映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« SHOWBIZ COUNTDOWN 2010.03.08(月) | トップページ | 『ゴジラVSビオランテ』(1989年) »

2010.03.13

『ゴジラ』(1954年)

この作品は本多猪四郎監督、特殊技術 円谷英二、志村喬他主演の怪獣映画です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1954年 東宝 日本作品
ランニング・タイム◆97分
プロット◆海からゴジラがやって来る話しのようです。
音楽◆伊福部昭
東宝発売のBlu-rayにて。画質は非常によいです。画質調整は無理に直さないでノイズを消す方向でやっているようです。いい仕事しています。

キャスト
志村喬→古生物学者の山根恭平博士
河内桃子→山根恭平博士の娘 山根恵美子
宝田明→南海サルベージ技師 尾形秀人
平田昭彦→アイパッチの芹沢大助博士
堺左千夫→毎朝新聞記者 萩原
村上冬樹→放射線の田辺博士
山本廉→新吉の兄 政治
鈴木豊明→子役の新吉
馬野都留子→新吉の母
岡部正→田辺博士助手
小川虎之助→船舶会社社長
手塚勝己→毎朝新聞デスク
中島春雄→変電所技師
林幹→国会委員長
恩田清二郎→大山代議士
菅井きん→大沢婦人代議士
榊田敬二→大戸島の村長
高堂國典→大戸島の爺さま
東静子→ダンサー
鴨田清→ダンサーの連れの男
笈川武夫→対策本部長
川合玉江→不明
今泉廉→船舶会社無電課長
橘正晃→不明
帯一郎→不明
堤康久→不明
鈴川二郎→不明
池谷三郎→不明

本多猪四郎監督の演出はよいと思います。円谷英二はまだクレジットは特技監督ではなく特殊技術となっています。
丁寧な演出の本多監督、丁寧でなくなったら本多監督ではない?
効果音はこの作品ではまだそんなにはデザインして付けていないようです。

本編はよく出来ていますが湿っぽいのが度重なることが少しマイナスポイントです。マイナスはこれくらいです。もっとあるかと思っていました。
少なくとも当時のメロドラマと同じ程度の出来です。退屈ではありません。

この作品の見どころは何といっても白熱光を吐くゴジラです。実はこれが1番なのです。・・
ゴジラが口から白熱光を吐くイメージはよくあります。この作品からでしょう。そんな感じでゴジラは白熱光をやたらと吐きまくります。これは印象に残ります。

ここで白熱光と書くのは本『円谷英二の映像世界』でそうなっていたからです。
あまりにも無神経なので放射能とはとても書けません。他にも色々と言い方があるようです。正式な呼称はよくわからん。でも熱線てのは語感がイマイチで嫌だな。

伊福部昭の音楽は『原子怪獣現わる』(1953年)より全然いい、出来が違います。

キャストで・・・
志村喬は博士役を無難に演じています。
宝田明はなんとなく真田広之に似ています。
河内桃子は1954年でもこんなにソフィスティケイテッドされているのがいい感じです。パンツルック、ワンピース、ブラウスにスカート等、何を着てもイカします。束ねた髪がイカします。帽子をかぶっているのもいい。

東宝の1954年2本立て。
『七人の侍』1954年4月公開、と『ゴジラ』1954年11月公開
世界的に有名なこの東宝の2作品は同じ年に公開されていました。正直いって凄いことです。

1994年頃ですが地上波ANBニュースステーションで冒頭に流れていた『ゴジラ』(1954年)の1シーン。歴代正月映画特集の企画があって、その冒頭の映画の1シーンが『ゴジラ』とはマニアックなセレクトでした。
鉄塔上にて。ゴジラ接近等とラジオ実況していたら、すでに避難することが出来なくなってしまい自分が死ぬとこまで実況するアナウンサーの図。
もし自分が死ぬとわかったらその場にいるアナウンサーならどうする?やはり実況をするか?と興味深い。
「みなさん、さようなら」の実況はブラックユーモアとアイロニーが全開となっています。
ニュース屋なら誰でも実況したがる?悲しくも可笑しいブラックユーモアに溢れるあの鉄塔のシーンでした。『ゴジラ』は1954年の11月公開で1955年の正月映画でもあったようで大ヒットした作品なのです。

Blu-rayソフトの読み込みが非常に時間がかかります。
Blu-rayソフトはプレーヤーにセットしてからが長い・・・
まだ始まらない。待たされます。
nowloadingと変な丸が出てぐるぐると回っています。下手にストップさせるとまた最初から読み込みとなって時間がかかるから油断が出来ません。
ようやくメニュー画面になって再生をセレクトしてからまたnowloadingとやっています。待たされます。やっと始まります。

海上保安庁賛助
タイトル。
足音の効果音がいい感じなのです。
特殊技術 円谷英二のクレジット。まだ特技監督ではないのがポイント。

海です。
海中が爆発して船が沈没します。
電波がどのようにつながるかの通信のモンタージュをちゃんとやっています。電波塔を挟んでつなげいでいます。

宝田明扮する南海サルベージの尾形が登場。
事務所の壁にはバイク キャブトンのカレンダーが貼ってあります。タイアップなのでしょう。

海上保安庁にて。
原因不明の漁船沈没で大騒ぎとなっています。
沈没原因は明神礁の爆発と同じとか時事ネタが入ってます。

海です。
2隻目の船が爆発沈没します。
大戸島の漁船に3名救助されています。せっかく救助されたけどこの漁船をやられます。

大戸島にて。
海岸に勢ぞろいの島民の人達。
これはただ事ではないと脅かしている老人。
いかだが流れ着きます。1人だけです。やられたと言ってます。

漁に行っても全然獲物がかからないと描写が入ります。
それはゴジラのせいだとまた力説してる老人です。

ヘリコプターが飛来します。これはミニチュアではなく本物のヘリコプターです。
いかだの生存者に取材の堺左千夫扮する新聞記者。

◆ところでTVニュースでよく「島の住民・・は」と連発していて、これを「島の原住民は・・」と言い間違いをしないのかと思わず期待してしまいます。たぶんTV屋は内心では原住民だと思っているでしょう。

祈祷シーンとなります。
堺左千夫記者にもゴジラの話しをしている老人です。念入りに伏線を張っているのか?

夜、嵐となります。
足音が聞こえてきます。家がつぶれます。ヘリコプターも同じようにつぶされたようです。せっかく生き残ったいかだの男はつぶされて死亡したようです。不運な人だ。

東京にて。
大戸島陳情団のバスが国会議事堂に到着します。
国会にて。
大戸島陳情団の訴えとなります。復興の補助金をくれというわけです。
古生物学者の山根博士が登場。調査が必要、調査団を出してくれ、予算をくれというわけです。
カネの流れがわかりやすいじゃん。

◆ところで現実の日本では学者さんは大変なんだろうね。研究なんかしてないで役所に行って予算を獲得してこいと言われていると思えます。関係ないけど何故かそう思った。

そんな感じで調査団が船で出発となります。
アイパッチの芹沢博士が見送りに来ています。

大戸島に入る調査団。
泥に水が流れているのがよく見えます。以前買ったLDで見えた?→記憶にない。

放射能で汚染された井戸があります。
ガイガーカウンターの描写が入ります。
他の井戸は大丈夫らしい。狭い地域で測定値にばらつきがあるのがおかしいとなります。

でかい穴が何かの足跡という描写があります。放射能の反応があります。
穴の中に三葉虫の化石を発見する山根博士。化石の方に夢中になって危険な放射能を気にしていないのが古生物学者らしい。

半鐘がなります。何かが接近しているらしい。
足音も聞こえてきます。
山根博士の名セリフ「私は見た確かにジュラ紀の生物だ・・」が入ります。

山の向こう側からゴジラ初登場のシーンとなります。これはビックリな名シーンなのです。未見だとかなりビックリします。
ゴジラが出現します。逃げる人々。河内桃子は細くて可愛いこと。
ところで島民で日本刀を持っている人がいたりします。何となく凄いな。刀狩をやっていなかったのか?

ゴジラは海に消えます。
作画合成でゴジラの歩いた足跡のフルショットがあります。

東京に戻り調査の発表となります。
ブロントザウルスと言ってます。まだこの当時はそう言っています。ブロントザウルスの呼称はは現在ではアパトザウルスになっています。
ゴジラの証拠写真を見せています。水爆で出来たと言ってます。
調査の説明が終わったら国会議員同士で色々と討議となります。ゴジラのことより発言の揚げ足取りを派手にやりあっています。参ったなといった感じのリアクションな学者達がいい。政争の具とはこのような感じなのでしょう。

電車内のシーンとなります。
長崎の原爆の話から疎開の話しとなっています。

特設災害対策本部にて。
また補助金をくれと陳情団が押し寄せています。
自衛隊の方は爆雷攻撃の発表をしています。

爆雷攻撃となります。
怪獣大戦争マーチが鳴っています。→何しろ『『怪獣大戦争』(1965年)のクライマックスシーンで使われて非常に有名な曲なのです。で、この曲の正式名は?→海上自衛隊マーチ?
爆雷攻撃はアーカイブフィルムを使用しています。
ゴジラに対する効果の方はよくわからんようです。

山根博士の自宅にて。
ユタカテレビでニュースが流れます。
山根博士、恵美子、尾形、大戸島の少年。

銀座にて。
ニッポンビールのビル。他にも色々な建物。
東京湾の遊覧船にて。佐原健二はどこに出てる?→最初に映るカップル?
電車で疎開云々と言ってたカップルもいるようです。
海の中からゴジラが登場。32分経過で登場します。
尻尾で水をはねるとこがいい。ゴジラは海中に没し姿を消します。まだ顔見せ程度のようです。

特設災害対策本部にて。
ゴジラ対策を聞かれる山根博士。そんなことより研究の方が大事と力説する山根博士です。

新聞社にて。
色々と議論している記者達。
堺左千夫記者に上司から芹沢博士に取材せよと指令が下ります。

南海サルベージにて。
尾形と恵美子。
堺左千夫記者がやってきます。恵美子に芹沢博士に会わせるように取りなしてくれと泣きついてきます。
芹沢博士宅に出かける恵美子と堺左千夫記者。

キャブトンのバイクが登場。
尾形が少年を乗せています。
動いてるキャブトンか見られる貴重なシーンです。

芹沢科学研究所にて。
堺左千夫記者に一応会っている芹沢博士。
何も聞き出せずに引き上げる堺左千夫記者。
芹沢博士と恵美子の2人だけになります。
地下の研究室で秘密の研究を恵美子に見せる芹沢博士。驚愕する恵美子。
このことは秘密にしてくれと芹沢博士です。

山根博士の自宅にて。
帰宅する恵美子。尾形と少年がいます。山根博士もいます。
ゴジラの足音が聞こえてきます。

44分経過してゴジラが本格的に登場してきます。
海から出てくるゴジラ。
自衛隊はもう準備完了です。機関銃攻撃をしかけます。
避難する一般市民の描写が入ります。
上陸するゴジラ。まず電車が衝突します。
尻尾の動きがいい感じです。
手前に避難する人々、奥にゴジラの合成がいい。
陸橋を粉砕するゴジラ。
海に戻る姿を消すゴジラ。今回は軽く一暴れといった感じです。

新聞の見出しのモンタージュ。
各国の調査団来日。まだプロペラの旅客機です。

対策会議です。
今度は自衛隊が主体のようです。
海岸線に5万ボルトの送電線を張り巡らす作戦です。

避難する一般市民の描写が入ります。
迎撃体制準備の描写が入ります。戦車、トラック、155mm砲、他にも色々。自衛隊員の小銃ですがアメリカ軍払い下げ品のM1ガーランドを持っているようです。

送電線の描写は作画のようです。
送電線から変電所とつなぎます。電気の流れをモンタージュしてるわけです。このようなモンタージュの手法をちゃんとやるのがいいところです。これはサイレント映画の手法だと思われます。

山根博士の自宅にて。世田谷辺り?
オンキョーのラジオから臨時ニュースが流れます。
帰宅する山根博士。ゴジラのことで機嫌が悪い。
で、尾形と口論になります。

臨時ニュースが流れます。
ゴジラ接近のニュースです。

海から出現のゴジラ。本格的に上陸となります。
上陸するゴジラ。サーチライトを浴びて送電線に接近します。
自衛隊の一斉攻撃となります。
いよいよ白熱光を吐くゴジラ。送電線を溶かします。素晴らしいシーンです。
この防衛線を軽く突破するゴジラです。

街に入るゴジラ。白熱光を吐きます。アパートを炎上させます。

かの有名な左向きのフルショットで背びれを光らせて白熱光を吐くゴジラ。これが素晴らしい。白熱光はアニメで描写されています。
人々が白熱光が焼かれます。

白熱光を吐くゴジラ。燃える建物。
消防車のショットが入ります。

白熱光を吐くゴジラ。ガスタンクが爆発します。

右折するゴジラ。そのように見えます。マジでそうなんです。

路地に隠れてゴジラをやり過ごす人達。
このシーンはいい。素晴らしい。大勢の人達が映画を見たあとにこの夢を見たと思わせます。で、このシチュエーションをメインにして製作されたのが『クローバーフィールド HAKAISHA』(2008年)です。よく出来ていました。

ゴジラに砲撃を浴びせる戦車隊。
白熱光を吐くゴジラ。戦車を燃やします。後退する戦車隊。

パトカーの通信に聞き入る警官達。
ビル越しにゴジラが突然出現します。驚愕して逃げる警官達。
白熱光を吐くゴジラ。パトカーを直撃します。

白熱光を吐くゴジラ。火の見やぐらが倒壊します。

鳥カゴ越しに吠えるゴジラ。
ニッポンビールのビルを破壊します。ミニチュアセットが丸ごとずれてしまうとこが、いつも見てて気になります。

白熱光を吐くゴジラ。松坂屋を炎上させます。
母子がいます。子供3人。迫るゴジラ。絶望する母。

銀座4丁目付近です。地下鉄に逃げ込む人達。
服部時計店を破壊するゴジラ。時報が鳴ってから破壊しています。

GHKのテレビクルーのゴジラの実況が入ります。
ここはまだそれほど危険な状況ではなさそうです。

橋の上を歩くゴジラ。
ゴジラの重みで橋下の川の水が溢れてきます。

尻尾で銀座日劇を一撃するゴジラ。
ここは尻尾部分だけを使って撮影したと思われます。

また背びれを光らせて白熱光を吐くゴジラ。素晴らしい。
このシーンも白熱光はアニメで処理されています。

地下に避難する対策本部の面々。

ビルが崩れ落ちるシーン。
微妙にダブられて編集しています。これに匹敵するシーンは実際の9.11 N.Y.貿易センタービルが崩壊するシーンぐらいです。あのビル崩壊ニュースを見て連想したのがこのシーンでした。

国会議事堂を倒壊させるゴジラ。

鉄塔上にて。MS短波放送の実況となります。
ここはスクリーンプロセスを使用。
ゴジラ接近と実況していたら、すでに避難することが出来なくなってしまったわけです。もしこの状況でもうすぐ自分が死ぬとわかったらアナウンサーならどうする?やはり実況をするか?と興味深い。
「みなさん、さようなら」の実況はブラックユーモアとアイロニーが全開となっています。
落ちる人の主観ショットを使っているののが凄い。夢に出てきそう。

勝鬨橋を破壊するゴジラ。

F86ジェット機編隊がゴジラに迫る。
海上のゴジラにミサイル攻撃をかましますが全然当たっていません。
海に消えていくゴジラ。

翌日、ゴジラに破壊された被害状況の描写となります。
あの母子は生き残っていたのか?放射能汚染がひどいらしい。

芹沢博士の研究を尾形に話してしまう恵美子。
回想となります。ここでオキシジェンデストロイヤーの威力がハッキリと描写されています。酸素の研究をしていたら偶然にこの発見をしたそうです。これは立派な兵器になるので苦悩するわけです。
宝田明を何となくお気楽な感じです。それでは説得しようとなります。

芹沢研究所にて。
芹沢博士を説得する尾形と恵美子。
単刀直入に用件に入ってる尾形。何も考えていないようです。
そんなこんなでとても気まずい雰囲気となっています。
TVで祈りの歌が流れます。
書類を焼き捨てる芹沢博士。1回限りの条件で協力するようです。

出港となります。
船からラジオの実況中継をやっています。
ところで小道具のオキシジェンデストロイヤーをデザインして造形した人はエライ。いい仕事をしています。マジでそれらしく見えます。

芹沢博士と尾形が潜ります。
『沈黙の世界』(1956年)ではないのでアクアラングではなく重そうな旧式潜水服で潜ります。空気は有線で補給というかまあそんな感じです。

海中にて。
ゴジラがいます。背中を向けています。
先に尾形を浮上させる芹沢博士。自分は浮上するつもりではないようです。
オキシジェンデストロイヤーを作動させる芹沢博士。
ナイフで潜水服のホースとロープを切断します。

いったんは海上に現れて断末魔の咆哮をあげるゴジラ。
で、海中に没します。
オーバーラップで骨格のみになるゴジラ。

最後に山根博士が名セリフ「あのゴジラが・・・」を吐いてエンドとなります。
やっぱり全体的に本編が湿っぽいのが難です。

そんなわけで本編は湿っぽいけど怪獣映画のエポックメイキングとなったよい作品でした。


« SHOWBIZ COUNTDOWN 2010.03.08(月) | トップページ | 『ゴジラVSビオランテ』(1989年) »

映画」カテゴリの記事

1950年代」カテゴリの記事

特撮 怪獣映画」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
シリーズの一番最初の「ゴジラ(1954)」の完成度・内容の深さ・メッセージ性などについては既に多くの方々が語っておられますので私も深く申し上げる事は無いと思いまして、昭和最後のゴジラ映画「ゴジラ(1984)」とひっくるめて話題に入らせて頂く事に致しました。

「ゴジラ(1984)」は昭和シリーズの続きでは無く、後の平成VSシリーズの序章になるのですよね。と言うか、本来ならゴジラはあのまま三原山で永遠の眠りにつくはずのところが、ファンの熱意によって平成に入ってからは火山内でも生存可能な神がかりな怪獣に生まれ変わってしまいました(汗)。
昭和の時代の怪獣達(ゴジラも含めて)なら火山に入ろうものなら、こんがり丸焼きになってしまうでしょうが、VSシリーズのゴジラは口からだけで無く体から放射熱線を発する事ができるようになっています。VSゴジラが生身でありながら火山内で活動可能なのは、これを応用したバリア能力のお陰と思っております。
平成時代に入ってからのゴジラは昭和の時よりも体が大きくなり、能力もパワーアップしてますが、特筆すべき事は核爆発に耐えるというか吸収してしまう事ですね。昭和のゴジラはここまで不死身ではありませんでした。

「ゴジラ(1954)」で山根博士はゴジラが水爆の洗礼を受けながら生きていると言われてますが、セリフをよく聞いていると博士の言う水爆の洗礼というのは「核爆発」では無く「放射能」の事のようです。昭和のゴジラは巨大な体と分厚い皮膚が通常兵器を受け付けないというだけで、作戦で動きを止めて喉元を集中攻撃すれば倒せる相手だと思います。ただ、放射熱線という飛び道具がそれを阻止してしまいますけど。
ですから、もしオキシジェンデストロイヤーが無ければゴジラ殲滅の為に核兵器の使用が考えられたかもしれません。
(現に「三大怪獣」の時にはゴジラ&ラドン対策に核兵器の話が出てますし、「南海の大決闘」の時には核爆弾を察知したゴジラが大慌てで退避しています)

地球上最強の生き物とはいえ、昭和の頃のゴジラには生身の生き物としての温かみを感じてますが、VSシリーズ以降の生物としては飛躍し過ぎてしまった平成時代のゴジラは、もはや神レベル・・・・・・(汗)。
私としては「ゴジラ(1984)」のゴジラがあのまま生身の生き物として三原山で永遠の眠りについて欲しかったですが、平成という新時代がそれを許さずゴジラを神にしてしまったようですね・・・・・・(しんみり)。

A-chanさん、コメントありがとうございます。

改めて『七人の侍』と『ゴジラ』が同じ1954年に公開されてるの凄いと思います。世界的に有名な2作品ともに東宝なのも凄い。

1984ゴジラは悪くはないんてすが説教を始める武田鉄矢が出ているのを思い出すと見る気を買う気も失せてしまいます。特別出演させるならちゃんとつないでおけとなります。
それでもゴジラ対スーパーXのシーンは素晴らしいので武田鉄矢カット版があればすぐにBlu-rayを買うつもりです。まあ出ないけど。

明けましておめでとうございます。
遅い挨拶になりましたが、如何お過ごしですか?昨年は私の拙い書き込みに丁寧なお返事を頂き、どうもありがとうございました。今年は怪獣映画以外にも色々書き込んでいきたいと思います。
では、今年もよろしくお願いします。

A-chanさん、コメントありがとうございます。

明けましておめでとうございます。
2020年になっても全く近未来な感じはしませんが、今年もよろしくお願いします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ゴジラ』(1954年):

« SHOWBIZ COUNTDOWN 2010.03.08(月) | トップページ | 『ゴジラVSビオランテ』(1989年) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。