『タイムシーカー』(1999年)
この作品はマリオ・アゾパルディ監督、キャスパー・ヴァン・ディーン、キャサリン・ベル主演のタイムスリップ・アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1999年 Abandon Picture/Avenue Pictures Productions/TBS Superstation アメリカ作品
ランニング・タイム◆92分
原題◆The Time Shifters
プロット◆タイムスリップで悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆フレッド・モーリン
株式会社イーエス・エンターテインメント発売のDVDにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
DVD音声はドルビーステレオ
キャスト
キャスパー・ヴァン・ディーン→元TVレポーターのトム・メリック
キャサリン・ベル→資料部のエリザベス
ジュリアン・リッチングズ→怪しい時間旅行者
ローレンス・ディーン→FBIのベイカー
ジェームズ・オロディ→FBIのスタントン
マーティン・シーン→未来の上司
テレサ・サルダナ→未来エージェント コルテス
ピーター・アウターブリッジ→未来エージェントのフェルダー
キャサリン・ヴァン・ディーン as キャサリン・オクセンバーグ→プロモ映像のナレーター
ミミ・キュズィック→女社長のエレノア
デボラ・オデール→トムの別れた妻ジェン
スティーブン・ボガート→ジェンの現夫スティーブ
マーク・ドナト→トム・メリックの息子ケビン
スメラ・ケイ→旅客機の女の子
マリオ・アゾパルディ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通にまとまっていました。
主役のキャスパー・ヴァン・ディーンは無難に演じています。
キャサリン・ベルは巨乳だ。そんなわけで巨乳→牛→テキサスとなって、てっきりテキサス出身だと思い込んでいました。そうしたら英国出身なんだって。そういえば英国も狂牛病で有名だとなかなか牛から離れない。
DVDにて。
キープ
アラート
メニューです。
タイトル。
TBS Superstation
何故かタイトル名がThrill Seekersになっています。IMDbではThe Time Shiftersだけど。
アパートにて。
元TVレポーターのトム・メリックが寝ています。無精ヒゲが目立つ。
フラッシュバックで夢を見ています。
工場ではなくエバンストン発電所で爆発があり、そこを突撃レポートしています。
TV局WTSEのトム・メリックとカメラと音声の3人。カメラマンを逃げたらクビにするぞと脅して突撃レポートをやっています。
で、アパートで目が覚めるトム・メリック。どうやらこの件でTV局はクビになったらしい。
噂のスクープ社にて。
トム・メリックがやって来ます。こき使おうとしてる女性社長のエレノア。
仕事をもらいに来たらしいトム・メリック。過去に起きた災害を目玉ネタにすると女性社長。
資料部にて。
キャサリン・ベル扮するエリザベスが登場。ここに勤めてるようです。
トム・メリックがやって来ます。調べてほしい物がとなるがエリザベスは帰宅してトム・メリックが自分で調べています。
コンピューターでインターネットを検索する。
20世紀の災害。さっそくいつも姿を見せてる怪しい男を発見します。
どの災害にも同じ男がいる。年代が違うのにいつも同じです。
エリザベスに電話するトム・メリック。明日詳しく調べるとなる。
このネタを女性社長に伝えるトム・メリック。
タイタニック
ヒンデンブルグ
ハリケーン ヒューゴ
いつも同じ男がいる。
タブロイド紙にはピッタリのネタだと女性社長。すぐにワシントンへ飛んでくれてとなります。スミソニアンに行って裏をとってこいとなります。
何故か出張はまずいと言ってるトム・メリック。
旅客機に乗るトム・メリック。
座席で電話するトム・メリック。息子のケビンに電話するが気まずい雰囲気で元夫人につながれて電話は月1回でしょうと言われてます。
会話から、
シカゴで働いてるトム・メリック。
新しい旦那はスティーブ。アトランティックシティに近いのか?、環境が悪いとか。
元が付きますが夫婦げんかになっています。
隣の座席の女の子から声をかけられるトム・メリック。
話しからこの写真の男をそこにいるわと言われます。マジでいたりします。
驚愕してるトム・メリック。
男の荷物を勝手に調べてるトム・メリック。
Thrill Seekerのパンフレットがあります。そこには、
タイタニック号。
エバンストン発電所。
ヒンデンブルグ号。
222便、空中衝突307人死亡。この旅客機のことです。
シカゴ地下鉄の脱線事故。これはまだです。
例の男が戻ってきて大騒ぎになっています。
男の荷物のハンドガンを構えるトム・メリック。成り行きで立派なハイジャック犯になっています。
着陸しろと命令してるトム・メリック。これだと助かるけど捕まるぞ。
男は例の写真を見て自分の荷物をかっぱらって取り戻し旅客機のトイレでタイムトラベルしてズラかります。
操縦席に入るトム・メリック。ハイジャック犯そのものです。
で、ニアミスというか対向する旅客機と接触する旅客機。墜落すると大騒ぎになるが何とかなったようです。
連邦捜査局にて。FBIです。
やっぱり捕まって取り調べのトム・メリック。ハイジャック犯です。
初老の捜査官ベイカーに若い捜査官スタントン。
例の男は旅客機内にはいなかったようです。
次は地下鉄ということを思い出すトム・メリックですが、そうなるとハイジャック犯からテロリスト扱いとなります。なるほど妙に説得力があります。
若い捜査官スタントンは発明マニアです。これが一応伏線だった。腕時計に録音機を仕込んであります。
取り調べ室から会社に電話するトム・メリック。
エリザベスに資料の写真をプリントして持ってきてもらいます。
取り調べ室にハンドガンを構えた黒眼鏡の女とメガネの男が登場。
これが未来から来たエージェントらしい。
トム・メリックを連れ出します。
ベイカー捜査官が戻ったら警備2人が倒れてるので慌てて手配しています。
階段のところで警官2人に止められるトム・メリックと2人。
アッサリと警官2人を片づけています。
この隙にトム・メリックが逃走する。手錠のまま逃げています。
外に出たらFBIに見つかるトム・メリック。忙しい。
エリザベスが来て、今度はエリザベスを連れて逃げるトム・メリック。
未来エージェントがハンドガンから発射したのは超小型ミサイルらしく破壊力が抜群でクルマが大爆発しています。
シカゴ駅に入るトム・メリックとエリザベス。
小部屋に隠れます。未来エージェント2人とFBI2人が探し回っています。
エリザベスに事情を話すトム・メリック。
今日の正午にここで地下鉄の事故があるらしい。これを何とか止めると意気込むトム・メリック。
未来エージェントは端末を使って上司と連絡しています。
上司はマーティン・シーンです。トム・メリックを消去するまで帰ってくるなと言われています。
未来エージェントの名前ですが女性はコルテス。男性はフェルダー。
トム・メリックとエリザベスはあと20分で事故が起こるので何とかしようとする。
地下鉄に乗ります。未来エージェント2人をホームにおいてけぼりにしました。
地下鉄内にて。
例の男がいます。地下鉄が駅を通過しています。もう暴走してるらしい。
例の男は逃げる。取っ捉まえています。
悪いのはスリルシェイカーだと言い訳してる男です。70年後から来た。
RTTを返してくれと言ってる。RTTは端末装置のことです。ラップトップのコンピューターみたいな物です。
乗客を後ろの車両に避難させてるトム・メリックとエリザベス。
先頭車両を何となく切り放しています。
後ろ車両に乗り移るトム・メリック。乗客達は床に伏せる。それしか出来ない。
例の男は後ろ車両に乗れません。で、先頭車両は大クラッシュします。
後ろ車両は何とか止まったようです。乗客は無事でした。
タクシーのトム・メリックとエリザベス。
エリザベスの実家に着いたようです。ここは誰もいないみたい。
電動ドリルで手錠を外しています。手錠を外すシーンは必ず入れてくれないと見て収まりが付かない。
地下鉄事故現場にて。
例の男の死体が回収されています。
ベイカー捜査官は残りの4人を何とか見つけろと言ってます。
どこかのモーテル?
未来エージェント2人が打ち合わせ中。トム・メリックの扱いについて口論しています。
エリザベスの実家にて。
ソニーのトリニトロンブラウン管の小型TVを見ています。ソニーの魂、トリニトロンのブラウン管はもう忘却の彼方に消えています。現物が消えて記憶も消える。
Thrill Seekerのパンフレットによると発電所の事故では12人死亡だが実際は11人死亡となっています。
トム・メリックが抜けてる。これを補正しようと未来エージェントが来ていると推測するトム・メリック。
自分が助かったので歴史が変わったのでは?推測するトム・メリック。
そんなことはないと言ってるエリザベス。
トム・メリックが突撃レポーターだったころの話しになっているエリザベス。
TSの端末装置を開けて起動したらプロモ映像が流れています。
今度はスタジアム炎上だって。このスタジアムにはトム・メリックの息子ケビンが行くはずになっています。
で、息子に電話するトム・メリック。
行くなと言えば、逆に行きたがることになります。映画だから。
FBIにて。
スタントン捜査官に電話です。これがトム・メリックからでした。
ベイカー捜査官に替わります。スタジアム爆発を通報してるトム・メリック。
電話を切ったら逆探知を成功でエリザベスの実家とわかります。
エリザベスの実家にて。
ここからスタジアムまで結構遠いようです。旅客機で3時間の距離だそうです。
旅客機ハイジャック犯が旅客機に乗れるわけがないのでエリザベスの実家にある古いクルマで移動となります。
交代でクルマを運転して15時間かかるらしい。
モーテルにて。
未来エージェント2人です。また上司と通信しています。
未来が変わってしまい大変だと言ってる上司。
そんなこんなで早くトム・メリックを片づけろと厳命されます。
スタジアム爆発は必ずなければいけないとなって爆弾を仕掛けるようです。何だか変で目的と手段を混同する典型となっています。
クルマで移動中のトム・メリックとエリザベス。
歴史を変えていいのか?という話しになっています。
未来談義になっています。
未来エージェント2人をクルマで追跡しています。端末装置を辿ってるようです。
すぐに追いつくと意気込んでいます。こっちのクルマはBMW。
エリザベスの実家にて。
FBIが家捜ししています。調べてベイカー捜査官とスタントン捜査官はスタジアムに向かいます。
GSにて。
給油するトム・メリックとエリザベス。
ここで追いついた未来エージェントのコルテスとトム・メリックが格闘となり、クルマで脱出しようとしたトム・メリックとエリザベスをハンドガンミサイルで大爆発させます。
エリザベスは爆死したようです。トム・メリックはまだクルマに乗り込んでいなかったので助かる。
BMWでズラかる未来エージェント2人。
気がついたトム・メリックは救助してくれた通りすがりの人のトラックを拝借して追跡をしています。
何とかコロシアムにて。スタジアムです。
アイスホッケーのスタジアムですが全景はCGみたい。
もう試合は始まっています。一応警備は厳しくやっています。
未来エージェント2人を潜入しています。FBI捜査官2人をいる。
売店で火事が起こる。これは消火されます。
未来エージェントのコルテスは爆弾を仕掛けています。フェルダーはもうトム・メリックを片づけたからスタジアムはどうでもいいのでは?と止めています。
会話からするとこのエージェント2人はスリルシーカー社の社員らしい。
なるほどそうなるのか。
そんな感じでスタジアムの外に出てるエージェント2人。コルテスがリモコンで爆発させています。
トム・メリックのクルマのフロントウィンドウに爆発の炎が映る。
爆発したスタジアム全景はCGです。
ニュースレポーターは1万人以上死亡と実況しています。
ちゃんと予定通りになっているようです。
ようやく現場に来たトム・メリック。
息子ケビンの死体を発見して号泣しています。
トム・メリックのアパートにて。
ベッドのトム・メリック。電話が入ります。ハイジャックの件でいい弁護士を雇ったと女性社長から。
端末装置をまだ持っています。起動させると・・・。
シーン転換して上司と連絡してるエージェント2人。
グッドジョブと褒めてる上司。
タイムラインのリセットは2回だけという話しになってます。何だかわからん。
端末装置を動かすトム・メリック。またスタジアムに向かうようです。
で、時空をジャンプしていきなりスタジアムへ移動中のクルマです。
まだエリザベスは生きてます。GSには寄らないトム・メリック。給油だけは絶対ダメだと言ってる。端末装置も窓から捨てています。
端末装置を追跡した未来エージェント2人はGSに入るがいない。
ようやく捨てた端末装置を見つけています。
スタジアムにて。
到着してるトム・メリックとエリザベス。
FBI捜査官2人を着いてます。未来エージェント2人もいる。
繰り返しのシーンになっています。
リンキストさんお呼び出しですと場内放送させてるエリザベス。
これでケビンが来るはず。
続いて係員を追い出して場内放送で爆弾です避難してくださいと放送してるエリザベス。
避難する観客達。ですが何だかグダグダなモブシーンになっています。TVムービーではこんなものか。
爆弾を仕掛ける未来エージェントのコルテス。今度はハンドガンを向けて止めるフェルダー。
それでも爆発させるコルテス。撃つフェルダー。
大騒ぎのスタジアム。一部が崩れて出口がふさがれます。
スタジアムが崩れフェルダーは下敷きとなる。
フェルダーとご対面のFBI捜査官のスタントン。フェルダーはスタントンのことを知っています。
どうやらスタントンがタイムマシンを発明したらしい。
未来ハンドガンのミニミサイルで壁をぶち抜き出口を開けるトム・メリック。
これで全員が脱出となります。
めでたしめでたしなシーンとなります。
で、大犯罪者トム・メリックがどうのこうのと入り、未来からトム・メリックを狙いに来た連中がもう来ています。
エンドとなります。
後タイトルに、
Abandon Pictures (in association with)
Avenue Pictures Productions
そんなわけで普通のタイムスリップ・アクションのよい作品でした。
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