『サンドラ・ブロックの恋する泥棒』(1996年)
この作品はビル・ベネット監督、デニス・リアリー、サンドラ・ブロック主演のサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 モーガンクリーク アメリカ作品
ランニング・タイム◆96分
原題◆Tow If by Sea
スカイパーフェクTV317スターチャンネルにて。画質はまあまあ。
プロット◆ケチな絵画泥棒の筈がそうではなくなる話のようです。
キャスト
デニス・リアリー→ケチな泥棒のフランク
サンドラ・ブロック→ヒロインのロズ
スティーブン・ディレイン→実は絵画泥棒フィルのエバン・マーシュ
ヤフェット・コットー→FBIのオマリー
ウェイン・ロブソン→故買屋のビーノ
ビル・ベネット監督の演出はよいと思います。
デニス・リアリーは共同で脚本も書いています。
ボストンが舞台になっていました。ボストンから別荘地へとなっていますが。この別荘地の絵がとてもきれいに撮れてました。
デニス・リアリーとサンドラ・ブロックはクライスラー・ネオンに乗って登場。タイトルからのカーアクションも悪くはないのでそんなに出来は悪くないと思いました。
別荘に入り込んだあたりは何だか懐かしのにっかつロマンポルノみたいなノリに見えました。このようにこじんまりとしてたほうがよかったりします。
主演の2人ともいい声で英語の響きのよさを堪能しました。英語はいい効果音です。
セリフも案外凝っていました。FBIを始めて見た警官が「オマリーだから白人と思ってました」だと。これだけではないけど色々とありました。
絵を盗んだ2人に故買屋一味とFBIが絡む話になっていて、最初からFBIが追っていた絵画泥棒フィルにつながるようになっていました。上手く出来てる話ではないですか。いらないとこは削ったほうがいいからこれでいいと思います。
デニス・リアリーはどの作品でも泥棒専門なの?といっても他には『サイレント・ナイト こんな人質もうこりごり』(93年)を見ています。
乗馬するサンドラ・ブロックを自転車で追いかける図はよいです。この人も役作りはスティーブ・マックィーン風なの?そんな風に見えます。
サンドラ・ブロックは黄色いニットに黒のミニスカート。黒のビニール?地のコート。赤いミニドレスといい感じです。
サンドラ・ブロックはテニスのシュティフ・グラフに似てます。
そのままグラフの伝記映画のヒロインが務まりそうですが、まだグラフの伝記映画は早すぎるしアメリカでは誰も見ないと思うから無理ですか。私は見たい気がしますけど
ヤフェット・コットーはジェームズ・アール・ジョーンズみたい。黒人の人はどうしてもこうなってしまうのかと面白いものです。
サンドラ・ブロックは『スピード』(94年)がよかったので、次に『あなたが寝てる間に』(95年)を見たら主演2人だけのロマンティックな作品かと思っていたらそうではなくホームドラマの出来損ないみたいで空振りのストライク1、
次に『ザ・インターネット』(95年)を見たら安くてさえない邦題からの印象が悪いのを割り引いてもヒッチコックの絵だけ真似たイマイチな出来の空振りでストライク2、
次は『スピード2』(97年)にしようと思いましたがあまりにも評判が悪いのでストライク2と追い込まれていることもあってやめて、この作品にしました。実は少し見ててそんなにひどい出来でもなさそうなのもあります。
そんなわけで、これはそんなに悪くなくシングルヒットくらいな作品でした。楽々セカンドベースに達するスタンダップダブルまでは行っていないようです。
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