『グリズリー』(1976年)
この作品はウィリアム・ガードラー監督、クリストファー・ジョージ、アンドリュー・プライン、リチャード・ジャッケル主演の動物パニック・アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1976年 エドワード・L・モントロ・プロダクション/Film Ventures International (FVI) アメリカ作品
ランニング・タイム◆91分
原題◆Grizzly
プロット◆謎のグリズリーに悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ロバート・O・ラグランド
スカイパーフェクTV706ザ・シネマにて。画質はまあまあ。SD録画なのでスクイーズ収録ではない。フル表示では上下左右に大きく黒味があり。画面サイズはワイド。HDズームでタイトル部分は上下黒味あり、本編は上下左右黒味なしのフルスクリーン。最後のキャストは上下に黒味あり。
キャスト
クリストファー・ジョージ→マイケル・ケリー隊長
アンドリュー・プライン→ヘリパイロットのドン・ストーバー
リチャード・ジャッケル→動物学者のアーサー・スコット
ジョーン・マッコール→写真家のアリソン・コーウィン
ジョー・ドーシー→出世したいチャールズ・キトリッジ所長
トム・アーキュレイジ→森林警備隊員のトム
ビッキー・ジョンソン→森林警備隊員のゲイル
チャールズ・キッシンジャー→Dr.サミュエル・ハリット
カーミット・エコルズ→ウォルター・コーウィン
ウィリアム・ガードラー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の動物パニックになっています。
肝心のグリズリーはアーカイブ・フッテージの流用や、アニマトロニクスというほどでもない作り物の熊の手等で描写していました。これもこれでいい。
タイトル
Film Ventures International (FVI)
エドワード・L・モントロ・プロダクション
ヘリコプターが飛んでいます。卵形キャビンの小型ヘリコプター。調べるとヒューズ OH-6 カイユースのようです。
音楽が何だかファミリー映画みたいな能天気なスコアとなっています。大丈夫なのか?。
この音楽は一応ステレオになっています。
国定公園にて。
ナショナルパーク・ウェルカムの看板があります。
森林警備隊の集まりです。ケリー隊長、遅れて到着のゲイル隊員。
レストランにて。
オーナーの父と娘のアリスンが登場。ワインがどうのこうのと話しをしています。
そこにケリー隊長がやってきます。
このへんはキャラ紹介となっています。
キャンプ場にて。
女性が2人歩いてキャンプに戻ります。
馬の森林警備隊員が来て注意と帰りの報告をするようにと言って去ります。
今度は動物の主観ショットになっています。
これがキャンプ場に迫ります。
1人がトイレに行きます。残った方がやられます。
トイレの女性ジューンは必死で逃げる。山小屋に逃げ込みます。
壁をぶち抜くグリズリー。アッサリと片づけています。
出だしは快調です。
山道のクルマにて。
ケリー隊長とアリスン。スティル・カメラマンをやってるらしいアリスン。
別のクルマが知らせを持ってきます。キャンプ場で行方不明者が出た。
移動です。
4WDトラックなので川に入ってます。
普通はやらないことです。映画だからとなります。
山小屋にて。まずはここから調べています。
ケリー隊長とアリスン、トム隊員。
山小屋の中には惨殺死体がありました。
大勢で山狩りとなっています。
アリスンとニコンF2のカメラを使っています。
地元ハンター2人が来て山狩りに参加しているようです。
アリスンは転んで手を突いたら血だらけです。死体の埋めたとこに手を突っ込んだようです。結構ビックリする描写です。
このへんは、つなぎの移動する、かったるいシーンは飛ばしています。上手いじゃん。
検死にて。
検死医と話しのケリー隊長。クマは人間を食ってると検死医。
そんなとこに嫌味な上役のキトリッジ所長がやって来ます。で、露骨に嫌がってるケリー隊長。
それでも一応報告はしてるケリー隊長です。
クマには認識票が付いてて動物学者スコットが全部識別出来るとケリー隊長。
それにしてもこの所長と隊長は全く上手くいってないようです。
ラジオは臨時ニュースをやっています。クマに注意とか・・・
キャンプ場から避難する描写が入ります。
事務所にて。
動物学者スコットを呼び出してるケリー隊長。
森にて。
双眼鏡を下げた動物学者スコットが鹿の生態観察をしてるとこに無線の呼び出しがあって無線のせいで鹿が逃げたようです。
どうやらスコットは警備隊所属の動物学者のようです。
事務所にて。
アリスンに自分の身の上話をしているケリー隊長。
バツイチらしいケリー隊長。
森にて。
ハンター達が猟銃を持ってハンティングです。
地元猟友会の面々?そんなことはないか。
滝の側にて。
ゲイル隊員とトム隊員がいい雰囲気になっています。
また動物の主観ショットが入ります。
トム隊員は見回りにゲイル隊員は水浴びとなります。なんでそうなる?
ホントに下着姿になってるゲイル隊員。これはサービスシーンです。映画だから。
で、滝で水浴びをしてるゲイル隊員はグリズリーに襲われます。流れる水が血の色になっています。
レストランにて。
ケリー隊長がいます。どうやらゲイル隊員がやられたのがわかってるようです。
アリスンととりとめのない話しをしています。
ヘリコプターが飛び立ちます。
ヘリパイロットのドン・ストーバーとケリー隊長。
双眼鏡で捜索のケリー隊長。何か発見したようです。
着陸しています。
いたのは動物学者スコットでした。どうやら他のクマがいたようです。
クマのグリズリーの解説をしてるスコット。
5メートルのグリズリーがいると言ってます。
グリズリーはもうここにはいないとドン・ストーバー。いると言ってるスコット。
夜、キャンプ場にて。エリアR3
大勢キャンプしています。中年夫婦がやる気満々でテントに入る。
先に入っていた夫人がいきなりグリズリーにやられます。
シーンが飛んでケリー隊長が被害者の旦那を救急車に乗せています。
旦那がウォーカー。夫人はサリー。
またキトリッジ所長が来てケリー隊長に嫌味を言ってます。
グリズリーなんていないと言ってるキトリッジ所長。クマなんて行楽客の食べ残しを狙ってるだけだといってます。それはアニメTVシリーズの『クマゴロー』のことだと思うけど・・。
森にて。
素人のハンターが大勢来て大騒ぎでハンティングとなっています。
禁漁区の立て札が出ていますが関係ないようです。
ケリー隊長とドン・ストーバーとスコットがクルマで移動中。
このトラックはシボレーの4WDトラックです。
またグリズリーの主観ショットです。呼吸音もあります。
素人ハンターが追われます。銃をほっぼり投げて必死こいて逃げる素人ハンター。
川にに落ちて流されています。それでも助かったらしい。
キトリッジ所長の事務所にて。
ケリー隊長とドン・ストーバーとスコットが来ています。
何で素人ハンターを入れたと文句のケリー隊長。成り行きでキトリッジ所長は何で私を嫌うと言ってます。
ケリー隊長のことを協調性がないからだとハッキリと言ってるキトリッジ所長。
外に出たとこでトム隊員がクルマで待っています。
素人ハンターが襲われたと知らせます。
捜索準備中のとこにて。
ケリー隊長のとこにアリスンが来ますが参加はダメだと言ってるケリー隊長。
森にて。
ハンター3人が寝ています。そこに主観ショットが迫ります。
これがフェイク描写でグリズリーではない子グマでした。
この子グマを囮にしようと実行するハンター3人。発想が凄いな。
マジで子グマをつないで待ち伏せています。
で、失敗したようです。
次のシーンではハンター3人を尋問してるケリー隊長となります。
どうやら子グマはグリズリーに食われたようです。
共食いはオスだけだとスコット。
で、このハンター3人を使うつもりのケリー隊長。打ち合わせとなります。
ハンターの1人の名前はパットと言ってます。
トム隊員を監視塔に行かせるケリー隊長。嫌がってるトム隊員。
それでも行かせています。
待ち伏せているケリー隊長一行。
生け捕りにしたがってるスコット。麻酔弾を持ってるようです。
ドン・ストーバーの意見は人間の肉の味を覚えたグリズリーは人間しか食わない。
で、先住民が熊の群れに食われて全滅した話しをしています。
昼、監視塔にて。
見張り中のトム隊員。動物の主観ショットが入ります。
いつの間にかグリズリーが監視塔の下にいて、監視塔を揺さぶります。
このへんでグリズリーの姿を全部を見せるようにしています。
監視塔を倒壊させるグリズリー。トム隊員はやられたようです。
駆けつけるケリー隊長一行。
監視塔が破壊されてこれはビックリとなっています。
レストラン付近にて。
マスコミのインタビューが行われています。
事務所にて。
キトリッジ所長とケリー隊長。対グリズリー計画を話すケリー隊長。
地図でグリズリーの移動範囲をチェックして行動パターンの傾向を掴み先回りする作戦らしい。
公園を閉鎖しようとケリー隊長。反対のキトリッジ所長。
で、ブチ切れてキトリッジ所長に文句が出るケリー隊長です。今回の件をマスコミを使って宣伝して出世するつもりなんだろうとホントのことを言ってます。
事務所にて。
お手上げとなって酒が入ってるケリー隊長。
スコットの方は1人で森にはいるつもりらしい。グリズリーを捕まえると意気込んでそのまま出かけます。
森近くの民家にて。
母親と男の子がいます。そこに主観ショットが迫ります。
マジで男の子と母親を片づけるグリズリーです。凄いな。これはビックリ。
救急車で運ばれる重傷で手足を失ってるらしい男の子。
キトリッジ所長を責めるケリー隊長。マスコミにも文句を言ってます。
ドン・ストーバーの会社にて。ドンズ・ヘリコプター・サービス
ヘリコプターの準備をしています。ドン・ストーバーはベトナム帰りでヘリコプター会社をやってるらしい。
スコットの話が出たところで森を馬に乗って移動中のスコットが出ています。
ヘリコプターで捜索しています。
グリズリーを見つけて着陸します。
強力なライフルがあると言ってるドン・ストーバー。
鹿の死体を木に吊るして囮にしています。
グリズリーが迫ります。
ケリー隊長の銃のボルトアクションの操作音を聞いてズラかるグリズリー。
走って追うケリー隊長とドン・ストーバー。グリズリーに逃げられます。
しょうがないので戻ります。
戻ったら鹿の死体は消えていました。
どうやらグリズリーに上手くやられたようです。
ところでヘリコプターのことはやっぱりチョップと言ってます。
スコットは森を移動中。
で、夜なので銃を抱えて寝るようです。
ヘリコプターの2人はたき火をしてキャンプするようです。
交代で眠り見張りをするようです。
スコットは森を移動中。
樹に爪の跡があるのを発見しています。
食いかけの鹿の死体を発見します。無線でケリー隊長に連絡する。
位置を知らせろとケリー隊長。
スコットは鹿の死体をローブで引いて移動中。
いきなり出るグリズリー。スコットの馬の首が切断され飛んでいます。やられるスコット。
グリズリーはスコットを埋めています。あとで食いに戻るらしい。
グリズリーがいなくなったとこで埋められたスコットが蘇生しています。
何だかまだ近くにグリズリーがいるみたい。
ヘリコプターが駆けつける。
スコットはやられていました。スコットの死体はひとまず埋めて引き上げるようです。
ヘリコプターが飛んでいます。
地図を見てるケリー隊長。ドン・ストーバーの意見もあって第1の殺人現場にグリズリーは現われると判断します。急行します。
グリズリーを発見します。走るグリズリーをヘリコプターで追いかけます。
着陸します。いきなりヘリコプターを襲うグリズリー。これはビックリ。
グリズリーは着陸してるヘリコプターを振り回しています。
ドン・ストーバーに向かうグリズリー。ドン・ストーバーはライフルを撃ちまくるけど効果は薄い。
離れたとこからケリー隊長がグリズリーにライフルを連射していますがまだ効果は薄い。で、弾切れです。
やられるドン・ストーバーです。
ヘリコプターに積んでた携帯ロケット砲を引っ張り出すケリー隊長。
ロケット砲を発射してグリズリーは大爆発。これでようやく片づけたようです。
カメラが段々と引いてフルショットになりエンドとなります。
そんなわけで普通の動物パニック物のよい作品でした。
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