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2012.01.01

『悪魔の赤ちゃん3 禁断の島』(1978年)

この作品はラリー・コーエン監督、マイケル・モリアーティ、カレン・ブラック主演の赤ちゃんホラーのシリーズ第3作のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1978年 Larco Productions アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆It's Alive III: Island of the Alive
プロット◆悪魔の赤ちゃん達が戻ってくる話しのようです。
音楽◆ローリー・ジョンソン
オリジナル音楽◆バーナード・ハーマン

ワーナー発売のDVDにて。画質は普通によいです。
スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。

キャスト
マイケル・モリアーティ→父親のスティーブン・ジャービス
カレン・ブラック→母親のエレン・ジャービス
ローレン・ランドン→売春婦のサリー
マクドナルド・ケリー→ミルトン・ワトソン判事
ジェームズ・ディクソン→パーキンス警部補
ゲリット・グレアム→鬼検事のラルストン
ニール・イズラエル→ブリュースター博士
ジャッキー・スワンソン→テナント


ラリー・コーエン監督の演出はよいと思います。
マイケル・モリアーティは名演しています。前作のフレデリック・フォレストよりはいい演技をしています。


ワーナーホームビデオ
メニュー画面

ワーナー→当時のデザイン
プロローグ。
夜の街にて。雨が降ってる。
タクシーが止まる。妊婦がもう生まれるとなっています。
運転手は警官を呼ぶ。薄情な運転手で迷惑がっています。
て、生まれるとこれが悪魔の赤ちゃんでした。
異常な怪物だとハンドガンで撃つ警官。でもやられます。
戻った運転手もやられたようです。

教会にて。
血が流れた跡の先には悪魔の赤ちゃんの死体があるようです。
パーキンス警部補が現場検証をしています。

タイトル
A Larco Productions
キャストの最後はマクドナルド・ケリーです。もう相当なベテランのはず。→『疑惑の影』(1943年)
音楽はローリー・ジョンソンですがオリジナルスコアはバーナード・ハーマンです。

法廷にて。
赤ちゃんについての裁判をやっています。
鬼検事
女性弁護士
メガネの医者。
父親のスティーブン・ジャービス
パーキンス警部補。
裁判官のミルトン・ワトソン判事

鬼検事は「これは人間ではありません」と言ってる。
演じてるのはどうやらいつもは変態役が多いゲリット・グレアムのようです。この作品では普通の鬼検事です。

檻に入れられた赤ちゃんが入ってきます。鎖に首輪です。
スティーブン・ジャービスと対面となります。
赤ちゃんに裁判に勝つためだと説得してるスティーブン・ジャービス。
コマ撮りで描写してる赤ちゃんは檻を破って裁判官に迫ります。ここで熱弁のスティーブン・ジャービス。
これで赤ちゃんは死刑にならずにすんだようです。

フロリダの遊園地にて。
スタンダップコメディアン2人の出し物のバーにスティーブン・ジャービスが来ています。
カレン・ブラック扮する別れた夫人のエレンに会うためです。
ウエイトレスをやってるエレン。露骨に迷惑がっています。
説得にかかってるスティーブン・ジャービスですが追っ払われます。

ボール投げの射的のとこでローレン・ランドン扮する売春婦に誘われるスティーブン・ジャービス。これに乗ります。

しけこんだとこで。
さっそく商売のセックスになっています。
で、売春婦に何だかどこかで見た顔だと言われるスティーブン・ジャービス。
帰る支度のスティーブン・ジャービス。
ようやく悪魔の赤ちゃんの父親だとわかって思い切り罵倒されてるスティーブン・ジャービス。
化け物の父呼ばわりされています。

法廷にて。
裁判官のミルトン・ワトソン判事
鬼検事
女弁護士
スティーブン・ジャービス。
結局赤ちゃんはどこかの離れた島に隔離することになったようです。

島にて。海から島の全景が描写されています。

TVワイドショーにて。
インタビューを受けてるスティーブン・ジャービス。

島にて。ヘリコプターで接近しています。
ヘリコプターを見てる主観ショット。例によって赤ちゃんの主観ショットなので二重に見えています。
浜辺には壊れた檻が転がっています。もしかして放し飼いなのか?

男5人。ライフル銃を持っています。兵隊ではない。
1人残して4人乗り込みます。会話からすると薬会社関係らしい。
ホトボリが冷めたらまた発売するとか。そのために証拠となる赤ちゃんを始末しに来たらしい。凄いな。ラリー・コーエンは設定だけは上手い。
手下のスコッティが滝に入り調べています。すぐにやられます。
また1人やられます。残り2人は必死こいて逃げますがやられます。
ヘリコプターのパイロットはようやくたどり着いた男を見捨てて飛び去ります。

飛行中のヘリコプターですが、もう中に赤ちゃんがいたようでパイロットがやられます。これは見ててビックリしました。
爆発するヘリコプター。

どこかのホームパーティにて。
スティーブン・ジャービスがいます。CM俳優が仕事だったらしい。
女弁護士が出版社に無理やり会わす。
本を出版する。もう決まってる。これで弁護費用にするとなってるようです。

お客にサインしてくれと頼まれるスティーブン・ジャービス。
お客に失礼なことを言ってる。酔っぱらってるの?
メガネの博士が例の赤ちゃんはもう6ヶ月生まれていないので、この事件を終わったことになっていて、政府からの予算が打ち切られたとのこと。

ショッピングモールにて。
本は大々的に宣伝されて出版されています。スティーブン・ジャービス本人は書いてない。毎度のことですが・・・

エレンがその本を暖炉に燃やしてるシーンが入ります。

島にて。
カメラが赤ちゃんの住むところに接近してる。

靴屋にて。
店員をやってるスティーブン・ジャービス。もう随分とおかしくなって客に対して変な応対をしています。
そんなとこにパーキンス警部補がコンタクトしてきます。
ミルトン・ワトソン判事死去の見出しの新聞を持参しています。これで状況は変わったらしい。
後釜はスウェンソン、異常な奴だとパーキンス警部補が言ってます。誰なのかよくわからん。
話しからすると4年経ってるようです。

医者関係の研究室にて。
初老の博士が2人。メガネの博士。女性博士。スティーブン・ジャービス。パーキンス警部補とそろっています。
成り行きでスティーブン・ジャービスが麻酔銃でメガネの博士を撃つシーンがあります。

ヨットで移動です。
女性博士をナンパしてるスティーブン・ジャービス。
何だかヨットの船員もいて総勢何人だかわからん。
スティーブン・ジャービスが唐突に歌い出して迷惑がられています。このシーンは結構長い。

いよいよ島に接近しています。
エンジン付ゴムボート2隻を下ろして上陸しています。
例の二重の主観ショットがボートを見ています。

総勢6人が捜索にかかるようです。誰が誰だかサッパリわかりません。
一休みというとこでスティーブン・ジャービスは単独でジャングルに入る。
メガネの博士が滝で水浴びをしてます。
ジャービス、ブリュースター、ドック、パーキンス警部補、名前がまだわからん。
で、ドックが赤ちゃんに遭遇したようでやられます。
ドックの死体を発見して悲鳴の女性博士。逃げます。
ブリュースターとスウェンソンが死んだらしい。
赤ちゃんには麻酔弾が刺さってる。何だかよくわからない描写です。

必死こいて逃げる3人。スティーブン・ジャービス、パーキンス警部補、女性博士。
海岸に残っていた2人もやられています。
ゴムボートで女性博士がやられます。。
スティーブン・ジャービスとパーキンス警部補はヨットに戻る。

ヨットにて。
船員が皆殺しになっています。パーキンス警部補は海に飛び込んで逃げる。
スティーブン・ジャービスはヨットに残る。

パーキンスは島にたどり着いたが置き去りにされています。

ヨットは移動中。
スティーブン・ジャービスと赤ちゃんが複数。
それで赤ちゃんが赤ちゃんを出産してるようです。なんだかわからん。
スティーブン・ジャービスは赤ちゃんとコンタクトして勝手に喋りまくっています。
このままではフロリダに行くとスティーブン・ジャービス。

船長の死体がなくなったらしい。次々と死体がなくなるようです。
どうやら赤ちゃん達の食料になっているようです。

地図を指す赤ちゃん。ケープベールへと行けとなっています。
そこはエレンのいる街らしい。

総勢。
赤ちゃんは男3人女1人、赤ちゃんが産まれたばかり。

無線を使おうとしてるスティーブン・ジャービス。
メイデーとやってるがあまり上手くいってない。

日記を書いてるスティーブン・ジャービス。
死体が消えてる・・・

ある日、ヨットから落とされるスティーブン・ジャービス。
先に落とされた浮いてる木製ドアに乗ります。いかだ代わりにはなるようです。
いいあんばいにサメが出てきたりしています。これは大変と思ったがサメは何となくいなくなります。
そのまま海の真ん中に置き去りにされます。ここのシーンが結構長い。

病院にて。
担架ベッドで運ばれてるスティーブン・ジャービス。
どうやらここはキューバらしい。捕まって尋問となるようです。
それでも言いたいことは喋りまくってるスティーブン・ジャービス。病院だから静かにしろと言われています。

フロリダの遊園地にて。ケープベールのようです。
バイクが暴走しています。ヤマハDT200か、TT250か?、ウィリーしています。
そんなとこに桟橋の下には赤ちゃん達が侵入しています。

ここまでの印象では・・・
さすがラリー・コーエンで、話しが凝ってるというかぶっ飛んでいます。

バーにて。パンクロックのディスコみたいになってる。
ローレン・ランドンのサリーとエレンはは知り合いなのか。
仕事を頼んで早退してるエレン。

ポルシェ356の男トニーがエレンに声をかけてきます。
死体を乗せた船が漂着してるとか話しに出ています。
スティーブン・ジャービスの本の話をし始めるトニー。エレンを脅迫してセックスしようとしています。

花火が打ち上げられています。
桟橋の下にゴムボートが着いてます。スティーブン・ジャービスとキューバ人2人。
どうやらスティーブン・ジャービスを送ってきたようです。
バレたら大変だとキューバ人の心配をしてるスティーブン・ジャービス。
親切なキューバ人は別れ際にハンドガンまでプレゼントしてくれます。共産圏なのでハンドガンはトカレフです。
引き上げるキューバ人2人。こんなシーンを入れていいのか?。

路上で無軌道な若者のシーンの描写があります。
女の子を巡ってケンカ騒ぎになっています。ようやくパトカーがやってくる。
ここを通りがかるスティーブン・ジャービス。

桟橋の下ではまだ女の子を追っかけてる無軌道な若者。
そこに赤ちゃんがやってきて無軌道な若者を成敗しています。そうなるのか。
お巡り達もやって来て赤ちゃんをリボルバーやショットガンで蜂の巣にしています。

店にて。
スティーブン・ジャービスはエレンを居場所を聞いています。
トロピカーナモーテルとわかる。

トロピカーナモーテルにて。
クルマのトニーとエレン。脅迫してやらせろと迫るトニー。随分と物好きだと思う。
そんな感じでもめて大騒ぎになってます。
クルマを汚されて頭に来てるトニーですがいきなりやられます。

桟橋下にて。
赤ちゃんの死体を検分してるシーンがあります。

悪夢を見てるエレン。
目を覚ますと窓の外には赤ちゃんがいてビックリとなります。
電話機を投げつけて窓を割ってるエレン。
外に出たとこでトニーが死体になっていてビックリのエレン。
で、エレンは赤ちゃんに捕まれて屋根の上に引っぱり上げられています。

スティーブン・ジャービスがやって来ます。
トニーの死体を見て、赤ちゃんの泣き声を聞く。トカレフを構えてトロピカーナモーテルに接近します。

屋根の上にはエレンを担いでる赤ちゃん。スティーブン・ジャービスも屋根に上がる。
赤ちゃんとコンタクトしてるスティーブン・ジャービス。エレンを説得しています。

ここに来た理由を聞いています。
どうやら病気らしい赤ちゃん達。それで来たらしい。
説得されて赤ちゃんと対面するエレン。赤ちゃんの赤ちゃんを受け取ります。

警官達が屋根に上がってきます。
赤ちゃんを生んだ赤ちゃんはもう死ぬようです。もう何だかわからん。

屋根に仁王立ちの別の赤ちゃんは大暴れしてます。
警官達を屋根から落としていますが撃ちまくられて死に至ります。

この騒ぎの隙に屋根から下に降りたスティーブン・ジャービスとエレン。
小さな赤ちゃんを連れています。
クルマを盗むスティーブン・ジャービス。

走行中のクルマのスティーブン・ジャービス、エレン、小さな赤ちゃん。
お先真っ暗な状態で笑ってるスティーブン・ジャービスとエレン。
もう笑うしかないようです。
エンドとなります。

そんなわけでスティーブン・ジャービスを演じるマイケル・モリアーティの熱演でもってるまああな作品でした。


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