何やら指示をしています。

ブライアンのSUVがやってきます。止まります。
カレンが乗り込んで発進しています。

GSにて。
撃ち殺されてる店主のサムとトラックの若い男。
どうやら若い男がフランクに撃たれたらしく頭にきたレイ・アンがフランクを撃ちまくっています。
撃たれて蜂の巣状態で死に至るフランク。
パトカーがやってきてレイ・アンを逮捕します。
通り掛かりのステーションワゴンは厄介事にはかかわりたくないと通り過ぎます。
果たしてこれでいいのか?

ブライアンのSUVがやってくるが警官はそのまま帰りなさいと指示する。
ここを離れるカレンとブライアン。
エンドとなります。

そんなわけで低予算ですがサービス満点なタイムスリップ・アクションのよい作品でした。

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