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2010.04.25

『フランケンシュタインの花嫁』(1935年)

この作品はジェームズ・ホエール監督の有名なフランケンシュタインの怪物ホラーの続編のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1935年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆75分
原題◆Bride of Frankenstein
プロット◆モンスターの花嫁を造る話しのようです。
音楽◆フランツ・ワックスマン
ユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDにて。画質は非常によいです。粒子は粗いけど、これで充分です。スクイーズ収録のフル表示です。画面サイズはスタンダードサイズ。

キャスト
ボリス・カーロフ→フランケンシュタインのモンスター
アーネスト・セジガー→プリトリアス博士
コリン・クライブ→ヘンリー・フランケンシュタイン
バレリー・ホブソン→ヘンリー夫人のエリザベス
ユーナ・オコナー→メイドのミニー
エルザ・ランチェスター→メアリー・シェリー夫人/モンスターの花嫁
ダグラス・ウォルトン→詩人のシェリー、シェリー夫人の旦那
ギャビン・ゴードン→バイロン卿
ドワイト・フライ→プリトリアス博士の手下カール
不明→プリトリアス博士の手下ルドウィグ
レジナルド・バーロー→最初にやられるハンス
マリー・ゴードン→ハンスの奥さん。
ウォルター・ブレナン→Neighbor 見てて気がつかず。
ジョン・キャラダイン→Hunter at Hermit's Cottage こっちは気がついた。

ジェームズ・ホエール監督の演出はよいと思います。
続編ですが正直言って前作より面白い。珍しいケースになっています。

ウォルター・ブレナンがどこに出ているかわからんかった。


ユニバーサル・ピクチャーズのDVDなので、また日本語を選べとかメニューがでています。すぐに本編に行きません。

タイトル。
製作がカール・レムリJr.です。悪名高いプロデューサーです。プロデューサーというのは普通は悪名が高いのですが・・・
ここでもうキャストが出ています。The Monster Mateが?になっているのがポイント。

嵐の夜にて。
お城です。全景はミニチュア。
バイロン卿
詩人のシェリー、シェリー夫人の旦那です。
エルザ・ランチェスター扮するメアリー・シェリー夫人
この3人が登場。
小説『フランケンシュタイン』の話しになります。で、前作のダイジェストもやっています。
で、メアリー・シェリー夫人が実はこの小説には続きがあると言って話しは本編へと入ります。上手い導入です。

風車小屋が炎上中です。
威勢のいい婆さんが目立ちます。これがフランケンシュタイン家のメイド ミニーです。
モンスターを燃えてスッキリしたなんて言ってるミリー。
市長がやじ馬を追っ払っています。
生死不明のヘンリー・フランケンシュタインが運び出されます。

娘マリアを殺されたハンスがモンスターが死んでるかを確認するために燃えてる風車小屋に入ります。で、下の水たまりに落ちるハンス。すぐにモンスターが出てきてハンスは片付けられます。話しが早い。
上で待っていたハンス夫人もやられます。見ててここはかなり間抜け感じなんですがありがちな状況のようです。
ミニーもモンスターにやられそうになりますが逃げて無事のようです。

お城です。フランケンシュタイン家にて。
運び込まれるヘンリー・フランケンシュタイン。
ミニーがモンスターのことを知らせにきます。執事のアルバートはあまり本気にしていない。
ヘンリー・フランケンシュタインは死んでなくてまだ生きてるようです。
そういえば結婚式の夜に大騒ぎになっていたんです。

寝込んでいるヘンリー・フランケンシュタイン。
それでもエリザベス夫人相手に研究の話しになるとやる気満々です。全く懲りていないようです。学者先生は面白い。
このエリザベス夫人の女優さんは何となくジェシカ・ビールに似ています。
ヘンリー・フランケンシュタインを演じてる俳優は何となくジェレミー・ブレットに似ています。

夜遅くに来客です。
プリトリアス博士がやってきます。怪しげな爺さん。イアン・マッケランにそっくりです。
エリザベス夫人を下がらせて2人で話しとなります。
私と手を組もうとプリトリアス博士。モンスターはまだ野放しだと脅かしています。
一応断っているヘンリー・フランケンシュタイン。
プリトリアス博士は大部分は完成していると称しています。見に来ないかと言えばヘンリー・フランケンシュタインはすぐに行くようです。

プリトリアス博士の研究所にて。
いよいよプリトリアス博士の造った生命体とご対面となります。
でも持ってきたのはあまり大きくない箱です。中から瓶をとり出します。
生命体といっても小人を造ったようです。数体あります。
王様、お妃、法皇、バレリーナ、人魚、等々。
要するにとりあえず小さい生命体なら出来るようです。動くフィギュアのようなものです。
小さい生命体の合成は結構上手い。さすがハリウッドです。
まだ断っているヘンリー・フランケンシュタインです。
モンスターの相手を造るんだと迫るプリトリアス博士。

森の中にて。彷徨うモンスター。
川の水を飲んでるけど水面に顔が映るのを嫌がっています。
羊飼いの女の子がビックリして川に落ちます。ハンター2人が通りがかって撃たれます。ズラかるモンスター。

町はモンスターがまだいると大騒ぎとなります。
山狩りだと大勢で繰り出します。

山狩りです。
捕まるモンスター。袋だたきにされてるみたい。
丸太に縛りつけられて荷馬車に放り投げられて積み込まれ運ばれます。

町の警察の地下牢にぶち込まれるモンスター。
鎖を引きちぎって町中に出るモンスター。大騒ぎになります。
また女の子が殺されたようです。この当時のハリウッドは何だか凄い。まだ検閲のヘイズオフィスは出来たばかりだったかな。

山の中の一軒家にて。普通の一家です。
やはり話題はモンスターのことです。
たき火をして夕飯にしているとこにモンスターがやってきます。また騒ぎになります。
モンスターも何も取れずにズラかっています。

バイオリンの音が聞こえてきます。
目の見えない老人の小屋かから聞こえてきます。これに引きつられるモンスター。
ドアを勢いよく開けて入るモンスター。歓迎する老人。歓迎されて涙を流しているモンスター。

この辺は『ヤング・フランケンシュタイン』(1974年)と話しが同じようです。
見る順番が逆なので変な感想となります。→『ヤング・フランケンシュタイン』での盲目の老人の「君は背が高いね、クラスで1番だ」のセリフが傑作でお気に入りだったりします。

仲良く食事をしているモンスターと老人。
葉巻を吸わせています。言葉の練習もしています。
バイオリンを聞いているところにハンター2人がやってきます。当然驚愕してます。
ハンターで背の高い方がジョン・キャラダインのようです。もう1人はわからん。
また騒ぎになって小屋は火事になります。
老人はハンターに助けられる。モンスターはズラかります。

墓場を歩くモンスター。
地下に入ります。そんなとこに他の3人が降りてきます。
墓場泥棒かと思ったらこれがプリトリアス博士と手下2人です。やっぱり墓場泥棒です。
棺桶を開けています。どうやら健康な女性の骨格一式がお目当てらしい。上手く調達出来たようです。
手下2人を帰らせて棺桶をテーブルにして乾杯のプリトリアス博士。そんなとこにモンスターが出てきます。モンスターを見てもあまり慌てていないプリトリアス博士。
結構喋っているモンスター。ワインを飲んでます。
モンスターが「何をする」と聞くとプリトリアス博士は「君の友達を造るんだ」と返しています。
「ヘンリー・フランケンシュタインを知っているか」と聞くプリトリアス博士。
「知っている」とモンスター。
どういうわけかこの2人はウマが合うようです。

フランケンシュタイン家のお城にて。
プリトリアス博士が来ましたとメイドのミニー。会わないと言っているヘンリー・フランケンシュタイン。結局会っています。
プリトリアス博士は準備は整った後はヘンリー・フランケンシュタインに任せると言ってます。
助手を連れてきたとプリトリアス博士。助手のモンスターが登場。
プリトリアス博士はモンスターを丸め込んだようです。
モンスターはいったん外に出ます。次にやることはエリザベス夫人をさらうことです。

エリザベス夫人をさらうモンスターです。
騒ぎになりますがプリトリアス博士は堂々とヘンリー・フランケンシュタインを脅迫しています。
モンスターはエリザベス夫人をどこからの洞窟に運び入れています。

研究所のお城にて。
不具合があったのた花嫁の心臓を取り換えようとするヘンリー・フランケンシュタイン。
助手のカールが、それでは心臓を調達してきますと出かけます。

町中にて。
通りがかりの女性を殺しているカール。なるほどこれだと早く調達出来るわけです。

研究所のお城にて。
あっという間に新品の心臓が届きます。この心臓は新鮮ですとカール。凄いなハリウッドは・・・。
一応怪しんでいるヘンリー・フランケンシュタインですが新しい心臓が優先なのでうやむやにしています。内心では知っているんだろうね。

モンスターがやってきます。早く仕事をしろと催促しています。
睡眠薬入りのワインを飲ませてモンスターを眠らせるプリトリアス博士。
電話でエリザベス夫人をヘンリー・フランケンシュタインと話しをさせて安心して仕事が出来るようにしているプリトリアス博士。結構マメに小細工しています。

ヘンリー・フランケンシュタインの方は嫌がっている割りには仕事はちゃんとやっています。面白いキャラです。

嵐が来ます。雷が起こらないと実験は出来ないのです。
助手2人が凧を揚げています。雷の採取のためです。

いよいよ仕上げで雷の電流が流れます。
眠らされていたモンスターが起きてきます。何故か大切な実験の邪魔をして手下1人が城の上から放り投げられます。

モンスターの妨害があったり何だかんだありましたが実験は終了しました。
で、結果は?、ちゃんと動いています。
モンスターの花嫁が姿を現します。この髪形が凄い。メッシュが入ってるし。
モンスターと花嫁がご対面となります。ですが花嫁は花婿のモンスターが嫌いなようです。こまったものです。
そんなとこにエリザベス夫人が駆けつけます。

それから色々とあって、
何故かヘンリー・フランケンシュタインとエリザベス夫人を逃がすモンスター。
で、プリトリアス博士と花嫁と一緒に自爆するモンスター。
大爆発する城。跡形もなくなります。
何とか無事なヘンリー・フランケンシュタインとエリザベス夫人。
エンドとなります。やっばりグダグダなエンドになっているような感じ。


そんなわけで続編にしてはよく出来ている作品でした。



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