『キッスで殺せ』(1955年)
この作品はロバート・アルドリッチ監督、ラルフ・ミーカー主演の変わったマクガフィンのフィルム・ノワールのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1955年 パークライン・ピクチャー/ユナイト アメリカ作品
ランニング・タイム◆106分
原題◆Kiss Me Deadly
プロット◆ヒッチハイクから巻き込まれて謎のトランクを追う話しのようです。
音楽◆フランク・デ・ヴォール
20世紀フォックス発売のDVDにて。
画質は普通によいです。
スクイーズ収録ではありません。フル表示では上下左右に大きく黒枠のSD表示。HDズームにして上下に少し黒味あり。
画面サイズはワイド。上下に少し黒味あり。
音声はドルビーステレオ オリジナルはモノラル
キャスト
ラルフ・ミーカー→私立探偵のマイク・ハマー
ギャビー・ロジャース→クリスティナのルームメイト
クロリス・リーチマン→ヒッチハイクのクリスティナ・ベイリー
ウェズレイ・アディ→バット・マーフィ警部補
モート・マーシャル→科学雑誌記者のレイ・ダイカー
アルバート・デッカー→ソブリン医師
ポール・スチュワート→大物のカール・エベロ
マリアン・カー→カール・エベロの妹フライデー
マキシン・クーパー→マイク・ハマーの相棒ヴェルダ
ストローザー・マーティン→ハービー・ウォレス
ジャック・イーラム→用心棒のチャーリー
ジャック・ランバート→用心棒のシュガー
ニック・デニス→ガレージのニック
ジェリー・ジンネマン→ガレージのサミー
ジェームズ・マッカリオン→アパート管理人のホレス
フォーチュニオ・ボナノバ→売れないテノール歌手トリバーゴ
レオナード・ムーディ→ハリウッド・アスレチッククラブのフロントクラーク
不明→ミスト画廊のウィリアム・ミスト
ロバート・アルドリッチ監督の演出はよいと思います。
全体的に手堅くまとまっています。上手い監督は最初から上手い。
MGMビデオ
20世紀フォックス・ホームエンタテインメント
ユナイト
夜の道路にて。コートに裸足の女性が走る。
クルマを止めています。マイク・ハマーのクルマが止まります。乗り込んでいる女性。
何故か女性のナレーションが入ってる。
タイトル
タイトルの間は女性の息遣いが聞こえています。何かB級っぽい。
検問です。
精神病院からコートを着た女性が脱走した・・・
この女性のことです。
ここはマイク・ハマーがコートの女性を妻ですと言って難なく通り過ぎる。
GSに入ります。
右の前輪に木の枝を咬み込んでいました。
女性はGS店員に手紙を渡して出してくれと頼んでいます。
クルマは走行中。
女性は色々と喋っています。あなたは体型維持で腹筋をやってるんでしょうとか・・・
なかなか名前を言わない女性。
ようやくマイク・ハマーが名前を聞いています。
自分の名前は言わずに詩人クリスティーナ・ロセッティの話をしている女性。
マイク・ハマーは詩人の名前から君はクリスティーナか?と聞いています。
女性はクルマのハンドルに付いてる登録証からマイク・ハマーとわかってるようです。
いきなり前をふさがれてクルマが止まる。
どうやら捕まったらしいマイク・ハマーと女性。
拉致されたところで拷問されてる女性。悲鳴と脚だけですが・・・
マイク・ハマーは縛られてころがされています。
どうやら女性はプライヤーで拷問されていたようです。この年代にしてはかなり強烈な描写になっています。拷問そのもののシーンは見せていない。
夜の道路にて。
一味はマイク・ハマーのクルマにマイク・ハマーとクリスティーナを乗せて一味のクルマが押しています。
マイク・ハマーのクルマを崖下に落としています。転がり落ちたらすぐに爆発してるクルマ。爆発が早すぎて何だかB級な描写になっています。
病院にて。
目を覚ますマイク・ハマー。まだ生きていました。
秘書というより相棒のヴェルダとナースがいます。フォーカスが合うマイク・ハマーの主観ショットがあります。
デカ長のパット・マーフィ警部補がやってきます。
何が起こったのか聞かれてるマイク・ハマー。
省略があって退院してるマイク・ハマー。ヴェルダが付いています。
そんなとこに当局の男がマイク・ハマーにコンタクトしてきます。
当局のクルマに乗るマイク・ハマー。ヴェルダとは別れます。
警察にて。
何とか委員会の数人の男に尋問されるマイク・ハマー。
マイク・ハマーは言いたい放題に言われています。吊るし上げのようなものです。
マイク・ハマーはベッドルーム・ディテクティブ。夫婦関係に首を突っ込んで儲けてる・・・
ようやく放免されてパット・マーフィ警部補と話すマイク・ハマー。
色々とまた言われています。警察を侮辱する奴は・・・
このへんの印象は普通のフィルム・ノワールです。
ニックのガレージにて。
タクシーで移動のマイク・ハマーがここに入る。ニックが歓迎してくれます。
マイク・ハマーのクルマは完璧にオシャカになったとのこと。
ニックはやたらと明るいクルマ屋のおっさんです。従業員がサミー。
タクシーで移動のマイク・ハマー。
アパートに入ります。
904号室に用心深く入っています。ここはマイク・ハマーの自宅アパートでした。
留守番電話を聞いています。壁に備え付けのオープンリールテープレコーダータイプのする番電話機です。機能は現在と同じみたい。
電話が鳴ります。留守番電話から切り替えて自分で出てるマイク・ハマー。
ヴェルダからでした。すぐにくるとのこと。
ヴェルダがやってきます。
キスをしながら色々と話し込む。
入院中にレイ・ダイカーという男から電話があった。
そんなところにパット・マーフィ警部補がきます。居留守にしたらドアをカギを開けて堂々と入っています。何でカギを持ってる?
探偵免許取り消し、銃器許可証を取り消しと典型的な圧力をかけるパット・マーフィ警部補です。
レイ・ダイカーとは科学に関するコラムを書いてる男。このレイ・ダイカーが消えたそうです。
クリスティーナ・ロセッティは詩人で英国人。そんな話題も出ています。
ヴェルダは帰ります。
クルマで出かけるマイク・ハマー。ニックから借りてるクルマです。
レイ・ダイカーのアパート付近にて。
マイク・ハマーが入ります。クルマを降りたとこからもう尾行がついています。
飛び出しナイフを出す尾行の男を叩きのめすマイク・ハマー。
再び向かった来た尾行の男をコンクリート階段下へ突き落としてるマイク・ハマー。
レイ・ダイカーのアパートにて。
小男なレイ・ダイカー。顔はキズだらけ。何でそうなってるのかわからん。
クリスティーナのことは知ってるらしい。
ここを出るマイク・ハマー。
クリスティーナ・ベイリーのアパートにて。
老人の荷物運びを手伝うマイク・ハマー。
アパートに入ろうとするマイク・ハマーには管理人のホレスが応対しています。
クリスティーナ・ベイリーの部屋に入るマイク・ハマー。
ルームメイトのリリー・カーバーはいない。
ちゃんとクリスティーナ・ロセッティの詩集が置いてありました。
マイク・ハマーがアパートを出たとこで荷物運びの老人がコンタクトしてきます。
内緒の話で2人のどちらかを連れていった。その行き先を教えてもらいます。
リリー・カーバーが隠れてるアパートにて。
教えてもらったマイク・ハマーがやってきます。
クリスティーナのことを病気になって変わったと言ってるリリー・カーバー。
取りあえず帰るマイク・ハマー。
自宅アパートにて。
帰宅するマイク・ハマー。ラジオを聴いてると電話です。
留守録にしています。途中から切り替えて自分で話してるマイク・ハマー。
明日の朝をアパートの前を見ろ・・・
翌朝、アパートの前にて。
高級なオープンカーがある。。ニックが貸したクルマを回収しに来ています。
で、この高級オープンカーをマイク・ハマーのクルマと思ったニックは俺にも触らせろと乗り込んでキーを回そうとする。
慌ててニックを止めてるマイク・ハマー。
ボンネットを開けさせてスターターモーターのあたりを調べさせます。そうすると見た目通りのダイナマイトが出てきました。これはわかりやすい。
ニックを乗せてクルマをスタートさせるマイク・ハマー。
ニックのガレージにて。
クルマを詳しく調べさせています。そうなると今度はスピードメーターがトリガーになってる爆弾がみつかります。
あの程度スピードが上がると爆発するタイプらしい。
調べ終わったオープンカーが移動するマイク・ハマーです。
ヴェルダのアパートにて。
広いアパートでエクササイズをやってるヴェルダ。壁1面が鏡です。
色々と話し込んで名前がゾロゾロと出てきます。
トラック運転手の自宅アパートにて。
話しを聞いています。事故ですが被害者は勢いよく突き出されたような感じもするとか・・。
ボクシングジムにて。
知り合いのトレーナー エディに声をかけてるマイク・ハマー。
話しに出てたカウロスキーというボクサーのことを聞いてるマイク・ハマー。
チャーリーとシュガーという男が口止めをしに来た。カネではなく命がかかってるので話せないとエディ。
ボクシングジム内の公衆電話でパット・マーフィ警部補に電話してるマイク・ハマー。
チャーリーとシュガーのことを聞いています。この用心棒2人の飼い主の名前を聞いています。飼い主はカール・エベロとわかります。
カール・エベロ邸にて。
ここに入るマイク・ハマー。そうしたらカール・エベロの妹フライデーに声をかけられています。マイク・ハマーにキスをするフライデー。どういう展開なんだ?
家に入りフライデーと飲んでるマイク・ハマー。
プールサイドには例の用心棒チャーリーとシュガーの2人がいます。
カール・エベロは用心棒2人に命じてプール更衣室に入ったマイク・ハマーを痛めつけろと命令しています。
プール更衣室内にて。
靴を調べてるマイク・ハマー。拉致された時に靴だけに見覚えがあるからです。
で、用心棒が襲ってきますが用心棒の1人をあっさりと片づけているマイク・ハマー。もう1人は逃げています。
そんなわけでマイク・ハマーの相手をするカール・エベロ。
取引をしようと持ちかけるカール・エベロ。断るマイク・ハマー。
で、手遅れです。それではお引き取りくださいと慇懃無礼なカール・エベロです。
オープンカーで移動のマイク・ハマー。
今度は安ホテルに入っています。話しに出てた売れないテノール歌手トリバーゴのところです。
レコードに合わせて練習してるトリバーゴ。黙って入ってるマイク・ハマー。
歌い終わってからマイク・ハマーがいることに気がついてビックリしてるトリバーゴ。
ニコラス・レイモンドの友人だろうと言ってるマイク・ハマー。次から次へと名前が出てくるのでわけがわからん。
で、いきなり貴重なSPレコードを割って脅かしてるマイク・ハマーです。
そんなこんなでどうやら命をかけた秘密があるらしい。どんなマクガフィンなんだ?。
リリー・カーバーのアパートにて。
ここに入るマイク・ハマー。昨夜も誰か来たとおびえてるリリー・カーバー。
クルマで待ってると外に出るマイク・ハマー。
リリーはオープンカー助手席のトノカバーに隠れています。
ニックのガレージにて。
ここにはいるマイク・ハマーのオープンカー。リリー・カーバーは隠れたままです。
どうやらニックにも何か調べてもらってるようで情報を聞いて勢いよくオープンカーをUターンさせて発進しています。
クルマの下に入り整備中のニック。そこに例の靴の男が入る。
ここのシーンがどこかの作品と全く同じです。ニックのルックスまで似ています。
その作品は『マッドマックス』(1979年)です。
それならジャッキを下げて拷問するのかと思ったらそうではなくジャッキを一気に下げてニックを片づけていました。
引用した『マッドマックス』は元ネタとは全く同じではなく少し変えていたわけです。これが普通の引用なのです。
自宅アパートにて。
マイク・ハマーをリリー・カーバーを自宅アパートに入れています。
リリー・カーバーはやる気満々でいきなりキスしています。そうなるとリリー・カーバーがファムファタールなのか?
で、リリー・カーバーを置いてまた出かけるマイク・ハマー。
ニックのガレージにて。
ニックが死んでいて従業員のサミーが号泣しています。
ここを去るマイク・ハマー。
ヴェルダのアパートにて。
ここに入るマイク・ハマー。ヴェルダは寝ています。
ニックは死んだと話すマイク・ハマー。
レイモンドが持ってる物に価値があるらしいとヴェルダ。命より価値がある物とは?
ソブリン医師の名前が出てきます。
ピガールに会ってと言ってるヴェルダ。ピガールって誰?。
バーにて。
女性歌手が歌っています。誰?、多分本物の歌手でしょう。
バーテンに元気がないなと言われてるマイク・ハマー。
時間が経過して酔いつぶれてるマイク・ハマーを起こすバーテン。男からの伝言でヴェルダが拉致されたと伝えます。
酔っぱらったままオープンカーを発進させてるマイク・ハマー。凄いな昔のハリウッド映画は、やりたい放題ではないかい。
GSにて。
店員とコンタクトしてるマイク・ハマー。
店員にクルマをジャガーから変えたのですかと言われています。
クリスティーナの手紙をことを聞いてるマイク・ハマー。
聞いたらいきなりクルマをUターンさせてるマイク・ハマー。どこへ行く?
自宅アパートにて。
あわてて帰宅したマイク・ハマーですが用心棒2人がいます。
ブラックジャックで殴打されて昏倒するマイク・ハマー。
この用心棒2人はジョン・マルコビッチとジョン・ハナーにソックリのコンビです。
シュガーがジョン・マルコビッチ。チャーリーがジョン・ハナーになります。
ジョン・ハナーのソックリがジャック・イーラムとなるわけです。
海辺の別荘にて。
クルマから降りて海の中まで逃げるマイク・ハマーですが、用心棒2人にタックルされて動きがとれなくなってからボコボコにされてまた捕まっています。
で、マイク・ハマーはうつぶせでベッドに縛りつけられています。
そこへ例の靴の男がいます。君は死ぬといいながら何やら注射しています。自白剤とのことです。
話しからクリスティーナの手紙はマイク・ハマー宛てだったらしい。よくわからん。
しばらく経って別の男のカール・エベロが来ます。
尋問するカール・エベロ。要領得ない答えのマイク・ハマー。
カール・エベロがいなくなったとこで右手のロープを外そうとするマイク・ハマー。うまいとこ外れました。それでまた右手をロープに入れて縛られてるふりをしています。
大声出して人を呼ぶマイク・ハマー。カール・エベロが来ます。
ここで行動を起こすマイク・ハマー。
用心棒が呼ばれます。シュガーが行きます。ベッドに縛られてるのは・・
飛び出しナイフで脇腹を刺す用心棒のシュガー。これがマイク・ハマーではなくいつのまにか入れ替わったボスのカール・エベロでした。
刺した用心棒シュガーの悲鳴を聞いて見に来た相棒も驚愕しています。刺した用心棒は茫然自失状態です。
クルマのエンジン音がします。マイク・ハマーはズラかったようです。
自宅アパートにて。
戻るマイク・ハマー。リリー・カーバーはまだいます。
例の詩集をリリー・カーバーに音読させてるマイク・ハマー。
ヒントに気がついたのかまた出かけるマイク・ハマー。リリー・カーバーも同行させます。
死体置き場にて。
クリスティーナ・ベイリーの死体を確認するマイク・ハマーとリリー・カーバー。
検死担当の医者が欲張りでクリスティーナが飲み込んだ証拠がある、だから・・・と露骨にわいろを請求しています。
持ち金を全部渡すが足りないともっとよこせと請求してる検死担当の医者。
ブチ切れたマイク・ハマーは医者が机の引き出しに手を入れたことで引き出しを閉めて医者を痛めつける。アッサリと証拠の品を出す医者。欲をかいてはいけまんせという描写なのかも?
証拠の品物のカギを手に入れるマイク・ハマー。で、HACとは?→ハリウッド・アスレチック・クラブの略でした。
ハリウッド・アスレチッククラブにて。
ここに入るマイク・ハマー。フロントのおっさんと交渉となります。
手に入れたカギは何だと聞きます。それは規則で答えることは出来ないとフロントのおっさん。
持ち金を出すがわいろは効かないようです。そうするとおっさんをビンタするマイク・ハマー。これで言う事をきくフロントのおっさんです。
このカギはロッカーにカギです。
ニコラス・レイモンド、10年間会員。そのロッカーへ向かいます。
ロッカールームにて。
マイク・ハマーとフロントのおっさん。
ロッカーを開けると下に小さめのトランクがあるだけです。
マイク・ハマーが言うにはこのトランクは熱いんだって。核融合反応してるのか?
中は何にかと開けるマイク・ハマー。少し開けたら光が溢れます。慌てて閉めるマイク・ハマーです。
光とは随分は分かりやすい描写です。効果音まで付いてるし。普通はもう死んでるような気がするがハリウッド映画だから核に関する認識はこんなものなのでしょう。
フロントのおっさんに誰一人近づけるなと指示するマイク・ハマー。
マイク・ハマーが外に止めたクルマに戻るとリリー・カーバーがいない。
警察にて。
パット・マーフィ警部補と話すマイク・ハマー。
これまでの怪しい件はかなりパット・マーフィ警部補が関与してるとみてるマイク・ハマー。
本物のリリー・カーバーの死体はもう1週間前に上がってるとパット・マーフィ警部補。
マイク・ハマーの右手首に炎症を見つけるパット・マーフィ警部補。
よく言い聞かせるように3つの言葉を発します。「マンハッタン計画、ロスアラモス、三位一体」と、これは原子爆弾のことを言ってるようです。
ロッカーのカギをパット・マーフィ警部補に渡すマイク・ハマー。
パット・マーフィ警部補は出て行きマイク・ハマーは残される。
ハリウッド・アスレチッククラブにて。電話が鳴っています。
ロッカーが開けられてトランクが無くなっています。フロントのおっさんは死んでいます。
レイ・ダイカーのアパートにて。
マイク・ハマーがやってきます。レイ・ダイカーはいない。
灰皿には火のついたタバコが残ってる。アパートから出て行くマイク・ハマー。
隠れていたレイ・ダイカーが出てきます。タバコに火をつけるが灰皿に残っていた火のついたタバコに気がついて驚愕しています。
ドアを開けるとマイク・ハマーがいました。また驚愕してるレイ・ダイカー。
ピンタしてレイ・ダイカーを詰問するマイク・ハマー。
ウィリアム・ミストという名前を吐いてるレイ・ダイカー。よくわからん。
ミスト画廊 モダンアートにて。
ここに入るマイク・ハマー。もう夜遅くて閉まっています。
ベッドのおっさんは慌てて薬を飲んでいます。洗面台に行ってからもまた薬を飲んでいます。
マイク・ハマーはヴェルダのことを聞くがおっさんは寝ています。
どうやら睡眠薬をがぶ飲みしていたようです。
薬瓶のラベルを見るマイク・ハマー。ドクター・ソブリンという名前があります。
回想のヴェルダもドクター・ソブリンの名前を出していた。
ソブリンの病院に電話するマイク・ハマー。受付からソブリン医師は不在です。海辺の別荘にご滞在ですと返事をもらう。
靴の男はソブリン医師だったとわかります。
海辺の別荘にて。
ソブリン医師とリリー・カーバーがいます。例のトランクもあります。
リリー・カーバーのことをガブリエルと呼んでるソブリン医師。
トランクの分け前の話をするリリー・カーバー。これはわけられないと言ってるソブリン医師です。
トランクの中身はメドゥーサの首。見たら石ではなく硫黄と灰になるとのこと。
分け前は全部貰うわよといきなりソブリン医師を撃つリリー・カーバー。たいしたファムファタールぶりです。
ケルベロスの三つの首、絶対開けるなとか言って絶命するソブリン医師。
ここはもっとわかりやすく言わないといけません。
そんなとこにマイク・ハマーがやってきます。ヴェルダのことを聞きます。
リボルバーを構えてるリリー・カーバー。「キスミーマイク」と言ってる。フィルム・ノワールらしくなっています。
またいきなり撃つリリー・カーバー。倒れるマイク・ハマー。
トランクを開けるリリー・カーバー。フタを全開にしています。
いきなり光が溢れ出す。効果音もするしスモークの効果もあります。
やられるというか自滅してるリリー・カーバー。
悲鳴を上げて燃えています。何か少し違うような感じもするけどこんなものか。
ヨロヨロしてヴェルダを捜すマイク・ハマー。
閉じこめられるヴェルダ。救出するマイク・ハマー。
ヴェルダに支えられて別荘の外に脱出しています。
光から爆発炎上する別荘。
さすがに普通の爆発炎上とは少し違う感じに描写しています。
普通はこれでまわりの人は死んでると思うけど。まあいいです。
近くでこれを見てるマイク・ハマーとヴェルダ。
エンドとなります。
パークライン・ピクチャーと出ています。
そんなわけでちょっとアレなマクガフィンはともかくフィルム・ノワールのよい作品でした。
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