『コレクター』(1997年)
この作品はゲーリー・フレーダー監督、アシュレイ・ジャッド、モーガン・フリーマン主演の謎解きサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 パラマウント アメリカ作品
ランニング・タイム◆117分
原題◆Kiss the Girls
プロット◆コレクターを追う話のようです。
音楽◆マーク・アイシャム
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
アシュレイ・ジャッド→ヒロインのケイト・マクティアナン
モーガン・フリーマン→クロス博士兼刑事
ケーリー・エルウェス→犯人のニック・ラスキン刑事
リチャード・T・ジョーンズ→ナオミの恋人のセス・サミュエルズ
ジーナ・ラベラ→クロス博士の姪ナオミ・クロス
ウィリアム・コンバース・ロバーツ→容疑者のウイック・サックス教授
ビル・ナン→いとこのジョン・サンプソン刑事
ローマ・マフィア→ルオッコ医師
ジェイ・O・サンダース→FBIのカイル・クレイグ
ジェレミー・ピベン→LAPDのヘンリー・カスティロ
ミーナ・スバーリ→Coty Pierce どこに出てた?
ビリー・ブランクス→Kickboxing Instructor この人はTV通販で有名。
ゲーリー・フレーダー監督の演出はまあまあだと思います。
タイトルが凝っていましたが、そんなんで本編の方は大丈夫なのかと心配になります。果たしてどうかな?→まあそれなりでした。
アシュレイ・ジャッドが誘拐で襲われるアクションシーンで水槽をわざわざ壊すことはないと思えます。他のことににカネをかけて下さい。
カメラは忙しく動きますがあまりサスペンスは感じないような。サスペンスの設定をしてからカメラが動かないとサスペンスにはならないのでは?
コマ落とし?のようなシーンがありますがこれになると何か始まるのかとわかります。何か足りないような気がする。
誘拐されたアシュレイ・ジャッドが脱出します。これで前半が終了らしい。
後半は真犯人と対決するのかと思ったらあまりそういうことはなくて、このなりゆきで捜査陣と一緒に行動してただけで結局活躍シーンはなかった。
途中で犯人をバラしているかと思ったら、あくまでも謎解きになっていて意外な結末となっていました。そんなわけで犯人が意外すぎて私には前半のどこに出ている誰なのかわからないくらいでした。意外過ぎて何だかわからん。
その真犯人ですが仕事と犯罪の二重生活するには時間が足りなさすぎます。
このような生活をしていたら寝る時間もなくなってしまうのでは。そんなことを考えて見てると絶対にこの人が怪しいなんて想像も出来ません。そんなことを考えて映画を見てはいけないのかな?。
誘拐されてもレイプはなかったと言ってた。ホントなの?それでは犯人はインポなんだ。
ワシントンD.C.から始まります。それからノースカロライナのダーラムに移ります。さらにカリフォルニアにも舞台は移る。
出だしが結構強烈なので後が続かないような感じ?。→その通りになっていました。これはほ昔から言われているのですが最初が強烈過ぎると後で多少のことが起こっても見てる方が驚かなくなってしまうからだそうです。→本『映画術』でもそう言ってた。
ノースカロライナ警察の若い2人の刑事は全然役に立ちそうもなく見えました。
犯人は誘拐した女性の写真をどこかに送っていました。誰に?→カモの容疑者サックス教授にでした。
アシュレイ・ジャッドが最初に登場するシーンではコマ落とし?のような感じに撮られてましたがそんなことをしないでも普通に撮るだけでもヒロインが誰であるかわからせることが出来ます。
ウィリアム・ワイラー監督の『コレクター』(1965年)では最初のロングショットで大勢いるけどこの人がヒロインのサマンサ・エッガーだと一目でわかるように撮られています。やはり監督の腕前の違いなのでしょう。
モーガン・フリーマンはお説教するのが様になっています。こうなったら説教スターのサミュエル・L・ジャクソンと共演して説教合戦でもやってほしいとこです
クルマは黒のポルシェ911です。水平対向6気筒エンジンの音はあまり冴えません。やはりエンジン音はアメ車のOHV V8エンジンが最高です。
『ダブル・ジョパディー』(1999年)にも出ている女優さんがここにも出ています。女医さん役血ローマ・マフィア。名前が何となく凄い。個性的なルックスなのですぐ判りました。
邦題の付け方でタイトル名が同じになってしまったウィリアム・ワイラー監督の『コレクター』(1965年)とは全く違う話です。共通点は誘拐するだけで1人と複数という違いは大きすぎる。まるで別の話になってしまいます。量を多くすればいいという発想が貧弱です。
そんなわけでカネかかかっている割には面白くない、まあまあな作品でした。謎解きの意外な結末はやめろってのが正直な感想です。
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