『ロボット大襲来』(1954年)
この作品はシャーマン・A・ローズ監督、リチャード・デニング、キャサリン・クローリー主演の低予算SF作品です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1954年 アリード・アーティスト・ピクチャーズ・コーボレーション/アビコン・ピクチャーズ・インク・プロ アメリカ作品
ランニング・タイム◆75分
原題◆Target Earth
プロット◆謎の侵略ロボットに追い回される話しのようです。
音楽◆Paul Dunlap
RUNコーポレーション発売のDVDにて。画質はよいです。
キャスト
リチャード・デニング→フランク・ブルックス
キャサリン・クローリー→睡眠薬自殺のノラ・キング
バージニア・グレイ→ピアノを弾いてたビッキー・ハリス
リチャード・リーブス→酒を飲んでたジミー・ウィルソン
ロバート・ローク→殺人鬼のデイビス
モート・マーシャル→途中参加のチャールズ・オーティス
アーサー・スペース→Lt. General Wood
ウィット・ビッセル→Tom, Chief research scientist
ジェームズ・ドレイク→Lieutenant
スティーブ・ペンドルトン→Colonel
ハウス・ピータースJr.→Technician
シャーマン・A・ローズ監督の演出はよいと思います。
全体的にはこじんまりとまとまっています。いかにも低予算な作品です。
キャストの方々はあまりよく知りません。
どなたも熱演していました。少し年齢が高めのヒロイン2人がいい。
タイトル
宇宙です。カメラが地球に迫ります。
街に迫るカメラ。出だしはなかなかいい感じ。
01:30PM
アパートの1室で寝ているキャサリン・クローリー扮するノラ・キング。
状況によると睡眠薬自殺をしていたのか?
で、起きます。アパートには誰もいない。
外に出て街中を歩き回ります。やはり誰もいない。
若い女性が死んでいます。
ここは死体を静止画=スティルを使用してごまかしていました。低予算です。
男がいました。逃げるノラ・キング。
追ってくる男。捕まってしまいますが自己紹介から話しこみます。
リチャード・デニング扮するフランク・ブルックスが登場。ごく普通の男のようです。
2人で街を歩き回ります。
他には誰もいません。
電気屋に入ります。
情報収集のためラジオを探す。でもラジオはあったけど電池がない。
これまでのところ水道は出ない。電話は不通となっているようです。
また外に出るとピアノの音が聞こえてきます。
そのレストランに入ります。
バージニア・グレイ扮するピアノを弾いてるビッキー・ハリス
リチャード・リーブス→酒を飲んでのジミー・ウィルソン
の2人が登場。結構くつろいで緊張感に欠けています。
4人でこの状況について話し込みます。
食事となります。
街を出ようとするフランク・ブルックス。
4人で移動となります。
クルマがあります。ドアを開けると男の死体があります。
それにクルマが動かない。
そんなとこにモート・マーシャル扮する途中参加のチャールズ・オーティスが登場。
これで5人となりました。
何処へ逃げればいいのか話し込みます。北はダメ。西もダメとなっています。
怪しい影が見えます。
ホテルに逃げ込む5人。
物陰に隠れます。やっていることは普通な感じ。それでいいのかいと突っ込みたくなります。
で、ホテルの新聞には侵略者が出現と見出しが出ています。何かがあったのは確からしい。
じれたチャールズ・オーティスがホテルの外に飛び出します。
ここにロボットが出現。→このロボットのデザインは可愛い。正直言って恐怖感は全く感じません。低予算というよりデザインセンスと造形技術の問題です。
デザインは可愛いけどやるとこは強烈で殺人光線を発射されチャールズ・オーティスがやられます。やられキャラだったようです。
ホテルにて。
4人は404号室に立てこもります。
当局です。
テレタイプで情報が集まる描写。この辺がクラシックな作品のいいとこです。説明セリフに頼らずに古典的なモンタージュを使っています。
会議中です。相手が何者なのかも不明らしい。
飛行機が出撃します。
プロペラ機からジェット機まで色々な種類となっています。いかにもアーカイブ・フッテージの流用とわかります。低予算です。
地上ではレーダーが回り、飛行機の編隊は街に迫ります。
光線が発射されて飛行機は撃墜されて全滅となっているようです。命中する描写はオーバーラップで処理していました。安上がりな手法です。だから低予算なのです。
ホテルにて。
昨夜の話しをするノラ・キング。
やはり睡眠薬自殺をしていたらしい。
当局です。
空軍全滅の知らせが届きます。
次は原爆攻撃しかないとなります。時節柄やはりそうなるのか。
ここで相手を1匹捕獲したと知らせが入ります。1匹というのが何となく凄い。日本語字幕だけかもしれないけど。
ホテルにて。
夜になる準備となります。
フランク・ブルックスとジミー・ウィルソンが物資の調達に出ています。
当局の研究所です。
ロボットを調査しています。
軍人がやって来て後4時間で原爆攻撃だと期限を切ります。
ホテルにて。
フランク・ブルックスとジミー・ウィルソンが戻ってきます。
ここで痴話げんかとなるビッキー・ハリスとジミー・ウィルソン。
当局の研究所です。
ロボットを調査中です。
電波でコントロールされている。ライフルで撃っても光電管は割れない。
こんな感じでルーティンな描写となっています。
ホテルにて。
寝ている4人。何者かが侵入してきます。
これが新キャラのリボルバーを持ったロバート・ローク扮するデイビスが登場。
当局の研究所です。
色々とロボット対策を研究中です。
ホテルにて。
リボルバーを持ったデイビスは何がしたい?。
それにしてもタバコを吸うシーンが多い。1940年代ではないのですけど。
朝になります。06:15
ビッキー・ハリスはデイビスのことを撃ちたがりのトリガー・ハッピーと言っています。これはホントのことでした。
キッチンでノラ・キングを口説くデイビス。
これでひと騒ぎとなります。
当局の研究所です。
14mm?何の数値?わけわからん。
また軍人がやって来て5分後には原爆攻撃だとなります。
で、ロボット対策の最終実験となります。結果は出たらしい。
ホテルにて。
外にはロボットが歩いています。
デイビスはリボルバーで脅して外へ出ろとなります。
ビッキー・ハリスがデイビスが殺人犯だと気が付きます。
で、撃たれるビッキー・ハリス。
乱闘となります。ジミー・ウィルソンがデイビスを片づけます。
ホテル内にロボットが乱入してきます。
階段から上に逃げる残りの3人.
この手のロボットはやはり階段は苦手なのかと思ったら、かなり危なっかしいけど階段を登って追ってくるロボットです。
もしかして『ロボコップ』(1987年)の階段が苦手なED-209より優秀なのでは?と思えます。
3人は屋上に出ます。
ジミー・ウィルソンが殺人光線でやられます。
ジープがやって来ます。何か音を流しています。
何故か倒れるロボット。
屋上から降りてくるノラ・キングとフランク・ブルックス。
ロボットが何故倒れたかを説明する兵隊。
エンドとなります。
そんなわけでロボットが可愛い普通の出来の普通の低予算の作品でした。
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