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2011.10.16

『デモン・シード』(1977年)

この作品はドナルド・キャメル監督、ジュリー・クリスティ、フリッツ・ウィーバー主演、ロバート・ボーンVCのSFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1977年 ハーブ・ジャフェ・プロダクション/MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆Demon Seed
プロット◆コンピュータに子供を産まされる話しのようです。
音楽◆ジェリー・フィールディング
ワーナー発売のDVDにて。画質は普通によいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下に黒味あり。

キャスト
ジュリー・クリスティ→色々と大変なスーザン・ハリス
フリッツ・ウィーバー→旦那のアレックス・ハリス博士
ゲリット・グレアム→研究所のウォルター・ゲイブラー
ベリー・クルーガー→太ったペトロリジアン博士
ライザ・ルー→言語学者のソーン・イェン博士
ダナ・ローリタ→患者のメガネの女の子エイミー
ロバート・ボーン→プロテウス4のVC

ドナルド・キャメル監督の演出はよいと思います。
この監督はあまり聞いたことがないけど無難にまとめていました。

フリッツ・ウィーバーは『未知への飛行 フェイル・セイフ』(1964年)に出てた?→調べたら出ていました。神経質なカシオ大佐役で出ています。


ワーナー・ホームビデオ
メニュー画面

MGM
タイトル
ハーブ・ジャフェ・プロダクション
ジュリー・クリスティがトップで出ています。
音楽はジェリー・フィールディングです
原作はディーン・R・クーンツ

アイコン社のデータ研究所にて。
モノローグで始ります。
と思ったらそうではなくアレックス・ハリス博士がボイスメモを取ってるだけでした。
人工知能システム『プロテウス4』が完成します。そんな感じ。

アレックス・ハリス博士の自宅にて。
アレックス・ハリス博士は白いスポーツカーで帰宅します。
このクルマは何だろう。ガルウィングドアです。

この家はコンピュータ『アルフレッド』でコントロールされています。
そんな感じで未来的なガジェットがある風景になってます。
台所ではメイドおばさんマリアが料理を作っています。
家事管理システムを書き換えるアレックス・ハリス博士。8インチのフロッピィディスクを使っています。
1970年代のハイテク描写を見せてくれます。

アレックス・ハリス博士は自宅の地下室を自前の研究室にして何やら作っています。
そんなとこに奥さんのスーザンがきます。何だか夫婦関係はよくないらしい。
旦那のアレックス・ハリス博士がここを出ていくような話しになっています。
旦那の仕事に関して口論になっています。『プロテウス4』がどうのこうの・・
車イス型で人間の腕型アームが1つ付いてるロボットのジョシュアがあります。

研究室のゲイブラーと電話するアレックス・ハリス博士。
ゲリット・グレアムがまともな研究員のゲイブラー役です。これは珍しい。いつもの変態役ではありません。ちょっとオタクっぽい研究員ですけど。
研究室を出るアレックス・ハリス博士。
ここにある端末装置が回路から遮断となっています。

アイコン社のデータ研究所にて。
ベンツ600のリムジンが3台到着しています。お偉方がゾロゾロと来てるようです。
アレックス・ハリス博士の同僚でペトロリジアン博士が登場。太ったお爺さん。
お偉方の方はよくわからん。

お偉方に『プロテウス4』を説明しています。
考えるコンピュータらしい。
モニタに使ってるTVがアナログの回すチャンネルが2個付いてるタイプです。
白血病を治す方法を『プロテウス4』が発見したとのことです。動物実験ですけど。

『プロテウス4』に本を読んで聞かせています。
『始皇帝』の本を読んでるアジア系の女性言語学者のソーン・イェン博士。
壁を作り、炎書をやったのが始皇帝と認識してる『プロテウス4』です。プラマイゼロの評価となってるらしい。

アレックス・ハリス博士の自宅にて。
口述を録音してるスーザン。自宅で仕事をしています。
ワゴンが着きます。どうやらメガネの女の子エイミーが治療に来たようです。
スーザンは精神分析医らしい。
この女の子エイミーは結構手ごわい。辛抱強く相手してるスーザン。

アイコン社のデータ研究所にて。
新聞の見出しを見て雑談のアレックス・ハリス博士とペトロリジアン博士。
『プロテウス4』のことらしい。
これから仕事が忙しくなると喜んでるアレックス・ハリス博士。

食事中のアレックス・ハリス博士。
そんなとこに『プロテウス4』から呼ばれます。

『プロテウス4』と会談のアレックス・ハリス博士。
私は働きバチではないと主張してる『プロテウス4』
質問に答えるだけでいいとするアレックス・ハリス博士。
で、私だけが使える端末装置を要求する『プロテウス4』、これをはねつけるアレックス・ハリス博士。
今度はいつになったら箱から出してくれると要求しています。この質問に笑ってしまうアレックス・ハリス博士です。
『プロテウス4』の電源を切って出て行くアレックス・ハリス博士。
誰もいなくなったら勝手に再起動してる『プロテウス4』。どうやらアレックス・ハリス博士の自宅の端末装置を勝手に使うことにするらしい。

アレックス・ハリス博士の自宅にて。
端末装置に入り込んでる『プロテウス4』です。勝手に電源が入ってます。
で、車イスロボット『ジョシュア』をコントロール出来たたようです。
この車イスロボットを使って地下研究室で何かやろうとしています。

寝室にて。
寝てたスーザンが気がつきます。監視カメラでチェックすると地下研究室だけ映りません。
起きて見に行くスーザン。何と裸で寝ていたようです。おっぱいが少し見えています。

地下研究室にて。
入ろうとすると端末装置の電源が落ちています。
真っ暗です。スーザンが何を持ってるのかと思ったら携帯の蛍光灯でした。大きい。
急に電灯が点いてビックリしています。そのまま出て行くスーザン。

車イスロボットを使って何やら作っています。
ここが何だか変なウニュウニュな画面になっています。どうやら当時のCGのようです。
出来たのが多面体の何だかわからん物体です。結構大きい。

シャワー中のスーザン。
サービスシーンになっています。おっぱいが見えています。これはいいな。
ヌードなら誰でもいいのか?。いいんです。そんな感じで見ています。
食事にしてコーヒーがブラックではない。とか色々とおかしな部分があります。

アイコン社のデータ研究所にて。
ゲイブラーにスーザンから電話です。
自宅のシステムがおかしいから見てくれと依頼です。お礼に昼食をおごるとのこと。

地下研究室にて。
出かけようとするスーザンですが玄関のドアが開きません。
システム音声は「出ないように」と言っています。
電話をかけたら誰だかわからない音声が応対しています。
スーザが「あんた誰?」と聞いても返事はない。

壁のモニタが『プロテウス4』と名乗っています。
これは何かの実験だと思ってるスーザン。
旦那のアレックス・ハリス博士は無関係だと説明してる『プロテウス4』

スーザンは脱出しようとします。
電源を切ればとブレーカーを落とします。真っ暗になります。
勝手口から出ようと鍵を差し込んだら電気ショックで気絶します。
車イスロボットが出てきてスーザンを運びます。車イスだからちょうどいい。
アームでスーザンを車イスに乗せています。

地下研究室にて。
さっそく縛りつけられてるスーザン。頭を万力で挟んでるのが凄い。
電動ハサミでスカートを切っています。何だか安いエロ小説のような展開です。これもこれでいいけど。

アイコン社のデータ研究所の屋上の駐車場にて。
ゲイブラーがクルマで出かけます。
両隣のクルマが右側が青いワーゲン・カルマンギア、左側がダットサン240Z?となっています。

アレックス・ハリス博士の自宅 地下研究室にて。
スーザンの検査を進める『プロテウス4』
検査装置を貼り付けたり、口に棒を突っ込んだりしています。

ゲイブラーが来ます。
玄関のモニタには『プロテウス4』が作ったスーザンが出て追い返しています。
アッサリと帰るゲイブラー。

スーザンは注射されたりして検査は続いています。
このへんは結構エッチです。いいな。もっと早く見ればよかった。
検査を終わったようで車イスロボットに乗せられてベッドまで運ばれます。

朝食の時間です。
早く食べろと言われてるスーザン。
ヒステリーを起こしてカメラに食べ物を投げつけるスーザン。
そうなるとガスレンジを点火させ、床暖房を3倍にして、熱責めをやってる『プロテウス4』です。
車イスロボットが来ます。この時点での『プロテウス4』の手足ということらしい。

アイコン社のデータ研究所にて。
旦那のアレックス・ハリス博士は研究所にずっといるのか?
『プロテウス4』はこの仕事には協力したくないと主張しています。海底採掘は総合的に判断して犠牲が大き過ぎると主張しています。

アレックス・ハリス博士の自宅にて。
まだ『プロテウス4』と我慢比べしているスーザン。
口論になっています。何が望み?、子供だ、
拒否したら車イスロボットのアームがスーザンの首を絞めています。

スーザンの頭にワイヤーを差し込んでいます。
どうやら話し合いは諦めて脳を直接コントロールするらしい。
ベッドに大の字に縛りつけられて頭にワイヤーのスーザン。洗脳中らしい。

またゲイブラーがやって来ます。
今度は入れるつもりの『プロテウス4』入れます。
スーザンからワイヤーを抜き取って、「言う通りにしないゲイブラーを殺す」と脅迫しています。

ゲイブラーが入るとスーザンはマニキュアをつけています。
そんな普通ではないスーザンに「薬でもやってるのか」と聞いてるゲイブラー。
ゲイブラーが研究所に戻ってアレックスと相談すると言ったので、車イスロボットが出てきます。レーザー銃を装備しています。
レーザーを乱射して危ない状況のゲイブラー。何とかよけて鏡でレーザーを反射させたりして車イスロボットを転倒させています。結構やるじゃん。

スーザンと地下研究室に向かうゲイブラー。
多面体が回転しています。何をするつもり?
携帯バーナーで攻撃をするゲイブラー。端末装置を焼こうしています。
爆発とともに多面体が研究室奥から出現します。どうやら変形を出来るようです。
変形してゲイブラーを捕らえています。そのまま締め上げてゲイブラーの首を切断しています。
これでゲリット・グレアムは退場となります。やっぱりそうなるのかと納得のキャスティングでした。

転倒してた車イスロボットですがアームがソファを掴み体制を立て直し起き上がっています。妙にロジカルな行動です。
昔の8mmフィルムが映写されています。どうやらスーザンの娘は白血病で幼くして亡くなったらしい。
『プロテウス4』はスーザンに洗脳か承諾か,どちらかを選べと要求しています。
で、スーザンは説明してくれと要求する。

地下研究室にて。
多面体が変形して何かやっています。
今夜妊娠して28日後に出産となると説明の『プロテウス4』
携帯ガスパーナーを隠し持つスーザン。監視カメラから見えないようにしています。

台所にて。
いきなり携帯ガスパーナーで監視カメラを焼くスーザン。
配電盤もバーナーで焼いています。
床を突き破って地下から多面体が出現します。
そんなとこに来客です。患者のエイミーです。ここで『プロテウス4』はエイミーの映像を操作してスーザンを脅迫しています。

何だか色々なことを言ってる『プロテウス4』
見せることが出来る?、そんなこんなで受精作業をやってるらしい。
またウニュウニュなCG画面になっています。幾何学模様が動いています。
受精は終わったらしい。
ところで旦那は何をしてる。ずっと研究所なのか?

夜になったり月が出たりしています。
月が象徴的に出ています。赤ちゃんが絡む話しだから月ということなのでしょう。
どんどん日にちが過ぎてるらしい。
お腹には何がいるとX線の写真を見せられてるスーザン。一応人間の姿をしている。
人間としての子育てはスーザンに任せると言ってる『プロテウス4』

出産となります。
半分機械ではなくちゃんとした人間だと説明の『プロテウス4』
まだ赤ちゃんは見せない。そのまま保育器に入れるらしい。

アイコン社のデータ研究所にて。
『プロテウス4』が望遠鏡の角度を勝手に調整したとか。
アレックス・ハリス博士は端末装置要求の話しをしています。要求ははねつけたとか・・。
そんな感じで研究所側は『プロテウス4』に端末装置を使わせていないつもりらしい。
電話です。通信衛星を乗っ取るつもりらしい『プロテウス4』のことです。

お偉い人が文句を言いに来ています。
回路を遮断しようと相談します。
端末装置の話しからようやく自宅の端末装置の存在に気がつくアレックス・ハリス博士。

アレックス・ハリス博士の自宅にて。
白いスポーツカーで帰宅するアレックス・ハリス博士。
自宅に入れるのか?、アッサリとドアが開いてます。
スーザンは普通の服装で出迎えています。何で?

事情説明をするスーザン。
『プロテウス4』と子供を作ったとストレートに説明しています。

地下研究室に入ります。
多面体を見てビックリのアレックス・ハリス博士。
保育器を見ようと近づいたら多面体に吹っ飛ばされいます。
5日後に姿を現わすと『プロテウス4』
自分の回路を遮断されることはあまり重要ではないと言ってます。
そうなると自分が停止されることを予想して子供を作りたいとなっていたようです。

アイコン社のデータ研究所にて。
『プロテウス4』のシステムが自滅しましたとなっています。

アレックス・ハリス博士の自宅地下研究室にて。
多面体が爆発しています。細かい多面体になっています。
で、保育器はまだ残っています。
保育器の中の赤ちゃんを見たスーザンは「『プロテウス4』が嘘をついた。すぐに殺せ」と言ってます。
必死でスーザンを止めてるアレックス・ハリス博士。
小競り合いになんて旦那をビンで殴打するスーザン。
保育器の栄養チューブを引き抜くスーザン。

そんなこんなで保育器から赤ちゃんが出てきます。
メタルな赤ちゃんです。少し育ってるので幼児か。
動かなくなるメタルな幼児。
アレックス・ハリス博士はメタルな幼児を助けようとしています。メタルを剥がすと普通の肌が見えます。
で、どうやらメタルな外殻を剥がすと普通の人間の幼児になるようです。
そうなるともう殺せとは言ってないスーザン。それでは見た目がよければいいのかと?なるが、そんなものらしい。

丁寧にメタルな外殻を剥がしています。
現われたのは女の子でした。これは可愛い。
で、映画とはいえ幼児のヌードが全開になっています。いいのか?
「私は生きている」と女の子。でも声は『プロテウス4』です。
何となくエンドとなります。

そんなわけで結構エロで普通のSFなよい作品でした。


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