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2008.12.21

『監禁ゲーム』(2001年)

この作品はウェズリー・ストリック監督、シェリル・リー、アンソニー・マイケル・ホール、アレックス・カーター主演の監禁サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2001年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品 ケーブルTVムービーです。
ランニング・タイム◆91分
原題◆Hitched
プロット◆監禁し合う話しのようです。変わった夫婦ゲンカともいえそうです。
音楽◆ランディ・ミラー
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。

キャスト
シェリル・リー・ダイアモンド→ヒロインのイヴ
アンソニー・マイケル・ホール→イヴの夫 テッド
アレックス・カーター→ケイリー・グラント刑事
メリッサ・エイデ→モーテルの女
キャロイン・ゴフ→浮気相手のシェリル
ブレンダ・デバイン→母のアデル
マット・クルック→知人のヒュー
フィリップ・アーキン→判事

ウェズリー・ストリック監督の演出はよいと思います。
カメラを移動して俯瞰になったり。2人の周りをカメラがグルグルと回ります。
そんな感じでかなりアルフレッド・ヒッチコック監督作品を意識しているようです。

タイトルではシェリル・リー・ダイアモンドと出ています。普通はシェリル・リーだけで通っています。

夫が失踪したと届けを出すシェリル・リー・ダイアモンド扮する夫人のイヴ。
2ヶ月後となります。捜査のモンタージュが入ります。
これは失踪事件?と思わせます。実は夫人のイヴが夫を地下室に監禁していたとなります。
夫は夫人が知っている1人シェリルを含めて6人と浮気していたとなっています。

16ヶ月前に回想となります。結婚式をあげる2人。
知人のヒューにイヴの母アデルが付き添います。ここで判事が気に入らないとイヴは帰ってしまいます。

家探しをする2人。禁酒法時代の潜りのバーが地下室にある家を買うことになります。禁酒法は1920年代に施行されていました。
SP盤レコードプレーヤーをかけて1920年代の髪形とドレスで夫を待っているイヴ。

酔っぱらって事故を起こす夫。入院となります。
ここでクルマに同乗していた浮気相手の女性シェリルがいることを知ります。

何故か1920年代のスタイルで病院に行ってるイヴです。
色々と買い物をするイヴ。SM道具から電気ドリルに鎖等。

グラント刑事に呼ばれてディスクゴルフ場に行くイヴ。
ディスクゴルフってなんだ?→ゴルフ場みたいなとこでフリスビーを飛ばして目的の場所に入れるよくわからん競技です。

刑事の話しを聞くイヴ。
刑事のフルネームはケイリー・グラントとわかる。ここで実際のスターのケイリー・グラントの本名はアーチー・リーチと言ってます。これはホントのことです。かなり通好みなネタとなっています。

監禁された夫はSP盤レコードプレーヤーの針を使って鎖を切ろうとしています。
知人のヒューが夫は死んだから俺は付き合えと言ってきます。

酒を飲ませてもらい幻覚を見る夫。何故かシェリルが出てきます。
この後に鎖を切った夫が逆襲して逆に夫人のイヴが監禁され立場が逆転することになります。

夫人のイヴにミルクの入ったコップを持ってくる夫。
『断崖』(1941年)のケイリー・グラントのごとくとなっています。ここはコップの中に小さな電球を入れないと・・・

ナンパしにいく夫ですがモーテルに入ったとこで心変わりして帰宅する途中でクルマで事故を起こし死に至ります。
そんなこんなで1日半後にケイリー・グラント刑事が助けに来てくれます。ここは『汚名』(1946年)のケイリー・グラントのごとくとなっています。

これでエンドと思ったらそのままでは終わらずに意外?なオチとなります。
結局アルフレッド・ヒッチコック監督の映画ではなくTVヒッチコック劇場ような作品のようです。

シェリル・リー扮するイヴは理想を追い求めて常軌を逸していくキャラクターのようです。
似たようなキャラで理想の家族を探してダメなら家族全員を殺して名前を変えて心機一転して家族探しのやり直しを繰り返す殺人鬼の夫が主役の『W/ダブル ステップファーザー』(1987年)なんて作品があります。これは面白かった。


結局アルフレッド・ヒッチコック監督の引用した作品ですが映画ではなくTVシリーズのヒッチコック劇場のようなオチでした。少し後味がよくないような。
そんなわけでケイリー・グラントづくしのまあまあな作品でした。


シェリル・リー出演作品は他に、
『ファイヤーワークス』(1996年)
『犯行予告』(1999年)
『ヴァンパイア 最期の聖戦』(1998年)
を見ています。風変わりなアクションの『犯行予告』(1999年)がお勧めです。



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