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2011.12.31

『悪魔の赤ちゃん2』(1978年)

この作品はラリー・コーエン監督、フレデリック・フォレスト、キャスリーン・ロイド、ジョン・P・ライアン主演の赤ちゃんホラーのシリーズ第2作のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1978年 Larco Productions/ワーナー アメリカ作品
ランニング・タイム◆91分
原題◆It Lives Again
プロット◆また悪魔の赤ちゃんが産まれて関係者が奔走する話しのようです。
音楽◆ローリー・ジョンソン
オリジナル音楽◆バーナード・ハーマン

ワーナー発売のDVDにて。画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無しのフルスクリーン。

キャスト
フレデリック・フォレスト→旦那のユージーン・スコット
キャスリーン・ロイド→出産したジョディ・スコット
ジョン・P・ライアン→経験者のフランク・デイビス
エディ・コンスタンティーヌ→フォレスト博士
ジョン・マーリー→追っ手の首謀者マロリー
アンドリュー・ダガン→ペリー博士
ジェームズ・ディクソン→パーキンス警部


ラリー・コーエン監督の演出はよいと思います。
ていねいに作ってあるが何かが足りないといった感じ。

ワーナーホームビデオ
メニュー画面。

タイトル
ワーナー 1970年代のデザイン。
Larco Productions
キャサリーン・ロイドは『ザ・カー』(1977年)に出ていました。
ジョン・ライアンではなくジョン・P・ライアンと出ています。
音楽はまだバーナード・ハーマンになっています。

トゥーソンにて。
スコット家のホームパーティにて。
ユージーン・スコットと妊娠してるジョディ・スコット。
お客の中にジョン・P・ライアン扮するフランク・デイビスがいます。
他のお客達が帰るがフランク・デイビスだけが残っています。スコット夫婦はフランク・デイビスのことを知りません。怪しいとなります。

スコット夫婦から「あの人誰?」となってるスコット夫婦。
「どちら様で?」と聞かれるフランク・デイビス。
「赤ちゃんのことで・・・」と話しが始まります。異常妊娠の報告の話しから・・・
で、新聞記事からフランク・デイビスのことを思い出すスコット夫婦。

警告に来たらしいフランク・デイビス。
マロリーという男が見張ってるとのこと。マジで外に見張りがいます。

ここで見せ所のジョン・P・ライアンが涙を流して自分の赤ちゃんのことを話すシーンとなっています。
用事がすんだら帰るフランク・デイビス。

モーテルにて。
フランク・デイビスがいます。電話中。何か手配をしています。

スコット家の自宅にて。
夫婦はベッドで話し込んでいます。どうなるの?といった感じ。

病院にて。
フランク・デイビスが入ります。生まれたばかりの赤ちゃんを見ながら回想となっています。
自分の赤ちゃんがどうなったか・・・・

スコット家の自宅にて。
裁判になったら勝てるとかの話しになっています。先のことを考えすぎています。

モーテルにて。
トラックが着きます。アスティン・ラボラトリーズの表示。
フォレスト博士が来ました。
トラックの荷室は立派な分娩室になっています。ベビーベッドが鉄格子仕様になってるのが違う点です。

スコットの自宅にて。
ジョディ・スコットが産気づきます。ユージーン・スコットは慌ててフランク・デイビスのいるモーテルに電話するが入れ違いでつながりません。
そんなわけでスコット夫婦はクルマで病院に向かいます。見張りがいて連絡しています。

電話機のショットで『鳥』(1963年)式の寄るショットが使われています。
細かくカットを割ってパッパッパッと寄る手法です。

警察にて。
マロリーが警察に説明をしています。出動する警官達。

病院にて。
パトカーが押し掛けて大騒ぎになっています。
スコット夫婦のクルマが到着します。何だか異様な雰囲気ですがあまり気にしていない。
ジョディ・スコットは運ばれます。
ユージーン・スコットはさすがに怪しいと思ったのか抗議しています。

フランク・デイビスは病院に向かっています。

病院。分娩室にて。
医者がリボルバーを準備しています。これで生まれたのが悪魔の赤ちゃんだったらズドンとやるつもりらしい。
ジョディ・スコットの出産となります。
フランク・デイビスの方は医者を騙って入り込んでいます。リボルバーを突きつけてマロリーを人質にして強行突破でジョディ・スコットを運び出しています。

トラックにジョディ・スコットを運び込んでいます。
マロリーを人質にしてトラックを出させるフランク・デイビス。

トラックの荷室分娩室で出産するジョディ・スコット。
で、すぐに医者を襲ってる赤ちゃん。大騒ぎになっています。医者はまだ生きています。
ダ・シルバ博士が負傷と連絡を受けてる運転席のフランク・デイビス。

検問所で止められるトラック。
荷室のドアを開けると母親のジョディ・スコットだけがいたのか?
どうやら他の面々はトンネル内でクルマを乗り換えてズラかったようです。

ワンボックスワゴンのワーゲン・デリバリーで移動中。
ユージーン・スコットとフォレスト博士。
L.A.に向かってるようです。

検問所にて。
捕まったフランク・デイビスですがどうやら有名人のようでマスメディアに名前が出るとまずいので釈放となるようです。マロリーとも知り合いらしい。

パトカーで送ってもらうフランク・デイビス。
マロリーとも話しています。

ジョディ・スコットは実家にいるのか?
母親と口論しています。母親は旦那のユージーンの家系はどうなのか?となっています。こっちではなくあっちの遺伝が悪いとなるのか?。

博士とユージーンは隠れ家の屋敷に入ります。
メガネのペリー博士と対面のユージーン・スコット。「説明しよう」とペリー博士。
同じ赤ちゃんを見に地下室に入ります。ここにいるのはアダムとイブなんだと。

買物中のジョディ・スコットと友人。
公衆電話から電話です。デイビスの友人から伝言です。

隠れ家の屋敷にて。
ユージーンは地下室でタバコを吸おうとして怒られています。

突然『燃えよドラゴン』(1973年)のシーンになります。
映画館にて。ジョディ・スコットが母親と映画を見ているんです。尾行の男もいます。
映画の途中でジョディ・スコットは映画館を出る。
尾行の男は母親にジョディ・スコットのバッグに入れたか?と確認しています。入れたとのこと。どうやら尾行のための発信機らしい。

ジョディ・スコットは打ち合わせ通りにバスに乗っています。

隠れ家の屋敷にて。
ユージーン・スコットは医者と議論しています。
赤ちゃんはどうするのか?とか・・・。

マロリーからパーキンス警部に電話です。
今回の件を依頼する電話です。

隠れ家の屋敷にて。
ジョディ・スコットが到着しました。尾行は巻いたはずらしい。ですが、しっかりと発信機の入ったバッグは持っています。
フランク・デイビスもいます。

マロリーの方はだいたいの場所はわかったとなっています。
発信機のおかげらしい。

隠れ家の屋敷にて。
バッグから荷物を出してるジョディ・スコット。まだ気がついてない。
このへんから夫婦仲が悪くなっています。
ついにバッグから変な物を発見するのかと思ったら旦那のユージーン・スコットが部屋の明かりを消したのでうやむやになっています。

もう屋敷付近には追っ手が迫っています。
パーキンス警部や部下がいます。
ペリー博士が赤ちゃんを出そうとしたら襲われます。メガネが飛んだ。
赤ちゃんは家の中を移動中。

風呂から出た男をベッドの中で待ち伏せしてる赤ちゃん。
この男がやられます。

目覚ましのベルが鳴ったのに気がつくフランク・デイビスとフォレスト博士。

夜のプールに泳ぎに行くユージーン・スコット。
当局の面々はもう屋敷の敷地内に入っています。
プールのライトが消されて慌てています。プール内に入ってる赤ちゃん。襲われます。
撃ちまくる当局の面々。

ジョディ・スコットの方は家の中を追われて逃げています。
プールでは当局の面々に助けられてるユージーン・スコット。

ジョディ・スコットは赤ちゃんとご対面となっています。
かけつけたフランク・デイビスは赤ちゃんを抱き上げています。
当局の面々はもう室内に大勢入り込んでいます。
フランク・デイビスは赤ちゃんを抱え、ジョディ・スコットを残してズラかります。

どうやら家の中にいた2人の赤ちゃんは当局にやられたようです。
残りはフランク・デイビスが抱えてる赤ちゃんだけらしい。

貯水池の警備員に見つかるフランク・デイビス。
で、フランク・デイビスは興奮した赤ちゃんに噛まれて死に至ったようです。
主人公だと思ったフランク・デイビスはあっけなく退場となります。なんでそうなるんだ?

病院にて。
大けがのユージーン・スコット。マロリーと話しています。
マロリーから自宅のあるトゥーソンに帰りなさいと言われてる。
ユージーン・スコットは当局に協力して赤ちゃんをおびき寄せるおとりを志願しています。

マロリーの話しです。
シアトルの赤ちゃんは私の子供だ・・・
で、マロリーは赤ちゃんを始末したほうがいいとなったらしい。
フランク・デイビスは保護する方になったのと対称的になっています。

子供たちの屋外誕生パーティにて。
かくれんぼをしようとなります。鬼の子が茂みをつつくと蛇が出て警官も出てきます。
戻ると誕生パーティのケーキがつぶれています。赤ちゃんの手の跡が残っています。

スコット夫婦がおとり用の家に入ります。
赤ちゃんは必ずやってくるとなっています。
何だか話しからするとフランク・デイビスは死亡してるようです。
家の周りは警備でかためています。
で、お産の請求書が届いたとかの話しになっています。非常に高額らしい。突然なんというか下世話な会話になっています。

赤ちゃんの主観ショットで家に接近しています。
ところでこの赤ちゃんはギニョールみたい。動きがそんな感じ。

いよいよ変な物音がしてきます。
スコット夫婦が屋根裏部屋に入ろうと天井のドアを下ろし折畳み階段を出します。
鳩がいきなり飛び出てビックリとなります。

鳩を窓から出そうと窓を開けたらそこから赤ちゃんが侵入してきます。
これで大騒ぎになります。
リボルバーで撃とうするユージーン・スコット。止めるジョディ・スコット。
で、何とか赤ちゃんとコンタクト出来たようです。
赤ちゃんを抱っこしてるジョディ・スコット。ユージーン・スコットもそうしています。

外にいるパーキンス警部が家の窓が開いてることに気がつきます。これは怪しいとなります。
そうしたら家にボンベからガスを送り込んでいます。凄いな。

スコット夫婦はすっかり赤ちゃんと仲よくなっています。

いつのまにか家ごとシートを被せている当局。ガスを送り込んでいます。
マロリーが入ってきます。赤ちゃんに襲われます。
そんなこんなで大騒ぎとなりついに赤ちゃんを撃つユージーン・スコット。

エピローグ。
アルカトラズ島が見えてケーブルカーが走る。サンフランシスコにて。
街中にユージーン・スコットがいます。妊娠してる夫婦が通りがかる。これを追うユージーン・スコット。
「失礼、突然ですがお話が・・・」と、この夫婦に話しかけるユージーン・スコット。
ユージーン・スコットはフランク・デイビスの役割を引き継いだというオチになっています。
エンドとなります。


そんなわけで続編にしてはまあまあな作品でした。

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