『処女の生血』(1974年)
『処女の生き血』が正しい邦題なのかも。
この作品はポール・モリセイ監督、ウド・キア主演の風変わりなバンパイア映画のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1974年 イタリア=フランス作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Andy Warhol's Dracula (Blood for Dracula)
プロット◆処女の生き血を捜すのを失敗する話しのようです。
音楽◆クラウディオ・ジッツィ
BS2にて。画質は忘れた。
キャスト
ウド・キア→気の毒なドラキュラ伯爵
ジョー・ダレッサンドロ→ライバル?の下男マリオ
アルノ・ジュエギング→ドラキュラ伯爵の執事アントン
ヴィットリオ・デ・シーカ→ディ・フィオリ侯爵
マキシム・マッケンドリー→ディ・フィオリ侯爵夫人
ステファニア・カッシーニ→ヤリマンのルビニア
ドミニク・ダレル→ヤリマンのサフィリア
ミレナ・ヴコティッチ→おくての長女エスメラルダ
シルヴィア・ディオニシオ→14歳の末娘ペルラペルラ
ロマン・ポランスキー→村人
ポール・モリセイ監督の演出はよいとは言えず。
処女の血でなければ駄目という吸血鬼。
この一発アイデアだけの映画と予想して後はどうなると思いつつ見てました。
プロローグだけで判断すれば演出の腕前はイマイチなので退屈な展開でした。これならランニングタイムは93分もいらなくて30分くらいでもよかったのでは?と思った。
ルーマニア→イタリアが舞台だけど英語を喋っています。まあいいけど。
ドラキュラ伯爵の執事アントンの出番がやけに多いこと。状況設定に務めています。
とうせなら悲劇で終わればよかったのに喜劇なのか悲劇なのかわからん描写バランスなっていました。そうなると監督の腕前がイマイチだとなります。
ボカシがあります。
ところでビデオはまだボカシがあったり劇場公開でもボカシがあったりなかったりとなっています。ボカシの基準はその場その場で決めてるようです。
『キャット・ピープル』(1982年)がビデオでも正常に見られるようになるはいつの日か?→これはDVDでボカシがなくなっていました。ようやく普通になった。
キャスティングはこんなもんではないかい。
知ってるのは2人だけで、ウド・キア、ビットリオ・デ・シーカでした。
ヒロイン達は全く無名なので入力出来ないし、作品の出来がアレなんでちゃんとメモする気もなくなった。
そんなわけでどうしようなくダメダメな作品でした。こういうのも珍しい。
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