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2010.10.02

『サボテンの花』(1969年)

この作品はジーン・サックス監督、ウォルター・マッソー、イングリッド・バーグマン、ゴールディ・ホーン主演の少し変わったロマンティック・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1969年 フランコビッチ・プロ/コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆104分
原題◆Cactus Flower
プロット◆成り行きで夫婦役を演じたら本気になってしまう話しのようです。
音楽◆クインシー・ジョーンズ
ソニー・ピクチャーズ発売のDVDにて。画質は非常によいです。

キャスト
ウォルター・マッソー→歯科医のジュリアン
イングリッド・バーグマン→看護士のステファニー
ゴールディ・ホーン→若いトニー
リック・レンツ→トニーの隣人で劇作家のイゴール→
ジャック・ウェストン→俳優の患者のハーベイ
イブ・ブルース→ハーベイのガールフレンド ジョージア
ヴィト・スコッティ→患者のサンチェス

この作品はイングリッド・バーグマンとゴールディ・ホーンが共演しているので見ました。新旧スター女優の2人が一緒に映るとどのように見えるか非常に興味深く、以前から見たかった作品です。

ジーン・サックス監督の演出はよいと思います。
脚本はビリー・ワイルダー監督作品でおなじみのI・A・L・ダイヤモンド。
元が舞台劇なので会話シーンで切り返しをやらないせいか舞台そのものとなってます。会話シーンで切り返しをやらないと映画にならないと思うけど・・。

ディテールで・・・
LPレコードに8トラックテープが売っています。
現在はCDを買ってAACファイルにしてHDDに入れiPodに転送して聞いています。これが凄く便利で数曲でディスクをひっくり返すLPレコードにはバカらしくて戻れません。CDも同じようなものだし。


最初から歌が入ります。
タイトルでlntroducingゴールディ・ホーンと出ています。新人のゴールディ・ホーンでまだスターではない。

アパートの1室です。
始まったとこでロウソクを指で消すシーンがあります。よく出来るな。これはスタントの吹き替えでしょう。
ゴールディ・ホーン扮する若いトニーはガス自殺を図ります。
隣の男が気付いて助けます。人工呼吸のマウス・ツー・マウスまでやっています。ゴールディ・ホーンならマウス・ツー・マウスをやりたくなるでしょう。
助かったトニーは文句を言います。「近所に無関心なN.Y.なのに何で来る」なんて言ってます。
トニーはピンクの下着。レコード店ステレオ・ヘブンに勤めているらしい。

歯科医院です。
ウォルター・マッソー扮するウィンストン歯科医のジュリアンにイングリッド・バーグマン扮する看護士のステファニーが登場。
仕事以外でもジュリアンの世話をしているステファニー看護士です。

トニーからの手紙を読んでアパートに急行する歯科医のジュリアン。
成り行きでデートとなります。ホットドッグに工事現場。
らせんの通路は近代美術館か?
で、ジュリアンに「あなたの夫人に会いたい」と言うトニー。

歯科医院です。
患者でヒゲのサンチェスに口説かれているステファニー看護士。
ジュリアンはステファニー看護士を飲みに誘います。自分の夫人役をやってくれとと頼むためです。ステファニーは断ります。

トニーの勤め先レコード店ステレオ・ヘブンに行くステファニー。
トニーと会います。ここはイングリッド・バーグマンとゴールディ・ホーンが一緒に映っています。これは新旧スター女優さんの並ぶ興味深いシーンとなっています。
で、イングリッド・バーグマンの方が背が高い。
2人は話し込みます。なんでそうなる。

アパートです。
隣のイゴールと揉めてるジュリアン。
トニーが来てあなたの夫人に会ったと話しています。どうやらジュリアンの思惑は違った進行になってるようです。

映画を見に行きます。
『ロミオとジュリエット』ですが、いつの作品で誰が出ている?わからん。

話の方はこじれてきます。
俳優をやっている患者のハーベイを雇うことになります。
ハーベイとデートするステファニー。これをトニーに見せつける作戦のようです。
ジュリアンとトニーが来ます。
ハーベイのガールフレンドのジョージアも来ます。
成り行きでハーベイを追っ払うジュリアン。
何だかわからん状態で話の方は益々こじれています。

スクリーン・プロセスをバックにクルマに乗って帰るジュリアンとステファニー。

レコード店ステレオ・ヘブンに行くジュリアン。
ミンクのショールをトニーにプレゼントします。
で、話し込みます。

何故かミンクのショールはジュリアンの書いたカードと一緒にステファニーの元に届きます。
これを喜ぶステファニー。

ダンスホールに行くジュリアン、トニー、イゴール。
ステファニーとサンチェスも来ます。
ハーベイもガールフレンドを連れて来ます。
全員そろったようです。で、どうなる?
青いドレスのイングリッド・バーグマンと赤いドレスのゴールディ・ホーンが並んでダンスとなります。これは見物です。
それはいいのですがダンスのシーンが結構長い。バーグマンは奮闘しています。

別々にタクシーで朝帰りとなるジュリアンとステファニー。
歯科医院の受付には鉢植えの小さなサボテンが置いてあります。サボテンは堅物の象徴らしく、それでもたまには花を咲くということらしい。
そんなこんなでジュリアンとステファニーは口論となり別れます。

ステファニーはトニーと会って事情を話し帰ります。
ジュリアンがやって来てステファニーとまた話す。
なんやかんやで納まるべきとこに納まったようです。
エンドとなります。


そんなわけで少し変わってるロマンティック・コメディのよい作品でした。
イングリッド・バーグマンとゴールディ・ホーンが一緒に映ってるのが1番よかったりします。



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